CHELSEA FC

2019年10月 3日

うっかり「スタジアム崩壊」の危機を乗り越えて

Nanostad(ナノスタッド)というメーカーが、いろんなサッカースタジアムのペーパークラフトのキットをリリースしているので、私はチェルシーのスタンフォード・ブリッジのキットを手に入れた。


Nanostad(ナノスタッド) スタジアム3Dパズル チェルシー スタンフォード・ブリッジ 3725

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▲余裕の表情をうかべる親子。

 

対象年齢7歳以上とあったので、まぁ、気軽に作れるキットだろうと思った。

厚紙に数字がふられたパーツを、手で押し出すように切り離していく。切断面が絶妙によく出来ているので、わりと心地よくパーツが外れてくれる。

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▲左手に持っている半透明のパーツは、実際のスタジアムの屋根に設置されている半透明の屋根を模していて、このあたりかなりガチなこだわりをもってキットが構成されていて感心する。

こういう説明書をたよりに、接着剤などを使わずにすべて「差し込み」で組み上げていく。

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なので、こういう細い道具を使うと、キットの穴ぼこを開けていく作業もやりやすくなる。

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そうしているうちに「普通に作っていっても面白くないよな」という、子供の頃に培った「モデラー魂」が数十年ぶりにわき上がってきたのである。

たとえば、

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こうしてピッチの周りを電光掲示板の広告看板が囲む部分も、のっぺりとした青いパーツだけで表現されていたので、ここは自分なりに手を加えやすい部分であると考え、

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それらしい看板の画像をネットで見つけて、適度な大きさに印刷して貼ってみたり。

で、看板の裏側ってどうなっていたんだっけ? となり、過去に実際に現地で撮影した写真をひたすら振り返ってみると、こういう写真をみつけた。

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▲この看板の裏側の部分だけを画像ソフトで切り抜いて、横に連続して貼り付けて縮小させてプリントアウトし、それを貼り込んでみた。

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▲分かるだろうか。伝わるだろうか。これこそ模型制作の醍醐味であろう。結果的に最後まで組み立てると、この看板の裏側はほとんど目視では確認できないことが判明するのだが、「秘するが華」という世阿弥の言葉を胸に、これはこれで自己満足の境地なのである。

もしかしたら同じパーツを使いたいという読者がいるかもしれないので、このパーツだけ画像ファイルをダウンロードできるようにここに置いておく。(→ ダウンロード - e79c8be69dbfe8a38fe38391e383bce38384.jpg )

で、そういうマインドでスタンドの部分をみていると、

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これはこれでいいのだが、人がいないスタジアムよりも、人が大勢いるほうがいいんじゃないかと思い、「やはりスタジアムには横断幕がいるだろう」と思ったのが間違いだった。

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こういう横断幕をいろいろネットで調べて、細かく切ったりして貼り込んでいく。

写真にはないが、ゴール裏にはおなじみの「JT キャプテン、リーダー、レジェンド」幕とか「スーパー・フランキー・ランパード」幕とかも、それなりの大きさに切り取って貼っていった。

そのうえで、客席にお客さんが密集して座っている画像を縮小印刷して貼り込もうと思ったわけである。

しかし、このあたりで「力尽きた」のである。

おそらくミリ単位で横断幕を切ったり貼ったりしているうちに2017年の正月休みも終わっていったのだろう。

少しはいろいろと試みたのである。スタンドの座席の枠組みのサイズを測り、客席の様子を捉えた画像をそれなりの縮小サイズにして並べ、画像編集ソフトで並べたりカットしたりして、それをプリントして貼り込んでいこうというプランだった。しかし、あまりに面倒くさくなってきたのである。


そういうわけで、この模型はこの未完成の状態のまま、2年ほど放置されていったのであった。(ブログでこの制作過程をアップしようとしていたので、上記のような写真だけはちゃんと撮っていた)

つまり、言い換えると、私はチェルシーFCのサポーターであることを喧伝しながらも、自宅の片隅では2シーズンちかくにわたり、ホームスタジアムを崩壊させたまま生活していたことになる。

やー、申し訳ない、ロンドン。

で、そんな状態のままチェルシーの監督はコンテからサッリになり、そうしてランパードへとバトンが引き継がれた。

何も誰も引き継いでいない私の家には相変わらず朽ち果てたスタンフォード・ブリッジが忘れられた状態でたたずんでいて、最近になってようやく「これはさすがにマズイな」と思い、もう客席を人で埋めることはあきらめて(笑)、この状態のまま最後まで組んでいこうと、ふたたびピンセットを手に挑んだのである。

 

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▲この屋根の部分に、先にあげた半透明のシートを組み入れたりするのだが、「なるほど、たしかにこんな風合いの光が屋根から降りてくる感じ、するする!」と興奮してしまう。

 

・・・とはいえ、私が思っていた以上に、組み上がりが進めば進むほど、パーツの接合作業には難しさが伴うようになっていった。

つまり単体のパーツ同士をはめ込むのは問題はないが、こうして建造物の立体感が出てきたあとだと、「あっちを差し込むとこっちが飛び出てしまう」というようなジレンマを覚えるシーンが多発するのである。なので場合によってはスタジアム崩壊覚悟でちょっとした力を加えながら、少しの隙間やゆがみを狙って、別のパーツをはめ込む・・・という作業がでてくるのであった。

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そう、こんな余裕の表情ができなくなってくるわけだ。

 

だから、もし今後これを読んだ方が、Nanostadのスタジアム模型を作ろうと思われた場合、私から言えるアドバイスはこれだ。

「自分が本当に好きなクラブ、好きなスタジアムの模型だけにしておきなさい」

というのも、

「なんでこのスタジアムはこんなところにヘンな出っ張りがあるねん!」

「どうしてこの部分が必要なんよ!?」

「誰やねんデザインした建築家は!?」

と、作っている最中に、スタジアムにたいして悪態をついてしまいたくなることが多々あるからだ。

 

そういう困難(?)を乗り越えて、多少のアラは目をつぶりつつ、なんとか完成にまでこぎつけた。

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▲あらためて、今まで気づかなかった造形美を感じられたり。

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▲画面左側の青い階段状のパーツが本当に難しかったのでヘロヘロ状態になっている。

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▲「そういやこの出入り口の坂道付近で2005年に出待ちしていたら、急にモウリーニョ監督が出てきたなぁ」と悦に入る。

