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2013年5月

2013年5月29日

レゴブロックを用いたコマ撮り動画で先日のCL決勝戦を再現した作品

あらためてここに紹介。
先日のCL決勝戦を、レゴブロックのコマ撮り動画で再現したという作品。

決勝戦が終わって3日ぐらいしか経っていない時点でTwitterで話題になっていたわけだが、この短期間でこんな精密なコマ撮り映像をレゴで作るっていうのが驚異的。どうかしているレベル(笑)。

それにしても、どの立場のサポーターからも、そして私の身の回りのサッカー好きの誰に聞いても「面白かった」「良い試合だった」って評されるCL決勝だったわけで、そう思うともう一度フルで再度見返したい気分にもなる。どうしてあそこまで魅了される試合だったのか。バルサとマンUの決勝戦は一冊の本になったけど、今回の試合もそういうノリで誰かが本にまとめたりするのだろうか。

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2013年5月26日

クネクネしていない試合としてのCL決勝

こういうのが観たかったんだよな、っていうスカッとしたチャンピオンズリーグ決勝だった。
本当は寝てしまおうかと思ったけど、試合が始まるやすごくテンション上げてくれて最後までビシッと目が開いたまま楽しめた。

なんかこう、タテに早くて切り替えも早い。最近はどうしてもバルサの影響で「パスサッカー」というフィーリングがもてはやされている中、今回の決勝戦は痛快なまでにパキパキとした速さと強さが冴え渡るサッカーだったと感じた。そして両チームのゴールキーパーが試合をキリッと引き締めていったわけで、皮肉にも舞台はウェンブリー、イングランドサッカーの殿堂において、この両クラブのドイツ人キーパーを前にして「ああーーー、ゴールキーパーっていうのはこういう人たちのことを言うのだよ」と諭されているかのような状況を思った。

どちらのキーパーも、ビッグセーブのあとの平然としたクールなたたずまいが、またニクい。
くっそーー格好いいじゃねぇかよお! しかも試合があんなにスピーディーな展開だから、よけいにキーパーの仕事がいいアクセントというか、リズム感をさらに高めていった感じに思える。

そして特にロッベンの決勝ゴールも、あれは文句なしでビューティフルゴール。あの状況であれができるのが凄かった。ほんの一瞬のトラップの妙味でかわして、しかもキーパーの動きをみてフッと横にすらしていく感じは、時が止まったかのような不思議な感覚があった(ついでにいうと土曜日のセレッソ柿谷のシュートもハイライト映像で観たけどロッベンに負けず劣らずトラップが今回もすごかったですが。なんだか最近はデニス・ベルカンプのごとく神トラップ&シュートの鬼みたいな選手になってきていて、もう今年のJリーグでは柿谷を出来るだけスタジアムで観ておかないと、っていう)。

あともうひとり印象的だったのが、ドルトムントのセンターバック、スボティッチのことなんだが、ライン上ギリギリに入りそうなボールをスライディングでクリアしたシーンは強烈に面白かったわけだが、そのあとにも別のシーンで、ダンテの鋭いシュートをキーパーのヴァイデンフェラーが弾いた状況についても書いておきたい。

あのときのリプレイをスローでみると、おそらくあのシュートはスボティッチが足を出してブロックしようと思ったらできそうな感じがしたのだけど、おそらく彼は一瞬の判断、もう本当に神がかり的な刹那の一瞬に、「自分がこのボールを足で当てにいったら、リフレクトでボールが変なところに飛ぶ!」と判断し、あえてボールの行方をそのままキーパーに委ね、足を少しひっこめたかのように見受けられたのが興味深かった。結果的にそれはナイス判断で、ちゃんとキーパーが止められるコースであるということもその判断のなかで行われたのかもしれないし、その信頼関係もすごいと思える。ひょっとしたらそれは考えすぎなのかもしれないけど、でもリプレイのスローモーションでそういう細かいところで見入ってしまいたくなるぐらい、この試合はひたすら面白くて試合時間があっというまに過ぎていったわけである。

そう、悔しいけど去年の決勝戦よりもスピーディーで面白い試合だったのは認めざるを得ない(笑)

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2013年5月21日

最後の最後で、ファーガソン爺の姿に心底グッときた話

例年に比べて、今季のプレミアリーグ最終節は、優勝も降格もあらかた決まって落ち着いてしまっていて、当初はロンドンの3クラブの3位4位5位争いがもつれこんだぐらいが見どころだったはずなのだ。

