2025大阪マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する(調査もする)企画」実施報告:極寒のなか過去最多500名を超えるサカユニランナーが駆け抜ける!
▲この日はかわいらしいウィントス君もやってきてくれました!ありがとう!
2025大阪マラソンのサカユニランナー応援(調査)企画は無事に終了しました。走られたランナーさん、そして応援をご一緒いただいた皆様、おつかれさまでした。。。
ということに尽きましたね。
雪がふったりやんだりのコンディションでどうしようか迷いつつも、いつもの橋の上で待機していましたが、凍えましたね。
で、スタート前にツイッターXをみていると、この日エントリーしていた京都サポの“裸足ランナー”DAIceさんは
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この寒さで裸足ランナー他にいるだろうか
普通に考えてやめた方がいい
雪予報はヤバい
スタートでサンダル脱ぐ気になれるかどうかが第一関門かも
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と、句読点も打たないスタイルなのでなおさら
「詩歌か!?」
と思わせるノリでジワジワきていたわけです。
たしかにこの寒さでは厳しいのでは・・・と思っていたわけですが、
無事に我々の待機していた40km地点までたどり着き、
いつものように裸足だったわけで、いやはや「狂気の左サイドバック」というのはこういうことを言うのかと(違う)。
そんな寒さとの闘いとなった大阪マラソン、おなじみセレッソ大阪サポランナー・ねこじし氏は名古屋でのグリーンデイのライブから夜行バスで帰った直後にもかかわらず、今回もスタート前のJリーグ支部活動を朝8時すぎに2回も主宰し、お手製バナー(名古屋にも持っていってたらしい)をランナーさんに配布してからの応援企画参加ということで、ご苦労様であります(元気すぎる 笑)。つくづく、このバナーを掲げて応援ポイントを通り過ぎるというのも、私たちへのエールに感じられて、かつ「探しやすい」というありがたさもあったりします。
バナーといえば、、、奈良クラブサポランナーのたらいさん、今回もキメてくれました。
昨年末に書いたこのブログの記事(こちら)で、毎回こうして応援企画の報告の際にランナーさんの写真をまとめてドライブで共有させてもらうにあたり、「ランナーさんのゼッケンの数字部分だけを狙ってモザイク処理を自動的にかけてくれるようなソフトウェアを思い切って外注して作ってもらった」、という話を書いて、記事のオチとしては「ゼッケンの数字部分だけでなく、ねこじしさんが作ったバナーの中身までなぜかモザイクがかかるように判別されてしまう」ということがあったわけですが・・・
最初からwwwモザイクかよwww
このブログのためだけの渾身のネタ(笑)。
裏返すとこんな感じでして、予想の斜め上を超えるネタを仕込んでのマラソン完走(そしてそのあと応援企画にも来ていただき)、おつかれさまでございました。。。いやぁ、ジワジワきます。
▲バナーだけでなく、こうしてクラブに由緒あるリアクションで応じてもらえるのも嬉しいですね(そもそも体力的にものすごくキツい状況であるにも関わらず、ほんとこういうのは感服しかないですが)。
他にはこんなこともありました。
▲大久保嘉人氏が今回大阪マラソンに挑戦していたようで、「大久保だ!」と認識した途端、セレッソ大阪サポとしてねこじしさんは大久保のチャントを熱唱し、そして残りの我々は大久保のことを横目でみつつも、ジェフ千葉のユニフォームをすぐに見つけてしまうので、とっさにチャントを唱和するという、こういうカオスな状況もまた、応援企画の現場の醍醐味でもあります。
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さてお待ちかねの「本日のVAR判定」であります。現場でどうしても分からなかったユニフォームで、かろうじて写真記録が残っているものについて、特定を試みるものです。
まず1件目。
このあとで各チームごとのランナー数の集計結果を発表しますが、応援の現場ではこの日のJ1クラブにおいては「ヴェルディとゼルビアの東京の2チームは走っていなかったねぇ」となっていたのです。ところが、
帰宅して写真を見かえしていたら、東京ヴェルディのユニランナーさんが遠方に確認できましたので1名追加します!
(見つけられず、くやしい)
走り去っていく動きによってエンブレムがどうしても判別しにくいことがあり、VAR判定に持ち込んだ次第です。
こちらは2002-2003シーズンのセルティックのアウェイでした。ヴィンテージ!
