2023年8月 5日

23/24シーズン新作ユニフォームでグッときたデザインの欧州4クラブ

最近になって私の住む街にも外国人観光客と思われる団体がたくさんやってくるようになった。そんななかでごくたまにサッカーユニフォームを着てウロウロしている人もいたりする。もし自分のツボにハマるマニアックなクラブのユニの人とすれ違ったらどうしよう、チーム名をコールしたくなるかもしれない・・・と、つい余計な心配をしてしまう。

さて欧州では新シーズンを控え各クラブも新しいデザインのユニフォームを発表しており、ユニフォーム情報を集めたサイト「Football Shirt Culture」のツイート(もう「ツイート」っていう言葉もできなくなるのだろうか)からチョイスした、街歩きに着やすそうなデザインの海外クラブのユニフォームを紹介。

まずは、アヤックスのサード・ユニ。

Ajax3rd
Ajax3rd2

このクラブは伝統的に、ホーム以外のユニフォームでチャレンジングなデザインをみせる印象が強い。
そもそもアムステルダム自体がデザイン性という観点でもすごくクリエイティブな雰囲気のある街のイメージがある。また旅したい。
で、アウェイユニフォームはこちら。

Ajaxaway

パッと見て、なんだか魚っぽくて、このラインぐねぐね状態は、個人的にはちょっと微妙なテイストにみえる。

ただ、拡大写真をみると
Ajaxaway2

このように、細かいグリッドのラインアートになっていて、このあたりのレトロフューチャーな雰囲気はツボではある。


さて、同じオランダのライバルチームであるフェイエノールトのアウェイはこちら。

Feyenoordaway
Feyenoordaway2

もしかして魚のウロコみたいなデザインは最近のトレンドなのだろうか。ともあれエッシャーのだまし絵のような、規則性がありそうでどこかランダムにも見えてくる不思議なパターン。そして最近あちこちのクラブで取り入れている「あえてエンブレムをモノトーンにする」という手法も見受けられるが、この場合は通常の赤/白のエンブレムにしておいたほうが、引き締まって見えていいんじゃないかなとは個人的な好みで思う。

ちなみにこのユニのサプライヤーである「Castore」のことは今回初めて知ったのだが、よくみるとF1のレッドブル・レーシングのウェアも手がけているイギリスの新興メーカーだった。すごくクールなデザインのスポーツウェアを展開しているようで、これからこのロゴを見る機会も増えるかもしれない。


イギリスつながりで次に紹介するのはロンドン屈指の“ダーティー”な印象があるミルウォールFC。
新作アウェイユニフォームはこれ本当に欲しくなってきています。

Millwallaway
Millwallaway2

ユニフォームデザインにおいて重要視したくなる要素が「スポンサーのロゴ」なのだが、よりによって「HUSKI チョコレート」がミルウォールの胸スポンサーになっているという事実が私にとって衝撃的なのである。このHUSKIはスウェーデンのチョコレート飲料メーカーらしいのだが、F1のマクラーレン・チームのスポンサーになっていたりするので個人的にはその存在は知っていても、日本で売っているのをまだ見たことがなくてずっと気になっているのだった。

Millwallaway3

このロゴの雰囲気がひとつのデザイン要素として良い感じにおさまっていて、とても着たくなる。どかんと「チョコレート!」で、そのうえミルウォールなのである。どうしたってこのクラブのイメージでいえば、幾多の汚名にまみれた荒くれサポーター集団がパブで呑み暴れて、酒臭いままピッチに罵声を浴びせるイメージが払拭できないわけで、そのようなサッカークラブに「チョコレート」である。よくぞスポンサーになったなと、その英断?に敬意を表したくなる。

ちなみにホームのユニはこんな感じ。これも悪くない。

Millwallhome

本筋とは離れるが、この写真をみて「フツーにハンガーにユニをかけただけの写真・・・リアルだが、スポンサーのロゴもグシャッとなっていて、それはいいのだろうか」と余計な心配をしてしまう。でもこの大ざっぱな感じがよい、ミルウォールなので。

ちなみにミルウォールといえば、チェルシーのレジェンドである闘将デニス・ワイズが選手兼監督を務めるという思い切った体制で奮闘していた頃、2度目のロンドン旅行にいったついでに練習場まで行ってみたことがある。しかしちゃんと調べずに行ったので、惜しくも練習が終わったあとで誰にも会うことがなく、入口で所在なげにたたずんでいたら、車で通り過ぎる若者グループが自分に向かって大声でヤジを飛ばして走り去っていくだけの思い出しか残っていないのだが、最寄り駅の「Ravensbourne」という名前はずっと記憶にある。調べたら今でも同じ場所(ここ)にあるようで。

チームの公式サイトに寄ったついでに、他のウェア類もチェックしたら、こんなシャツが。

Millwallnoonelikeus

「誰からも好かれない」
これはチーム特有の自意識過剰かもしれないが(笑)、ある意味では他のクラブも参考にしていいのではと思える方向性。


さて最後に紹介したいのは、ドイツのヴェルダー・ブレーメン。

Bremen3rd
Bremen3rd2

「おお! 今年やたらカッコいいやんけー!! どうしたブレーメン!?」となった。
久しくブンデスリーガの試合もなかなか観られていないので知らなかったのだが、胸スポンサーも「Matthäi」という会社に変わっていて、調べたら建築作業の重機とかを扱っている老舗会社とのことで、それもポイント高い。いいねぇ、いいねぇ。そういう質実剛健なイメージの会社のロゴのほうが、オンラインカジノとかよりもよっぽど良い。

いやー、今回のブレーメンはチームカラーの緑色がとっても深みを増して良い。これ今後もこのカラーでいきましょうよ! と強く言いたい。


しかし、よーーーくみたらこのユニフォーム、「サード」だったのである。

「へ、サード?」

もともと緑色のチームなのだから、わざわざサードにこんなカッコいいグリーンにしなくてもいいじゃないか・・・とは思った。
そして恐る恐る、新シーズンのホーム・ユニを調べたら・・・















Bremenhome

変わってねぇぇぇーーー!!

中途ハンパに薄めのグリーン!! むしろ黄緑!! 伝統の色ってやっぱりこっちなのかよブレーメンんんん!!
しかもコンビニの制服みたいだぞこのデザイン!!
(あとこのビジュアルにおけるフレームのデザインとかも、ちょっとわざとクラシカルな様式美ってやつを演出している気がする)

いやー・・・これぞ、サッカーユニフォームの奥深さですな・・・


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2023年2月27日

2023大阪マラソン「サッカーユニフォームのランナーさん応援(調査)企画」実施報告:寒いなか長時間おつかれさまでした~

途中で陽が差してきましたが、基本的には寒かったですね・・・こちらも久しぶりの大阪マラソン、無事に応援(調査)企画を実施できました。
今回もはじめてのご参加も含め、お集まりいただいたサポーターの皆様にはひたすら感謝です!!!
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奈良クラブ2名、ツエーゲン金沢2名、浦和レッズ2名、セレッソ大阪、京都サンガ、柏レイソル(途中まで)、岡山湯郷Belle、そして日本代表ウェアの私という組み合わせのチームとなりました。ブラボォー!

