ボルシアMG:ボルシア・パークでクラマーくんに会う
夏の旅の記録、ノロノロと更新が続きます。ケルン、レバークーゼンと回り、まだ時間があったので、思い切ってメンヒェングラートバッハ中央駅へ。
ボルシアMGのスタジアム、ボルシア・パークへの行き方をいろいろ調べてみると、駅からかなり離れているため、バスでいくことに。
駅前にバスセンターがあり、尋ねるとボルシアパークまでの直近のダイヤ情報をプリントアウトしてくれた。
そしてバスの路線図の大きい看板があったので、それをデジカメで撮影しておいて、バスに乗りながら画像を確認したりしてみた。
念のため、画像を貼り付けておきます(クリックすると拡大します)
上から順番に中央駅(地図上ではMG Hbfと略されている)からボルシアパーク駅まで続きます。7番か17番の路線。
このとき買った片道チケット、2.5ユーロ。
で、こうしてデジカメに保存した路線図をしっかり観ていたはずなのに、バスの運転手さんのアナウンスが聞き取れなかったため、うっかりして通り過ぎてしまい、ひとつ向こうのバス停で降りるハメに(笑)
そう、平日の昼間はほとんど人が降りなさそうなエリアだった。
でもおかげでボルシアパーク周辺をじっくり歩けた。
壁際の壁画というかグラフィティが、植物の緑色も含めて(笑)いい感じだった。
ドイツのスタジアムの近所には、よく「Fan Haus」というファンのための家?っていう施設を見かける。この存在についてはまだよく分かっていないのでご存じの方は教えて欲しい。
そんなわけで、スタジアム周辺にたどりつく。
そういえば先日J-SPORTS『FOOT!』に鈴木良平さんが出演されていて、ご自身の心のクラブであるボルシアMGについて語っていて、この近隣も今後は開発が進むであろうとのこと。
そして、タイミングよくスタジアムのそばでトップチームが練習を行っていた。
この写真からも分かるように、これからどんどん空が曇ってきて、やがて大雨が降ることになる。
出待ちのファン、スタンバイ中。でも空が黒くなってきているよー。
写真では分かりにくいが、シャワーのような大雨がけっこう長く降る。
屋根がかろうじてある狭い場所にみんな雨宿り。でも出待ちの列を確保していた熱心なファンたちは、ビタビタになりながらその場で雨に打たれ続けていた。
そうしてやがて練習が終わり、ぞくぞくと選手がやってくる。
クリストフ・クラマーくん! ワールドカップのトロフィーを一ヶ月前に掲げた人物。決勝の脳しんとうは気の毒だったが、今後の代表でも活躍してくれそう。雨の中、すぐにクラブハウスに戻りたそうなので申し訳ないと思いつつ、一緒に写真に収まってもらう。ダンケシェーン!
で、雨宿りをしながら気づいたのだが、いろいろスタジアム内部にはトロフィーをロビーで展示していたり、平日でも開いているカフェバーがあったりする。
すごくスタイリッシュなお店で、スタジアム周辺は本当に何も無くて閑散としているが、こういう場所があることで地域住民が集まって時間を過ごすことができる。なによりトップチームの練習見学も行く気になりやすい。
そしてジュニア・ユースの選手たちも近くで練習していて、送り迎えの保護者とかもこういう場所で時間を過ごしていたり。
こういうのがスタジアムの存在意義を地域で高めていく工夫なのだと思う。日常のなかでいかにフットボールを、スタジアムを組み入れていくかという思想が当然のように浸透している感じがした。
そしてスタジアムから(なぜか)離れたところにあったファンショップへ。
いろんな種類のアイスまで売られていた。
帰りのバス停、ステッカーや落書きがまたすごい。
すっかり天気が回復。夕方なのにまだ明るい。
長時間の雨宿りもあって、夏の夕方を長くここで過ごして、そしてクラマーくんにも会えて、このクラブに親しみを覚えた。
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