チェルシーFCの公式グッズのデザインがことごとくダサい理由を考えてみた
今回の旅はサッカー方面では結局チェルシーとウエストハムのスタジアムを訪れたのみである。ウエストハムは宿泊先でもあったわけで、スタジアムに併設のグッズショップも行きやすかった。
そこで改めて感じたことは、おしなべてウエストハムのグッズは「デザインセンスがいい」ことだった。
とくにTシャツ類が、どれもこれも欲しくなった。
や、確かにロンドンでは好きな部類に入るクラブなので、そのあたりを差し引いても、なんというか、ロック・テイストを感じさせるデザインが好感をよんだ。
オンラインストアで現在購入できるシャツのなかから、あらためて画像をチョイスしてみる。
女性向けのもいくつか。
・・・というわけで、どうだろう。私は上記にあげたシャツのうち、実際に現地で2枚ほど購入してしまったほどだ。
その数日前に、スタンフォード・ブリッジで私はチェルシーのメガストアに入ったわけだが・・・さらに言えば今までも何回も同じようにメガストアにきたものの、実はチェルシーのTシャツって買った記憶がないのである。
いくらサポーターといえども、どうしても「欲しい!!」と思ったシャツがあった記憶がないのである。
現地に来れば、どうしたって「せっかくなんだから、1枚ぐらい買おうかな」とか思うのだが、どうしても、心ひかれるものに出会えたためしがないのである。不思議なまでに。
うむ、ためしに今ネット上で購入できるチェルシーFCの公式シャツをみてみると・・・・
・・・どうだろうか。ウエストハムのシャツをみたあとだけに、あなたはこの中から「着てみたい」と思えたシャツはあっただろうか?
私は、残念ながら、どれもピンとこない。
ちなみに現地でも見かけたが、唯一このネットストアで私が買ってもいいかなと思えたシャツは
これなのだが、
でもよーくみると
悪くはないんだけど、なんだか「耳なし芳一」ライクなテイストなので、ちょっとためらってしまう部分もあったりする。(結局買わなかった)
そんなわけで、いったいどうしてこうなっているのか。
私の推察はこうだ。
「世界中にファンを抱えているクラブは、世界中の人の好みに合わせる必要があるため、デザインが保守的で最小公約数的なものに落ち着いてしまいがちになるのでは」
これはわりと自信をもって言えそうな気がする。
ウエストハムのような比較的ローカルなクラブになれば、ロンドンの下町のロックなデザインをガンガン発表してもまったく問題ないどころか、むしろそこが求められている気もする。そうか、だから数年前は「ドクター・マーチン」がメインスポンサーだったりするのかもしれない(ちなみに2001年に初めてロンドンにきたとき、私はチェルシーではユニフォームを買わなかったが、ウエストハムでジョー・コールのレプリカユニを買ったほどだ。ドクター・マーチンのロゴが入っていたこともポイントが高かった)。
そして、もうひとつウエストハムで見てもらいたいのだが、
「イングランドで生まれ、ココロはいつもウエストハムとともに」
っていうテイストのシャツなのだが、
実は
これと同じやつの「ベルギー・バージョン」だったり、実際に現地のスタジアム・ストアでは、数え切れないほどのバリエーションでいろいろな国旗をあしらったシャツが大量に売られていたのである!!
これは、種類を作るだけで相当なコストがかかっているはず(残念ながら日本国旗は見当たらなかったが)。
チェルシーでこういうのって今まであったか?(知らないだけだと思いたい)
私がチェルシーFCを支持する要素のひとつに「国際性」っていうのがあるけれども、実はグッズ方面においてはよっぽどこの下町クラブのほうが国際色豊かじゃないか? と思わせるのであった。
・・・と、いろいろグチってしまったが、特にTシャツに関しては、以前から「自分でデザインしてシルクスクリーンで印刷する」ということも一方でこだわっているわけで、「欲しけりゃ自分で作る」というパンク精神にのっとり、また気合いを入れて各種いろいろなフットボール・シャツを作ろうとも改めて思っている。
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