ブラボォーといえば、
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この日もバナーを掲げたランナーさんが複数キター!
「ブラボーの人、また来た!? 誰か配っている人いるの!? by 谷口キヨコ」
ということで、
はい、配っていた人が走ってきました~
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我々「調査員」を讃えるねこじしさん、この日も快走で、“セレッソ大阪部門”だとこの地点で8位、見事今回もスタメン入り!

ただ、ここが本日の反省点のひとつなのですが、ねこじしさんが来たら、「バモバモゴール・メンデス~」のチャント(もうチームにいないけど)でも歌おうかとぼんやり考えていたのですが、

なぜかこういうとき、とっさに歌がうまく出てこず、

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「・・・・・。」

と、コールはおろか何も歌いきることができず、私からはまったく応援らしきこともできないまま本人は去って行くという(笑)
「うわー!! なんか、全然ダメやった・・・」というモヤッとした気持ちを抱えたまま、応援企画を続行していたわけですが。

で、気がついたら
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「走り終わってからこっちに来てるやんけー!」
・・・いやはや、どんなに元気なんですか。てか、どんなにサカユニ応援好きなんですか(笑)

ちなみに、先週の京都マラソンではじめて応援企画に参加いただいた奈良クラブ・サポのたらいさんも
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このバナー芸(川柳!?)を披露し、ゴールにたどり着いたあと、しれっと我々の応援企画に加わってくれていました(笑)。

みんな元気すぎるやろ・・・w

元気といえば、
こちらも先週の京都マラソン応援企画に来てくれた京都サポ・ランナーのダイさん。
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走る前からツイッターでも「寒い!タイツないと無理!」と書いていたりしたのに結局、それでも足元は裸足。マジか・・・
これを「元気ですね」と片付けていいものかどうかも悩むところですが。その後、大丈夫だったでしょうか・・・

ところで、ねこじしさんへの応援コールでスベッた私ですが、他にも今日はやらかしていまして。

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こちらもねこじし製バナーをしっかり掲げてアピール!の、ジェフユナイテッドな二人組が現れまして。
本来なら「ジェフ千葉!」コールのはずが、
つい「市原!!」と古い名前で叫んでしまいまして。
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私のほうのカメラには、まさに「市原」と呼ばれたときの「なんでやねん」な表情が捉えられておりまして。
あぁ、申し訳ありませんでした(笑)

さて気を取り直して本日の集計を発表します。
(ねこじしさんに代わり、M・フィオリオ氏にお任せしました。ありがとうございます~)

【J1】
セレッソ大阪 77
ガンバ大阪 67
ヴィッセル神戸 31
京都サンガ 13
名古屋グランパス 12
サンフレッチェ広島 11
浦和レッズ 10
川崎フロンターレ 7
北海道コンサドーレ札幌 6
横浜Fマリノス 6
アルビレックス新潟 4
鹿島アントラーズ 4
アビスパ福岡 3
横浜FC 2
湘南ベルマーレ 2
FC東京 1
サガン鳥栖 1

レース途中まで「大阪ダービー」は同数だったりして、いつもながらに白熱した闘いがありました。さすがに参加人数が多いと、J1クラブもレイソル以外が全チーム揃うという結果に。

【J2】
清水エスパルス 9
徳島ヴォルティス 9
ジェフユナイテッド千葉 6
ヴァンフォーレ甲府 4
ファジアーノ岡山 4
レノファ山口 4
ジュビロ磐田 3
ベガルタ仙台 3
モンテディオ山形 2
ツエーゲン金沢 2
ロアッソ熊本 2
大分トリニータ 2
栃木SC 1
大宮アルディージャ 1
V・ファーレン長崎 1
FC町田ゼルビア 1

前回の京都マラソン同様、清水エスパルスが最多人数タイ! エスパルス界隈ではランニングがブームになっていたりするんでしょうか。ここにきて突然の飛躍です。

【J3/その他】
松本山雅 8
愛媛FC 3
ガイナーレ鳥取 3
奈良クラブ 2
FC今治 2
SC相模原 2
FC大阪 2
カターレ富山 1
AC長野パルセイロ 1
ギラヴァンツ北九州 1
カマタマーレ讃岐 1
鹿児島ユナイテッドFC 1

INAC神戸レオネッサ(WEリーグ) 1
クリアソン新宿(JFL) 1
福山シティFC(中国サッカーリーグ) 1
ETU(漫画『ジャイアントキリング』) 2
東京シティ・エスペリオンFC(漫画『アオアシ』) 1

そういう意味では松本山雅は今日も多かった! こちらもマラソンブームが起こっているに違いないと思わせる人数です。

今日イチでレアなユニフォームといえば、
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中国サッカーリーグ「福山シティFC」でしたね~私はまったく分からなかったです!!(応援企画初参加の奈良クラブサポ・ランナーのKeishiさんが見事に反応してくれたおかげ!)

あとETUユニで、背番号をみるとガブリエル17番だったのが「マジか!」ってなりましたw

そして、先週の京都もふくめて、「ホンダロックSC(=ミネベアミツミFC)」のランナーさんがおられたらしいのですが、すいません、まったくノーマークで逃しております!!

【海外クラブ】
FCバルセロナ 9
パリ・サンジェルマン 7
アーセナル 6
マンチェスター・U 6
ボルシア・ドルトムント 5
リバプール 3
インテル 3
ACミラン 3
チェルシー 3
バイエルン・ミュンヘン 2
ユベントス 1
レアル・マドリード 1
レアル・ソシエダ 1
アヤックス 1
アイントラハト・フランクフルト 1
ボカ・ジュニアーズ 1
グレミオ 1
バレンシア 1
リーズ・ユナイテッド 1
モンテレイ 1
サンダーランド 1
ルマン 1

今回もマニアックなユニにお目にかかれてよかったです。サンダーランド(イングランド実質2部)は、いったいどうしてそれを着て来たのか別室で事情を聴きたいぐらいです(笑)。でもルマンは、背中に松井大輔の背番号22をみてようやく気づいた次第です。。。

【代表チーム】
日本代表 41
フランス代表 7
アルゼンチン代表 3
ウクライナ代表 2
クロアチア代表 2
イタリア代表 2
イングランド代表 1
ベルギー代表 1
スペイン代表 1
カメルーン代表 1
オランダ代表 1
メキシコ代表 1
ユーゴスラビア代表 1

日本代表も人気復調の気配。そして最近はフランス代表ユニが多いイメージがあります。

人数でいうと、国内サッカー系で341人! 
代表や海外クラブを全部含めると464人。
今大会、主催側発表では3万人が走ったとのことですが(定員割れしていたという話もありますが)
国内サッカー系だと88人に1人の割合になります。(前回の大阪は117人に一人)
確実にサッカーユニ・ランナーさんが増えていることを実感します。

なお今回、サッカー部門全体の1位はわたくしタテイシが推しているチェルシーでした。こともあろうにレース前に「もはや最近はチェルシーを着る人なんていなくなった」とか言ってしまっていたので、よけいに衝撃的でした、すいません(笑)
そして、Jリーグ部門の1位はセレッソ大阪で、かつ女性ランナーの方でした! 