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▲建設に関係した人々に罪はもちろんないのだが、あらためてこの模型を作るにあたり、併設のホテルを設計した人に「もうちょっとデコボコをなくしたデザインで作れなかったのか」と問い詰めたい気分になった。

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・・・というわけで、出来上がるとやはりそれはそれでいい感じの模型となり、どう飾るかはまだ未定なのだが、地面の土台の裏側が空洞なので、壁にフックでかけて垂直に展示することも可能である。

 

そしてオチとしては、このキットには・・・







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バス がついているのである。

これって、もはやチェルシーのキットにつけられると「おいおいモウリーニョ監督への皮肉か?www」となるわけである。

 

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▲あと、やたらリアリティを追求して設計されているはずの模型なのに、バスだけあきらかにスケール比率が合ってないという(笑)

 

(気になったので他のキットを調べると、バスのついているクラブは他にもあったので、まぁ、そこまで深読みしなくてもよさそうだった・・・)

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というわけで、スタジアム建築が好きな方なら楽しめること請け合い。

Nanostadのホームページをみると、すごくマニアックなクラブまで揃っていそうで、手を出したくなる。

とはいえ、繰り返すが、あまり思い入れのないスタジアムだと「キーーッ!!」ってなるので、慎重に選びましょう(笑)

公式サイトにはでてないけど、アマゾンで検索するとドルトムントのスタジアムなんかもキット化されているみたいで、もし次に作るならこれにしたいかも。ただし絶版っぽいが・・・

 

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2019年8月22日

いわゆる「ランパード案件」について

 一年は早いもので、昨年のいまごろはサッリ監督のチェルシーについての展望を書いていた・・・というか話の主題は、サッリ監督が「チャーリー・ザ・ツナ」に似ていることを世界に向かって叫びたいだけのものだったわけだが。


 そうして月日が流れ、7月にプレシーズンで来日して川崎フロンターレやバルセロナと試合をしたチェルシーFCの監督席には、サッリではなく、フランク・ランパードが座っていた。そんなことになるとは一年前に想像もできなかったし、昨シーズンは2部のダービー・カウンティで結果を残していて、どちらかといえばもともとの出身クラブであるウエストハムあたりで今後は若手育成などを経験して大きく育っていく監督になるのかなぁーなんていう程度で、横目で彼の動向を追っていたぐらいだ。

 正直にいえば、私はもうちょっとサッリ監督のチェルシーが観てみたかったのである。

 一緒にナポリから連れてきた愛弟子ジョルジーニョありきの戦術で、どこかでジョルジーニョが故障などして使えなくなった場合に、果たしてどういうやりくりを戦術家サッリは見せてくれるのかを私はずっと密かに期待していたのだ。あるいはリュディガーやダビド・ルイスが揃って長期不在になったときにセンターバックからのボール供給という重要業務を誰がどうするのか、その状況において、伸び悩むクリステンセン君あたりが逆境をはねのけてどこまでチェルシー守備陣の救世主になれるのかなど、そういう(ネガティブ要因から生じる、総じてドタバタ感が満載の)物語を観てみたかったのである。

それがどうだ、ジョルジーニョはシーズン通してフル稼働していて、なぜかセンターバックもサイドもそれなりに元気でシーズンを終え、新加入GKケパもまるで5年ぐらい前からそこにいたかのような存在感だ。
 つまりのところ「固定しすぎたスタメンが、シーズン中盤から当然のごとく疲弊していって調子を落としまくって、かろうじて4位でフィニッシュ」という、実に予定調和的でフツーな感じの結末になったわけだ。そりゃあCL出場権に滑り込んだということは大成功の部類に入るシーズンではあったんだろうけど、本当にそれでいいのかチェルシーよ。
 私はひたすら「豪華絢爛さの陰で、卑屈でネガティブな雰囲気から立ち上る、モヤモヤがぬぐえないサッカー戦闘集団」としてのチェルシーを応援したいという想いを捨てきれずにいるので、まるで地方の公立高校で部員が最低人数しかそろってないけど甲子園を健気に目指して地方大会ベスト8あたりで惜しくも敗退した野球部のような、涙ぐましいさわやかな「やりきった感」のある少数精鋭チームというのはなんだか違和感があるのだ。

そんなわけで、オフにアザールが抜けて、移籍ルール違反のごたごたで補強禁止処分が下り、プリシッチがかろうじてルール範囲内で新規獲得選手となり、ほとんど変わらないメンバーで新シーズンを迎えることになったが、ここでこそサッリ監督2年目の「必死のやりくり」を見せて欲しかったのである。何せサッリは元銀行員という異色の経歴の持ち主だから、バランスの悪い条件下における「絶妙な帳尻合わせ」をピッチ上で見せてくれたはずなのである。それが面白くないわけがないだろう。なので、ここでランパードを監督に迎えることがどれだけハンデになっていることか、首脳陣は考えたことがあるのだろうか。

ついでにいうと、サッリの後釜に「レジェンドOB」を迎えるのであれば、なぜランパードではなく、サッリの副官だったジャンフランコ・ゾラを真っ先に指名しなかったのか。どうしてサッリ退任とともにゾラもチームを離れなきゃならなかったのか。「ゾラ信徒」としてはそこも解せないわけである。

というわけで、ここまで読んでくれた方は、「タテイシはランパードを評価していない」と思う向きもあるだろう。

うむ、そこは、とても難しいところであるが、「否定はできない」と述べておく。

実を言うと、私はフランク・ランパードについて、どうしても「表現しにくい何か」を抱えている。ずっと。
とても評価しにくく、何らかの言葉で言い表すことが難しい存在の選手である。

あまりに多くの貢献を果たしたスーパーな選手であることは認めつつ、とはいえ、チェルシーのファンとして彼の監督就任を手放しで喜べるかというと、そうでもない。
私はこの「ランパード案件」がずっとひっかかっていた。どうしても素直にスーパー・フランキーを讃えられない。

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・・・と、以上までの文章を書いたところで、しばらく「寝かせて」おいた。ブログの下書きとして置いておいて、これからどう書こうかとぼんやりと考えつつ、あぁそろそろプレミアも開幕だなぁとノンキに構えていたら、すんでのところでまさかのダビド・ルイス、アーセナル移籍の報道。

これで私にとってはっきりしたのは、「やはりランパードとは分かり合えない気がする」ということだ。まぁ、別に私がランパードと友人になるかどうかが問われているわけではないのだが・・・

