今大会、ブラジルの大敗よりも驚いたことがある。
代表チームが決勝進出をきめたときのアルゼンチンの人々の様子を集めた、感動的な動画。
自分とは何のつながりもない国の人々の姿なのに、涙が出そうになるのは、つまり「同じ夢を共有しているから」なんだと気づいた。「平和に暮らしたい」ことと「ワールドカップで優勝したい」というのが、世界中で究極の目標としてみんな夢見ている。それを実感させてくれるのだ。
おばちゃんがテーブルに座ったまま拍手しているシーンとか、ヨーロッパの映画みたいな雰囲気。サッカーのもたらす一番素敵なシーンをたくさん集めて、じつに印象的な作品になっている。編集の技が秀逸。
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そして今大会は、開催国のまさかの大敗で驚くばかりであるが、
個人的に最も驚いたのは、私の長姉が知らぬ間にサッカーファンになっていたことだ。
今大会をテレビで観ているうちに、サッカーが面白くなってきたそうである。
(そういう意味では、今回は地上波で全試合の中継があったことは良かったのである)
がんばって深夜早朝に起きつづける姉とリアルタイムでサッカーの試合をみながらメールを打ち合うことになる日がくるとは。
そうやって人生の途中でひょんなことからサッカーを「発見」することがもたらす面白さを少しずつサポートしていければと思う。
メッシとネイマールに注目していたようなので、ちょうどこの2人が一緒にプレーしているクラブチームがあることもオススメしておいた。
そんなこんなで大会も残すところ決勝戦のみ。姉にとっておそらく初めて真剣にワールドカップという大会を見守り続けた末のファイナルに、どういう印象を受けるのか。個人的にはそこも楽しみになってきている。
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