デットマール・クラマー氏逝去
正直サッカーをのんびり観る気分が失われやすい昨今の社会状況なのであるが、そんななかデットマール・クラマー氏の死去のニュースが。
中条一雄さんの本を読むと、当時のドイツサッカー連盟が日本にクラマー氏を派遣してくれたことは、本当にラッキーだったことを実感する。当時35歳ぐらいで来日していたことになるのだが、すでに優秀な指導者であることに疑いの余地はなく、そういう人材を日本に紹介してくれたということで、日本サッカー界はなによりドイツサッカー連盟にまず恩義がある。
こうして時を経て、多くの日本人がドイツでプレーするようになったことを、クラマー氏がどういう思いで観ていたのか。そして何より、いつかワールドカップの、それも決勝トーナメントあたりで、ドイツ代表と日本代表がガチで勝負する日がきたら、あらためてそのときにクラマー氏の功績が振り返られることになろう。RIP。
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