しかし、サー・アレックス・ガムじいさんの勇退にともなって、彼の最後のチームがアウェイでウエストブロムに乗り込んで行う試合というのが、もうひとつの見どころとなったわけである。

これねぇ、生放送で観た人は生涯忘れられない試合になったんだろうなー、くそー、観ていないんだよなー、っていうレベルの神試合。

実は結果を知らないままハイライト番組を観てて、叫んでしまいそうになった。や、実際叫んだかもしれない。

この試合、ファーガソンの選んだ最後のスタメンに、香川が名を連ねていた。このブログではチェルシーサポーターという立場上、あまりマンチェスターユナイテッドにおける香川のことについて積極的に書くことはないのだが、今回については書かせてもらいたい。素直にこれは、日本人としてうれしかった。こんなかたちでファーギーに最後の最後で「ありがとう」という気持ちにさせてもらえるとは。

さらに後半69分、2-5でリードしていた状況で、香川に交代して、引退を表明していたポール・スコールズが入った。ここでスコールズを迎える役割を担った香川の姿も印象的だが、とにかくこのセーフティーなスコアのなかで、スコールズにとっても最後の花道を飾る用意がととのった。

しかし、ここからサッカーの神様はすごいことをやらかすわけだ。

とにかく驚いた。のこり10分でウエストブロムが3点決めて追いついた。
ルカク(レンタル元はチェルシー!)がハットトリック。86分、最後の最後で頭で押し込む。

いやもうこのゴール決まった瞬間にカメラが切り替わったときのサー・アレックスの表情が。
なんとも言えない、あの表情が。

27年間ずっとユナイテッドを率いてきた名将の、最後の最後の試合で、5-5で追いつかれるという、その信じがたい出来事に直面した、あの表情が。

「サッカーって、何なんだろうね」っていう、素朴な、それでいて永遠に引き継がれる「究極の問いかけ」が、それこそ27年分の凝縮された想いとなって、あの表情に込められていたかのようで。

ルカクのゴールが決まって、ガムかみながら、ちょっと目をそらして視線が泳いでいた、あの表情。

「サー・アレックスの最後の試合は、勝てなかった」という、このことの意味。

私はそれでこそユナイテッド、っていう気がしている。
つまり今回の試合は、1999年チャンピオンズリーグ決勝の「ロスタイムの奇跡の逆転」とまったく同等の、神様から託された「サッカーにおける永遠の教訓」を逆のパターンで示してくれた出来事だと思えてくるわけだ。

「サッカーって何なんだろうね」って、ホントそういう気持ちになる。いったいどうやったらこういうことになるのか。答えはないし、そしてこれからも追求される問いかけである。

図らずも、私はようやく最後の最後で、サー・アレックスに、「おつかれさま」と肩をたたきたい気分になれた。勝ち続けることも偉大だが(ゆえに、いつまでも憎たらしいけれど)、このような「偉大な教訓」を2つも見せてくれたことにも、敬意を表したいわけだ。

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チェルシーについては、エバートンになんとか勝って、無事に3位。ベニテス監督への感謝のバナーもスタンドで掲げられていて、結果的にハッピーエンドになっていった。や、それでもなお、横浜でもベニテスへブーイングしていた私の事実は変わらないのであるが・・・

こちらの試合でも最後の最後でパウロ・フェレイラが途中出場していたり、こうしてサポーターから拍手される舞台を整えるような選手交代の仕方は素敵だ。勝利も大事だが、こういうのは嫌いじゃない。本当にフェレイラには心から感謝したい。よく今までガマンしてチェルシーに残ってくれた。惜しむらくはもう一度モウリーニョ監督のもとで闘ってほしかったが(って、モウさんどうなるんだろうかね)。

なんだか私の場合は、すぐに試合のことを忘れるために、結局シーズンの振り返りをしようと思ってもなかなか記憶があいまいでうまくまとめられない。(わりと最近そこで悩んでいる)
アザールの衝撃的なデビューから、オスカルとマタがフィットして、監督が替わって、クラブW杯でのダヴィド・ルイスの気迫が伝わるプレーぶりに感動したり、テリーとランパードのこれからにヒヤヒヤしつつ・・・という印象で(あと、トーレスがやたら難しいシュートしか決めやがらないこととか)、そんなこんなでチェルシーFCのみなさんも今シーズンご苦労さまでした。出来うる限り最大の仕事を果たしましたよ。欧州CLにつづくEL連覇は初めてのことらしいので、これは永遠に誇れますね。ぜひこの夏はじっくり休んでください。