さて、今回もいろいろなランナーさんが走っていました。
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道路のアウトサイドからオリジナルのバナー芸を我々に披露してくれたベガルタ仙台サポ・ランナーさん。J2沼を堪能している(で、いいんですよね)ようですw

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レース前にFC東京サポの小倉庵さんから情報をいただき、FC大阪のスポンサーになった会社の社長さんが走られるとのことで、それはなんとしてもしっかりコールしようとチーム一同構えていたわけですが、無事にたくさん声援を送ることができてよかったです。しかしなぜトナカイっぽい鼻だったのかは謎です。

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マラドーナっぽい徳島ヴォルティスのサポ・ランナーさん、背中の柿谷曜一朗背番号をアピール! 

で、今回も写真はレッズサポの同僚・mizuix氏が撮影してくれたので、(こちら)のリンクで共有させていただきます。

これらの写真のなかから、「ナイスな笑顔」をいくつかチョイスさせていただきました。
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レース後半のしんどい地点でも、サポーターの声援を受けてこういう笑顔になれるというのは、やっぱりすごいことだと思えます。
(あと、声援を受けているサッカーユニの方の周囲にいるランナーさんたちも一緒に応援にのってくれるのも嬉しくなります)
この取り組みを続けていることで、ランナーさんからもアピールをしてもらったり、声援を受ける側だったランナーさんが応援する側にも参加して、ライバルチームの名前をコールするのを楽しんでもらえたりするのは本当にグッとくるものがあります。

余力があれば関西の4大大会以外でも応援企画ができればいいな・・・と思いつつ。また突発的にどこかでやるかもしれませんが!!
そのときはよろしくお願いします。

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▲今回ねこじしさんはスタート前にバナーを配布するにあたって、「しおり」みたいなものまで作って添えていたとのこと!(笑)

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2023年2月19日

2023京都マラソン「サッカーユニフォームランナー応援(調査)企画」実施報告!雨のなかおつかれさまでしたー!

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3年ぶりとなる京都マラソンでしたが、今回も多数のサポーターの皆様に集まっていただき、感慨深いものがありました。
ひさしぶりの方々も、今回はじめて沿道側に来て一緒に応援いただいたランナーさんも、ありがたいかぎりです。

昨日はJリーグの開幕ということで、それぞれに悲喜こもごもあった直後でのマラソン大会となりまして。

で、ヨドコウで香川の復帰を見届けていたセレッソサポのねこじしさん、バナーを掲げて現場入り。
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で、何やらいろいろと取り出しまして、
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リバーシブルタイプのバナー、しかもビニールケース入り!!(手づくり)
「京都マラソンブラボォー!!」と「ボランティアさんブラボォー!!」の2種を、クルクル回転させながら走ることができる仕様となっています。

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↑ バナーをランナーさんに差し入れるの図。見た目には「号外をくばる人」みたいになっていましたが。

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↑ 実際にバナーを受け渡す瞬間をタテイシのカメラが捉えていました。

ちなみにこのブログを書く直前に届いたねこじしさんからの情報で、何名かのランナーさんがこのバナーを掲げてゴールをしたそうで、会場でMCを担当していたDJの谷口キヨコさんが「ブラボーの人、また来た!? 誰か配っている人いるの!?」とコメントしていたそうです(笑)。「ねこじしバナー芸」にまた新たな伝説が。。。

さて、3年前と同様あいにくの雨でしたが、鴨川沿いでひさしぶりにサッカーユニフォームをひたすら探し続けてはコールする時間を楽しませていただきました。。。ていうか、実際は必死でして、とにかく視力と判断力の衰えを実感。。。

サッカー部門でのトップはマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームランナーさんが11時6分に通過。(今回もねこじしさんがきっちり集計記録をとってくれました)
で、その直後の11時10分に京都サンガさんが通過してJリーグ部門トップ。さらにその3分後に通過したJクラブがなんと「ザスパクサツ群馬」!! ・・・しかし私はきっちりと認識できておらず、走り去る背中へコールするのみ・・・遠方の、めったに現れないクラブをつかまえられないとものすごく悔しいわけで、試合開始直後にあわやの大ピンチをやらかして冷や汗をかく若手ディフェンダーの気分に(笑)。
やはり「試合勘」って大事だなぁ、と。

例えば・・・
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こういうシチュエーションは非常にテンションがアガるわけです。
今年から同じJ3で闘うギラヴァンツ北九州!奈良クラブ!(そして背後に日本代表もいる)。私たちの基本戦術としては「ディビジョンが下位で、遠方の地方のクラブほど優先的にコールする」というのがあるのですが、北九州を先に言おうとしてとっさにチーム名が出てこないのが「あるある」だったりします・・・

他には、
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こういう密集のなかで日本代表ユニフォームが認識できて「ニッポン!」コールをする、その直前の瞬間ギリギリまで「周囲に他にいないかどうか」も常に意識しておく必要があって、この事例でも背後にその気配を察知していて心の準備をしておくわけですね。

で、

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見事、レアな「鹿児島ユナイテッドFC」をコールすることができました。こういうときはチーム全体でファインプレーをキメた気持ちになりますね。

レアで「応用問題」なユニの紹介を他にも少し・・・

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雨の日はどうしてもビニールを身につけて走るランナーさんが多いので、こういう状況だとユニの判別はさらに難しくなるわけです。このときは確か、今回はじめて応援側に来ていただいた奈良クラブサポのたらいさんが「FC今治!」の正解をとっさにあげてくださったかと。改めて写真でみても、もはや袖に書いてある文字でしか確認できないほどの超難問でした。

Okoshiyasu
このとき、最初はまったくの「スルー」だったのですが、ランナーさんのほうから猛烈アピールがあり、それでも一同キョトンとしてしまったのですが・・・じつは関西リーグ1部「おこしやす京都AC」でした! 勉強不足ですいませんっしたぁぁぁぁー!!(笑)

いやぁー、なかなか、何度やっても未知の世界がひろがる遊びです。

この企画も10年以上やってきて、おかげさまでJサポランナーの方々にも認知されていって、場合によっては、事前にツイッターで「このユニフォームで走ります」と教えてくれる方もおられて、そういうのはとても嬉しいです。
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なので、たとえジュビロ磐田のレアな真っ黒バージョンで走ってこられても「いつかどこかで現れる!」ということが分かっているので、落ち着いて探すことができるわけです。予告、ありがとうございました(笑)。

