この日のヨーロッパサッカー界における最後の結論は「やっぱりハリー・レドナップ爺はすごい」ってことになるのか。
CL決勝、ちゃんと起きれたので視聴。
ジエゴ・コスタはケガで出られないんじゃないのか → うわ、スタメンやん! → ・・・と思ったら10分でアウトかい!
ということで、アトレティコについてはここが最後までアヤとなって、シメオネ監督の評価が難しくなる采配でもあった。思惑通り前半からプレスで飛ばして先制もできて、そこから逃げ切りを図ったが、まさかまさかのアディショナルタイムで追いつかれて延長に持ち込まれてしまい、あのジエゴ・コスタの交代枠を使ってしまったことが結果的にアダとなった。
むしろ耐えに耐える展開に持ち込んで、延長後半とかにコスタを入れたほうがチームとしても納得のいく終わり方ができたかもしれず。
アンチェロッティ監督、途中でマルセロとイスコを同時投入して、スカパー解説の鈴木良平さんもそこから左サイドが活性化されて流れが変わっていったという論評だった。チェルシー時代にそういう2枚同時代えをした印象がなかっただけに、確かにちょっとしたインパクトがあった。
レアルのほうで個人的に注目していたのはギャレス・ベイルだったが、この日はホントーにパッとせず、それでも逆転ゴールのときのフリーランニングは、あの苦しい時間帯によくぞ走りきったと褒めざるを得ない。結果的に100億円に見合う仕事をレアル1年目のシーズンで成し遂げたので、プレミアリーグファンとしてはちょっとホッとした。
アトレティコについては、チェルシー獲得が噂されるコスタ、そしてフェリペ・ルイスの存在が気になっていたのだが、これでダヴィド・ルイスのあとにフェリペ・ルイスが背番号4をつけたりして「結局新シーズンも4番はブラジル人のルイスか・・・」とかビミョーな気分に陥ってしまったり。
そんなこんなで、13/14ヨーロッパのサッカーシーズンはこれにて終幕。今日の決勝戦に出ていた代表選手の面々はここからブラジルに向けてまだまだ調整の日々ですか・・・おつかれさんです。
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あ、そのCL決勝戦の直前、海の向こうのロンドンでは、チャンピオンシップリーグのプレイオフ決勝がありまして、テレビ中継もないのでネットの結果だけを見るとこちらも超のつく劇的な幕切れだったようで。残り30分もあるのにQPRが10人になって、ボビー・ザモラ(なんだか懐かしい)が放ったこの日チーム唯一の枠内シュート、時間にして90分のゴールで1-0で勝っちゃうという。これで再びプレミアリーグの舞台へ。
ハリー・レドナップ爺は「持っている」なぁ、とつくづく思うが、よく考えたらこの監督こそトッテナム時代にギャレス・ベイルをブレイクさせた張本人なわけだ。私の初期の印象では「プレースキックの精度が高いだけで、他はパッとしない背番号3番の若手サイドバック」で、メディアでも「ベイルが出る試合は負けるジンクス」まで特集が組まれるほどだったのに、今ではレアル・マドリーの背番号11番をつけ高速カウンターアタックをキメまくるスーパースターと化し、ついにチャンピオンズリーグまで勝ち取るに至る不思議。
レドナップ爺も今日の結果にはすべて満足しているんじゃないか。この日いちばんヨーロッパで喜べているうちの一人かもしれん。
(↑ でもやっぱりいつだって、何考えてるか分からん顔!)
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