横断幕を、つくった。
久しぶりの更新になってしまった今回のブログ記事を公開するにあたって、ひたすら慎重に下書きを書いていたのだが、あれこれと、なんだか言い訳じみたことばかり書いていたので、それらを省き、簡潔に書いてみる。
横断幕をはじめて作った。
そしてスタジアムで掲げた。
試合には負けたが、じつに久しぶりに、
サッカーをプレーするフジタノゾミを観ることができた。
そういう日だった。
藤田のぞみがサッカー選手としてふたたび活動を再開し、
今シーズン、奇しくも友人M・フィオリオ氏がサポートする岡山湯郷ベルに移籍した。
事の進展をグズグズと見守っているうちに、業を煮やしたフィオリオ氏からはすぐに応援に来るように促されつつ、「横断幕の作り方」についてのアドバイスも受けることになった。
もはやフィオリオ氏はここ数年のあいだにどんどんコアサポーターとしての立場が深まっていき、横断幕の掲出計画まで担うようになっていた。そんな彼から横断幕の制作を手がけるバンテック社の存在まで教えてもらい、制作ガイドラインをみて、自前でデザインをしていくうちに、テンションが高ぶっていき、この横断幕の完成に至った。
右下の文字は、彼女の座右の銘である「絶対的な自信と謙虚な姿勢」という言葉を、彼女が最初に引退する前の時代に友人に頼んでドイツ語に翻訳してもらったものである。ドイツ語にした理由は特になく、女子サッカーにおけるドイツの存在感が大きいので、といった感じである。
そうしてリーグカップのASハリマアルビオン戦にて横断幕デビューをさせていただくことになった。フィオリオ氏の車で、兵庫県の三木総合防災公園陸上競技場へ。
かねてからサッカーの横断幕を掲示することはどういう体験なのか、すごく知りたかったことではあるので、それだけでも自分にとっては刺激的な体験となった。
いろんな取り決めがあるようだが、この日は来場者入場より前に横断幕担当のサポーターはいったんスタジアム内に入ることが許され、制限時間30分以内に、定められた箇所に横断幕を設置することになっていた。フィオリオ氏は他のサポーターとともに手際よくアウェイのゴール裏の柵という柵に横断幕を置いていき、随時ロープでくくりつけていった。ちなみにフィオリオ氏は、他サポーターから預かっている大量の横断幕をボストンバッグ一杯につめて、応援に駆けつけている。彼とは30年近い付き合いになるが、まさかこんな未来がありえるとは。
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