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2013年5月19日

日本代表「ドーハモデル」アウェイ用ポロシャツ(ただし子ども用)

このまえ、フリマでクリスタルパレスFCのユニフォームを買った話を書いたが、その日の出来事にはさらに続きがあって、まったく別のお店で、このシャツも買った。

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なつかしい日本代表のいわゆる「ドーハ・モデル」のアウェイバージョン、ポロシャツである。

ただし、サイズは子ども用。

結婚すらしていない私がなぜこれを買ったのか。

ええと・・・

あの日のフリーマーケットで、帰るまえにもう一度あらためてブースをぐるぐると回っていたら、あるお店でこのシャツを見つけたわけだ。「おっ、めずらしい」と思って手に取って、よくサイズをみたら、子ども用だった。

「なんだ、子ども用か」となって品物を置いて、また別のブースをウロウロしていたわけだ。

しかしフリーマーケットの会場で「ちょっと興味を持った売り物」に出会ったら、その場を離れたあとでも、まるで街中ですれ違った好みのタイプの女の子の顔を思い浮かべるかのように、頭の片隅でグルグルとそのことを想起しつづけることはよくあることである。

そうしているうちに、私は突然思ったのである。

「いつか自分に子どもができて、

一緒に日本代表の試合をスタジアムで観戦するようなことになったとき、

あのドーハ・モデルのシャツを子どもに着せたら、これはひょっとしてかなりオシャレなチョイスではないだろうか!?」

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「渋い!渋すぎる!!」

と一人で盛り上がり、私はふたたび店のブースに舞い戻った。

ふたたびシャツを手にしてちょっとためらっていたら、売り手の人がワコール商品を扱う関連の仕事をしているらしく、そのシャツはワコール製で品質が良いから値下げはしませんよ、と言ってきた。たしかによくみると日本代表のライセンス商品で、肌触りのいいシャツだった。

そもそも子ども用の日本代表シャツ自体が珍しいわけで、さらにこれはドーハモデル、さらにさらにアウェイバージョンなので、これはやはりレア物だと思えた。

というわけで、「将来の子どものために」買っておいた。

・・・もし、いまこれを読んでいる方で、お子さんを日本代表の試合に連れて行こうと思っている方、よろしければこのシャツ貸しますんで(笑)。

でも実際に本当にこのシャツを自分の子どもに着せることができる頃、おそらくドーハ・モデルのことに気づいてくれる人ってどう考えてもオッサン世代だけなんだろうけどな!!

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2013年5月16日

『FOOTBALL ACTIVIST』ZINEの第1号ができました

チェルシーぃぃ
祝・ヨーロッパリーグ優勝!

そしてこちらもようやく完成して嬉しいのです。

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『FOOTBALL ACTIVIST』#01号、テーマ「サッカーファンならではの方法で楽しんでみる、市民マラソン大会の応援~Jリーグサポーターよ、沿道に集まろう!」(本文16ページ、定価500円)

本当に小さい冊子ではありますが。

たとえばイングランドのフットボールシーンではこうした「ファンジン文化」は今でも残っているのですが、日本ではスポーツをモチーフにした小冊子が珍しい気がしていたので、こういうのをずっと作りたかったわけです。

というわけで、創刊号テーマとして、かねてからこのブログでも紹介している、例の「市民マラソンを走るサッカーウェア姿のランナーさんを勝手に応援しよう企画」を取り上げてみました。この応援をやるに至った経緯、そして応援のコツなどを16ページにわたって書いております。

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そしてさらに言えば、私としては今回のZineにおいては「浦和レッズの背番号7のユニフォームを着た女の子」のイラストを描けたことに、ひとつの達成感を覚えていたりします。

本冊子をお取り扱いしていただいているお店を紹介しますと・・・

★こうしたインディーズ自主出版などを扱っておられるオンラインストア「Lilmag」さんでは、さっそく紹介文を添えて販売していただいております(こちらのリンクをクリック)。

お店のHPのトップページは(こちら)。

実店舗の本屋さんでは、
★東京
SHIBUYA PUBLISHING BOOKSELLERS(お店のHPはこちら)

★京都
ガケ書房(お店のHPはこちら

上記お店にて販売していただいております!ありがとうございます!

