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2016年1月

2016年1月23日

ペリコとの新しい生活がはじまった件

藤田のぞみの衝撃の引退発表を受けて、なんとか立ち上がるべく日々の生活を営んでいるのだが、本当なら新年の本ブログはそれに先だって、ひとつ報告しなければならないことがあった。

今回の年末年始に実は欧州を旅しており、例によってサッカースタジアムを訪ね歩いていた。旅の最終目的地はバルセロナで、カンプノウでのバルサ×ベティス戦、そしてRCDエスパニョールのホームスタジアムでのバルサとのダービーマッチを観てきた。

RCDエスパニョールといえば過去に西澤明訓や中村俊輔も在籍していたクラブであるが、私にとっては以前から、このクラブのマスコットのペリコがとても気になっていたわけである。

こういう画像をみるにつけ・・・

Flying_perico

Greeting_perico1

いまはまた違うタイプの着ぐるみになったようで残念ではあるが、いずれにせよこれはもう、自分のなかでは「サッカー界きっての有名マスコット」の一人(一羽)であった。

そういう興味もあって、ワクワクしてRCDエスパニョールのスタジアムに行ってみた。

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そしてグッズショップに行ったら、

いきなり、こうだった。














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  大漁か!?

ちょっとおののいてしまったが、この中で私になついてきた一羽がいたので、一緒にスタジアムで試合を観ることになったのである。

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「いいスタジアムだろ~?」

 と、やたら胸を張って自慢げに語ってくるペリコ。

 でもたしかに、最近作られたスタジアムだけあって、設備も整っており観やすいスタジアムだった。ひょっとしたら規模的にも新しいガンバの吹田スタジアムと似ている雰囲気なのかもしれない。



 で!!






 

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 おおきい方のペリコにも会えたーー!!!
 (ご注意:クリックしたら画像も大きくなりますが、おおきいほうのペリコの顔はあまりじっくり見ないようにしてください)

 おおきいペリコはちいさいペリコを持ってくれて、一緒に写真まで収まってくれたので、とてもいいヤツだった(でも肝心の自撮りがあまりうまくいかず)。
 ちなみにそのとき、なんか口元から「ありがとう」みたいなスペインの言葉が聞こえたような気もするけど、まぁ、それはそれとして。

 そんなこんなで、私はこの最前列の席でバルセロナ・ダービーを堪能させていただいた。0-0ドローで、報道によると言い合いもだいぶあって荒れた試合とも評されているが、とにもかくにもカンプノウの観光地化されたクリーンな雰囲気とは一転して、「FCバルセロナ倒すぞオラー!!」的な雰囲気がそれはもう激しくって、みんなずっとタバコ吸いまくりで煙たくて、でもなんだかんだFCバルセロナの日陰的な存在であることをみんな分かっていて(笑)、こういうクラブにおいて「幸せの青い鳥」みたいな存在でいるんだろうかペリコは、と想像してみたり。

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こうして試合を楽しみ、そして数日間バルセロナでの滞在を楽しんだ。

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「サグラダファミリア、すげぇだろ~?」 

と、どこまでも自慢げなペリコであった。

で、そんなわけでペリコは私について、日本へ向かうこととなったのである。

 大きかったので、リュックサックにこうして収まって。







 


 

Pericoinbag

(↑実際、この状態でバルセロナの空港まで行った)

 ちなみに関空に到着し、検疫の検査場のところを通るとき鳥インフルの関係で「渡航先で鳥に接触した人は申し出ること」と書いてあって、ちょっと緊張した。

 そんなわけでこの正月から、サッカーを通して出会った新しい家族の一員として、私の家には新しく鳥が住みついているのであった。

 この数日間、大好きなサッカー選手の早すぎる引退に落ち込む私にたいして、常に胸を張って前に進めと叱咤激励してくれている。気がする。

 そんなペリコとの生活は、今後もときたま、その様子を伝えられたらと思う。

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2016年1月16日

藤田のぞみというサッカー選手がいたことを忘れない

本日、藤田のぞみの早すぎる引退表明が発表された(こちら)。

クラブから正式なリリースのないまま2年間ちかく長期離脱していた選手にたいして、ファンの多くはすでにある程度の覚悟をしていたかと思う。しかし自分としてはやはり、ただただ今は残念であり、簡単に「おつかれさま」と言えるほどの気持ちにはなれない。まだまだ藤田のぞみには辿り着いてほしかった世界があって、着てほしいユニフォームもあり、そして、我々に見せて欲しいプレーがたくさんあったのである。

外出先でみたツイッターで一報を知り、京都の街を歩きながら、そこで思い出されたのが、かつて藤田のぞみがインタビューで将来の目標を尋ねられたときのことだ。彼女は、

「悔いのないサッカー人生を送ること」

と述べたのだが、この答えがなぜかずっと印象に残っていた。

今回の発表を受けて、あのとき感じた印象がよみがえり、そこで思い至ったのは、きっと藤田のぞみはそのキャリアの初期のうちから、自らの身体が直面するであろうある種の限界点みたいなものを、すでに予感しえていたのではないかということである。

それは単なる推測にすぎないとしても、そうして「限界」に向かう怖れを抱えながらも、手を抜かず全力で鍛錬に励み続けてきたサッカー選手としての藤田のぞみがいたことを、ずっと忘れないでいたい。

そして彼女にとっての新しい人生が、それもまた、悔いのないものになるように、ただひたすらそのことを祈りたい。「サッカーとしての人生」は、終わらない。

Thanks_nozomi


ありがとうございました。

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2016年1月 1日

あけまして。

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今年もよろしくおねがいしますー!

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