ダビド・ルイスと新監督とのあいだに何があったのかについて、もはや私はその報道を追いかける気にもなれないのでよく分かっていない。「能力以上に、キャラ立ち具合」で私はチェルシーの選手を評価してきたので、そういう意味ではダビド・ルイスこそが現在のチェルシーFCをひっぱっていた選手だったから、この移籍にはかなりの失望感を覚えている。そもそもゴール前のフリーキックの場面で「呼ばれてもないのに、自分が宇宙一のフリーキッカーであると言わんばかりにやたら蹴りたがる感を出すこと」で相手GKへのムダな揺さぶりをかけていたあの役割をこれから誰が担うんだよ、ランパードが代わりに蹴るのかよ。

そんなわけで、開幕からさっそく私は新監督にたいして厳しい目を向けてしまうこととなった。チャーリー・ザ・ツナに似ているわけでもなく、どうしたって「レジェンドの香り」しか出てこない精悍な若大将について、このモヤモヤ感を抱えたままシーズンを送ることが今年のテーマになりそうだ。

まぁ、でも、結局な、
DAZNに変わったらプレミアリーグをかつてのような愉しい気持ちで鑑賞することも難しくなっていくんだろうよ。結局そこかもしれない。ブツブツ途切れすぎなんだよネット映像配信は!ほんとに、もう。

 

・・・と、結局いろいろなところに八つ当たりをしている夏の日々なのである。

 

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2019年7月17日

チェルシーFCの19/20シーズンのアウェイは「モッズ文化」をモチーフにしているとのことだが、モッズというよりも・・・

ええと、スーパー・フランク・ランパードがチェルシーFCの新監督に就任したことはまた別に書こうとずっと思っていて、ちょっとこれはネタとして大きすぎて、どう書いたらいいものかずっと思い悩んでいる状態であった。そんなこんなでチェルシーFCご一行はジャパン・ツアーとしていま日本に来ているわけで、金曜日の夜に川崎フロンターレと試合をする予定である。関東に住んでいるチェルサポは大忙しとのこととお察しする。

 

さてそんななか、新シーズンのアウェイ用ユニフォームが公式サイトで発表されている。(すでに発表済みのホーム用のユニフォームは、私はわりと好きな感じである。ナイキにしてはよくやったとすら思っている

公式サイトの文章をグーグル翻訳すると、

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清潔でスタイリッシュなデザインは、1960年代のロンドン、特にスタンフォードブリッジから歩いてすぐのキングスロードで繁栄したモッズ文化にインスパイアされています。
新しいキットはボタンダウンカラーで完成したぱりっとした白いポロシャツを特徴とします。 これは赤と青の縞模様でトリミングされ、中央に2つのボタンで固定されています。それぞれに「ロンドンのプライド」というフレーズが刻まれています。

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とのことで、今回は「モッズ・カルチャー」をテーマにしてきたのである。

パンクよりも清潔感があってシャープな雰囲気、つまりはフレッド・ペリー的な装いを狙っているんだろう。

それで公式サイトではこのように男子チーム、女子チームそれぞれをモデルとしてプロモーション写真が掲載されているわけだが・・・



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うん、これはなんというか、

私のファーストインプレッションでは、モッズ文化というよりも、

どうしても

「運送会社のコマーシャルっぽい雰囲気が感じられてしまって、そのテイストにしか見えてこないのであった。色合いのせいなのか、スポンサーロゴのせいなのか、アスピリクエタの仕草のせいなのか、韓国代表チ・ソヨンのバリバリ仕事しそうな雰囲気のせいなのか、イーサン・アンパドゥの“ミュージシャン掛け持ち仕事っぽさ”のせいなのか、どういう理由なのかはうまく言えないが・・・すまない、みんな。見れば見るほど荷物運びまくってそうなノリだ。チェルシーFC,新シーズンもがんばろうぜ。

 

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2018年8月10日

サッリ新監督のチェルシーについての新たな楽しみ方の提案

ワールドカップの余韻もそこそこに・・・
プレミアリーグ18/19シーズンがもう開幕です! ヒューヒュー!!
というわけで、チェルシーFCの新シーズンについてこのタイミングで書いておかねばなるまい!!
なるまい!!
なるまい!!

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ふははははは。

こんな写真ではじめるこたぁないのにね。

やー、まぁ、自分としては「よくぞチェルシーで4シーズンもプレイしてくれましたねー! おつかれー!」っていう気持ちである。とっても。

本人もガマンの限界だったんだろうと思う。ワールドカップベストキーパーの称号を得た直後、休暇明けのチーム合流を拒否りまくり、そんでもってレアルマドリーへの移籍。キーパーらしからぬ攻撃的姿勢を最後に示してくれたわけだ。

そんなクルトワ君の移籍とともに、ビルバオからケパ・アリサブラガ君を強奪してくるあたり、さすが極悪チェルスキーである! 

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↑はい、モラタです! や、ちがう、これが新しいキーパーのケパ君だ。

ていうかうちのスペイン人、モラタといいアスピリクエタといいペドロといい今回のケパといい、なんだこの「地下鉄で向かいに座っていてもたぶん気づかない感」は!? もうちょっとアクの強い雰囲気は出せないのか? 「フツーの好青年っぽさ」なんてちっとも求めてないんだよチェルシーは!!

そしてクルトワの移籍契約に付随するレンタルでレアルからはクロアチア代表のコバチッチさんも加入ということで、レアルはこうやって中盤の選手をチェルシーに気前よく送り出して、あとあと痛い目に遭うイメージがあるので、そこはそこで楽しみである。ふはは。

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↑あんまレアル時代よく知らないんですが、「W杯決勝コンビ」としてカンテと凶暴なまでのガチガチな中盤を組んでみて欲しい。

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で、監督も新しくなりましたとさ。

Newmanager

↑オークション会場のおっさんではないですよ。

監督が新しくなった以上に私なぞはサッリがコーチにジャンフランコ・ゾラを招聘したことのほうが個人的に重要だったりする。こういう形で、このタイミングでチームに戻ってくるとは想像もしていなかったが、ともあれ今年から、ゾラがふたたびチェルシーFCとともに闘ってくれるのである。あらためて考えると、これは非常に熱い。それだけのためにまたロンドンにいきたいマジで。

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↑ゾラだよゾラ。ついに戻ってきたよブルーズへ!