あと今回はじめて、キャメラマンとして腕の立つ同僚のmizuix氏(故郷のクラブである浦和レッズのサポ)が急きょ参加してくれたので、写真撮影をお任せさせてもらいまして。
で、彼の撮影した写真のなかで「現場では我々がスルーしたけど、たまたま写真には撮ってくれていたユニフォーム」がありまして、帰宅後にVARのごとくパソコンで拡大してジャッジしたところ、
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すいませんでした、レアル・ソシエダ(しかもちょっと古い年代のやつ)でした。今は久保建英が在籍していますが、それでもあえて古いソシエダ。
あとよくみると、足袋と草履みたいなものを履いて走っておられて、そこもユニークです。

そんなわけで、今回撮影してもらった写真からいくつかピックアップしたものは「こちら」で閲覧できます。

さて、今回の京都マラソンで確認したユニフォームの集計結果です。

<J1>

京都サンガ 39
セレッソ大阪 13
ガンバ大阪 13
ヴィッセル神戸 11
名古屋グランパス 11
川崎フロンターレ 8
浦和レッズ 7
北海道コンサドーレ札幌 5
FC東京 4
横浜Fマリノス 4
柏レイソル 4
アルビレックス新潟 4
鹿島アントラーズ 3
アビスパ福岡 2
サンフレッチェ広島 2

やはり地元サンガが多数参戦していました。そして大阪ダービーは「引き分け」なのが面白いです。

<J2>
清水エスパルス 5
ヴァンフォーレ甲府 4
ジュビロ磐田 3
ファジアーノ岡山 3
ジェフユナイテッド千葉 3
ツエーゲン金沢 3
V・ファーレン長崎 3
大分トリニータ 2
徳島ヴォルティス 2
レノファ山口 2
ザスパクサツ群馬 1

無念のJ2降格ですが今日のエスパルスはがんばりました!

<J3・その他>
松本山雅 10
奈良クラブ 3
FC今治 1
AC長野パルセイロ 1
ギラヴァンツ北九州 1
福島ユナイテッドFC 1
アスルクラロ沼津 1
鹿児島ユナイテッドFC 1
FC琉球 1
おこしやす京都AC(関西サッカーリーグ1部) 1
東日本大震災チャリティーマッチJリーグ代表ユニ 1
ETU(漫画『ジャイアントキリング』) 1

ここにきて松本山雅の圧倒的な存在感! Jリーグ全体でも6番目に食い込む人数。
東日本大震災チャリティーマッチのユニをマラソンで着用するのは熱いですね。未だに私はあのカズのゴールを思い出すと涙腺が緩みます。

<海外クラブ>
ユベントス 4
リバプール 4
インテル 3
アーセナル 3
パリ・サンジェルマン 3
レアル・マドリード 2
マンチェスター・シティ 2
レアル・ソシエダ 1
FCバルセロナ 1
ハンブルガーSV 1
シャルケ04 1
アイントラハト・フランクフルト 1
バイヤー04・レバークーゼン 1
フォルトゥナ・デュッセルドルフ 1
ボルシア・ドルトムント 1
バイエルン・ミュンヘン 1
QPR 1
マンチェスター・ユナイテッド 1
ナポリ 1
リーベル・プレート 1

奈良マラソンではお馴染みの「クイーンズ・パーク・レンジャーズの外国人おじさん」が今回も走ってて、私の「QPR! QPR!」コールに「お前ここにもいるんかい」みたいな表情でした(笑)

<代表チーム>
日本代表 22
ドイツ代表 2
ウクライナ代表 1
クロアチア代表 1
イングランド代表 1
ベルギー代表 1
イタリア代表 1
アルゼンチン代表 1

最初私はまったく分からなくて、ねこじしさんがウクライナ代表をうまく認識してくれて助かりました。走りゆく背中には「シェフチェンコ」とありました。

今回の大会が16000人の参加とのことで、計算するとJリーグ・国内その他の合計が184人で、「約87人に一人」の割合となり、そこに日本代表も加えると「約78人に一人」となりました。ちなみに2014年大会だと「189人に一人」で、前回の2020年でも「124人に一人」だったので、今回ものすごくユニ着用率が高かったわけです。サッカーユニフォームを着て走るランナーさんの総数が底上げされてきたと言っていいのでしょうか。(もちろん、初期の応援企画では、もっとたくさんの「見落とし」があった可能性もありますが・・・)

この流れで、次の日曜日は大阪マラソンでございます。40km手前の地点(こちら参照)でお待ちしておりますので、サカユニランナーのみなさま、しんどい地点ではありますが、激走の果ての笑顔を期待しております! そして毎回のことではありますが、ぜひサッカーファンの方々は飛び入りで応援側に来ていただけるとうれしいです! 

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▲最後はマスクなしバージョンでも記念撮影。

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2023年2月 5日

2月19日京都マラソン2023、2月26日大阪マラソン2023、ひさしぶりにサッカーユニフォームランナー応援(調査)企画やります

このブログでは今年最初の記事になりますね、明けましておめでとうございます(遅い)

さて、京都マラソンと大阪マラソンが2週連続開催であります。
どちらもコロナ禍以降、ひさしぶり・・・

2週連続はいつもながら戦々恐々ですが、張り切って沿道に立ちたいと思います。
・・・って、沿道応援の人たちは、現地に行っていいんですよね?

京都マラソンの公式サイトさん!?
Kyototop

おおっ、いきなり出てくる迫力の動画っ!

キャッチコピー:「3年ぶりの想いが 京でひとつになる」

ひとつになるのはいいんだけど、そこで密になって感染症がまた拡がったらアカンよね!w

3nennburi
うむ、このイラストにも、チアガールや沿道で応援しているっぽい人が描かれているから、行っていいんですね!?


さて、大阪マラソン公式サイトさんはどうでしょうかっ!?






Osaka


「・・・・・。」


無言かいっ!!


