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2016年9月

2016年9月19日

【情報求む】1987年5月の大阪に、サンクトペテルブルグのサッカークラブ、ゼニトがやってきたという話(その1)

 この半年間ほど前から、サッカーファンとしての私の最大の関心事は、EUROでもリオ五輪でもなく、1987年(昭和62年)に開催された「大阪国際サッカー3姉妹都市大会」というひとつの大会のことになってしまった。

 ことの始まりは、3月にとつぜん、私のブログでメルアドをみたという、ロシアのサンクト・ペテルブルグに住むパベルさんという人からメールがきたことである。

 グーグル翻訳で日本語に直したのであろう、たどたどしくも、切実な雰囲気のただようメールだった。

私はFCゼニトレニングラードのサッカープログラムのロシアコレクターです。
私はを探しています1987大阪国際サッカー3姉妹都市大会小冊子
私は多分あなたはどこにでもそれを見てきました、このプログラムの画像を添付しました。
たぶん、あなたはそれを見つけるのを助けることができますか?

とのこと。添付では、非常に小さいサイズの荒い画像なのだが、たしかにそれらしきパンフレットが表示されている。

1987_osaka


なんとか英語でメールを書いて、より詳しい事情を尋ねると、パベルさんは29歳で、ずっとサンクトペテルブルグで生まれ育ち、今もそこに住んでエンジニアをしているそうだ。

メールのなかでグッとくる文章があって、

Football is more then just a game for Peter (maybe you know Peter is slang name of St-Petersburg) it is tradition.

Russian football was born in Petersburg and still is the main part of life of its citizens.

この文で言いたいことは、ストレートに自分に入ってきた。
もう、人生を心底ゼニトのために捧げちゃっている人なのだろう。
もちろんそういう人は私も大好きである。

そして、彼がなぜゼニトの試合プログラムを集めているかを教えてくれた。

それは、パベルさんが13歳のときに亡くなった父親の遺志だという。

彼のお父さんはそれこそ相当なゼニトのサポーターだったようで、おびただしい量のプログラムを過去のものからがんばって収集してきたとのこと。「自分が亡くなってもこれだけは売らないように」と言い残していたとのことで、かなり充実したコレクションであることがうかがえる。

こうしてパベルさんはお父さんの後を継いでプログラムの収集を手がけており、集めたコレクションをいつかまとめてウェブサイトで公開することなどを考えているとのこと。

そうした事情を知ると、同じサッカーファンとしては、できる限りのことをしたいと思う。
プログラムの現物が手に入れられる自信はないが、せめて現物のコピーができたらいいだろうし、その1987年の大会にまつわるあらゆる情報をパベルさんにお伝えできれば・・・と思った。

こうして私にひとつの「研究テーマ」が与えられた、そんな気分でいる。

年齢からいうと、1987年だとパベルさんはちょうどその頃に生まれていることになる。そんな時代状況において、ゼニトは大阪に来ていたのである。

1987年、もちろんJリーグは始まっておらず、そしてこの頃私は小学四年生で、今となってはどうしてそうなったのかよく分からないが、じつはYMCAのサッカー少年団にいて、サッカーをそれなりにプレイしていたという、私の個人史上でも希有な時期を過ごしていた。でも実はそんなに自分がサッカーを好きだったかというと、自信がない(Jリーグがもっと早く始まっていたら・・・と思う)。それよりもファミコンをやることのほうが、やっぱり好きな子どもだった。そのことは今でも私にとって悔やまれる部分である。

そんななか、あの頃大阪で開催されていたのであろうサッカー大会のことを、今の私が追いかけることになった。

そして結論からいうと、まだこの大会のパンフレットの現物を見つけることは、できていない。

そうしているうちに時間だけが過ぎていくので、ひとまずこれまで調べたことを、次回以降このブログに書き残しておこうと思う。

つづく。

Zenitlogo

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2016年9月10日

さっそくのマンチェスター・ダービー感想

最近のこのブログでは観た試合のことをあえて書かなくなったのだけど、今シーズンのプレミアリーグを語るうえでは最も重要な試合なので、マンチェスター・ダービーを観ながら感想をメモったことを以下列挙。(すぐ試合のこと忘れるから自分のためのメモとしても)

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モウリーニョの着こなしになんとなく違和感。

160910


シルバうまいな。アグエロ不在が残念。

数年前からこのカードお客さんの雰囲気あまりそんな殺伐としていないのが気になる。

本当に申し訳ないけど、イヘアナチョってどうしてもストライカーの名前じゃない気がする。

あと、それいうとノリートも、日本人的には神社でお参りしている気分を喚起させて、ストライカーっぽくない。

でも結果的にタテポンでデブルイネのゴールで決まるという「イングランド臭さ」丸出しのゴールだったのがウケましたよ。モウリーニョ×ペップの「緻密な戦術家による名将対決」とか、結局はアラダイス監督のタテポンサッカーに屈してしまうかのような。