そんなわけで、いつの間にか私は「ゾラをチームに戻したサッリ監督はきっと有能なんだろう」という短絡的かつ勝手な結論であたらしい監督のことをうっかり評価してしまっている。昨シーズンまでのナポリもかなり評判のよいサッカーをしていたみたいで(でもぜんぜん観てなくてゴメンよ)、この「イタリア路線」の継続において、コンテ監督時代からどういう発展を見せていくのかは否応なく気になってくるところだ。

それにしても、このサッリ監督な。

画像検索するとやたらピッチ上でタバコふかしている写真がでてくるので、頑固な喫煙オヤジの風情を漂わせていて、それなりにキャラは立っているから合格だ。タバコ嫌いの自分としては近寄りたくないけどな。

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それにしても、このオヤジはどこかで似たような人を見たことがあるような感じがずーっとしていて、このプレシーズンのあいだモヤモヤしていたわけである。

それが、画像検索で以下の写真をみたときに、何かがひらめいて、すべてが解決したのである。

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そうか、この人はこれなんだ!!

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アメリカの缶詰「スターキスト」のキャラクター、「チャーリー・ザ・ツナ Charlie the Tuna」である!

あまり日本では知られていないかもしれないが、古くからテレビCMが作られていて、かなりナゾな「ツナ缶になりたいマグロ」という設定のキャラクターで、CMのオチはいつも「ごめんねチャーリー」と言われてツナ缶にはなれない、というもの。

どうだろう。もう今後はサッリ監督がこのマグロキャラにしか見えてこないはずだ。

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そう思うと、こうしたチャーリー・ザ・ツナの監督という状況においては、

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ツナ=マグロ、ということで、強引にまとめるとすれば、今年のチェルシーFCは「マグロ漁船」みたいなものだと捉え、それぞれの選手がマグロ漁船のメンバーとして荒海に挑戦する若者たちだと認識しておきたいと思う。(このあたり、ディスカバリーチャンネルとかでやっている『ベーリング海の一攫千金』の番組っぽく)

そう思うとケパもコバチッチも、「新たなマグロ漁船メンバー」に見えてこなくもない。

この点に気づけたおかげで、私は今シーズンも自分なりに楽しくチェルシーを観ることができそうである。

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↑髪の毛も「ふえるワカメちゃん」ばりに、どんどん増えていく感じ!(意味不明)

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2018年2月 7日

あなたがチェルシーのサポーターにならないほうがいい10の理由

 先日、「PREMIER LEAGUE PUB」というサイトで「あなたがアーセナルサポーターになるべき3つの理由」という記事をうっかり最後まで読んでしまった(この記事)。
 読み終えてもアーセナルのファンにならなかった私は、この記事に対抗して「あなたがチェルシーサポーターになるべき3つの理由」という記事をすぐに書かないといけないと思った。
 しかし3つも理由が思いつかなかったので、仕方なく「あなたがチェルシーのサポーターにならないほうがいい理由」を考えてみると、どんどんネタがあふれ出てきたので、なんとか苦労して10個の理由にしぼった。
上質のパスサッカー、スペクタクルなサッカー哲学などに心躍らせている熱心なサッカーファンの方々が、以下につづく理由を読んで我が身の幸運をあらためて確かめることができれば幸いである。


(1)クラブの名前を人に伝えるときに、いつも微妙な思いをする
 趣味として「サッカー観戦」を挙げると「どこのチームを応援しているんですか?」と尋ねられて「チェルシー」と答えると、たいていの日本人にとってその名はまずもって「株式会社明治のキャンデー」の名称として受け止められる。
 実際、クラブの位置するロンドンのチェルシー地区の名前をこのキャンデーの商品名として採用したわけで、明治の公式サイトをみると「愛らしい」「女性的」「甘い感じ」「しゃれた感じ」という消費者テストの結果を受けてこの名前に決まったそうである。したがって我々がサポートするサッカークラブは、日本人的にはなんだかアメをなめまくったかのような甘ったるい響きを想起させるのであり、「アーセナル」とか「なんとかユナイテッド」とか、そういう勇ましい響きとは無縁なところから説明をスタートさせないといけないのである(「そう、アメじゃなくて・・・あ、アメのほうのチェルシーもおいしいですよね、ええ」)。


(2)チーム創設のきっかけが、あまりカッコよくない
 そもそもチェルシーFCは、すぐ近くにある別のクラブ、フルアムFCのために新しいスタジアムを建設したのに、話がこじれて「やっぱりそのスタジアムは要りません」となったことで、新たにサッカークラブを作ったことから始まったのである。つまりチェルシーFCは「仕方なく」作られたサッカークラブなのであり、最初に誰かの高貴な野心とか夢とかそういうものから芽生えたわけでもない、なんとも言えないビミョーな経緯から歴史が始まっていったのである。「八つ当たり的に、仕方なく始まったサッカークラブ」が、どういうわけか現在はイングランドのトップリーグや欧州チャンピオンズリーグで闘っているという自覚をチェルシーのサポーターは忘れてはいけないはずなのだが、たぶん多くの人は忘れたがっている。

(3)絶対的なライバル関係のあるクラブがない
 上記の理由からすれば、ご近所のフルアムFCとは因縁浅からぬ関係として、強烈なライバル意識が芽生えていてもおかしくはなかったはずである。しかしどういうわけか今日に至るまでそういう関係性を築くことには失敗しており、むしろ「兄弟」みたいな感覚すらある。まして近年のフルアムにおいては、前オーナーの趣味でスタジアムにマイケル・ジャクソンの像が建立されるなど、対抗意識というよりも困惑を覚えたり心配をしてしまうような気分になっているチェルシーファンも多いはずだ。
 なのでアーセナルとトッテナムのように、激しい敵意をむき出しにした緊張感あふれるダービーマッチとは無縁であることがチェルシーのつまらない部分である。そのくせ、イングランド国内はもちろん世界中のクラブ(そして審判も)からは総じて嫌われており、そういう意味では毎試合ムダにピリピリとした緊張感がただよっていると言えなくもない。

(4)若手育成のヘタさっぷりに耐えなければいけない
 充実した育成環境を誇り、世界でも屈指の優秀なユースチームを抱えているチェルシーFCは、トップチームで活躍できる有能なタレントを次々と輩出している・・・ただしここでいう「トップチーム」はチェルシー以外のクラブにおいて、である。
 また、近年でも資金力に物を言わせ世界中に張り巡らしたスカウティング網からニューヒーロー候補と目される若手選手の獲得に次々と成功してきたが、選手個人が成功するのは青いユニフォームを脱いだ後からになる。今シーズンも他チームでエース級の働きをみせているケヴィン・デ・ブライネ、モハメド・サラー、ロメル・ルカクなど、かつてはチェルシーの一員でいたことをサポーターはときおり思いだしては、やりきれない気持ちを抱えながら「踏み台」のような気分で生きていかざるを得ないのである。

