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2023年12月

2023年12月25日

夏の思い出&今年もありがとうございました

中村俊輔の引退試合は仕事がなければ絶対行きたかった・・・!(でもチケットはとれなかっただろうなぁ)。
現役を終えてから時間をおいていたとはいえ、やはり「いつかはこの日が来るんだろう」という、ぼんやりとした感慨みたいなものがあって、スカパーの録画をみながら、いやもうこのフリーキック見せられたらまだまだイケるやん!? と思ったし、多くの人もそう感じたのでは。
将来、どこかの監督になってもフリーキックのシーンで「俊輔蹴って!」とか言われそうな気もする。
挫折を知り、苦労を重ねてきた選手だけに、指導者としてどうなっていくのか、その第二章も楽しみにしています。

そして小野伸二も引退したわけで、この選手についてもいろいろと語りたいところではあるんですが、日本代表での実績として「ここぞという大事な試合のときに限ってなぜか出られない巡り合わせの多かった選手」っていう印象がすごくあって、そしてシドニー五輪予選のときに負ってしまった大ケガの影響が、その後の彼が本来たどり着くべきはずだったステージを遠ざけてしまったのではないかという「悲運の天才」という見立てがどうしてもぬぐいきれなかったりするのです。それでも彼は運命に負けじと、全身でサッカーを楽しむようにボールを華麗に扱い、観る人を魅了し続けたプレーヤーだったことは忘れないでいたいと思います。

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そしてもうひとつ、ブログで書きそびれていたのですが。
夏に、JFLのティアモ枚方対沖縄SVの試合を観に行ったわけです。

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たまゆら陸上競技場。
暑かった。

一緒に行った友人のFくん(初めてオランダ旅行に行ったとき、到着した空港であのヨハン・クライフに出くわして一緒に写真に収まり「アムステルダムへようこそ」と言ってもらえたという、サッカーファンとして垂涎の幸運に恵まれた過去を持つ)が、現役時代からの二川孝広のファンということで、いま監督をしているティアモ枚方の試合を観にきたわけです。
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フタさん!!

ティアモ枚方のコーチ陣には、G大阪・横浜FCでプレーしていた寺田“ちんさん”伸一氏がいたり、そして京都サンガでプレーしていた大槻紘士氏もいて個人的に懐かしかったり。
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そしてこの日の対戦相手には、この男がいたわけですよ!
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自分と同世代ということもあり人生で一番日本代表を応援していたと言っていいシドニー五輪世代の代表的ストライカーには強い思い入れがあり、最近買ったばかりのカメラでひたすら激写していました。

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選手兼監督として沖縄SVを率いて、今シーズン限りでの現役引退が発表されていたので、そういう意味でもこの日の試合は見逃せなかったわけです。

試合前の両監督の挨拶シーン。
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ここで私のカメラは痛恨のピントぼけ(笑)。いい笑顔だったのに・・・

この日、高原はスタメンで出場。うぉぉ。
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まさか本当にピッチでプレーする高原が観られるとは。
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ただ残念なことに前半早々に、脚に違和感を覚えたのかピッチを去ることに。
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辛そうだった。

そんなわけで最大のお目当て2名はベンチにいることになり、使い慣れないカメラでひたすらスローシャッター撮影にトライしながら選手の動きを追いかけて楽しみました。
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高原はそのあと、監督としてベンチから戦況を見つめ続けていて、そして沖縄SVが先制点をあげる展開に。
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そうしてFくんと私の関心はやがて「二川監督は選手達に声を荒げて指示を出すのかどうか」というところに移っていくいくわけです。
現役時代、孤高の無口キャラゆえに「言葉はいらない、プレーで魅せろ」というフレーズの横断幕まで出ていたことが思い出されるわけです。

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無言。


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たまに、立つ。

そして、無言。

・・・いやはや、恐れ入りました。
(まぁ、実際はベンチから声を出していたけど、客席側までには聞こえていなかったんだろうなとは思うわけですが)

そんなこんなで、試合は沖縄SVがそのまま逃げ切りまして。
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最後の最後まで高原直泰の存在感が印象的でした。
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ただひたすらに、おつかれさま・・・高原&俊輔&小野!!

そうして、人生は続く!!


・・・ということで今年のFOOTBALL ACTIVISTブログはこの記事で締めくくりたいと思います。
読んでいただきありがとうございました-!!

