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2012年3月 1日

W杯3次予選・日本代表×ウズベキスタン代表を観に行く

豊田スタジアムで開催された日本代表対ウズベキスタン代表のワールドカップ3次予選、キックオフ48時間前になって突如、「現地で観に行く」という可能性が浮上した。
詳細の説明は省くが、学生さんのチケットが余ってしまったらしく、いろいろ話し合った結果、タスク氏の車に乗せてもらい、午後の仕事を休ませてもらい(すいません)、日帰り弾丸ツアーで豊田にいくこととなった。急な展開に、やや動揺。

当日の昼に、本来ならこの試合のチケットを持って現地に行った可能性の高いはずの学生のSさんより、「ぜひこのユニフォームを着ていってください」と、新バージョンの日本代表ユニフォームを持ってきてくれた。
「父がお祝いにもらってきたもの」とのことで、サイズがL。女の子が着るには大きすぎるので、我々がこのユニフォームを借りて代表戦に臨むことになった。
でも、よくみたらこのユニフォーム、箱に入っていて、そこには「オーセンティック」の文字が。

「・・・お、オーセンティック!!」

おどろいた。
つまり、選手支給用のものとほぼ同じモデルの、いわゆる「高級版レプリカ」である。
日本代表ユニフォームでオーセンティックのものを間近でみたのははじめてかもしれない。
オーセンティックになると、なにより代表エンブレムの部分がラバー素材みたいになっていて、やはり普通のレプリカとは輝きが違っていた。
なので、心してこのユニフォームを代表戦の会場に持ち込むこととなった。

というわけで午後3時ごろにタスク氏の快適なプジョーで職場を出る。

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伊勢湾岸の高速道路を通り(はじめて通った)、ナガシマスパーランドなどを通り(はじめて観た)、「プロ野球界における長嶋茂雄の役割と今後の懸念」などについて論じているうちに、2時間で豊田市に到着。ふだん私はクルマに縁がないので、こんなにすぐ豊田スタジアムに着くのかと驚いてしまう。
で、鞍ヶ池ICの公園に駐車場があり、そこから会場までのシャトルバスが運行されていた。

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仕事場を出て約2時間半後、我々はすっかり浮かれていた。

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このスタジアムに来るのは2回目になるが、今回もスタンドのほぼ最上段に近いところに席があったので、日本でも有数の「恐怖すらおぼえる急勾配スタンド」を体験できて、それだけでテンションはあがる。他のお客さんもこの急勾配をあがるときに、その景色に歓声をあげている。ビルの屋上からピッチを見下ろすかのようなポジション。つくづく、よくこんなスタジアム作ったよなぁ、と感心する。現時点で私の体験した(数少ないけど)日本のスタジアムのベスト1はここだ。

さて試合のほうだが、ご存じの通りワールドカップ3次予選の首位通過はならず。ウズベキスタンに0-1で完敗。

試合中も、そして帰りのクルマのなかでも、ひたすら敗因は何かを考え続けていたのだが、なんともいいようのない試合に、あらためてサッカーを観戦することの底なしの「わからなさ」に見舞われる。

そんななかで自分なりに思ったことをあげると、まずはパスミスがらみで顕著にうかがえる「攻守の切り替え」の課題。これは失点シーンをあらためて観ると分かるが、どうにもディフェンスで戻り切れていない。これはコンディションの問題も関係していたのかもしれない。海外組は長距離の移動のあとであり、国内組はシーズン開幕前という状態だ。もちろんこの問題は日本の地理的条件を思えば永遠のテーマであり今にはじまった問題ではない。それにしてもディフェンスと中盤あたりは昨年のアジアカップの優勝メンバーがそのまま基本的に続いているのだから、もうちょっとどうにかならなかったか。

後半もほとんどシュートチャンスが生まれず、ハーフナーから李に変わってもボールが前線で収まることが難しく、ゆえにトップ下の真ん中に入った香川にとってもやりにくそうであった。しかし随所に、素人目にも「おおっ」と思えるプレーを見せてくれたあたり、香川や長友などはやはり良いものをもっている選手だなぁと再認識。
注目の宮市亮、この展開だとさすがに出場機会はなかった。あの会場にいた誰しもが残念がっていたが、そうでなくても地元愛知からいきなりアーセナルに行ったこの若者が、かつてアーセナルの監督が指揮をとった名古屋グランパスのホームスタジアムで、プロ選手として(そして代表選手として)はじめて日本人サポーターの前に(アップの様子だけでも)お披露目されたという数奇な歴史を目撃できたことを嬉しく思う。

ちなみにワールドカップ予選で日本がホームで負けたのは、1997年のフランス大会の予選、韓国に1-2で負けたとき以来とのこと。「あの試合かー!!」ってなるわな。山口素弘の激しいボール奪取から美しいループシュートが決まったあとの、あの逆転負けの試合だ。それを知ったとき、なんだかとっても「レアな試合」を観たのだなぁと実感。ここからまた勝ち続けていく日本代表であってほしい。

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