このほかにも随時、取り扱っていただけるお店を募集中です。

もちろん著者本人にもお問い合わせいただければ対応いたします!
メールは prog_howe(at)hotmail.com  まで。

第一版は限定300冊をつくりました。
どうやったら、こういう冊子を読んでくれるサッカーファンの方々に届くのか、まったくおぼつかない状況でスタートしております。お知恵を拝借しながら、とにかくまずは冊子を作って、サッカーをプレイするがごとく、あちこち走りながら考えていこうと思っています。




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2013年5月15日

百年構想は、前半18分が過ぎたところだ。

 ちょうど20年前の今日、Jリーグがはじまったとき、私は高校1年生であった。すでに中学校のときから、来年はじまるあたらしい「何か」については気になっていた。実際にその日がくるまで特に身の回りで何かが起こった記憶はないが、ヴェルディとマリノスの開幕試合が行われた日を境に、たしかに何らかの歴史が始まったことは自分のなかでも確かだった。

 その翌日の日曜日の朝、TBSの番組「アッコにおまかせ」で、Jリーグの「サポーター」とは何かを紹介するべく、スタジオにチアホーンをもったマリノスとヴェルディのサポーターが登場したことがあったのだが、そのときに誰かが「日本代表を強くするためにもJリーグが盛り上がってほしい」といったことを述べていたことが強く記憶に残っていて、それは自分にとって今までにないスポーツとの関わり方を訴えていたように思う。オリンピックとはまた違うナショナルチームのありかたがそこにはあって、この目の前のプロリーグを応援することが、世界へダイレクトにつながっていく道筋になっていくのだ、と。

 思えばその後の「ドーハの悲劇」というのは、たしかに悲劇ではあったのだが、Jリーグと日本代表という二つの概念を、どのように我々はサポートしていくかを学習するうえで、とても重要な体験だったかもしれない。あれがJリーグ黎明期に起こった出来事であったことが、タイミングとして絶妙だった。

 「百年構想」というのは、いまもなお、自分と日本のサッカーをつないでいる「契約」みたいなものだと考えている。百年構想は、5分の1が終わったところだ。サッカーの試合でいえば、「前半18分」が過ぎたところだ。

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2013年5月11日

おつかれさま、はシーズンが終わったときに

ランパード、チェルシーでの203ゴール目を決めて歴代新記録を更新し、2-1でアストンビラに勝利。

・・・チャンピオンズリーグ出場権、ほぼ確定。

アディショナルタイム7分(←テリーとアザールのケガが心配)という、リバプール戦を思い出すヒヤヒヤ感。

EL決勝のこともあるけれど、ひとつの達成感をもたらしてくれた。つくづくランパードに感謝。

なんかもう、うまくコトバが出てこないので、今日はこれ以上何も書けません。

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2013年5月 9日

負けなくてよかった

チェルシー 2-2 スパーズ

・デンプシーがスタメンでなくてよかった。
・去年の5月もそうだった。ラミレスのゴールにどんなに救われたことか。
・そういえばトーレスは仮面を外していた。もし途中からつけたりしたら試合の流れも変わったりしそう。

・最大のハイライトは、ベナユンが交代で入ったときのチェルサポたちの微妙な表情(笑)。さすがに自分もここで来るとは思わなかったなー。

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ところでユナイテッド新監督はモイーズになりそうな論調なんですが、その線でいいんですね? まだ信じがたいんですが。
ハリー・レドナップというチョイスもありますが、いかがでしょうか(笑)

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2013年5月 8日

48時間以内に次のユナイテッドの監督が発表されるというので、その前に書いておく。

帰宅してたまたまBBCワールドをつけたら、ファーギー引退のニュースをやっていて驚いて、そしてずっと延々このニュースが繰り返し報じられていていることにも驚いてしまうが・・・この外国のニュース番組のテンションでやっていると、なんだかコトバは悪いが、まるで本人が死んだかのようなノリに感じられてしまうほどに・・・つまりそれほどにBBCワールドではこのニュースが今日はデカかった、ということだ。さっきは英国外での反応まで報じられていた。うーん、単なるひとつのサッカークラブの監督が辞めるだけなんだけどな。いつもガム噛んでるじいさんの。