▲で、これと似たエンブレムで走っていたランナーさんに「セルティック!?」というと「違う」といったリアクションをしたまま走り去っていったので、しばらく思い返すに「あれはセルティックではなくて、ギリシャのパナシナイコスだったかも」という判断をして集計に加えた次第です(でもちょっと自信ないです)。
これは以前からも登場していて、そのつど話題になるのですが、いざ現場の状況ではマニアックすぎて思い出せないわけです。
これはスペインのCDパレンシアというクラブが発表した『進撃の巨人』みたいな筋肉イラストユニ。(有名クラブのある「バレンシア」ではなく「パレンシア」です。「バ」ではなく「パ」なんですよね)
(この記事)の当時は4部リーグに相当するテルセーラ・ディビシオンにいたようですが、いまどのディビジョンなのか調べてもスペイン語が読めなくてよくわからない・・・
よくみたら、ビールがグラスに注がれた状態をそのままユニフォームにデザインした感じになっておりまして。
で、これもスペインの下部リーグ、CDルーゴというクラブのユニとのこと。
メインスポンサーがエストレーリャ・ガリシアというビール会社ということで。
どちらもスペインのマイナーなクラブですが、斬新なデザイン性により? 日本でもこうして着用されているわけです(本気でクラブを応援するサポーターである可能性ももちろんありますが)。
このシンプルかつキャッチーなエンブレムのユニもよく見かけるわけです。この機会に覚えておきたいのですが、なかなかその場ではつい名前がスッと出てこないのが中南米系のクラブに多かったりします。
メキシコリーグ1部、UNAMプーマス。愛称の「プーマス」だけでもよさそう。なお正式名称は「クラブ・ウニベルシダ・ナシオナル」ということで、画像のユニは23-24シーズンのアウェイとのこと。
(それにしても、プーマスなのにプーマじゃなくてナイキなのね・・・と)。
先日の京都マラソンにつづき、韓国Kリーグがやってきました。FCソウルです。
2023年シーズンのホームユニで、クラブ創設40周年を記念したものとのこと。かっこいいです。
スポンサーロゴも隠れていてシンプルすぎるユニフォームなので、つい応援現場のところではスルーしてしまいがちですが、エンブレムをみてディナモ・キエフかなーとその場で思っていたら、合ってました。
実際にはそもそもスポンサーロゴがないという、超シンプルなデザイン。
そのうえで改めてランナーさんの写真をよくみたら、帽子のところやインナーもウクライナ国旗をモチーフにしたような配色であることにも気づかされて、このウェアを強い意識のもとで着て走っておられることがうかがえるわけです。
これも、現場では「たぶん、スウェーデン代表ユニ?」と判別したのですが、念のためにVAR確認をとりました。
2024年EUROでのスウェーデン代表セカンドユニでした(去年のユーロぜんぜんチェックしていなかったんですよね・・・)
こうして、ねこじしさんがひたすら凝視して「これって何のユニ!?」となっている様子がたまたま写真に残っていました。この場にいるとみんなこんなノリになっていきますよね。
で、この画像を手がかりに調べてみたところ、「SWH西宮フットサルクラブ」だと知りました(こちら)。男女チームがあって、女子は日本女子フットサルリーグ24-25シーズンに優勝していたのですね。
こういう状況では、当然ながらジェフ千葉へのチャントやコールに勤しむので、つい他のランナーさんに目配せすることがむずかしいわけです。このケースも写真を見返してはじめて隣にいる水色のユニフォームに気づいた次第です。
直感的には南米のグレミオを連想させる「水色/黒」の配色なのですが、胸のエンブレムがどうみてもサントスFCで、そこで「??」となったわけです。サントスのエンブレムもよくみたら何かちょっと違う感じもするし、写真の解像度の限界があり「本当にサントスなのだろうか」とモヤモヤしながら、しばらくのあいだずっと「サントスが過去にグレミオっぽい水色系のユニフォームや練習着などをリリースしたことがあるのか?」と時間をかけて調べてみたのですが、何も手がかりは得られず。
で、今回の場合はその方向性から探したのが間違いで、素直に胸スポンサーから調べるべきでした。
地元関西で不動産業を営む「株式会社コーニッシュ」という会社が運営している「Futsal Club Corniche1992」というチームのユニフォームということでした。
(・・・ええ、ここまで調べ尽くした自分を褒めてやりたい気分です)
企業でフットサルチームを持って、それで大会に出たり自分たちで大会を主催していたりするようで、直近の記録はコロナ前のところで止まっていますが、(このページ)では過去に獲得した賞品まで律儀に記載されていたりします。明神智和サイン入りユニフォームとか。
えーと、今回のユニフォームランナーの集計結果に入れるべきかちょっと迷ったのですが、せっかくなんでカウントさせていただきます(笑)
VAR判定は以上です!
