FCザンクト・パウリ ミラントア・スタジアムの思い出
先日のニュースで、宮市亮のザンクト・パウリへの移籍が発表され、かねてよりザンクト・パウリ推しだった私を大いに驚かせた。Jリーグを経由せずに若くして欧州へ旅立った宮市くんにとって、サッカー選手として生き残れるか、その真価が問われる最後のチャンスともいえる次の移籍先としてドイツ2部リーグのザンクト・パウリを選んだことは、なかなかに強烈な展開である。
なにせクラブのTwitter公式でも、壁紙の雰囲気も含めて強烈である。
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もはや戦隊ヒーローの主人公がショッカー入りしたみたいな風情。
ともあれ、昨年のドイツ旅において、私がもっとも重要視したのはこのハンブルグ行きであり、ザンクト・パウリ詣でであった。
なので「宮市くん電撃移籍記念」で、急きょ予定を変更して、ザンクト・パウリのミラントア・スタジアムで撮影した写真をたくさんアップしておきたい。
ハンブルグの巨大歓楽街、レーバーパーンのすぐ近く。近所で遊園地らしきテーマパークの工事が行われていた。
と、期待通りにのっけからクールなビジュアルに彩られていた。
そしてクラブショップに入ってみる。
かっこいい。かっこよすぎる。ドクロマークは個人的に苦手ではあるのだが(笑)
テンションが高ぶって、ユニフォームを買った。
どこで着るんだか分からないけど、オシャレなデザインだったので、衝動買い。
こういうメッセージもザンクト・パウリらしいと思える。
印象的だったのは「子ども用の客席」とか、やたらキッズに対しても友好的な雰囲気があったことである。人種や性別、年齢といったあらゆる障壁をぶちこわして、みんなでクラブを支えるぜ的なスタンスが感じられて、これこそがサッカークラブにとっての理想像だと思える。
スタジアムの外壁に、サポーターの顔写真をここまで重点的に掲示しているのは、私の知る限りここぐらいである。そういう意味でもザンクト・パウリがどういう存在のクラブであるかが伺える。
スタジアム内部にはミュージアムが併設されていて、たぶん、おそらくであるが、サポーターがボランティアで運営しているっぽい雰囲気だった。
すべてがグッとくる。
ちなみにレーバーパーンの通りのなかにもクラブショップがあり、こちらは金曜と土曜は23時まで営業しているという、筋金入りのサポーター・フレンドリーなクラブ運営をしている(笑)
いやはや、こんなにクールで世界有数のパンクなサッカークラブに、宮市くんは80年代の尾崎加寿夫氏以来の2人目の日本人プレーヤーとして闘いに挑む。どうにかしてこのクラブで何らかのインパクトを残してもらえればうれしいし、日本の多くの人にこのクラブの存在が知れ渡ってほしい気もする。
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コメント
>"尾崎加寿夫氏以来の2人目の日本人プレーヤ
ー"
ここやったんね(笑
いやー、面白くなってきました。何より、ドクロのパーカとか似合いそうなのがいいよね、宮市っつぁん。
ロシツキーからの教え然り、よい環境を見てきてると思うので、今後のコンスタントな結果に期待です。
投稿: toyotti | 2015年6月21日 23:05
toyotti>話題性はありますね。あとは結果を出せるかどうか・・・ってところで。日本のテレビでザンクトパウリが紹介される機会が増えたらそれはそれで痛快です。
投稿: タテーシ | 2015年6月22日 20:53