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▲「試合後のミーティングでも、フタさん言葉少なめ・・・!?」と、そこばかり気になってしまう我々。

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2023年12月10日

2023奈良マラソン「サッカーユニフォームのランナーさんをサッカーっぽく応援する(調査もする)企画」実施報告:Jリーグ入り初年度の奈良クラブ、最多出走者数に達する!

2023年奈良マラソン、無事に終了しました。それにしても、暑かったですね・・・いつも私は日本代表のドーハ期のレインウェアみたいなのを着ていますが、その下にコートを着なかった初めての大会でした。

そんななか、応援企画に集まっていただいた皆様、ありがとうございました。レッズサポ・とおとおさんが元気な姿を見せ、前回の奈良マラソンで惜しくも復路での途中リタイヤだったので、この場で再びお目にかかれてよかったです(笑)。そしてサンガサポのYさんご夫妻も奈良まで来ていただき心強かったです。
そしてセレッソ大阪サポのねこじしさんは今回もJリーグ奈良マラソン支部の集合写真時から現地入りされていたようで、各種バナーや、その他のグッズ(笑)を多数配布されていた模様。

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▲愛媛FC、昇格おめでとうございます! ・・・て、これもねこじしさんが渡したバナーなんですよね?(笑)
 

さて今大会のサッカー部門のトップは、以前より親子そろってFCバルセロナのユニでマラソンに参加されていた、その息子さんだったのですが、みるみるその実力を伸ばしてきたのか驚異的な速さで通過し、ねこじしさんは「サカユニランナー界のワンダーボーイ現る!」と感嘆していました。ちなみに元祖ワンダーボーイといえばマイケル・オーウェンですが、よく考えるとオーウェンってレアル・マドリーでもプレーしてましたね(笑)
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▲驚速のサカユニ・ワンダーボーイ。どこかのJクラブのサポーターさん、スカウトしてユニを着てもらってはどうでしょうか(笑)

ちなみに「Jリーグ部門」では、セレッソ大阪サポランナーさんがトップでありました。

さて、毎度ねこじしさんの手により記録されたランナー数の集計結果ですが、奈良マラソンは往路・復路のそれぞれでカウントをしておりますので、数字が「往路/復路」となります。「0 / 1」となっているのは、つまり往路のときに我々が見逃しているということですね。10kmの部もあったので、復路に出会えなかったランナーさんもおられたかと思われます。
また、カテゴリー分けは2023年シーズン時の所属となっていますのでご了解ください。

で、今回はいつもと逆に「J3/その他」カテゴリーから紹介してみましょう。

【J3/その他】

奈良クラブ  27 / 21
愛媛FC  3 / 3
松本山雅  3 / 3
FC大阪  3 / 2
FC岐阜  1 / 1
ガイナーレ鳥取  1 / 1
FC今治  1 / 1
SC相模原  1 / 1

ということで、地元・奈良クラブのランナーさんが往路で27名ということで、これは今日の全カテゴリーでトップでした!

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▲たらいさんの恒例バナー芸。Jリーグ入りしたことでいろいろと盛り上がってる流れが、ダイレクトに感じられます。

【追記】そういえば、なじみのランナーさんたち(つまり応援企画も参加してくれる方々)は、“職業病”なのか、折り返し地点からすれ違うランナーのユニフォームをチェックしながら走っていると思われ(笑)、そのせいか複数の方々から「このあとティアモ枚方が来る」と教えてもらったのですが、発見できませんでした・・・私はたまたま今年の夏に「ティアモ枚方×沖縄SV」の試合も観に行ったので、発見できそうな自信があったのですが・・・

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【J2】
ファジアーノ岡山  4 / 3
清水エスパルス  2 / 3
東京ヴェルディ  1 / 2
レノファ山口  1 / 2
水戸ホーリーホック  1 / 1
ザスパクサツ群馬  1 / 1
ヴァンフォーレ甲府  1 / 1
いわきFC  1 / 1
ジュビロ磐田  0 / 1
ロアッソ熊本  0 / 1

昨年に続き今年もファジアーノ岡山のランナーさんが一番多かったです。

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▲ファジ丸の帽子! インパクトがありました。

 

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▲そしてファジアーノ岡山といえばおなじみの「女装ラムちゃん」ですが、いつも「タオルマフラーなどがないとファジアーノの数にはカウントしません」と伝えているからか、今日のような暑い日でも律儀に(笑)タオマフを巻いて走っておられました・・・おつかれさまです。

