ベンゲル監督と“ピクシー”ストイコビッチ監督の「お面」をつけて、名古屋グランパス×アーセナルの親善試合が行われた豊田スタジアムでたくさんの方々と触れ合うことができて感動的に愉快だった件
てなわけで、このネタを友人F氏と実施してきたわけだ。F氏がベンゲル、私がピクシー。
考えれば考えるほど今回ほどお面ネタが有効な試合はないんじゃないかと思える。「ベンゲル監督がアーセナルを率いてはじめての名古屋凱旋記念試合、そしてなんといっても監督はピクシー」とのことで、名古屋のファンであれアーセナルのファンであれ、ベンゲル監督とピクシー監督がそこにいれば、みんなが笑顔になれるのである。こういうシチュエーションの試合は、なかなか希有なのだ。
もう、これはお面作るしかないやつやで!! と思い、すでに張り切りすぎて一ヶ月前にはお面が完成していたほどだ(あ、いつか近いうちに「お面の作り方」もブログにあげたいと思っている)。
豊田市駅からスタジアムに歩くまでは、我々は素顔のままでいた。
で、スタジアム前の川をわたる直前、橋のふもとの住宅街に身を隠し(笑)、あたふたとお面を装着して、最初に撮影したのがこの写真。
自分で作っておいて、ゲラゲラとウケていた。
通り過ぎるクルマの車内から指をさされ笑われ、子どもたちからは笑われ、若者たちからは苦笑されてしまいつつ、スタジアムへいく。
徐々に我々も恥ずかしさに慣れてきて、手を振ったりしているうちに、子どもを連れた親御さんから「写真を撮っていいですか」とか言われるようになる。そうなると次から次へと遠巻きから眺めていた子どもたちが近づいてきたりする。
そんな調子でスタジアムを徘徊しまくり、試合の前後もヒマな時間はひたすら通路に佇んでみたりして、下はちびっ子から上はおばさまグループまで、数え切れないほどの人々と一緒に写真におさまり、握手を求められた。(そして通り過ぎざま「うわ~っ!」と驚かれもした。人を驚かせることは大好きだ、フフフ)
ニセモノと分かっているのに、こういうお面をつけただけで、僕らと肩組んだり握手をしてくれるのが、なんだか申し訳ないぐらいに(笑)
声をかけてくれた相手が外国人の方々だと、自分の持っているカメラでも記念撮影がしやすいので、写真をアップさせてもらう。
こんな調子。
グランパスくんとも写真を撮れた。
このネタを通して、この日の試合に訪れた人々が楽しい気分になってくれたり、来てよかったと思ってもらえたら本当にうれしいと思っていて、そして実際に現場で次々と写真撮影に応じたり握手をさせてもらったりして、気分は高揚しまくっていて、感動的で、サッカーって本当にすばらしいと感じていて、結果的には言うまでもなく一番楽しんでいたのは我々のほうであった。
面白いのは,ベンゲルやピクシーのキャラゆえにか、来る人来る人がとても丁重に接してくれたことだ。子どもたちも総じて礼儀正しく(笑)、私のお面をはがそうと試みたのはさっきの写真に写っている外人さんグループの人だけだった!(笑)
あと、やってきてくれる人びとのなかには英語とかフランス語で話しかけてきたりとか、そういうノリ、うれしかった(笑)。
幸いだったのは、似たようなネタを仕込んできた人が他に誰もいなかったことだった(笑)。不思議とベンゲルやピクシーってネタにされていなかった。お面でいえば、一人だけジャック・ウィルシャーのお面を作っていた人をみかけて、勝手に仲間意識を感じた。
43000人近く来場者があって、超満員。これは豊田スタジアムの歴代最多入場者数を更新したとのこと。そんな記念すべき日に立ち会えたことがラッキーである。
そして一方で、もはやこれほどまでにサッカースタジアムでお面をかぶって楽しめることはないかもしれず(ベンゲル監督とピクシー監督の再会という、今回以上の適切なシチュエーションが思いつかない)、そして人生においてこれほどサッカーの現場で心から充実感をもって楽しいといえる出来事はもう出会えないのじゃないかと心配にすらなってしまう、それぐらいこの日の私は、楽しかった。試合も楽しめたし、ピクシーのまさかのサプライズ出場だった前座のOB試合(そしてピクシーのワンバウンドからのボレーシュートまで決まる)も感動的で、もうすべてがパーフェクトな一日だったのである。
ひょっとして、我々と写真を撮った人で、その写真をネットでアップしている人がいるかもしれないのだが、もし可能であれば我々もその写真がほしくてたまらない(笑)。もう、無数の笑顔のなかで幸せな気分でいさせてもらっていて、でも自分のカメラにはそうした瞬間たちが収まっていなくて、もし万が一現地で一緒に写真を撮った人でこのブログを見つけてくださったら、ぜひ写真をわけてほしいと願います!
なによりも、F氏がこの「お面ネタ」の実行にこちらの予想以上に前向きになってくれたことが、そもそもの話のはじまりでもあり、暑い中ひたすらお面をつけて歩きまくらせてしまい恐縮ではあったが、心から感謝の意を述べたい。ていうか、またやりたいよな、これは。
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