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2021年4月

2021年4月29日

フォルトゥナ・デュッセルドルフ、そしてハイネの家の犬:スタジアムめぐり旅2014・ふりかえり(その4)

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▲お約束の、朝ごはん食べ過ぎの図。サンドイッチが・・・

デュッセルドルフには結局2泊し、次の目的地はドルトムントである。そのまえに午前中は時間があったので、地元のクラブであるフォルトゥナのスタジアムに寄ってみようと思った。当時は2部リーグで、直前まで大前元紀が所属していたことで知られていた。

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街の中心部からUバーンの列車で郊外へ。どういうわけか、スタジアムのことよりも、このとき路面電車の車内から街並みを観ていたときの印象が強い。

関西でいうインテックス大阪のようなメッセ会場行きの終点駅に着くと、そこにスタジアムが併設されているような感じだった。

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▲いきなりすぐ目の前に。

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▲駅はお客さんがほとんどいないのでちょっと怖かった。

なのでこれこそ駅直結型のスタジアムということで、サッカーの試合やイベントがないとものすごく閑散とした場所だった。
当時はネーミングライツの関係で「エスプリ・アレーナ」という名称だったが、現在は変わって「メルクール・シュピール・アレーナ」となっているらしい。

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こういう看板はあるにせよ、まるで駅ビル直結のホテルとかに移動するかのような雰囲気でスタジアムの入口にいくも、そこにいた係員に「今日は休みだから」みたいな感じで門前払い。グッズショップもなさそう。しかたなく周辺を歩いてみる。

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▲こういう外壁での囲み方も面白い。
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するとここにもやはり近所にはスポーツ施設があり、そしてチームの練習場もあるのだった。
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ここにきて、ようやく「人が集まっている状況」があり、すこし和んだ。
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とくにこの少年ファンが、熱心にゴールキーパーの練習を見ていたのが微笑ましくて。

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いろいろ写真を撮って過ごした。

ふたたび駅から中心街に戻り、あらためてデュッセルドルフを少しだけ観光。

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「ハインリッヒ・ハイネ通り」と書いてある。詩人ハイネ(私はまったく詳しくないのですが)ゆかりの街だそうで、

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そこにハイネの生家の跡地が書店となっているのをガイドブックで知ったので立ち寄ることに。

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長細い店内に、よくみるとイヌがじっと店番をしていた。

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人生でこんなにも「悠然とした」感じのイヌを見たことがなかったほどだ。どんなにカメラを向けても何も動じることなく、ひたすら自分のペースを守っていた。面白がってしばらく写真を撮りまくってしまった。

というわけで「デュッセルドルフの最大の見どころは」と問われたら、「ハイネの家のイヌ!」と私は答える。

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・・・とまぁ、天気もよく、本当はもっとゆっくりしたいぐらい素敵な街だったが、まだまだ訪れるべきスタジアムが待っているので、ここから一時間ほどかけて次の目的地、ドルトムントへ向かったのである。

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▲また行ったらこんな感じで店番を続けているのだろうか。

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2021年4月18日

ボルシアMGのスタジアムでクリストフ・クラマーに会う:スタジアムめぐり旅2014・ふりかえり(その3)

ケルン、レバークーゼンときて、この日の最後はボルシアMGに向かってみる。
ウィキペディアの表記に従えばMGは「メンヒェングラートバッハ」だが、私の場合は「メンヘングラッドバッハ」って発音してる気がする。

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中央駅。時計を見ると15:30に着いたようである。

スタジアムのある「ボルシア・パーク」は、駅からちょっと離れているのでバスで向かうことに。バス案内所みたいなところがあり、わざわざプリントアウトしてくれて、乗るべきバスの情報を教えてくれた。

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▲ab=出発地、MG Hbfはメングラ中央駅、Bstgは今となってはよく分からないので調べたら「乗り場ホーム」のことだった。
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▲バスの切符。

とはいえ知らない場所でバスを乗ると、どこで降りていいか分からない場合が多い。バスのルートマップを案内所でもらえたらそれで対応できるが、おそらくこのときはそういうものが得られなかったのだろう。そして当時はポケットWifiも持たない旅だったのでグーグルマップをオンラインで使うこともできなかったため、私が取った対策は「バス停に置いてある案内をデジカメで撮影しておいて随時確認する」というものだった(でも膨大な選択肢のなかからルートマップを探すよりもこの方法がいちばんてっとり早いので、その後も私はこのやり方を好んで使っている)。以下、7番と17番のバスルートをご参考まで・・・
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こうしてボルシア・パークのバス停に到着。
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向かう先にみえるスタジアム!
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チーム仕様のアウディ!
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で、たまたま私がたどりついた時間帯は、トップチームの練習が行われていた。その脇ではユースチームらしき子どもたちの練習も行われていて、しばし見学。
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で、トップ選手たちにサインをもらうべく出待ちの列もできはじめていた。
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ただこの写真から分かるように、すごく良い天気の日だったのに、このときだけすごく黒い雨雲が急にやってきていて、突発的に大雨になった。
なので、多くのファンがみんなで雨宿りをすることになり、私も一緒になってたたずんでみたり。
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こういう時間、わりと楽しかったりする。