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【J1】
セレッソ大阪 26 / 18
ヴィッセル神戸 8 / 8
ガンバ大阪 8 / 2
浦和レッズ 5 / 6
アルビレックス新潟 5 / 2
京都サンガ 4 / 3
名古屋グランパス 3 / 3
FC東京 3 / 3
サガン鳥栖 3 / 2
横浜Fマリノス 3 / 1
北海道コンサドーレ札幌 2 / 2
鹿島アントラーズ 2 / 1
横浜FC 2 / 1
川崎フロンターレ 1 / 1
湘南ベルマーレ 1 / 1
サンフレッチェ広島 0 / 1
アビスパ福岡 0 / 1

今年もセレッソ大阪ランナーがJ1組では多数となり、つづいてヴィッセル神戸が健闘しました。
もし柏レイソルのサポーターさんが来てくれたらコンプリートでしたね。先日の天皇杯決勝で観る者の心をゆさぶる激闘を演じただけに、声をかけたかったです。

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▲「J1で6位」のバナーを掲げていた名古屋サポのお兄さんは、以前神戸マラソンで「ブログ観てます! 会いたかったー!」と言ってくれたことをよく覚えています。お土産にカストロ選手のキーホルダーまでいただきました(笑)。

ちなみに今大会における「クラブチーム系のユニフォーム着用率」は約112人に1人の割合となりました。

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【代表チーム】
日本代表  17 / 16
フランス代表  1 / 1
ブラジル代表  1 / 0
アルゼンチン代表  0 / 2
クロアチア代表  0 / 1
スペイン代表  0 / 1

代表チームのユニフォームは軒並み少なかったですね。昨年の同大会はワールドカップ開催中だったこともあり、35人以上いた日本代表も今回はほぼ半数に。やはりこうしてデータを取り続けると、いろいろ変化が感じられて面白いものです。

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さて、このあとは海外クラブの人数を紹介しますが、その前に・・・。

現場ではどうしても分からないユニフォームというのは多々あるのですが、今回は3つほど、残された写真記録だけを手がかりに「VAR判定」のごとく該当クラブを調査・確定させましたので報告します。

まずは、この方。(いずれも、もともとの写真の画質が悪くてすいません)

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通り過ぎるときに、左袖に「MLS」とあったので、米国のクラブだろうというところまでは分かったのですが・・・

で、調べると





「レアル・ソルトレイクの2018年頃のアウェイ」

でした。

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そもそもソルトレイクにそんなチームあること自体知らなかったよ!!
(歴代所属選手の中には、大宮・横浜FC・鳥栖でプレイした田中輝和選手がいたとのことです)

いったいどうしてこのクラブの、しかもアウェイユニを手に入れたのか、そしてなぜそのユニでマラソンに挑もうと思ったのか、ご本人に聞いてみたいところです・・・

それにしても近年のMLSのユニフォームはすべてアディダスが担当しているみたいで、みてみるとデザイン的にどれもカッコ良くて、クラブ名とともに覚えがいのありそうなユニばかりですな・・・なかなか記憶できないけども(こちらを参照)。

 

さて次の謎ユニはこちらです。

 

Atalanta

 

遠くてクラブのエンブレムが判別できなかったので、こういうときはまったくお手上げです。

 

でも確実にサッカーユニフォームっぽいし、TAMOILってスポンサーも入っているから「草サッカーチーム用にオリジナルで作ったユニ」でもなさそう。

TAMOILは一時期ユベントスのメインスポンサーだったんで、画像検索するとそればかり出てきたのですが、そこをかきわけてさらに調べると・・・





 

 

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「アタランタの1990-91シーズン用アウェイ」

 

って、わかるかーーーーい!!www

 

いやはや、完全にヴィンテージものの稀少ユニだし、どうしてこれを着てマラソンを!? なぜアタランタ!? ・・・謎が多すぎて、ぜひいろいろ問い詰めたい(笑)

 

そして三つ目のユニ、これもすごい。

 

Nakhonratchasima

お腹の部分に大きくMAZDAのロゴ。でもASローマとかでもなく、その他のスポンサーロゴも細かく書かれているようなユニで、当初は「サッカーではなくフットサルとか?」と思って往路も復路もスルーしてしまったんですね。
でもどうしても気になったので、改めて調べてみましたら・・・・













 

タイ・2部リーグ、
ナコーンラーチャシーマーFC

 

 

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なんじゃあそりゃあああ!!!www

 

