ヤングなでしこバージョンの日本代表ユニフォームについて
もう季節は冬に突入したってのに、J2の最終節が終わったってのに、あの夏のヤングなでしこU-20代表については、まだ語るべきことがあるのだった。
思い切って、かなり思い切って、これを買ったのである。
ヤングなでしこバージョンのオーセンティック・ユニフォーム(長袖)。
これだったら、そのへんのサッカー専門店で買えそうだと思うだろうが、実は売っていないのである。
いま市場で出回っているなでしこ関連ユニフォームはすべて「なでしこジャパンバージョン」、つまりあの金色の「ワールドカップ優勝国パッチ」がついているわけだ。
たしかにU-20W杯を観に行く時点で、このレプリカユニにマーキングで「FUJITA 7」を入れて着ていこうかとさんざん悩んだが、「でも、厳密には、このバージョンのユニフォームではない、決してそれは、違うのだ。」ということで、そこはハッキリしておこうと思った(そうして、自作Tシャツづくりへと走った)。
たしかに、せっかくのワールドカップ優勝国パッチを「外して売ってくれ」なんていうニッチなユーザーの声というのは、もはやヤングなでしこの狂信的マニアぐらいでしかないのであり、市販されることはないだろうと、すっかりあきらめていたのである。
ところが、そうではなかったらしいのだ。
Jリーグのグッズを売る「フラッグスタウン」の日本サッカーミュージアムの直営店でのみ、オーセンティック版のユニフォームとして密かに一般販売されていたのであった。
知らなくて悔しかった。
そんなルートがあったとは!!
しかもだ、この商品が発売されていることを知るてがかりは、この直営店の店長ブログのみ、という局地的な狭い範囲での発信である!!(笑)
そんなの、相当マニアじゃないと読まないっすよそんなブログ!!
(あるいは、直接サッカーミュージアムに行った人ぐらいしか分からない気がする)
で、販売開始からだいぶ経ってからこのブログの存在を知ったので、なかばダメモトで問い合わせたら、まだ長袖のLサイズの在庫があったというので、驚くとともに思い切って背番号7のマーキングを頼んだ次第である。オーセンティック版なので通常のレプリカよりも値が張るが、そして夏の大会だったのに長袖かよ、とも一瞬考えたが、もはやそこで迷う問題ではなかった。
さらにさらに、通販にも対応してくれてはいるのだが、いわゆるオンラインショッピングではなく、「電話で発注して、住所と氏名等の情報を言ったのち、言われた金額を現金書留で郵便局から送る」という、きわめて懐かしい手段でしか通販が成立しないので注意が必要だ。商品がレアなら、その購入方法もきわめてレア度が高い。きっと20代前半ぐらいの人には、この方法での決済は相当説明をしないと理解してもらえない気がする。まさか現金封筒を買いに行くことになるとは、この時代においてなかなか新鮮な行為であった。
そうして一ヶ月半後ぐらいでユニフォームが届いた。本来オーセンティック版というのは箱入りで売られていたりもするのだが、これについてはそういうことがなく、ビニールでパックされたものがピッチリと折りたたまれて、厚紙封筒に押し込まれて到着した。まさに「正規なんだけど、ちょっと普通じゃない」雰囲気がただよう。
なのでせっかくのマーキング部分に、折りシワがついてしまっていて、そこはもうちょっと消費者マインドを汲んでほしかった気もする。や、まぁ、なかなかこんなレアな商品を取り扱ってくれるだけありがたいんですが・・・
あと希望をいえば、ここまでやるなら、どうせなら袖にU-20W杯の大会ロゴマークのパッチも付けられるようにしてほしかったが、それはさすがに難しいのか。
あの大会の直後にも書いたが、ふたたび藤田のぞみが代表の青いユニフォームを着ることがあるように祈るためにも、やはりこれは自分にとっては手に入れておきたいものである。
いずれにせよ、今回のことで学んだのは、「日本代表関連のマニアックなウェア類は、日本サッカーミュージアム直営のフラッグスタウンのブログをチェックすべし」ということであった。ユニフォームのほかにもトレーニングウェアとかにもレアなものがたまに売られている雰囲気である。
そしてあらためてみてみると、先日はフットサル日本代表のユニフォームも売っていたようで、でもいろいろと大変だった様子。でもこのニュースのおかげでこの売り場の希少な存在価値が広く認識されたかもしれない。
| 固定リンク
コメント
土曜日、サッカーミュージアムに行き、併設の直営店のフラッグスタウンにも立ち寄りました。この話はタテイシさんから事前に教えてもらっていたので、店内を詳しく見回ってきたのですが、そんな案内は、店内に示されてもいませんでした。
確かに、トレーニングウェアはセールで売っていましたが、やはり店長のブログチェックが必須の様です。
投稿: M.フィオリオ | 2012年11月12日 23:16
M・フィオリオ>おそらくすでに完売していたからかもしれませんね。とにかく情報を得るのが、スルーパスを通すがごとく難易度高そうです(笑)
投稿: N.Tateishi | 2012年11月12日 23:58
いやはや、作っちゃいましたか(笑)。ヤングなでしこバージョン持ってる人ってそんなにいないでしょうな。
U-20W杯パッチはFIFAの管轄なので権利問題で出回らないでしょうね。ホンモノは。そっくりなアンオフィシャルなら販売しているお店がありますね。でも、アンオフィシャルといってもクオリティーは高いです。残念なのは、パッチって単品販売をしてくれないお店がほとんどだってこと。ユニも一緒に購入しないといけないんですよね。コレクターにとっては頭の痛い問題ですよ。
さて、CWCのパッチをどうやって入手しよう?
投稿: Consadole at Stamford Bridge | 2012年11月14日 01:13
Consadole at Stamford Bridge>あ、たまにネット販売でみかけるパッチつきウェアって、それ自体がレプリカみたいなもんなんでしょうか? たしかにFIFA管轄だとそこまでオフィシャルなものって入手できないんですねぇ。そうなるとたしかにチェルシー12月バージョンもパッチがネックになる、と!?
投稿: N.Tateishi | 2012年11月14日 23:51