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そうやっていろいろ調べたクラブを含めて、この日のランナー数の集計結果の発表でございます。
【J1】
ガンバ大阪 92
セレッソ大阪 72
ヴィッセル神戸 29
京都サンガ 23
サンフレッチェ広島 23
ファジアーノ岡山 13
名古屋グランパス 12
FC東京 9
浦和レッズ 8
川崎フロンターレ 8
清水エスパルス 5
柏レイソル 5
アビスパ福岡 4
アルビレックス新潟 3
横浜Fマリノス 3
鹿島アントラーズ 2
湘南ベルマーレ 2
横浜FC 1
東京ヴェルディ(VAR) 1
今年の「大阪ダービー」の結果は、ガンバ大阪が大差をつけて92名ものランナーさんが参加されていました!
過去4シーズンの記録をみると、
2024年 セレッソ 68 ガンバ 46
2023年 セレッソ 77 ガンバ 67
2019年 セレッソ 68 ガンバ 64
2018年 セレッソ 47 ガンバ 67
ということだったので、2018年大会以来のこととなりました。
ほかにはファジアーノ岡山の12人という数字も印象的です。J1昇格の勢いそのままに、たくさんのランナーさんがユニを着ることを選んでいるんでしょうか。
【J2】
徳島ヴォルティス 8
ジュビロ磐田 7
愛媛FC 7
北海道コンサドーレ札幌 6
サガン鳥栖 5
ジェフユナイテッド千葉 4
モンテディオ山形 4
ベガルタ仙台 3
ヴァンフォーレ甲府 2
ロアッソ熊本 2
レノファ山口 2
大分トリニータ 1
カターレ富山 1
FC今治 1
V・ファーレン長崎 1
いわきFC 1
藤枝MYFC 1
J2もかなりバラエティに富んだクラブが出場していました。あともう少しでコンプリートでしたね。
特に、藤枝MYFCはおそらく初めてお目にかかったかと思います。
▲10年以上この企画をしてきてなかなか今まで出会うことがなかっただけに、自分のほうでは勝手にテンションがあがりました(笑)
ちなみにこの日の「サッカー部門」では、コンサドーレ札幌のユニランナーさんが1位と2位で40km地点を激走していったのでした。
▲折り返し地点から反対側を走る先行ランナーたちを逐一チェックしていたのか、我々のところに来るや「1位ですよね!?」と質問されたわけですが、あとでよく考えるとこのブログを通じて我々がいつもサッカーユニフォーム姿のランナー数を集計していたり、「サッカー部門」を勝手に設定していることを「知っている」からこその「1位ですよね!?」の問いかけなんですよね。そういう意味では味わい深いセリフでした。とはいえ「サッカー部門1位」でも、このブログで讃えられること以外何も公式的には得られるものがないので、ただひたすら恐縮です(笑)。
【J3・その他】
ギラヴァンツ北九州 6
松本山雅 5
奈良クラブ 4
FC大阪 3
鹿児島ユナイテッドFC 3
ツエーゲン金沢 2
AC長野パルセイロ 2
FC琉球 2
ザスパ群馬 1
FC岐阜 1
INAC神戸レオネッサ(WEリーグ) 3
スペランツァ大阪(なでしこ1部) 1
SWH西宮フットサルクラブ(VAR) 1
Futsal Club Corniche1992(VAR) 1
漫画『ブルーロック』 1
やべっちFC 1
こちらも味わい深いリストです。ギラヴァンツ多い! 何があったんでしょうか!?
