Jリーグ/J-League

2023年2月27日

2023大阪マラソン「サッカーユニフォームのランナーさん応援(調査)企画」実施報告:寒いなか長時間おつかれさまでした~

途中で陽が差してきましたが、基本的には寒かったですね・・・こちらも久しぶりの大阪マラソン、無事に応援(調査)企画を実施できました。
今回もはじめてのご参加も含め、お集まりいただいたサポーターの皆様にはひたすら感謝です!!!
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奈良クラブ2名、ツエーゲン金沢2名、浦和レッズ2名、セレッソ大阪、京都サンガ、柏レイソル(途中まで)、岡山湯郷Belle、そして日本代表ウェアの私という組み合わせのチームとなりました。ブラボォー!

ブラボォーといえば、
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この日もバナーを掲げたランナーさんが複数キター!
「ブラボーの人、また来た!? 誰か配っている人いるの!? by 谷口キヨコ」
ということで、
はい、配っていた人が走ってきました~
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我々「調査員」を讃えるねこじしさん、この日も快走で、“セレッソ大阪部門”だとこの地点で8位、見事今回もスタメン入り!

ただ、ここが本日の反省点のひとつなのですが、ねこじしさんが来たら、「バモバモゴール・メンデス~」のチャント(もうチームにいないけど)でも歌おうかとぼんやり考えていたのですが、

なぜかこういうとき、とっさに歌がうまく出てこず、

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「・・・・・。」

と、コールはおろか何も歌いきることができず、私からはまったく応援らしきこともできないまま本人は去って行くという(笑)
「うわー!! なんか、全然ダメやった・・・」というモヤッとした気持ちを抱えたまま、応援企画を続行していたわけですが。

で、気がついたら
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「走り終わってからこっちに来てるやんけー!」
・・・いやはや、どんなに元気なんですか。てか、どんなにサカユニ応援好きなんですか(笑)

ちなみに、先週の京都マラソンではじめて応援企画に参加いただいた奈良クラブ・サポのたらいさんも
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このバナー芸(川柳!?)を披露し、ゴールにたどり着いたあと、しれっと我々の応援企画に加わってくれていました(笑)。

みんな元気すぎるやろ・・・w

元気といえば、
こちらも先週の京都マラソン応援企画に来てくれた京都サポ・ランナーのダイさん。
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走る前からツイッターでも「寒い!タイツないと無理!」と書いていたりしたのに結局、それでも足元は裸足。マジか・・・
これを「元気ですね」と片付けていいものかどうかも悩むところですが。その後、大丈夫だったでしょうか・・・

ところで、ねこじしさんへの応援コールでスベッた私ですが、他にも今日はやらかしていまして。

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こちらもねこじし製バナーをしっかり掲げてアピール!の、ジェフユナイテッドな二人組が現れまして。
本来なら「ジェフ千葉!」コールのはずが、
つい「市原!!」と古い名前で叫んでしまいまして。
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私のほうのカメラには、まさに「市原」と呼ばれたときの「なんでやねん」な表情が捉えられておりまして。
あぁ、申し訳ありませんでした(笑)

さて気を取り直して本日の集計を発表します。
(ねこじしさんに代わり、M・フィオリオ氏にお任せしました。ありがとうございます~)

【J1】
セレッソ大阪 77
ガンバ大阪 67
ヴィッセル神戸 31
京都サンガ 13
名古屋グランパス 12
サンフレッチェ広島 11
浦和レッズ 10
川崎フロンターレ 7
北海道コンサドーレ札幌 6
横浜Fマリノス 6
アルビレックス新潟 4
鹿島アントラーズ 4
アビスパ福岡 3
横浜FC 2
湘南ベルマーレ 2
FC東京 1
サガン鳥栖 1

レース途中まで「大阪ダービー」は同数だったりして、いつもながらに白熱した闘いがありました。さすがに参加人数が多いと、J1クラブもレイソル以外が全チーム揃うという結果に。

【J2】
清水エスパルス 9
徳島ヴォルティス 9
ジェフユナイテッド千葉 6
ヴァンフォーレ甲府 4
ファジアーノ岡山 4
レノファ山口 4
ジュビロ磐田 3
ベガルタ仙台 3
モンテディオ山形 2
ツエーゲン金沢 2
ロアッソ熊本 2
大分トリニータ 2
栃木SC 1
大宮アルディージャ 1
V・ファーレン長崎 1
FC町田ゼルビア 1

前回の京都マラソン同様、清水エスパルスが最多人数タイ! エスパルス界隈ではランニングがブームになっていたりするんでしょうか。ここにきて突然の飛躍です。

【J3/その他】
松本山雅 8
愛媛FC 3
ガイナーレ鳥取 3
奈良クラブ 2
FC今治 2
SC相模原 2
FC大阪 2
カターレ富山 1
AC長野パルセイロ 1
ギラヴァンツ北九州 1
カマタマーレ讃岐 1
鹿児島ユナイテッドFC 1

INAC神戸レオネッサ(WEリーグ) 1
クリアソン新宿(JFL) 1
福山シティFC(中国サッカーリーグ) 1
ETU(漫画『ジャイアントキリング』) 2
東京シティ・エスペリオンFC(漫画『アオアシ』) 1

そういう意味では松本山雅は今日も多かった! こちらもマラソンブームが起こっているに違いないと思わせる人数です。

今日イチでレアなユニフォームといえば、
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中国サッカーリーグ「福山シティFC」でしたね~私はまったく分からなかったです!!(応援企画初参加の奈良クラブサポ・ランナーのKeishiさんが見事に反応してくれたおかげ!)