そしてネットであちこち確認すると、ベン・メイブリーさんのツイッターで「土曜日のシティのFAカップ決勝の話題がこれで霞んでいく。さすがファーギーだ」という皮肉なコメントが紹介されていて、なかなかニヤッとさせてしまう視点だったり、あとこちらのほうが重大なのだが、モウリーニョを獲得するなら今しかないというタイミングで、誰よりもクラブのために動くファーギーだからこそ、このタイミングでの勇退を発表したのではという説だったり。

そう、
チェルシーファンの私としては、つい先日までヘラヘラしながら「来季はまたモウさんと闘えるぞ的な気分」でいたことを悔いた。悔いまくった。

そういうことだったのか・・・

いろいろな動きがひとつの結末にピタッとはまっていくかのような感覚。

やー、でも、まだ決まったわけじゃないから、まだ好き勝手なことを言わせてもらうと、モウリーニョ監督がここであえてチェルシーを選んだら、そりゃあもう格好良いっすよ。ロック魂を感じさせるチョイスですよ。つまり、レアルにいったときだって、あの時点で自分のルーツでもあったバルセロナとの決別を宣言したわけで、そのときの気概をここでもう一度、という気分でもいる。

でもそれも結局はチェルシーにとって来季のチャンピオンズリーグ出場が最低条件であって、このファーギー引退のニュースがこのあと6時間後におけるスパーズとの大一番において何らかの影響がないとは到底思えない。

いやー、ほんと、あのオッサンによってモウリーニョが「奪われた」形になったとしたら、なんだかチェルシーにとってファーギーって結局「最後の最後まで一枚上手で、煮え湯を飲まされつづけた人」みたいな、生涯ずっとその思いを背負っていかなきゃいけない感じで、そこが悔しくて腹立たしいわけっすよ(笑)。

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2013年5月 7日

香川の挑発とチェルシーの復讐およびラジオでフットボールな連休だった、のか。

マンU 0-1 チェルシー! イエーッス!!

で、ツイッターでも書いたことなんですがー。

この日のJSPORTSの放送枠のスポンサーが健康寝具メーカーで、よりによって香川真司をキャラクターに起用していた。試合には出ていなかった香川だが、ハーフタイムになってこの健康マットレスのCMが流れ、

香川が登場して

「このマットレスで熟睡できます」

とか言ってきたわけだ。

Chohatsu

これは過密日程にも負けず深夜の日本で眠たさと闘いながらテレビに向き合っていたすべてのチェルシーファンへ対する挑発行為として受け止めましたよホント。

Wise

「 寝 て た ま る か ぁ ぁ ぁ ー ー ! ! ! 」

ただしこの日のチェルシーは特に左サイドをバレンシアに切り込まれすぎてヒヤヒヤしっぱなしで、そういう意味で眠気をビャーッと吹き飛ばしてくれる内容。いやだからウィガンにいたときからオレはバレンシアを獲得しておくべきだってずっと言いつづけていただろうっての。

そんななか、見事な連携から最後はマタのすんばらしいシュートから1点をもぎとって、そのまま逃げ切る。オールドトラッフォードで0-1で逃げ切るって、なんて痛快な。

ラファエルがルイスへのチャージでレッドカードになり、そのときのリプレイでルイスは倒れながら笑っていたのがわかったけど、あの笑いは10月のホームでのクラッテンバーグ主審のときの復讐を果たしたってことで

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5/5は、NHK-FMが「一日サッカー三昧」の特別プログラムを組んでいて、普段ラジオは聴いていないけれど、たまたま持っていた小さい携帯プレーヤーがラジオも受信できるので、番組のちょうど真ん中ぐらいから終わりまでずっとラジオをつけて暮らしていた。サッカーにまつわる音楽を流しつつ、あの倉敷保雄と伊藤友里がパーソナリティを務めてゲストを迎えながら長時間進行していったわけで、この組み合わせってスカパー(『FOOT!』)とNHK(『Jリーグタイム』)の夢の競演みたいな感じで何気にすごい。

そして倉敷さんはラジオ出身らしくディフェンスラインを統率するような手堅いトークできっちりまとめてくるが、突然サブカル・オタクと化して守備を放棄して相手ゴール前まで攻め上がっていくようなテンションになるのも面白かった。

