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2015年2月 5日

「トルシエ待望論」があってもいいじゃないか、とコソッと書いてみる

あれこれと。

 アギーレの後任についてはオリヴェイラ、クルピ、フェリペ・スコラーリといった名前があがっているが、代表監督の経験がないぶん、(そしてチェルスキーのサポとしても)ここはフェリポン推しといきたいが、現実的には難しいのだろうな。

 クルピも良い監督だが、日本に戻るならセレッソをやってよ、っていう人であり、かつ代表監督になってしまうと、「いかに愛弟子の香川を再生させるか?」みたいなテーマに集約されてしまう展開が既定路線になってしまい、それって実は日本代表全体のためには良くないパターンだと考える。

 そういう意味ではオリヴェイラはあらためてウィキペディアなどで読むと実績・人物像として申し分ない雰囲気があるが、いかんせん代表チーム向きなのかどうかは未知数ゆえにリスキー。

 ピクシーもメディアで名前が挙がっているが、むしろピクシーに期待したいのはそのコネクションを活かして、世界的にまだ知られていない面白い監督や選手を日本に紹介するような役回りなのである。バルカン半島周辺って、すごい人材が急にドバッと出てきたりするわけで。

 最初に思ったのは「テグがリオ五輪代表と兼任」のパターンなのだが、五輪予選とのスケジュール的に難しいらしく、かなり残念。この日本代表チームをとりまく鬱屈した状況下において、そのアメージングかつアグレッシヴな「ダジャレ連発記者会見」で、とくに子どもやお年寄りのハートをつかんで代表チームのファン層を拡大してほしいと期待したいのだが。

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 あと、日本代表においてアギーレ監督が示し得た可能性としては、武藤や柴崎を代表で使ったこと以上に、「岡崎のワントップ起用」をはっきりと打ち出していたことにあったと思う。先日スカパーでマインツ戦をやっていて、解説者も言っていたのだが、いまのマインツは岡崎のトップにおける動きだしを前提としたチームづくりをしているが、日本代表はまだそうじゃなかった(だからアジアカップも不発だった)、ということで、このあたりの可能性を時間をかけて追求していく必要があったわけである。個人的には次の代表監督も岡崎をトップで使い続けてみてほしい気がする。

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 さらに余談ぎみに書くと、「トルシエ待望論」が出てもいいんじゃないか、っていう(笑)。
 や、これまでの外国人監督のなかで結局、最も日本代表で結果を残したのはトルシエなのである。

フィリップ・トルシエが日本代表チームにおいて示した「フラットスリー」は、今でも評価されるべき戦術だったと私は思っている。

「日本人はフィジカル勝負で不利だ。とくにセンターバックは競り合いで世界に勝てる見込みが薄い。それならば、オフサイドトラップを仕掛けまくって逃げ切っていくべきだ」

もっというと、攻撃面では、鈴木隆行を抜擢したことで「フォワードの役割はゴール前でボールをキープしてファールをもらえ」というもので、「そうすればフリーキッカーが充実しているので、セットプレーで得点チャンスが高まる」ということである。

それなのにW杯直前の最後の最後で中村俊輔を外したことだけは永遠に私の中でマイナス評価になるが、それはともかくとして、トルシエが攻守において示した方向性は、「いかにフィジカルの弱い集団が世界と闘うか」を考えるうえで、これらは非常に合理的で筋が通っていたのである。
ここまで理屈が通った戦術を押し通した(押し通せた)監督というのは、それ以後もそれ以前もいなかったはずだ。そして現時点で、もっとも良い結果を残せたのがこの監督の方向性だったわけである。

だからあえて言おう、「トルシエに再び学ぶときが来たのではないか?」と。

(まぁ、もしトルシエが今の代表の指揮をとるならワントップは本田になるだろうし、香川なんかは代表から外されそうだな。あと足の速いセンターバックということで、加賀健一とかサプライズで選びそう)

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