昨晩のヨルダン戦においては、相手サポーターの「精度」の高さに翻弄されたということなのか
仕事場で学生さんから、ひょこっと「昨日負けましたねー」と声をかけられたのだが、思わず
「でも広告代理店的にはアリだったよね」
と言ってしまった。この展開だと、次の試合、ホームでのオーストラリア戦は否応なく盛り上がるし、チケットは一瞬でソールドアウトで、時差もないからテレビの視聴率も当然期待できるわけだ。広告代理店は喜んでいるはずなのだ。
でも、それを言ったそばから後悔してしまった。必死にがんばっていた選手たちには失礼な話だし、そんなことを学生さんらに言ったところでどうなる。ここはやはり、「遠藤のPKがなぁ」とか「香川はやっぱりサイドのほうが活きるのかねぇ」とかいうコメントを返すべきだったのかもしれない。あと、カエルの一平君、今回もスタンドに来ていたよな。愛媛FCは世界のサッカーシーンに秘やかな爆弾を投げ込んできているよ。
それはともかく、
NHK-BSの中継で取り上げられていた、埼玉スタジアムのパブリックビューイングはやはり客が少なすぎて逆に興味深かったですな。エルゴラ紙でも盛んに広告が出されていたが、そもそも平日の深夜1時に終わる試合のパブリックビューイングって、交通の便を考えたら誰も行けないだろう。よりによってただでさえ電車が不便そうなスタジアムで。いったいどうしてこうなったのか。
それだったら、日本サッカー協会のミュージアムのミニシアターみたいなところでやったほうが、まだ東京都心で人が来やすかっただろうと思われる。だいたい3月末とはいえ夜は寒いし、平日の深夜1時に埼玉スタジアムというのは相当なハードルだったかと思う。盛り上がりたい客は都心のスポーツバーにいくだろう。
そんなこんなでヨルダン戦、日本代表がアジア予選のアウェイで負ける際のお手本のような試合だったが、私の職場の同僚のFさんが何気なく放った感想、
「レーザービーム、当てるの上手やなー、と思った」
っていうのが、なんとも見事に新鮮な視点で、唸ってしまった次第である。デーゲームの試合だったわけだし。そういう意味での「精度の高さ」にも苦しめられたというわけか。
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