うむ、トップページだけだと「いつ開催日なのか」もすぐには分からなくて、開始までのカウントダウンだけは順調に表示されているのだけど。

で、
ふとサイトのはしっこを見たら、

Totoatare

オーガナイザーのなかに、われらが「toto」も入っているから、「行ってよし!」ということで受け止めます!(なぜ)

応援(調査)場所はいつもと同じ場所を予定しています。
<画像をクリックしたら大きくなります>
Konohenn
京都マラソンは京阪出町柳駅から歩いてすぐの「葵橋西詰め」の河川敷のベンチです。30kmすぎのところになります。

大阪マラソンも前回と同じ所で待機する予定です。
Shigino
JR鴫野駅から南にいったところの橋の上。40km手前になるので、本当にラストの山場でお目にかかります。

でも今回あらためて地図を眺めていて、スタート直後の「片町」エリアに足をのばして序盤の走りを見届けて、そのあとJR学研都市線の「大阪城北詰」から鴫野駅に移動して待ち構える、というパターンもアリなんでしょうかね。どうせならがんばって早起きしてそのパターンも試せたら・・・と思ったり。

そして今年はすでにJリーグが開幕しちゃっているタイミングなので、スケジュール的にもサポーターのみなさんはご多忙かと存じますが!! 久しぶりの京都&大阪、ぜひぜひぜひ応援(調査)企画にもご参加いただけると幸いです。いろんなクラブのユニフォームを見つけてはチーム名をコールして手拍子して・・・ということをひたすら繰り返していますが、気後れする方はちょっと離れて見守っていただけるだけでもありがたいです(笑)
もし当日は予定変更などありましたらツイッター(@NaofumiTateishi)でお知らせします。

特に大阪マラソンはねこじし調査員(セレッソ大阪サポ)が出場予定とのことで、コールするのも久しぶりになりますねぇ。(←って書くと逆にプレッシャーになりますでしょうか 笑)

マラソンに挑戦されるサカユニランナーさん、そして沿道にお集まりのみなさまも、体調管理にはくれぐれもご自愛くださいませ!
【追記ですwww ↓】

Bravo

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2022年12月11日

2022奈良マラソン サッカーユニフォームランナーの応援&調査結果報告

Sika

ワールドカップ開催中にマラソン大会が行われるという超レアな状況下、「ブラボォー!!」が飛びかう現場でございました(笑)みなさまおつかれさまでした。。。

さてセレッソ大阪サポランナー・そしてある意味ではJサポランナー応援の“伝道師”(笑)ねこじしさんが早起きしてレース前に、「Jリーグ奈良マラソン支部」にて新ネタのバナーを配布したそうで。

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▲ねこじしさんに会うのも1年ぶり。

今回もねこじしさんはバッチリと集計用紙を作成してスタンバイ。そして旧友の湯郷ベルサポ・Mフィオリオ氏とともにいつもの場所にてランナーさんを待ち構えました。

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▲こんな感じで、ねこじしさんの配ったバナーをアピールするサッカーユニ・ランナーさん、多数(笑)

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▲我々のあいだでは毎度おなじみ、チョッパーの下に実は日本代表ユニをいつも着用しているたかっちさん、このとき復路だったのですが・・・

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▲持っていたバナーがボロボロになったので「新しいのに交換できますか」と、まるで「ネタのエイド」状態に(笑)。ちなみにこのブラボーなバナーは「沿道の高校生に好評でした!」との報告も(笑)。

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▲「ネタのエイド」を利用したのは実はもう一人いて、この京都サポの方は、2019年の奈良マラソンのときにうっかり柏レイソルのランナーさんに抜かれて「追え~!」となった、裸足のランナーさんです(あのとき最終的にレイソルを追い抜いたとのこと)。
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で、去年と異なり、今大会は10kmの部も復活とのことで、やはり往路での応援は超ハイスピード&密集具合がすごくて、久しぶりの応援にアタフタしまくりでした。
そんなわけで、集計結果は以下となります。左の数字が往路、右が復路になります。復路のほうが数字が大きい場合は、往路で我々がうっかり見逃していたということが分かるわけですww
とりあえず往路に人数が多かった順番で並んでいます。

【J1】
セレッソ大阪 24/20
ガンバ大阪 9/5
ヴィッセル神戸 5/5
浦和レッズ 4/5
京都サンガ 4/5
川崎フロンターレ 3/3
FC東京 3/3
北海道コンサドーレ札幌 2/2
鹿島アントラーズ 2/3
サガン鳥栖 2/2
横浜Fマリノス 2/2
清水エスパルス 1/2
名古屋グランパス 1/2
アビスパ福岡 1/1
柏レイソル 1/1
ジュビロ磐田 1/1
サンフレッチェ広島 0/2

→ セレッソ大阪は今回も多かったですね。圧勝です。そして奈良マラソンにしては珍しく、もしベルマーレ平塚が入ってくればJ1勢コンプリートだったのです。

【J2】
ファジアーノ岡山 4/3
アルビレックス新潟 3/2
ヴァンフォーレ甲府 3/3
横浜FC 2/3
大分トリニータ 2/2
水戸ホーリーホック 2/2
徳島ヴォルティス 1/1

→ファジアーノ岡山が今回多かったですね。
 そしてファジアーノといえば、毎度おなじみの「女装ラムちゃん」ですが・・・
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Lam-2
 ▲今年も健在です(笑)。そして昨年と違い今回はちゃんとファジアーノのタオルマフラーを身につけていたので、晴れてカウントの対象になっています。それにしてもラムちゃん、毎度我々のところに走行ラインをうまく寄せてくるので、私がメガホン叩きながらいつもカンだけで撮影している写真のフレーミングにしっかり収まる確率がやたら高い(笑)。

【J3】
SC相模原 3/3
松本山雅 2/2
FC岐阜 2/2
ギラヴァンツ北九州 2/2
愛媛FC 1/1
福島ユナイテッドFC 1/2
アスルクラロ沼津 0/1
いわきFC 0/1

→今年も相模原さんが元気よく参加されていましたね。
 そして、アスルクラロ沼津&昇格を決めたいわきFCという、初めてお目にかかるユニフォームにテンションが高ぶりました(ていうか、往路のときに完全に見逃していたわけですが・・・)
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▲アスルクラロ沼津! 来シーズンはゴン監督!
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▲いわきFC祝昇格!

【JFL・その他】
奈良クラブ(JFL) 14/13
FC大阪(JFL) 1/1
岡山湯郷Belle(なでしこ) 1/1
ニッパツ横浜FCシーガルズ(なでしこ) 1/0
ETU(漫画) 1/1

→こちらも昇格を晴れて決めた奈良クラブ、全体でも第2位となる多数のランナーさんが出場されていました。

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▲もはや奈良マラソンではおなじみ、奈良クラブサポ・たらいさんのバナー芸・・・「今日のタイムは水増しもカズ増しも必要ありません」。往路ではなく復路で満を持して披露するあたりがさすがです(笑)

ちなみに、
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▲SC相模原サポさんからも、来シーズンは奈良クラブと対戦するということで、こんなバナー芸が披露されていました!

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▲FC大阪も、祝昇格!