そしてこの日一番の衝撃は、ゲストの宇都宮徹壱さんがオススメしたCDのなかの曲であった。そのCDはアルビレックス新潟のサポーターが曲の権利関係を意地でクリアして作った応援歌コンピレーションCDで、そのなかの一曲が、当時在籍していたマルクス選手のチャントをボサノバ風にアレンジして、なんとマルクス本人に歌わせたというもので、、、これはまさにフットボール・ミュージックの歴史のなかでも特筆すべきシュールさと脱力感に満ちたものだった・・・「マルクスゴール・・オーイェ~」・・・って・・・

残念ながらYouTubeでもアップされていなくて、この放送を録音していなかったことを心から悔やんだ。また聴きたい。

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その翌日、連休のシメとして長居にいって、セレッソ大阪 2-2 浦和レッズという、いやもう実に楽しかった、この試合。天気も最高で家族連れが多くて3万人越えて、サッカーのスリリングさを味わうには実に良い試合だった。前半のガチガチした闘いから、徐々に体力が奪われていく後半になるにしたがってカウンターの応酬みたいになってスペースあいてゴール前でのチャンスが増えていって。

健勇のシュートも見事だし、蛍や那須のゴールも意地と執念の賜みたいで熱かったが、何よりこの試合はゴールキーパーからボール受けてそのまま原口元気がドリブル爆走&シュートという圧巻のゴールに尽きる。浦和ゴール裏付近で観ていて、反対サイドのセレッソのコーナーのときに思い立って双眼鏡で状況を確認していたら、GK加藤がボールをキャッチして、そこから元気にボールを渡した後もたまたま双眼鏡でそのまま彼のドリブルの姿を追っていると、「ああ、何かフェイント入れながらずっとボール持っているなー」「あ、斜め前にボール蹴った?」と思って双眼鏡から目を離したら、まさかゴールのなかにボールが入っていたとは。震えたなぁ。

あとfm NAGAi は今回も楽しませてもらった。森島氏がNHKの中継のほうにいっていて、DJ西川さんと羽田さんの2人だけだったが、この連休中に羽田さんどこいきましたか? → 子どもと御崎公園いきました → お客さんのなかでも同じところ行った人いたら、手を挙げて! → おお! 浦和のファンの人がけっこう手を挙げてくれていますね~! → ・・・って、彼らはいま応援の最中だから手を挙げているんだってば(笑) → そもそも浦和サポーターはこのラジオ聴かないですよね~・・・っていうこのユルさ。レッズファンがその場で知ったら怒るぞ、っていう。

いま気がついたが、そうやって私は二日ともFMラジオ聴きまくっていたことになる。

大宮×広島がほんとうに大変な試合になってしまい、増田と富山の回復を祈る!!

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2013年5月 4日

フリマでクリスタル・パレスFCのアウェイユニフォームに出会ったときの話

とあるフリーマーケットをフラフラと歩いていたら、あるブースでたくさんの服が売られているなかで、1枚だけサッカーユニフォームが置いてあって、なぜか、どういうわけか、それはイングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のクリスタル・パレスFCの昔のアウェイ・ユニフォームだった。

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「ぱ、パレス!?」

最初はその非日常感に動揺し、手に取らずに中央のエンブレムだけを確認して「あぁ、クリスタル・パレスか・・・」と思って、値段だけチラッと確認してそのまま通り過ぎたのだが、グルグルとブースを回るうちに、これはやはりちゃんと話を聞いておくべきだろうと思い、再びそのブースに戻って、売り手のかたと話をしてみた。

するとその人は、当時このクラブがプレミアリーグにいたころ(つまり90年代中頃ぐらい)イギリスに住んでいたそうで、特にロンドン のあちこちのクラブチームを訪ね歩いていた、とのこと。まさに私と同じように、ロンドンのフットボール・カルチャーに惚れ込んだ人のようで、あちこちでユニフォームを買い集めてきたけどいっぱいになったので少しずつ在庫を処分しようと思っているとのこと。

その話を聞いた時点で私はこの人からこのユニフォームを買うことに決めた。たたまれていたユニフォームを手に取って広げてみたら、エンブレムの下に「TDK」のロゴが現れて、ますますグッときた。

私もはじめてロンドンにいったときにクリスタル・パレスのスタジアム「セルハースト・パーク」を訪れていたわけだが、この日常生活のなかで「セルハースト・パーク」というコトバを発する日が訪れることになろうとは。

そしてさらに驚くべきことに、聞けばその人はチェルシーのサポーターだった!

