« エディオンピースウイング広島に行ってみた(広島×横浜FC 2025年3月2日) | トップページ | 「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する(調査もする)企画」25-26シーズン開幕! 2025神戸マラソンから! そしてちょっとしたお知らせも! »

2025年7月21日

サカユニランナーさんたちと共に「歩くサッカー」ウォーキング・フットボールをやってみたいという妄想

Wf_blog

 かれこれ10年以上にわたり「マラソン大会の沿道でサッカーユニフォームを着ているランナーさんを見つけてはサッカーっぽく応援する」という遊びを続けているが、当の本人は若い頃からの持病を言い訳に、自分でランニングを趣味にすることなく、フットサルもやることなく、「サッカーは観る専門」として過ごしてきた。つまり、運動習慣がまったくないのである。とはいえ、せめて歩くことぐらいはやっておこうと、いつも職場と最寄り駅のあいだはバスを使わずに往復4kmは歩いている。それでもやはり加齢と共に年々太っていく一方である。

 そんな私はある日「ウォーキング・フットボール(以下、WF)」という「歩くサッカー」の存在をネットで知った。イングランドのチェスターフィールドFCにおける、高齢者向けのサッカーとして考案されたのが最初だとされているようで、子どもからお年寄りまで、健常者もハンデのある人も一緒になってプレーできる、運動負荷の少ないサッカーがひとつの種目として位置づけられているのだった。「これだったら自分でもできるのではないか」と思った私はすかさず身近なところにいるサッカー指導者であるUさんに「最近こういうサッカーが提唱されているらしいです」と伝えてみると、Uさんも強く感じ入るものがあったようで独自で探求を続け、京都で体験会をやっているという「アルカハル京都」というクラブにコンタクトし、その存在を教えてもらった私も今年の初め頃からUさんと共にときおりアルカハル京都の体験会に参加させてもらうようになった。

 で、やる前にいろいろYouTubeであがっている動画【こちらなど】をみていて「これは楽そうでいいな」と思いきや、実際にプレーをしてみると、ボールを止めて蹴るという動きをしっかりやることになり、周りを見ながらポジショニングを決めつつ、声を出し合いながらボールを動かし、思った以上に攻守は切り替わる。これが続くとなかなか汗を大量にかき、それなりに良い運動になるのである。歩いているだけのはずだが、「サッカー的な身体とアタマの動き」が、普通のサッカーやフットサルをやっているような「モード」に切り替わっていることが影響しているのかと思うほどである。もっとも、体験会に来ている参加者の多くは私よりも高齢の方々なのだが、サッカー経験者の方が多いようで、キビキビとボールを扱っている。そんななか私は右往左往しつつ汗をダラッダラに流しながら、ヘロヘロになりつつ楽しくプレーしている感じである。
 
 細かいルールなどは【こちらの日本サッカー協会公式サイト】をご参照いただくとして、特筆すべきはイングランド発祥の国際的なウォーキングフットボールのルールと、日本サッカー協会が独自で提唱しているルールには大きな違いがひとつあり、それは「ボールを奪いにいかない、接触プレイをしない」という方針を日本ルールでは打ち出しているのである。それは言い換えると「ボールを持っている人には、自由に気持ちよくプレーをさせる」ということで、このルールのおかげで、ボールを持ったプレーヤーは落ち着いて次のアクションにうつれる(ただし6秒以内にボールを離すことを求められる)。それはサッカー経験の有無を問わずあらゆる人々が同じフィールドでプレーをするにあたって、とても重要なことだ。

 また、審判はおかず、そのかわりに「ピッチマネージャー」という運営係のような役割をおいてゲームを進行させる。ルールを守っているかどうかについて、基本はプレーヤー自身が判断する「セルフジャッジ」が尊重され、あくまでもお互いが楽しくプレーできるように相互協力していくのがウォーキング・フットボールの目指す姿勢ということになっている。
 
 こうして数ヶ月後、勢いで私は日本サッカー協会がいろんな地域で実施している「ウォーキングフットボール・コーディネーター講習会」を受講するに至ったのである。たまたま5月の良いタイミングで京都で実施されることとなり、すでに受講済みだったUさんにも勧められて参加を決めたのである。

 結論からいうと、私はこの講習会を修了したことで「ウォーキングフットボール・コーディネーター」を名乗ってもよいことになった。
 が、しかし、これを書いている時点では私にコーディネーターを務める資格があるのかどうかはまだ怪しいのである。
 何があったかというと・・・

 この講習会では前半に座学、後半に実技という内容で行われる。教室でWFの歴史的発展、日本での導入経緯、ルールやゲームの進め方のポイントなどを学ぶ。そしてこの日のチーム分けによって一緒にプレーする受講生たちとグループワークを行い、お互いを知る時間も設けられる。
 そして後半は体育館に移動し、グループごとに試合をやりつつ、試合のないグループから順番に2名ずつがピッチマネージャー役を持ち回りで担当し、講師の先生や参加者とそのつど振り返りのミーティングを行う。

 で、実は、
 その実技指導が始まってすぐの2試合目で、私はこともあろうに、人生2度目の肉離れを起こしたのである(笑)。

 その直前の座学のところで「WFは運動強度がきわめて低く、お年寄りでも楽しめるすばらしい競技である」という話があったにも関わらず・・・

 私以外のほとんどの参加者が自分よりもお歳が上の方々ばかりで、むしろ自分は若輩者に属していたにも関わらず・・・

 たしかに走らないサッカーではあるが、ボールを受けて蹴る、という瞬間の部分では「普通にサッカー」なのである。足下にきたボールを処理しようと、とっさに伸ばした右足のふくらはぎが「ピキッ」となってしまった。