(5)高額な移籍金を投じて外から獲ってくる大物選手が、絶不調になりやすいチーム環境であることに耐えなければいけな

 「フェルナンド・トーレス」。


(6)昭和のマンガのような名前のオーナーに振り回されることを覚悟しないといけない
 突如現れてチェルシーのオーナーになった「ロシアの石油王、アブラモビッチ氏」は日本人にとって「昭和のマンガかっ!?」とツッコミをいれたくなる存在であった。そんな衝撃の第一印象から、もうかれこれ15年ちかくになるわけだが、ロシア・マネー投入により“チェルスキー”と呼ばれ「金満チーム」と揶揄されつつも、最高レベルの才能を集め(そしてまた投げ売り)、50年ぶりのリーグ優勝やチャンピオンズリーグ初制覇を果たしたことは、なんだかんだ揺るぎない不朽の功績となった。ただし一方でよくわからない人事騒動が勃発したりするわけで、どんな有能な監督がチェルシーを率いても、ちょっとしたタイミングで突然解任されることに慣れないといけない。
 そうしてチームの方向性や戦術はコロコロ変わり、去年まで主力だった選手が突然ベンチ要因になったり放出リストに載ったりすることをいつも覚悟しなければいけない。このあたりのスリリングさは今後も続いてくだろうし、ある日突然、アブラモビッチがチームから手を引いて大混乱に陥って、崖から一気に転がり落ちていく危険性もあるわけで、そういう日がくることを・・・実は心のどこかで「怖いものみたさ」で期待してしまう自分もいたりする。
 「夢の劇場」だとか「美しく勝利せよ!」だとか「クラブ以上の存在」みたいな理念だとか「君は独りで歩くことはない」みたいなポエムを語りたがる人は決してチェルシーを応援してはいけない。しょせんこの世は結局、昭和のマンガみたいなもので、お日様は西から昇り、青い夕陽となってロンドンの街を染めていくのだ、それでいいのだ。よくないか。

(7)公式グッズのデザインがダサいことに耐えないといけない
 あくまで私の持論だが、サッカークラブが世界中にファンを増やすべくグローバルなブランド展開を推進させようとすると、クラブの公式グッズのデザインは、多様な国や世代に受け入れられやすいものになっていくため、どんどん平均的で無難なものに落ち着いていき、その結果すべてがダサい方向性になっていく。そしてチェルシーに関してはTシャツのデザインにそれが顕著であり、手に取りたくなるようなクールさとは無縁である。
 でもこの日本語「チェルシー」シャツは、あまりに酷いがゆえにジワジワくるので、今回あらためて見るとだんだん欲しくなってきた。そういう作戦か?

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(8)ホームの試合開始直前に流れるパンクな曲が、よく聴くと景気悪い
 ホームスタジアムのスタンフォード・ブリッジに近いキングス・ロードの通りはロンドン・パンク発祥の地であり、偉大なパンクバンド「ザ・クラッシュ」のフロントマン、故ジョー・ストラマーはチェルシーのファンでもあった。いつもホームゲームの試合開始直前には、ここぞというタイミングで、ザ・クラッシュの代表曲『ロンドン・コーリング』が一曲まるまるスタジアム内に大音量で流れるのが恒例となっており、それはチェルシーFCの数少ない美点のひとつだと個人的に思っている(しかし実はほかのロンドンのチームでも流れているらしいのだが、それはさておき)。



このクラブにとっていわば「裏のテーマソング」とも言えるこの『ロンドン・コーリング』だが、しかし曲の歌詞をよーくみてみると「ロンドンは水没する!」といったような不穏な内容で、おおよそ試合前の選手たちやサポーターを鼓舞するようなテイストではない。みんなを鬱屈した気分にさせてどうするんだ。

(9)ボハルデという選手のことで一生ネタにされ続けることに耐えないといけない
 
ついにこの話をしないといけないのか・・・

 ウィンストン・ボハルデ(Winston Bogarde)という名前はチェルシーを応援しようとする者にとっては避けて通れない存在である。メディアの企画で「サッカー選手の移籍をめぐる世紀の失敗例」みたいな記事がたまにあるが、ボハルデこそはそうしたランキングで常に優勝争いを繰り広げることになる「チェルシーFCの正真正銘の黒歴史」であるからだ。
 オランダ代表歴のある当時30歳のボハルデは2000年にチェルシーと4年契約を結ぶ。そして2004年までの4年間、リーグ戦先発はわずか2試合、通算でたった12試合の出場にとどまり、年俸は約4億円。早々に戦力構想外になりクラブもあの手この手で彼を放出したがったが、ボハルデは不屈の精神力でチェルシーに留まり続けて見事に4年契約を全うし、通算で約16億円のサラリーを得てサッカー界から引退した。

 たしかに監督交代のタイミングのアヤが問題の原因だと言われたり、当時のチェルシーが他のクラブに先駆けて多国籍軍化していった背景もあって、外国人選手のマネージメントにおいてはもはや「多様性! 何でもアリ!」な雰囲気があったのかもしれない。それにしてもボハルデに支払った給料、出場した1試合あたりで換算すると1億2千万円超・・・ボハルデがすごいのか、チェルシーのフロント陣がおめでたい連中なのか。おそらく今後もボハルデの名前はチェルシーサポーターをからかうにはひたすら金字塔的ネタでありつづける。
 
ちなみに近年よく知られているように、チェルシーでは30歳を超えた選手への複数年契約の更新は、たとえレジェンド級の選手であっても認められないという方針がある。このクラブの冷酷非情な実態を世間にさらしてしまっているのだが、この方針の影にはボハルデの事例があったからだろうと容易に想像される。
 
スーパー・ボハルデ、彼こそはある意味でチェルシーの歴史を変えたレジェンドともいえる。「ボハルディズム」という言葉すら生み出したくなるし、チェルシーサポーターとして生きる“負け犬”社会人のひとりとしては、どこかで「ボハルディズム」に共鳴したくなる気分がないといえばウソになる。