アブラモビッチがやってくる前の、あの「バブリーかつ多国籍、でも勝てない」時代から、この人もチェルシーのファンになったそうで、「チェルシー好きな人が日本ではなかなか見当たらないですよね」と、まるでお互いに宇宙空間で知的生命体を発見したかのような気分になっていた。

詳しくは割愛するけれども、その人からはつぎつぎと興味深いチェルシーな話を聞くことができて、私はこの日ここに来て本当によかったと思った。クリスタル・パレス、ありがとう!

それにしてもこの90年代あたりのサッカーユニフォームが個人的には総じて好きである。テカテカした素材に、透かし彫りみたいな処理でデザインされているのが多く、ちょっとダボダボとした着心地がいい。最近のユニフォームは機能性を追求しすぎているのか、やたらピチピチ・ムチムチした感じで、体格が良くないと着られないデザインばかりでつらいのである。

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2013年5月 3日

まさかのELファイナルで「ダヴィド・ルイス・ダービー」が実現して

そういう意味ではベニテス監督にも感謝しないといけないんだが(でもどうしてもリーグ戦への過密日程も気にしながら見守ってきたわけで・・・)。

とにかく、
ヨーロッパリーグ決勝までこぎつけたチェルシー!
(これ、優勝したら翌年のCL出られるとかの特典ないのでしょうかマジで)

そして相手は、もう、個人的に「ここしかねぇよ!」状態だった、SLベンフィカ!!

ベンフィカ!!

といえば、ダヴィド・ルイスーーーの古巣!!
髪の毛も鳥の巣!(ウソごめん)

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(キャラは変わってない)

やー、これはルイスにとって気合い入りまくりの決勝になるでしょう。

ちなみに10年以上前の本だが『ポルトガル・サッカー物語』を読んだことがあって、この本の著者がひたすらベンフィカ推しで、このクラブのことがとても魅力的に描かれていた印象が残っている。スペインすら行ったことないんだけど、いつかこのヨーロッパの西の端でもこの熱いサッカースタジアムを観て歩きたいとずっと思っている。

そんなわけで、考えてみたら12月のクラブW杯では子どものときからファンだったチームと世界一を争う決勝を戦い、そして今回もこういう縁で決勝を迎えることができるというのは、つくづくダヴィド・ルイスのサッカー人生って幸せなんじゃないかと思えてくる(まだ若いんだけど)。

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ちなみにもうすぐリリースできる新作Zine『FOOTBALL ACTIVIST vol.1』でも、ほんのちょっとだけ話の流れでダヴィド・ルイスのことが一瞬出てきたりします。そう思うといま一番ネタにしたくなるチェルシーFCの選手は彼ですな。はやくこのスペシャル・ワンな冊子(←言い過ぎ)のこともちゃんとお知らせしたいのですが、それは後日あらためて!!

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2013年5月 2日

レッズ槙野がプロデュースした『マッキーのマッキー』油性マジック

浦和レッズオフィシャルより。

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槙野智章デザイン監修のもと、クラブカラーの赤と黒をベースに製作した『マッキーのマッキー(2本セット)』を5月11日(土) 鹿島アントラーズ戦より、レッドボルテージ、オンラインショップ、スタジアムファンショップにて発売いたします。
『マッキーのマッキー(2本セット)』は、槙野智章本人による商品の立案、デザイン監修、サンプル確認と何度も打合せを実施し、実現しました。槙野智章こだわりの「MAKINO Big Heart」と「Mr.MAKINO」の文字を本体のデザインに採用しています。
なお、発売日の5月11日は槙野智章、26歳の誕生日です。


◆マッキーのマッキー(2本セット)
販売価格:630円(税込)

こういうの好きです。もっとやったらいいと思うわけです。普段何気なく使いがちな文房具も、ちょっとの企画力で思わず大事に使いたくなるツールになりますな。

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「でも槙野ってマッキーって呼ばれているイメージないんスけどねぇ~」

こうなるとスナック菓子の「オーザック」が、そろそろザッケローニ監督をネタにしてもいいと思うのだが、よくみたらこれってハウス食品だったのね。ナビスコでもカルビーでもないのであった。

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