ちなみに国内クラブのユニフォーム着用率を全参加者の数字で出しますと、99人に1人の割合となりました。

【海外クラブ】
バルセロナ 2/2
マンチェスターU 2/2
ドルトムント 1/1
ACミラン 1/0
バイエルン 1/1
QPR 1/1
インテル 1/3
セルティック 1/1
リバプール 1/2
リーベルプレート 1/1
ローマ 1/0
ナポリ 1/0
セルタ 1/0
パチューカ 1/0
パリサンジェルマン 0/1
ニューカッスル 0/1
ユベントス 0/1
LAギャラクシー 0/1

→今回の海外クラブ関連のハイライトとしては・・・往路で最後の最後、もう関門は突破できないんじゃないかという時間帯に現れた、ゆっくり走るサッカーユニフォーム・・・でもまったく見慣れないユニに我々も困惑しつつ・・・突如ねこじしさんが思いついて「本田圭佑のいたパチューカ? パチューカ!?」と問いかけると、しんどい状況にもかかわらず無言で笑顔でニッコリうなずいて去って行くという(笑)。あの笑顔がツボだったのですが、写真が撮れていなくてとっても悔やまれるので、ぜひリベンジさせてほしい!!!(笑)

【各国代表】
日本代表 38/35
クロアチア代表 3/3
オランダ代表 1/1
スペイン代表 1/1
ブラジル代表 1/1
アルゼンチン代表 1/1
アイルランド代表 0/1

→そしてこれですよ。去年ほとんど見かけなかった日本代表ユニが、今回激増したわけです。やはりワールドカップ効果ということでしょうか。クロアチア人気も印象的です。

 そしてこの状況を、先日の神戸マラソンを通して予見していたねこじしさんは、今回「日本代表歴代ユニフォーム着用状況」を復路限定で独自調査していたわけであります。
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 ▲このような調査用紙をねこじしさんが作りあげてきたわけですが、我々の応援企画はいったいどのような発展をとげていくのだろうか(笑)
 で、ねこじしさんに許可をいただいたので、調査結果をこの場で速報させていただきますと・・・
Daihyoshukei
▲やはり最新バージョンのユニが一番人気でしたが、「円陣」のタイプが7人もいて思った以上に多いんですよね。個人的には1998年フランス大会バージョンのユニなんて貴重なものを身につけてマラソンに挑むのがすごくカッコいいと思えました。
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さて、今回もタテイシの撮影した「ファインダーのぞいていないので、カンだけで撮影した写真」のうち、ちゃんと撮れているものだけアップさせていただきます・・・本当は全員しっかり撮影したいところですが毎度すいません・・・削除したほうがいいものがありましたらお知らせくださいませ・・・(こちら

それにしてもこの38km付近の復路のポイントは上り坂で、かなりキツイ状況になっているにも関わらず、サカユニランナーの方々は我々にすごい笑顔をむけてくれるのが、ひたすら凄いというか、感銘を受けるというか・・・
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▲いやはや、すごいエネルギーです。自分はここまで笑顔になれているだろうか。

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▲Jリーグ奈良マラソン支部主宰のレッズサポ・こばさんも、今回はファンランに徹するとのことでしたが、むちゃくちゃ元気でしたね。


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そんなわけで今年の奈良マラソンの報告は以上となります。ねこじしさんのブログでもきっと独自の記事が書かれるかと思いますので、そちらも楽しみにしております。
さて次は京都マラソンと大阪マラソンの2週連続過密日程となります、ぜひ関係各位のみなさま、体調ご自愛のほどを・・・!

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2022年12月 4日

2022奈良マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんを待ち構えております」企画!

ごぶさたしております。
ワールドカップのゆくえが気になるところですが、マラソンシーズンも始まっております。
先般の神戸マラソンでは、あいにく不在にさせていただきましたが、おなじみセレッソ大阪サポランナーのねこじしさんが立ち上がって音頭を取っていただき、「サカユニランナー調査活動」が行われました。
その調査報告はねこじしさんの(こちら)のブログをごらんいただければと存じます。
やはりW杯イヤーゆえか(あるいはデザインの刷新効果ゆえか)日本代表ユニの着用率が爆上がりしているのが興味深いところです。

さて、そんななか今年もやってまいりました奈良マラソン!!

公式ホームページをみると、沿道応援のことについては何も書かれていないのですが・・・まぁ、未だにコロナ禍は続いているので、あまり大声では言えないところではありますので、今年も「調査活動やります」というテイで臨む次第でございます。(それにしても、沿道応援のことは本当にどこも書いていないんですが、私が見落としていないですよね?)

特に今回はワールドカップ実施中というイレギュラーな状況下でもあり、また奈良クラブのJリーグ入りが決まった直後の大会ということで、特別感のある大会になりそうです。

いつもの浮見堂周辺で待ち構えております。

Naramarathon_20221204202301

そして、調査活動に参加していただける方もぜひぜひお越しいただければと存じます!
往路と復路があるので2度楽しめる現場です。9時半ぐらいから14時半ぐらいまで、ご都合に応じてご参加いただけると幸いです!!

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2022年3月12日

いまチェルシーのファンとして言いたいこと

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 ロシアのウクライナ侵攻に伴い「オリガルヒ」と呼ばれる大富豪の資産について英国政府は資産凍結や渡航禁止措置の制裁を取ることになり、チェルシーFCのオーナーもその対象となった。日本の片隅にいる私はただでさえ年度末でクソ忙しい日常のなかで、はやく収まってほしいと願う戦争のニュースとともにまったくクラブの状況が追い切れていないなかで、焦燥感を覚えつつ今、この文章を書いている。状況は刻々と変わるだろうから、このブログで正確な情報を提供することは難しいことを前提でおつき合いいただきたい。

 自分の知る限り、まず最初にアブラモビッチがチェルシーの所有権を手放して、他の管理団体に運営権を渡すと発表したのだけれども、今回の政府の制裁により、自由にクラブを売却できなくなって、かつチケットやグッズ販売、選手契約とかの営業的な活動ができなくなる、とのこと。さすがに試合はできるように政府から「特別ライセンス」が付与されて、チームとしての活動はできるものの、そもそも「商売」の部分が取り上げられたらクラブは今後どうなるんだ、というのが現時点での話(合ってる?)。

 ところでちょっと話がそれるが最初のアブラモビッチの発表のときのニュースであらためて知ったのだが、クラブ側がアブラモビッチにたいして莫大な負債があって、その返済もチャラにしますみたいな意向が報じられていた。でもこれって会計上では世の中で普通にあることなんだろうか。クラブは利子をつけてオーナーにお金を返しつつ、オーナーは自分の利益をクラブに再投資し続けていたり、さらにお金をクラブに貸し付けているわけで、そもそもこういうお金の流れってセーフなんだろうかとフト思ったり。会計的なことにまったく疎いので詳しい人に教えてもらいたいのだが。

