昨日のマタのゴール前でのトラップを見て吉本ばなな『キッチン』を想う
イングランド・プレミアリーグでは2位マンチェスター・シティと3位チェルシーがエティハド・スタジアムで対戦し、2-0でシティが快勝した。
・・・って!
ひさしぶりに生で見とったら、これかい!!
なので試合については深くは書かないが、
とにかくマタですよ、マタ。
前半12分あたり。
なんでそんな「前半12分」って覚えているかというと、
「この時間帯だということはしっかり覚えておこう」と思ったから。
なんか、すごいトラップしましたよね。
もう、びっくりするような、魔法のような。
左から来たボールを、一瞬なんか、すごいことをしたんですよ、「すごいこと」を。
でも、ゴールにからむプレーでもなかったから、試合のダイジェストにも記録として残らず、たぶん今夜の「すぽると!」でも取り上げられない。ほんの、一瞬の、奇跡のようなトラップ。
ええと、見やすい時間帯のキックオフだったんで、録画をしていなかったんですよ。
なので今の時点では確認のしようがないが、とにかく「前半12分ごろ」のはずです。思わず再放送の録画を予約しました(悔しいけどな)。
私はプレミアリーグを生中継でみるときは、たいてい副音声で英語実況を流してて、英語の勉強というよりかは、そのほうがより臨場感が増すように思えて。
で、たしかあのプレーの瞬間は、記憶が確かなら
「Beautiful Done !!」
って実況アナウンサーが言ったわけっすよ。ビューティフル・ダン!! あぁ、こういう言い回しもアリなのかって思いましたし、これからの人生ちょくちょく使わせてもらおう、ファン・マタのことを思い出しながら! って思いました。
ビューティフル・ダン、「美しいことが、為された」 ってわけで。
いやなんかもう、あの不思議な一瞬のトラップのプレーを思い出しながら、今日の帰り道に思ったのは、たとえば吉本ばななの小説『キッチン』の冒頭の有名な書き出しの一文、
「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。
ってあるわけで、それを自分にとってのサッカーで置き換えれば
「私が
この世で
いちばん好きな
サッカーのプレーは
トラップだと思う。」
って言える気がするんです。
シュートよりも、トラップ技術のほうに、よりグッときます。
たぶんベルカンプのプレーが好きだったからかもしれない(敵ながら)。
ベルカンプでトラップといえばこれだよな。もうこれは世界遺産とかに認定してほしいゴール(意味不明)
や、ゾラもそうだしストイコビッチも、みんなそうですが、やはりみんなトラップがハンパなく巧いわけで、手を使わずに行うサッカーにおいて、「ボールを止める」という技術で魅せることができる選手は本当にリスペクトしています。
あ、あとトラップの次ぐらいにグッとくるのは「アーリークロスからのダイビングヘッド」かもしれません。どうでもいいか。
そんなわけで、一瞬のトラップのことだけを書いてこの試合の感想に代えさせていただきます。
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コメント
ベルカンプのあのゴール、ワタクシは世界遺産に認定します! ええ、芸術的なトラップはfootballを見る最大の楽しみの1つと言えましょう。
流れるような美しいパス回しと選手の連動も好きですが、瞬時にして自分のコントロール下におくビューティフルトラップには、感動すら覚えます。マタが敵でなくてよかった。
投稿: Consadole at Stamford Bridge | 2013年2月26日 09:04
Consadole at Stamford Bridge>認定ありがとうございます! いやもうたしかにマタは敵じゃなくてよかったです。ユナイテッドにいたらと思うとゾッとします(笑)
投稿: N.Tateishi | 2013年2月26日 23:33