いやー・・・、この写真からネットで見事にたどりついたときには、ぶっ倒れましたね。「Nakhonratchasima」、そもそもアルファベットで読めない名前(笑)

 

間違いなくこの10年近くにわたるサカユニランナー応援企画で最高峰に位置づけられそうなマニアック・ユニですな。

 

着ていた方はタイのご出身なのでしょうか(そうでなければ、よけいに気になりますが)。
もし次回同じように出くわしても、正確なクラブ名を暗誦してコールできる自信がまったく、ない!(笑)

・・・というわけで、それをふまえて【海外クラブ】の集計結果は以下となります。

ユベントス  4 / 4
バルセロナ  3 / 3
マンチェスターU  3 / 2
ACミラン  2 / 2
ローマ  2 / 2
アーセナル  1 / 3
リバプール  1 / 1
アヤックス  1 / 1
セルタ  1 / 1
トッテナム  1 / 0
パリサンジェルマン  0 / 1
ドルトムント  0 / 2
アトレティコマドリード  0 / 1
コリンチャンス  0 / 1
ブライトン  0 / 1
レアル・ソルトレイク  0 / 1 *VAR判定
アタランタ  0 / 1 *VAR判定
ナコーンラーチャシーマーFC  0 / 1 *VAR判定

もちろんこれ以外にもきっといろいろと見落としているような気もします。

 

今回撮影した写真については、いつものように(こちら)で公開させていただいております。

というわけで、マラソン応援から帰宅後、写真整理ののちにこれらの「謎ユニ」を調査しまくったことで、かなりエネルギーと時間を要してしまいましたが、とても個人的には楽しませていただきました(笑)ユニフォームの世界は、やはりディープな底なし沼ですな・・・

今、このブログをお読みのサッカーファンの皆様におかれましては、ぜひこの機会に「ナコーンラーチャシーマーFC」というクラブ名をご唱和いただき、お見知り置きいただければ幸いです!(笑)

そんなわけで今年の奈良マラソンの報告を終えたいと思います!
次は年明け2月の京都マラソン・大阪マラソンの2週連続開催のときに!!! よろしくお願いします!!!

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▲実はねこじしさん、J1昇格プレーオフのシャーレまで用意していた。「ヴェルディのランナーさんに渡したかった!」

 

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2023年12月 2日

2023奈良マラソン「サッカーユニフォームのランナーさんをサッカーっぽく応援する(調査もする)企画」実施!

東京ヴェルディ、J1リーグ昇格おめでとうございます! 森田晃樹の涙や乾貴士の咆吼、ドラマチックなプレーオフ決勝でした。
来シーズンは首都の3クラブがみんなJ1でぶつかるので、イングランドにおけるロンドンみたいな状況ですな。
そして鹿児島ユナイテッドもJ2リーグ昇格おめでとうございます~。

で、来週は天皇杯決勝もありますが、その翌日12月10日(日)は奈良マラソンでございます。
サカユニランナー応援発祥の地です(←勝手に認定)。

昨年度の様子は(こちら)をご覧ください。そういえばあのときはワールドカップ開催中だったわけで。

いつものように、往路10km、復路38.5km付近での、浮見堂ちかくの場所でスタンバイしております。

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往路だと9時半ごろ、復路だと11時半ぐらいにはランナーさんがやって来る感じですね。
例年、このレースではいつも応援企画に参加してくださる方々が多く走るので、楽しみです。

浦和サポ・ランナーのこばさんが主宰する「Jリーグ奈良マラソン支部」もありますので、ランナーのみなさまは(こちら)もご参照ください。

ところで今回の奈良マラソン公式サイトのトップに流れる写真のひとつが・・・
2023hptop

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これって、もはや「シカの乱入は、やむなし」と宣言しているわけですよね(笑)

「シカと一緒に走れるマラソン大会」という、開き直りのようなノリ・・・でも実際、いつも沿道からみていると、ちょくちょく近隣住民らしき人や観光客がコース脇を逆向きに移動していたりするので、ユルいコース管理には不安を覚えるのですが(笑)

あと全然関係ないですが、この写真の右側にたまたま写っているランナーさんのシャツ、
Stamp

ソニック・ユース『GOO』のパロディですよね。

Goo_20231202174401
いつも現場ではサッカーユニフォームばかりひたすら探しているので、こういうネタをみつけるとうれしくなります。

というわけでソニック・ユースのようにオルタナティブ精神でがんばります(←意味不明)

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