 で、そもそもアブラモビッチ氏がどういう経緯で大富豪になっていったかとかの話を引いてきて、もともとがダーティーなお金で成り上がり、そういうお金でチェルシーというクラブが強くなっていったのだから、チェルシーファンは自らのアイデンティティに苦しんでいるだろうみたいな論評もネットでみた。これについては「はぁ、そうですか」としか言えない。もし仮にアブラモビッチに買収されたあとの2003年以降のすべてのタイトルが「無価値」なものにされたりトロフィーが没収されたとしても、サッカーの現場において存在した、幾多のリアルな出来事は不変であり、「勝ったり負けたりの楽しさや記憶」までを奪われる筋合いはまったくない。2012年のCL準決勝でバルセロナ相手に決めたトーレスのゴールを思い起こすたび、あの無人のゴールへ転がっていくボールの軌跡には70億円相当に見合う価値があったのだと腑に落ち、たとえあれがダーティーなカネであろうが、あのときの強烈な快楽の共有、そして腹の底からの
「ざまぁーーみろ!!」
の背徳的なまでの爆発的な感情の吐露、それはサポーターたちにとって永遠のものなのである。
 
 さて2003年にアブラモビッチがチェルシーを買収した際に、アーセナルのベンゲル監督が「彼らは宝くじに当たったようなものだ」とコメントしたことを覚えているだろうか。当時私はなぜかその発言が印象に残っていて、その頃からはじまるチェルシーの豪華な補強の数々を目にするたびに、ベンゲルの言葉を繰り返し思い起こすこととなった。なるほど、そうか、これは宝くじに大当たりしたようなものなのだという認識は、そのあともずっとあった。

 なので私が以前このブログで「あなたがチェルシーのサポーターにならないほうがいい10の理由」という記事(こちら)を書いたとき、

このあたりのスリリングさは今後も続いてくだろうし、ある日突然、アブラモビッチがチームから手を引いて大混乱に陥って、崖から一気に転がり落ちていく危険性もあるわけで、そういう日がくることを・・・実は心のどこかで「怖いものみたさ」で期待してしまう自分もいたりする。

このように書いたのは、私のなかでずっと「いまは宝くじに当たって散財している状態」としてチェルシーを応援してきたことに由来している。そう、いつかは宝くじの当選金も尽きてしまう日がくるだろう、そういう思いがずっとあった。

 ただし、(1)このような事態がきっかけとなってクラブの経営危機が起こるとは想像していなかったことと、(2)よりによってこのタイミングかよ、というのが私の今の気分である。まず(2)については、つい先月このクラブは世界最高峰の栄誉に浴したばかりであり、どうせ世界中のサッカーファンやマスコミからはすぐに忘れられるだろうから大声で言っておくが、現時点では「地球上で最も優れたサッカークラブはチェルシーFCです」と断言してもこの1年ぐらいはまったく差し支えない状態なのである。そんなクラブがたった一ヶ月そこらの間にグッズ売場までもが閉鎖させられるような仕打ちを受けているのであり、この圧倒的な落差を劇的なまでに仕立て上げられるストーリーが、将来このクラブの歴史を振り返るときに繰り返し語られるのかと思うと正直ゲンナリする。

 そして(1)については、これは国際情勢を把握していないとなんともいえない複雑な事態であり、何かを言うことに難しさを覚えるが、それでも今チェルシーのサポーターである自分として感じていること、特に英国政府に対して言いたいのは、オーナーが制裁を受けてクラブ経営が縮小を余儀なくされたり破綻したりプレミアリーグから強制的に降格させられようが、そして我々の愛するクラブが「ダーティーなマネー」に満ちていたことを痛感させられようが、それを踏まえても今、最も目を向けて優先してほしいことは、ウクライナとロシアの民間人が無用な殺戮や刑罰に巻き込まれないようにすること、人道的支援を拡充すること、環境汚染の拡大を防ぐこと、そこに向けての政治的な働きかけを全力で追求することだ。

 私にとってサッカークラブの消滅危機は二の次だ。そして付け加えるなら、クラブは消滅できない。何があろうとも、サッカークラブの本質は壊滅させられた焦土のなかにおいても必ず芽吹いて空をめざすようになると思っている。そして当然ながらウクライナにもロシアにもチェルシーのファンがいるだろう。サッカーには、政治的指導者が固執する古くさい国民国家の枠組みなどでは到底乗り越えることができないスケールの連帯と多様性と力強さがある。そして、その気になれば国境を越えてチャントを見事に合唱できる。

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2022年2月13日

World Champions! Chelsea!!

Worldchampion

すいません、結局ぜんぜんクラブW杯をライヴで観る状況ではなかったんですが、朝起きて優勝を知りました。
2012年の横浜開催のときの雪辱を果たしましたね・・・いやはや、おめでとうございます。
思えばアブラモビッチ体制になってからちょうど20年ぐらい経ったわけで(個人的にはあっという間な気分ですが)。ここまでオーナーが支えてくれるとも予想だにしませんでしたが、こうして頂点の頂点までトロフィーを獲得したわけで、そういう意味でもなんかホッとしたというか、どういうわけかオーナー目線でこの勝利を捉えてしまいますな(笑)。

後追いでYouTubeで試合を確認すると、ネックになったのは双方の2得点がVAR判定がらみだったということで、それなりに難しい試合展開だったようで。

Yuni
この最大の大一番における「現地組」のサポーターたちのユニフォーム着用率がとても気になるので、写真を探してしまいがちですが、ここぞというときに着るユニってそれぞれ思い入れがあると思うんですね。で、やはりみんなバラバラで、レトロなユニが興味深い。逆にいうと現行の「3ユニ」ってあまり人気なさそうな気もする。

それにしても英国版の公式サイトのトップページをみたら、
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いやー、このアスピリクエタの笑顔が、なんともインパクトあっていいですね。この笑顔に乾杯ってやつです!
Well done, Blues!!

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2021年12月12日

2021奈良マラソン: #Jサポランナー #Jユニランナー の人数集計報告

ひさしぶりに奈良公園に行きました。
天気がよかったですね。

浮見堂の方面に向かって歩いていて、しばらく休んでいたら、セレッソサポのねこじしさんに久しぶりに遭遇しました。よくみると今日はマラソン大会の日でした(棒読み)。

・・・・。

はい、というわけで来ました、奈良マラソン。
現地ボランティアスタッフの人が首から提げていた掲示物をみると
・密集の禁止
・ハイタッチの禁止
・声援、吹奏楽の禁止
・私設エイドの禁止

の4項目が挙げられていまして、「バナーを掲げること」と「集計用紙で人数をカウントすること」の行為は禁止されていないという判断のもと、コロナ禍以来の初めての市民マラソン大会で、ふたたびサッカーユニフォーム姿のランナーさんを追うこととなりました。

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ねこじしさんが作成した集計用紙には「サッカー以外の競技参加者の衣類から『Jリーグ100年構想』の浸透度を推測する為の実地検証」と書かれていましたので、これは一種の社会調査ですね。
奈良マラソンは往路・復路の2回計測ができるので、往路はねこじしさん、復路はM・フィオリオ氏に集計用紙の記入をしていただきまして、以下がこちらでの手元集計です。左の数字が往路、右の数字が復路でのカウントとなります。今回は10kmの部がなかったので、純粋にフルマラソンだけの内容となります。
なお「0 / 1」となっているような場合は「往路で見逃していて、復路で発見」というパターンとなります。ひさしぶりのユニランナー発見作業は楽しかったですが、見落としもやはりちょくちょくあったようで・・・。
で、今回は復路の人数順で並べております。