 ※そこで調子に乗って「ボハルディズム」のバナーまで作ってみた。クリックしたらデカイ画像になるので職場のパソコンの壁紙なんかにどうぞ。

Bogardism__


(10)自虐的で卑屈なサポーターとならざるを得なくなる
 チームの愛称は「Blues」だが、「ブルー=憂鬱」と捉えると、言い得て妙である。「でも今は強豪チームで、立派じゃないですか」と言われようと、そういう立場に不慣れなこともあり「たまたま今はお金があるだけ」とすぐに言い返したくなる。先述の通り、いついかなるタイミングで一気に没落するか分からない、その恐怖感と隣り合わせである不安定さのなかにおいて、かろうじて「応援する理由」を見出しているのがチェルシーサポーターであり、要するに面倒くさい人々である。

 しかし規模にかかわらず、イングランド国内にある数え切れないほどのサッカークラブのうち、95%ぐらいのクラブはこれと似たような、やっかいで面倒くさい事情を山のように抱えているとも言えるのではないか。つまりそうした境遇のイングランド国内の大小クラブの、たまたま頂点ぐらいに位置しているのがチェルシーFCなのだと思う。ジャイアント・キリングで格下にぶっ倒され、一気に下位ディビジョンの底なし沼に沈みゆく可能性に満ちていることはイングランドのあらゆるレベルで常に起こっていることで(特にFAカップという大会は、その過酷な現実を忘れさせないようにする啓発イベントの一環ではないかとすら思える)、チェルシーFCのサポーターとして味わえるもの、それはフットボール・クラブを応援することにまつわる哀れで報われない、先の見えない日々の終わりなき苦悩であり、輝かしい王冠が一瞬のうちに、指をすりぬけて地上にしたたる泥水のなかに落ちてゆくような幻想にとりつかれて生きていくことだ。ロンドン・コーリング!


 さて、ここまで我慢強く読んでくれるような人がいるとすれば、その人は哀れなチェルシーのサポーターか、好奇心旺盛なヒネくれたサッカーファンのどちらかであろう。ぜひ「チェルシーサポーターになるべき理由」を3つ挙げられるかどうか、悪夢の続きみたいな話をいつか語りあおう・・・。

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2018年1月26日

チェルシーFCとオルカ鴨川FCにおける“新背番号8”をめぐって

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思えば今シーズンのプレミアリーグが夏にはじまり、その開幕を現地で見届けたあと、いろいろな葛藤を経て、湯郷ベルの試合をできる限り応援にいくという覚悟を決めて秋から冬を過ごしている。そんな日々のなかで、海外サッカーは「横目で眺める」という感覚になっていった。もっともプレミアリーグの優勝争いはすでにクリスマス時点で決着がついてしまっているような展開であるが・・・そうこうしているうちに、エバートンからロス・バークリーがチェルシーに加入した。そして背番号は、ずっと空き番号となっていたかのスーパー・レジェンド、スーパー・フランク・ランパードがつけていた「8番」となった。大きな意味をもつ番号がついに継承されることにひとつの歴史のターニングポイントを思う。ランパードと比較される運命とともに、新たな歴史を築いていくプレーを楽しみにしたい。

そして先日、オルカ鴨川FCに移籍した藤田のぞみの背番号も「8番」と決まった。
本人は背番号には特にこだわりがなさそうな印象があるが、とにかくどんな背番号であれ、いま置かれた環境のなかで、全力をつくして自らのサッカー人生を悔いの無いものにしていくための闘いが続いていく。

ところで背番号が8番となったことで、以前やったのぞみ7号に乗ってのぞみ7番を応援しにいく」という企画の第2弾、今度は偶数番号なので東京行きの新幹線となって「のぞみ8号に乗ってのぞみ8番を応援しにいく」というネタができそうだ。
鴨川の流れる古都から、鴨川と呼ばれる海へと・・・遠いが・・・。

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2017年8月21日

チェルシーの開幕戦でメッセージ・ボードをあげに行ったらマスコットのライオンにおちょくられた件など

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この夏にロンドンに行った大きな理由はもうひとつのブログに書いたのだが、タイミングよくプレミアリーグの開幕戦にも合わせられたので、前回の記事で予告したとおり、例のメッセージ・ボードを持ってチェルシー×バーンリーの試合をスタンフォード・ブリッジで観戦することができた。

まずこのボードの件について。結論からいえば、テレビ中継に乗っかることはできなかった模様。
ただ、試合前のアップの段階で、北側のチェルシーFCサイドの最前列に陣取って、他の客といっしょにアップの様子を間近で見届けながらひたすらボードを掲げていると、少なくともその前を通ったすべてのカメラマンからは、確実にボードの写真を撮影してもらえていた。

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周辺にいたサポーターも、何のボードを見せてるの?と声をかけられ、内容が分かると納得してくれた。こちらの英語力のなさゆえ、それ以上の有意義な会話を続けることは難しかったのだが。

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あとはこれね、マスコットキャラのBRIDGETちゃん(女子)。

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実はスタジアムに入る前も、彼らは周辺でいろんなサポとの写真撮影にいそしんでいて、このボードを取り出してスリーショットをスタッフさんに撮ってもらっていた。

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ほどなくこの場所でも再会。
すると私のボードを「これ貸してっ」と取り上げ、そのまま走り去っていった(笑)

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あとで戻ってきてくれたのがかわいらしかった。

そんなわけで、北側エリアはチェルシーの面々がアップしている状況がしっかり見えるし、慣れてるお客さんは試合開始ギリギリまで来ないし、最前列のお客さんから「どいてよ!」とか言われることもなく、アップの時間だけはどんなに前にいてても特に怒られない。

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というわけで、やはりボードは持って行ってよかった。

試合開始前になれば自分の席に戻ることになるわけだが、さすがに混みあう状況では長く掲げられるのはためらわれるし、ボードのメッセージ内容も試合が始まってしまえばあまり意味がないものなので、試合開始ギリギリのところで畳んで閉じておいた。

で、かつてチェルシーのスタジアムツアーでたまたま一緒になったご縁で知り合えたConsadole at Stamford Bridgeさんご夫妻から、その試合後にLINEメールで連絡が入り、私の写真をインスタグラムにあげている、熱心なジョン・テリーのファンの人がいることを見つけたようで、教えていただく。「おおっ、つまりどこかの媒体では流通しているのか!?」となった。
(ちなみにこの人、テリーの妻か?って思うぐらい、テリー一色のインスタを展開していた・・・)

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んで、帰国後にいろいろ調べてみた。
私が分かった限りでは、デイリー・メールのLIVE更新のページで、このボードのことが紹介されていた模様!