 おそらく私は日本サッカー協会主催のWFコーディネーター研修でケガをした最初(かつ、最後かも)の事例になるかもしれない。現場をお手伝いしていた方々のサポートにより、すぐさま足をアイシングしてもらい、体育館の端っこのベンチで動けずじっとしていて、ふがいない午後を過ごした。

 運動強度が低いことをナメていた私は、実技が始まる前の休憩時間において準備運動やストレッチをいいかげんにしていた。そこはかなり反省点である。そしてちょうど奇しくもこの前日に、いつも通っている鍼灸師さんの施術を受けたら「休日にあちこち張り切って出かけているようですが、休めるときにはしっかり休まないとダメですよ」と、針だけでなく耳に痛いクギを刺されていたのであった。その一ヶ月後に再び施術を受けたときに今回の肉離れ事件について鍼灸師さんに報告し「ほら見たことか」となったのは言うまでもない。

 そんなわけで、私は講習会ではピッチマネージャー実習ができていないままなのであり、今後の各種体験会などの参加のなかで、ピッチマネージャー修行をさせてもらえるようにお願いしていくしかないのであった。

 で、最近になって日本サッカー協会会長の宮本恒靖の「ツネログ」でもWFについての話題が取り上げられ、サッカー協会としても力を入れて普及活動を行おうとしている空気がある。
 その流れに乗って、WFについての書籍もつい最近になって刊行された。

『はじめよう!ウォーキングフットボール』(ベースボールマガジン社)【Amazonのリンクはこちら

 表紙に書いてあるコピー「今まで体験したことのない不思議な楽しさがここにある!」というのは、まさに私もそんな気持ちでいる。
 この著者である松田薫二さんが先述のWFコーディネーター講習会でも講師として私たちに指導をしてくれたわけであるが(そして私のケガを心配させてしまい、ひたすら恐縮)、松田さんのようにJリーグを「百年構想」として立ち上げるという役割に深く関わった人が、いまこうして多様な人々が楽しめるサッカーの普及にアウトリーチしていく流れが印象的ではある。

De

 どうしたって私の場合は、このウォーキング・フットボールを、Jリーグサポーターであり、かつランニング愛好家である「サカユニランナー」さんたちに集まってもらってプレイしてもらったらむちゃくちゃ楽しいんだろうなぁと、よく妄想している。

 普段からJリーグの試合会場に足を運ぶことが好きで、走ることが好きで、そんな元気な人々が「ボールを蹴ること、パス回しに加わること、シュートを狙うこと」に興味がないはずがない。

 子どもから高齢者まで年齢問わず、男女関係なく、サッカー経験も問わず、ハンデの有無も関係なく、いろんなチームのサポーターが集まって「一緒にサッカーがプレイできること」のステキな感じを想像してみてほしい。

 妄想は広がる。
 たとえばホーム用のユニフォームを着て集まってもらったとして、たまたま人数が集まって浦和レッズと鹿島アントラーズのサポーターたちによる5人対5人の試合ができそうだ!となったとする。すると両チームとも赤色のユニフォームだから、普通のサッカーやフットサルの現場だったらこういうときは片方のチームに別の色のビブスを着てもらうという流れになるかもしれない。
 しかし、そもそもサカユニランナーさんはユニフォームを着ること自体にこだわりがあるわけだから、そこを最大限に尊重し、あえてそのまま同じような色のユニフォームで対戦してもらったほうが「周りにいる選手がどっちのユニフォームかを常に判断しないといけない」という、まさに我々サカユニ応援企画がマラソン大会の沿道でユニフォームの判別にあたって直面している、あの「楽しさ」と同じようなゲーム的要素が加わるわけだ。

 繰り返しになるがWFの日本独自のルールでは、ボールをキープしても相手が近づいて取りに来ることはできないから、周りを落ち着いて見渡す余裕は確保されている。そのため、ビブスを用いるような「瞬時の判断のための配慮」はそこまで重視しなくていいのである。やる側も観ている側も「どっちも同じ色のユニフォームで分かりにくいわー!」というのは、それはそれでWFの現場では「エンターテイメント的要素」に転換させて楽しめるのではないだろうか。

 そしてその流れで考えると、「ごちゃまぜ連合チーム(=味方同士のお互いの声かけが、より大事になる)」とか「地方ごとに近いクラブ同士」とか「あの選手の歴代所属クラブ連合チーム」とかでやってみるというような遊び方もできるかもしれない。いろんなクラブのユニが混じってプレーしながら判断を迷わせる要因をあえて作ってみるという方向性だ。そしてどうしても「分かりにくい!」となれば、たとえばビブスではなくキャプテンマークを片方のチーム全員が腕につけるようにするとかの工夫もありえる。

 こうしてWFはあくまでも「楽しさ」を探求する工夫を取り入れることが推奨されるのである。

 → そんなわけで、もしいつか関西のどこかで場所を借りてウォーキング・フットボールをやるとなったら、参加してもいいよ!というサカユニランナーのみなさま(ご家族を誘ってきてもらうのもアリなわけです)、それとなく何らかの手段で意思表示をいただければありがたいです。いつかそういう方々の人数が増えたら本当に実現に向けて動いてみたいです。

|

« エディオンピースウイング広島に行ってみた(広島×横浜FC 2025年3月2日) | トップページ | 「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する(調査もする)企画」25-26シーズン開幕! 2025神戸マラソンから! そしてちょっとしたお知らせも! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« エディオンピースウイング広島に行ってみた(広島×横浜FC 2025年3月2日) | トップページ | 「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する(調査もする)企画」25-26シーズン開幕! 2025神戸マラソンから! そしてちょっとしたお知らせも! »