【J1】
セレッソ大阪 28/27
ガンバ大阪 8/8
ヴィッセル神戸 5/6
浦和レッズ 4/4
川崎フロンターレ 3/3
清水エスパルス  2/2
北海道コンサドーレ札幌 1/1
鹿島アントラーズ 1/1
サンフレッチェ広島 0/1
名古屋グランパス 0/1
横浜Fマリノス 0/1
横浜FC 1/1

【J2】
京都サンガ 5/7
アルビレックス新潟 2/2
松本山雅 2/2
ヴァンフォーレ甲府 2/2
SC相模原 2/2
ジュビロ磐田 1/1
水戸ホーリーホック 1/1
FC琉球 1/1

【J3】
FC岐阜 2/2
YSCC横浜 1/1
ガイナーレ鳥取 1/1

【JFL・WEリーグ】
奈良クラブ 7/5
ノジマステラ神奈川相模原 1/1

というわけで今回はセレッソ大阪の圧勝となりました。前回2019年大会がセレッソ34×ガンバ27という数字だったのを思うと、今回はガンバさん少なめ。
ちなみにサッカー部門1位は往路が松本山雅のサポさんだと思ったのですが、もしかしたら復路でトップだったセレッソのバスケ・ユニ版のランナーさんが往路もトップを駆っていた可能性があります。
他にも気づかずに見落としているユニはいくつかありそうですね・・・(レース後、レッズサポのこばさんからは大宮アルディージャのTシャツ2人連れがおられたという情報も)。

今回エントリー数は抑えめで8000人ということで、国内サッカークラブのユニ着用率は「95人に1人」ぐらいの割合となりました。前回大会が1万2千人近くいて88人に1人ぐらいだったので、ちょっと少なめだったかもしれません。

で、何より気になったのが

【代表ユニ】
日本代表 1/3
ドイツ代表 0/1

以上です。
日本代表、着用率がすごく低い! 日本代表のうち2人はいつものお馴染みの方々だったので、それ以外の人となると1名のみ。前回大会は10人いましたので、これはもうダイレクトに代表人気の低迷を示唆している気がしますし、マーケティング的な調査としてリアルな資料を我々は積み重ねているんじゃないかとすら思えてきます。
そもそも代表ユニも流行らない時代になってきたんでしょうか。W杯を控えている状況においてはこのあたり盛り上がりを期待したいところ。

【海外クラブ】
バルセロナ 4/4
パリサンジェルマン 1/1
ユベントス 1/1
ACミラン 2/2
レアルマドリード 0/1
インテル 1/1
ニューカッスル 0/1
アーセナル 1/1
マンチェスターU 1/1
チェルシー 0/1
ボカ・ジュニアーズ 1/1
ガラタサライ 2/2
スパルタ・プラハ 0/2

この最後のスパルタ・プラハは現地ではクラブ名が分からなくて改めて調べて分かったんですが、なぜか2名ほど着用していたので、とても気になるところです。日本人選手が移籍したわけでもなく、流行っているんでしょうか。あと南米系のクラブでどうしても1つ分からないチームがありました。

今回も拙い撮影ではありますが、カメラで収めたみなさまの勇姿をシェアさせていただきます(こちらからどうぞ)。まともに撮れている写真が少ないので、自ずとアップできる写真に限りがありますのでご了承ください。そして顔出しNG等ございましたら、お知らせください。

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▲ねこじしさんのバナー芸、今回は昇格組へのメッセージも新たに加わりました。

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▲おなじみJリーグ奈良マラソン支部主宰者こばさん、今大会もサッカー部門3位の好走! 足痛めてたんじゃなかったでしたっけ?

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▲我々の応援企画も来てくださっているレッズサポのとおとおさん、レッズの旗を高く掲げて走るのでいつもすごく見つけやすいのですが「戻ってこられるか分からない」と言い残して走り去り・・・そしてその言葉どおり、復路での再会は果たせず・・・ドンマイ!

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▲我々の近くでは、ぬりかべが無言で手を振るというシュールな応援状況。

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▲奈良クラブの公式グッズのアメを差し入れてくださり、ありがとうございます(笑)

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▲「親子でFCバルセロナのユニを着て走る」という目標を立ててエントリーとのことで、素敵な光景でした。

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▲こちらはYSCC横浜のサポさん、復路で帰ってくるなり「思っていた以上に、キツい!!」と、魂の叫びを聞かせてくれました。おつかれさまです!!
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そんなこんなで、ひさしぶりに応援企画(や、応援というよりも、小声でリズム叩いて、集計と写真撮影に徹したわけですが)をやりましたが、そもそも奈良マラソンはサッカーユニフォーム応援企画をやり始めたきっかけの大会なので(もう10年前近くになる!)、この地で再びコロナ禍を経て、ランナーさんにお目にかかれたのはとても感慨深いものがあります。あと、この日沿道を歩いていた2組の方々から「以前、ユニを着て走っていて応援をしてもらった」とお声がけをいただき、10年前にほんの思いつきではじめたこの試みが、こうしていろんな人たちの想い出になっていくというのはすごーく嬉しいものです。
次回はねこじしさんが出走するという大阪マラソンでしょうか。よろしくお願いします!

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▲ある意味ではレギュラー化?している「ファジアーノ岡山サポのラムちゃん(仮称)」、ご無沙汰でしたが「今回、応援企画があるとは思っていなかった」とのことで、ファジアーノのグッズも未装着。というわけで、カウントはしておりません(笑)。また次回!

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2021年12月 4日

2021奈良マラソンについて

みなさま、ごぶさたしております。

2021年12月12日に奈良マラソンが復活します。ついに・・・という気分ですね。

Sakayuniwosagase

・・・このトップページの写真、ついついスクショして「サッカーユニを探せ」をやってしまいますよね。やらないですか。
でも見つけられなかったです。一番後方エリアにアルゼンチン代表ユニっぽい人がいるけど、でも特定できない。
他に見つけた方、ご一報ください。

ええ、だいぶブランクがあいていて、ユニフォーム発見能力は確実にダウンしているかと思います。

で、トップページから新型コロナウイルス感染症対策についてを見ますと
Taisaku

とありまして、「沿道での応援は自粛をお願いします」とあります。

というわけで、非常にもどかしいですが、応援はできません
集まって手拍子してチーム名コールすることができない状況がまだまだ続きそうなのは残念ですね・・・。

 

 

 

ただ、
この日予定があいてるので、奈良市内をブラブラしているとは思います。
お知り合いの方、見かけたらよろしくおねがいします。

 

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