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↑トップページ。この日の模様をリアルタイム速報で伝えるページっぽい。

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↑こんな感じ。

で、有名な写真エージェントのGetty Imagesの関連で、ジョン・ワルトンさんというカメラマンが私の写真(上の2バージョン)をそこに納めてくれていた様子。

以前のクラブワールドカップのときもそうだったが、こういうご縁でたまたま自分を撮影してくれたフォトグラファーの人そのものを検索すると、いろいろ彼らの活動の様子がわかったりして、ツイッターのアカウントも持っていたりするからフォローさせてもらったりして、「自分を撮影してくれたカメラマン」という位置づけで、その後も追いかけていける楽しみが増えるのである。海外サッカー観戦の場における、こういうアピール行為の副産物といってもいいだろう。

他にもどこかでこのボードのネタが使われていたらいいなぁと願いつつ。
(一番いいのはテリー本人にこの写真が伝わることなんだが)

まぁ、すでにいない元キャプテンのネタなので、あまりオフィシャルには扱いにくいネタでもあるだろうから、難しいところではあったかなー、とも。

あと反省点としては「チェルシーのユニを着ていたほうがよかったのか?」という点であるが、実際に用意はしていたのだけど、気候的に寒かったので、長袖のままでいいか・・・となったのであった。でも今から思えば「長袖の上から着ればいいやん」と思うのだが、どういうわけか現地ではその発想にならなかった。ボード掲げることで一杯一杯だったのか。

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さて、その他の件について。

この試合は結果的に、歴史的な記録としては
・前年度チャンピオンチームが翌シーズンの開幕戦で3失点したプレミアリーグ初の試合
・前年度チャンピオンチームが翌シーズンの開幕戦で2名の退場者を出したプレミアリーグ初の試合

・・・とか、他にもあったかもしれず(場合によってはプレミアリーグではなく、100年以上にわたるイングランドのトップリーグ全体の話だったかもしれないが)、まぁいわゆる「とんでもねぇ試合」だった。

そもそも開始早々にアロンソがすぐイエローカードをもらった時点で「今日の審判って・・・」と早めに気づくべきだったし、私のいた西スタンド下段の空気感でいえば、その直後の前半10分すぎ(だったよね)に訪れる「新キャプテン、一発レッド退場」っていう状況も、どこかしら醒めた目で「あ、そうくるか」的な、なんともいえない雰囲気があった気がする。もちろん激しいブーイングもあるにはあったのだが、私としてはこんな早々にさっそく試合がガタガタになるのはどうかと思えるので、もうちょっと審判さん空気読んでよー、てか周囲のサポもわりと大人しく受け入れるわけ、このジャッジ?(まぁ、たしかに危ないタックルだったけども!?) という気持ちではあった。

 なにより若手でいきなり開幕スタメンに抜擢され、試合前のアップで緊張感が隠しきれなかった感じのボガくんが、この退場のせいですぐにベンチに下げられてしまったのが実に可哀相でしたよ・・・新キャプテン、ケイヒルの苦すぎる船出となってしまい、それはそれで見応えはあったんだけども。

 あとケイヒル退場の思わぬ副産物というべきか、代わりにクリステンセンくんが穴埋めをすることになり、まさかこんな早くに生観戦の場でクリステンセンを観ることができるなんて、という気分。

 まぁ、試合はこんな調子でずっと審判のジャッジにイライラさせられっぱなしの展開。こういうとき近くに声がやたら大きいサポーターが延々ヤジっててちょっとうるさい、っていうこともよくあるが、幸いこの日の西スタンドはそんなにヒドくなく、もしかしたら一番ハッスルしていたのは、私の目の前に座っていたラテン系の女の子だったかもしれない。

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狭い座席スペースのなかでもムダのない動きでダイナミックに腕を振り回し続けて審判のジャッジにあらゆる文句を叫び続けていた彼女の姿をみるにつけ、こういうパッションに乏しい私なんぞはいたく感銘を受けていた。

 で、周知の通りこの試合では後半途中になって新加入のFWモラタが登場し、よけいなプレーでイエロー2枚目をくらったファブレガスが退場して9人になった状況となっても果敢にゴールをめざし、モラタの1ゴール1アシスト(と言っていい絶妙な落としを、ダヴィド・ルイスがうまく蹴り込んだ。しびれた)で2ー3まで追い上げた。なのでスタジアムの雰囲気も一転してノリノリな感じになり、タイムアップまで躍動感がみなぎる良い感じであった。まぁ、前半の時点で帰りたくなるような試合を、ここまで楽しくひっぱっていけたのはよかったし、決して悲観してはなかった感じ(だってアザールとかいなかったもんね、っていう言い訳)。

そして試合後に最後までピッチにとどまり、悔しさをかみしめつつ、まんべんなく客席に向かって拍手をつづけていたアスピリクエタ、本当に評判通りの人格者だな~キミは。

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 そして毎回感心するのが、終わったあとの客ハケの良さ。あっという間にスタンドからいなくなり、近所のパブやら歩き帰り組やらで散り散りになり、ちょっとスタジアムのショップをみて(グッズのバリエーションが乏しい印象は変わらず)、そしてフルアム・ブロードウェイの駅まで歩いて駅ナカのドラッグストアとかでちょっと買い物してから改札を通ったら、まったく混雑を感じることなく地下鉄に乗って帰れたレベルだった。

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↑ウイリアム・ヒルと提携が始まったようで、スタジアム内でブックメイカーを賭けることができた(記憶ではかつて西スタンドにはブースが無かった気がする)。結果はこちらも惨敗・・・何せ、「ケーヒルがゴールを決める」に賭けてたりする(笑)

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2017年8月 6日

チェルシーの開幕戦でこのボード掲げてきます

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盆休みにロンドンに行くので、チェルシーの17/18シーズン開幕戦となるバーンリー戦のチケットをとる。
この試合に「歴史的意味」ががあるとすれば、「ジョン・テリー退団後の、最初のシーズンのリーグ戦の開幕」ということであろう。私はテリー退団のシーズンを現地で見届けられずにいたので、自分なりに考えたメッセージのボードを、せっかくの開幕戦だからこそ掲げてこようと思う。多くのサポーターにとっても共有してもらえる感覚であればうれしいのだけど。