自分の手元にきたスローインのボールをすぐに返さなくてルーニーにイラッとさせたグアルディオラ監督、このへんの駆け引きはさすがに修羅場をたくさん経験した元・選手としての凄みだったり「一枚上手感」があるんだよなぁ。

ムヒタリアンをみると一瞬「あれ、ディ・マリア」と思ってしまう傾向。

2点目のときもそうだけど、なんで簡単にバイタルエリアに入らせてしまうのか赤デビル守備陣、らしくない。

イエローもらった無茶なタックルはともかく、シルバはやはりすごい。守備もきっちりするし、攻撃時の味方のサポートの位置どりとか細やかな配慮を感じる。こういう人がいる職場は働きやすいはずだ。

GKブラボ起用さっそく失敗か、ジョーハートそんな悪くないと思うんだけどねぇ、という赤デビル1点目。

前半アディショナルもブラボのタイミング中途半端な飛び出しでピンチに。もしかしてブラボにも、前に指揮したチームのキーパーと同じような動きをグアルディオラが要求していたら・・・と想像すると、それは酷なリクエストですよ。

後半。
ラッシュフォードみたいな若造を入れてさっそく流れが変わる、っていうのも、マンチェスターダービーにおいては、なんとなく腑に落ちない気分でいるの僕だけじゃないですよね(ていうか、やっぱりここはマタじゃないんだ 笑)。

「高みの見物」という言葉と似たような意味で「高みから見るクラッテンバーグのジャッジ」は、悪趣味な笑みを浮かべて楽しめる感。
160910_2

ポグバは良いんだけど個人技の披露で留まっている感じ。

69分、ラッシュフォードのがんばりをイブラが阻止。

最後まで攻撃的選手を投じるモウリーニョ。こういう展開になるとはなー。

てか、前を向いたシルバとデブライネのパス交換がことごとく成功している印象。なぜここを止められないか(それだけ、二人のボールの受け方が巧いんだろうけど)。

ちょっとグダグダしたアディショナルタイムを経て1-2でタイムアップ。

いや今年のシティは強そうだけど、キーパーが穴だということを示しているな。まぁ一戦だけ観て断言してもあれですが。

いきなりのビッグマッチ、観やすい時間帯で助かった。純粋に楽しみましたよ。次のシティのホーム戦がまた楽しみに。

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2016年9月 3日

チェルシーが夏の移籍市場で私をひさしぶりに揺さぶってきた

160903cfc

チェルシーに、ダヴィド・ルイスと、ミヒャエル・バラックが復帰しました。

すいません、ウソ。

バラックじゃなくてアロンソな。

マルコス・アロンソ・メンドーサさん、ようこそチェルスキーへ!!

以前の記事でもちょっと触れていたことだが、さすがに監督もフロントもバカではなかったので、ちゃんとサイドバックを獲得したわけです。

やー、このプロモーション画像、まず序盤でテクニックを見せつけつつ、そこから「徹底的にボールに食らいつける、球際での根性バッチリの闘えるサイドバック」であることを示してて、3分あたりで「ロングボールも蹴れますアピール」が流れてですね、スペイン人でアロンソという名前のサッカー選手はみんなこういう高精度のロングパスを供給しなきゃいけないルールでもあるのかと思わせるプレーぶり。もう、左サイドバックからナナメのロングボールでウィリアンを走らせてチャンスメークする映像がすでに私の頭のなかには出来上がってますよ!! しかも経歴よくみたらフィオレンティーナの前にはボルトンで2部生活も経験して苦労人だったりしてすでにガッチリとイングランド慣れしているだろうからすぐにチェルシーにもフィットしてくれるだろう
し、うぉぉ~これは近年でもかなり良い補強したか!?

そんで、最終日に驚きのダヴィド・ルイス帰還のニュース!!!!!

そりゃあ昨季までPSGでさんざんチェルシーのCLをジャマしてきた過去もあるが、そんなことよりもチェルシーサポにとってはモウリーニョ体制の被害者であることはみんな分かっていたことだし、ブラジルW杯のチョンボもすべて忘れて、心機一転ブルーズの一員としてまた暴れまくってほしいのだ。最近ほんとこういう選手いないからなぁ。

でもこの記者会見時のダヴィルイ、黒い水泳帽みたいなのを被っているけど、なんだか「普段のモフモフの髪の毛は、かぶりもんです」みたいに想像するとジワジワくる。

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