最近よくきく『ブルーロック』はすいません、私は未読でして、ウィキペディアでみてもいまいちチーム名をどう書いていいのか分からないです(笑)。
【海外クラブ】
アーセナル 10
バルセロナ 7
レアル・マドリード 7
リバプール 5
パリ・サンジェルマン 4
ASローマ 4
チェルシー 4
インテル 3
ユベントス 3
マンチェスター・ユナイテッド 2
ACミラン 2
ブライトン 2
マンチェスター・シティ 2
トッテナム・ホットスパー 2
バイエルン・ミュンヘン 1
ボルシア・ドルトムント 1
ニューカッスル・ユナイテッド 1
ハンブルガーSV 1
パナシナイコス(自信なし) 1
グレミオ 1
オークランド・シティ 1
セルティック(VAR) 1
CDルーゴ(VAR) 1
CDパレンシア(VAR) 1
UNAMプーマス(VAR) 1
FCソウル(VAR) 1
ディナモ・キエフ(VAR) 1
ここにきてアーセナルの人気が復調の兆しです(冨安はケガがちで心配だけど)。
ローマの多さも最近気になるところです。
オークランド・シティは、ねこじしさんがレース前の決起集会で見つけたランナーさんで、森永の「ハイチュウ」がスポンサードしている縁で着用したとかで、事前にその話をツイッターXで知り得たので待ち構えることができた次第です。
【ちなみに:ニュージーランドには「オークランド・シティFC」のほかに「オークランドFC」が別にあって、「シティ」は国内リーグに所属しているけど、「オークランドFC」はオーストラリアのAリーグに属していて、レッズから移籍した酒井宏樹がいるのは後者のほうとのこと。知らなかった・・・ややこしいわ!】
【代表チーム】
日本代表 37
フランス代表 4
アルゼンチン代表 3
イタリア代表 3
タイ代表 3
ベルギー代表 2
スペイン代表 2
イングランド代表 1
クロアチア代表 1
ブラジル代表 1
ガーナ代表 1
ミャンマー代表 1
ドイツ代表 1
コロンビア代表 1
ユーゴスラビア代表 1
スウェーデン代表(VAR) 1
前回の京都マラソンの報告記事で書いたおかげで、タイ代表のエンブレムを皆が覚えた甲斐がありました(笑)。
そして、「訊けるタイミングがあれば、積極的に『それ、どこ!?』と声をかける作戦」も功を奏しました。ミャンマー代表とガーナ代表は聞かなければなかなか分からないわけで。
・・・そんなわけで、サッカーユニフォーム総数では541名。これは2023年大会の464名を上回る数字です。
エントリー総数を34,000人とすると、「約63人に1人の割合」となります。この近年のサカユニランナーの増加っぷりには驚かされるばかりです(応援の現場はますます慌ただしさが増してきますが・・・!)。
【追記】その後、大会公式記録では出走者総数32,727人だったので、再計算すると約61人に1人の割合となりました。
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で、今回も浦和サポの同僚mizuix氏が撮影した高品質な写真と、私がカンを頼りに撮っている写真を、マイクロソフトのOneDriveで共有させていただきます(こちら)。
先に書いたとおり、「自動的にモザイク処理をかけるソフト」を使っているものの、オリジナルなソフトウェアのため、一部モザイクがかかりきっていないものがあるかもしれません。そして、どうしてもスポンサーロゴのほうまでモザイクがかかるケースが多いです(バナーもしかり)。
もし写真掲載に問題がありましたら、お知らせください。
さて、これで無事に24-25シーズンの関西4大マラソンでの応援企画が幕を閉じました。
現場でも「東京マラソンも応援にいったらどうか」みたいな話をよくしますが、この2連チャンのさらに次の週の開催なんですよね・・・(笑)
でもガチで集計をやってみたら、どういう数字になるのかはすごく興味あるところです。
▲寒いなか、お集まりいただきありがとうございました! また来シーズンもよろしくおねがいします!
【そしてこの写真のほかに今回は、浦和サポランナーのIshiyamaさん(前日に姫路城マラソンを走った!)、鳥栖サポでお久しぶりのサGN子さん親子、そしてガンバサポの方(お名前うかがえてなくてすいません!モフレムの手袋?がグッときました!)にも来ていただきひたすら感謝です! いつもこの応援企画の実施中はユニランナー探しに躍起になるため、ちゃんとご挨拶ができず申し訳ありません!!】
Jリーグ最後の春秋制がどうなるかを見守りながら、また次のマラソンシーズンでみなさんとお目にかかるのを楽しみにしておりますっ!
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