スタンフォード・ブリッジに手作りのボードを持って行くのは2回目だ。プレミアリーグの現地映像制作チームは非常に細かいところまで現場のネタをフォローをしてくれることは分かっているので、中継カメラで抜いてもらえたらラッキーだな、と。

 というのも前回ボードを持って行ったときは、50年ぶりのリーグ制覇に王手をかけるという試合なのだけど(もう12年前なのね)、西スタンドの一番南側に座っていたので期待していなかった私を当時の中継スタッフはちゃんと見つけてくれていたのである。
 そのときの様子はこちら。両チーム監督の握手のあとに、私のボードが登場。

してやったり、である。

ちなみに嬉しいことにその週の試合に関する現地制作のハイライト番組でもこのボードは登場していたのだが、それはたまたま近くにいたおっさんサポたちが「それ貸してくれ!」と自分たちで掲げてキャッキャと写真を撮っていた状況の映像だった(笑)

でも今回は西スタンド下段の20列目なんで、試合が始まってしまえば見えないだろうし周囲の人にもジャマだし、何よりメッセージの意味も薄まっていくだろうから、それ以上掲げることはしないので、試合前のアップのときが勝負かな、と。(ちょうどアップのときは多くのファンが最下段に降りてたりするし、いっそ最下段でボード掲げようかとも思う)

そういえば2012年クラブワールドカップのときも、ゴール裏で震災復興支援の感謝とからめたチェルシー応援メッセージを掲げていたら、何人かのカメラマンが合図をくれて写真を撮っていき、そのときの写真は後日ニュースサイトで見つけた。あと生中継開始直前に、ロープで移動するロボットカメラが私の頭上に近づいてきて、いかにもオマエを抜くからなと、その場でスタンバイしていたり。こういうのは、張り合いがあって私は好きである。

というわけで、もしJ-SPORTSの中継なり、その他ウェブ等でこのボードがキャッチされていたら、ぜひ教えてください!

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2017年8月 1日

17/18 新シーズンをひかえるチェルシーのご様子

たまたまインターナショナルチャンピォンズカップがシンガポールで開催され、時差がいい感じでアジア時間だったのでJ-SPORTSの生中継が観られた。立ち上がりにバイエルンに2点食らう展開だったが結果的に2点返して2-3まで持ち込んだ。負けたけど、この時期にしては良い練習試合。

思ったことを列挙。

・テリー退団後の時代を見据えて、あらたな看板ディフェンダー候補として個人的に注目してきた、ボルシアMGからのローン帰還組のクリステンセン君が先発だったので注目。センターバックの真ん中だが、当然ながらドイツでは味わうことのなかったであろう3バックゆえ序盤はリズムがつくれず、前半2失点の責任をしょいこむ感じ。まぁ、こんな変態みたいなチームでいきなりスムーズに入り込めるわけがないので、まぁ、長い目で見よう、長い目で。な?コンテさんよ。
(もし今日のデキでまたローンで外に出して、クラブにたいする気持ちを萎えさせるいつものパターンに入ると哀しいが)

・そのかわり後半から入ったダヴィド・ルイスが入るやいなや激しいプレーをみせて、「こーやって守んだよ!!」とクリステンセンにプレーで示すかのような神ぶり。なんかこう、このクラブにおける「影の番長」っぷりをますます発揮しており、この勢いはコンテ監督も納得するしかないのでは。まぁ、たしかにボヌッチ獲得の噂話には大いに一人で沸き立っていた時期もございましたが、ダヴィルイは思いのほかモチベーションが高そうで(笑)、まずは一安心。頼まれてもいないのに、かつ3バックであることを忘れて相手ゴール前まで攻撃参加するスリリングなセンターバックとして今年もチェルシーを支える。

や、支えるというか、周りのチームメイトがダヴィルイを支えているのか。そこの図式は今年も変わらずか。

・CLも闘う今季のチェルスキーにおいては、アスピリクエタとアロンソがもしケガで離脱したらその時点でゲームオーバーとなる仕組みなので(冷笑)、そんなヒヤヒヤのDF陣に新しく加わってくれるリュディガーにはとにかく期待。でもコンフェデ杯のせいで、チームへの合流は遅れているようで、どうなんだ今。・・・そうかと思ったら、ついこの間、どういうわけか千葉にきて市立船橋高校を訪れていたりする(笑)。ひょっとしたらすごくいい人かもしれない。

・同じく新加入のバカヨコも期待。バカヨコって名前が日本人的には覚えやすくてよい。その時点でキャラ立ちにおいては合格。たとえば「カンテ、バカヨコッ!」というボランチ・コンビでの並びを声にだすと、関西弁的にはなんとなく通じるようなフレーズが形成できるあたりもポイント。

・そんなバカヨコ獲得の伏線でもあったのだろう、マティッチの赤デビル移籍も発表された。モウリーニョ監督お気に入りの選手なので、これはまぁ、しゃーないなぁという気分。そもそもこれで2度目の退団になるわけで、そして今回は本当にお世話になりまくりだったから、「また機会があれば、ぜひウチで!」という感じで、あまり感傷的な気分にもならず。

・注目の新戦力モラタはこの試合、後半から登場。そつのないウマさを見せてくれた感じで、ボールキープとかも丁寧だし、なにより後半の得点シーンも自分がおとりになる気の利いたプレーでさっそく信頼感の向上を図ることに成功。ディエゴコスタが退団濃厚ななか、少なくとも計算できそうなストライカーが入ってくれたのは明るい材料。残念なのは見た目が薄顔なのでキャラ立ちの面で、もし街でバッタリ出くわしても誰にも気づかれなさそうな点か。

・その次の試合、インテル戦ではスタートからベストメンバーでいったけど、あっさり2失点してたりする件については触れないでおく。

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2017年5月16日

Well done!

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なんだか、なでしこJAPANのW杯優勝したときのピッチを想い出す写真。

テリーが真ん中に収まっているという意味で、秀逸な写真。

やー、よくやりました。がんばった。新監督を迎えて最初はどうなるかと思いきや。

もちろん3バックが功を奏した影響の裏でイヴァノビッチがチームを離れたり、テリーだってベンチ要員になってしまう状況で、なかなか舵取りが難しい状況ではあったけども。

個人的には40歳を迎えた朝に生中継をみた最初の試合がこれだった、ということも含めて、またひと味違ったホームゲーム。

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