すると練習が終わったようで、選手達がファンサービスをしてくれた。そのなかに私が推しているクリストフ・クラマーが! この一ヶ月前には南アフリカでワールドカップ決勝に出ていたあのクラマーが!(脳しんとうを起こしてあえなく交代になってしまったが)。
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「日本から来たよ~!」「サンキュー」のやりとり。ファンひとりひとりに丁寧に対応してくれた。とはいえ、雨上がりですぐに引き上げたかっただろうオーラはすごく感じたので申し訳ない(笑)。

ところで、このスタジアム併設の建物はわりと気軽に入れるゾーンとなっていて、ロビーではトロフィーが展示されていたり、
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そしてカフェ空間もとても充実していた。
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このときの雰囲気としては、ユースチームの練習にきた子どもたちの送り迎えをしにきた親御さんが多い感じで、こういう「スタジアムと練習場と、くつろげる空間」の近さがとても良いなぁと思った。

スタジアムから少し離れたところにプレハブっぽいグッズショップが。
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ビールの国らしくグラス類も充実。本当はすごく買って帰りたいところだが、旅行中の激しい移動が多いと手を出しにくい。
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▲デジカメでこのグラスだけアップで撮影していたということは、このグラスを買おうかどうか迷っていたのだろう(笑)。
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▲ちなみにアイスクリームも売っていた。

最後には雨もあがり、充実した気分でスタジアムを後にした。
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▲帰りのバス停。ここに限らず周辺もはげしくスプレーでいろいろ描かれていた。

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▲駅に戻り、夕食でケバブとコーラを。当時のメモをみると「店で若者3人がずっと歌っていてうるさかった」とのこと。

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2021年4月11日

ケルン、レバークーゼン:スタジアムめぐりの旅を今さら振り返る

 2014年の旅の記録、その2。

 アムステルダムにもっと滞在したかったが、そこから列車でドイツに入って、デュッセルドルフに向かった。
 
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▲アムスの空の美しさに最後まで魅了されまくり。どこがどう素晴らしいのかをうまく言葉にできないのだが。

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▲この先、さんざんお世話になるドイツの高速列車。

 この頃、初めてタブレット端末を手に入れたことから、この旅では「宿をあらかじめ決めずに、そのつどBooking.comのアプリでホテルを探しながら移動する」というスタイルを初めて試すことにした。そうして駅近くにほどよいホテルが見つかったので、そこで2泊する間に周辺の主要都市にあるサッカースタジアムを回りまくることにした。

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▲デュッセルドルフ駅に到着後の写真、よくみると夜21時ごろに着いているが、さすがに夏場は空が明るい。

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▲ドイツで最初の宿、Novum Hotel Maxim。低予算旅行者にはひたすらホテルの朝食が貴重な食事。

 まず行ったのがケルン。駅を降りたらすぐそこにある大聖堂の迫力に圧倒される。

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▲大きすぎてカメラの画角に収まらない。

 大聖堂は入り口に入るだけなら無料だったので見学もほどほどに、すぐに駅に戻り地下鉄と地上のトラムで1.FCケルンのスタジアムを目指した(このときの旅では「ひたすらたくさんの街を訪れることを優先し、気に入った場所を見つけたら今度またゆっくり時間をとって再訪するつもりで流す」という方針だったが、もう二度とそういう慌ただしい旅はしないと思う 笑)。

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 ラインエネルギー・シュタディオン。ネーミングライツの影響もあるが、たしかにエネルギーを生み出す発電所のようなメカニカルな雰囲気の建築。

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▲味わいのあるトイレの標識デザイン。

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▲ファンショップの中から、スタジアムの内部がうかがえた(はず)。

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▲ファンショップでは大迫と長澤の漢字の入ったシャツが売っていて、買おうかどうか迷ったことが当時のメモに残されている。買っておけばよかった(笑)。

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▲ヤギのグッズ展開も豊富に。

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 次に向かったのがレバークーゼン。

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 最寄りの駅からちょっと歩く。静かな住宅街といった感じで、小川ぞいの散歩を楽しむ雰囲気。いきなりそこからスタジアムが現れ、その近所にも体育館のような施設があった(ドイツではそういう場所が多いことが後々になって分かってくる)。

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▲スタジアムの脇に練習場。あとホテルも併設されていた。

 スタジアムのファンショップは閉まっていたので、調べたらここから別のところ、駅から西側にあるショッピングモールのエリアにも支店があった。オシャレな内装だった印象。

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 この日の午後はここからさらにメンヘングラードバッハに移動したのだがそのことは次回に。

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▲レバークーゼンのスタジアムから小川沿いに駅に帰るときに気づいた。近所のライバルチームの名前がスプレーでイタズラ書きされていた。

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