あとETUユニで、背番号をみるとガブリエル17番だったのが「マジか!」ってなりましたw

そして、先週の京都もふくめて、「ホンダロックSC(=ミネベアミツミFC)」のランナーさんがおられたらしいのですが、すいません、まったくノーマークで逃しております!!

【海外クラブ】
FCバルセロナ 9
パリ・サンジェルマン 7
アーセナル 6
マンチェスター・U 6
ボルシア・ドルトムント 5
リバプール 3
インテル 3
ACミラン 3
チェルシー 3
バイエルン・ミュンヘン 2
ユベントス 1
レアル・マドリード 1
レアル・ソシエダ 1
アヤックス 1
アイントラハト・フランクフルト 1
ボカ・ジュニアーズ 1
グレミオ 1
バレンシア 1
リーズ・ユナイテッド 1
モンテレイ 1
サンダーランド 1
ルマン 1

今回もマニアックなユニにお目にかかれてよかったです。サンダーランド(イングランド実質2部)は、いったいどうしてそれを着て来たのか別室で事情を聴きたいぐらいです(笑)。でもルマンは、背中に松井大輔の背番号22をみてようやく気づいた次第です。。。

【代表チーム】
日本代表 41
フランス代表 7
アルゼンチン代表 3
ウクライナ代表 2
クロアチア代表 2
イタリア代表 2
イングランド代表 1
ベルギー代表 1
スペイン代表 1
カメルーン代表 1
オランダ代表 1
メキシコ代表 1
ユーゴスラビア代表 1

日本代表も人気復調の気配。そして最近はフランス代表ユニが多いイメージがあります。

人数でいうと、国内サッカー系で341人! 
代表や海外クラブを全部含めると464人。
今大会、主催側発表では3万人が走ったとのことですが(定員割れしていたという話もありますが)
国内サッカー系だと88人に1人の割合になります。(前回の大阪は117人に一人)
確実にサッカーユニ・ランナーさんが増えていることを実感します。

なお今回、サッカー部門全体の1位はわたくしタテイシが推しているチェルシーでした。こともあろうにレース前に「もはや最近はチェルシーを着る人なんていなくなった」とか言ってしまっていたので、よけいに衝撃的でした、すいません(笑)
そして、Jリーグ部門の1位はセレッソ大阪で、かつ女性ランナーの方でした! 

さて、今回もいろいろなランナーさんが走っていました。
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道路のアウトサイドからオリジナルのバナー芸を我々に披露してくれたベガルタ仙台サポ・ランナーさん。J2沼を堪能している(で、いいんですよね)ようですw

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レース前にFC東京サポの小倉庵さんから情報をいただき、FC大阪のスポンサーになった会社の社長さんが走られるとのことで、それはなんとしてもしっかりコールしようとチーム一同構えていたわけですが、無事にたくさん声援を送ることができてよかったです。しかしなぜトナカイっぽい鼻だったのかは謎です。

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マラドーナっぽい徳島ヴォルティスのサポ・ランナーさん、背中の柿谷曜一朗背番号をアピール! 

で、今回も写真はレッズサポの同僚・mizuix氏が撮影してくれたので、(こちら)のリンクで共有させていただきます。

これらの写真のなかから、「ナイスな笑顔」をいくつかチョイスさせていただきました。
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レース後半のしんどい地点でも、サポーターの声援を受けてこういう笑顔になれるというのは、やっぱりすごいことだと思えます。
(あと、声援を受けているサッカーユニの方の周囲にいるランナーさんたちも一緒に応援にのってくれるのも嬉しくなります)
この取り組みを続けていることで、ランナーさんからもアピールをしてもらったり、声援を受ける側だったランナーさんが応援する側にも参加して、ライバルチームの名前をコールするのを楽しんでもらえたりするのは本当にグッとくるものがあります。

余力があれば関西の4大大会以外でも応援企画ができればいいな・・・と思いつつ。また突発的にどこかでやるかもしれませんが!!
そのときはよろしくお願いします。

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▲今回ねこじしさんはスタート前にバナーを配布するにあたって、「しおり」みたいなものまで作って添えていたとのこと!(笑)

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2023年2月 5日

2月19日京都マラソン2023、2月26日大阪マラソン2023、ひさしぶりにサッカーユニフォームランナー応援(調査)企画やります

このブログでは今年最初の記事になりますね、明けましておめでとうございます(遅い)

さて、京都マラソンと大阪マラソンが2週連続開催であります。
どちらもコロナ禍以降、ひさしぶり・・・

2週連続はいつもながら戦々恐々ですが、張り切って沿道に立ちたいと思います。
・・・って、沿道応援の人たちは、現地に行っていいんですよね?

京都マラソンの公式サイトさん!?
Kyototop

おおっ、いきなり出てくる迫力の動画っ!

キャッチコピー:「3年ぶりの想いが 京でひとつになる」

ひとつになるのはいいんだけど、そこで密になって感染症がまた拡がったらアカンよね!w

3nennburi
うむ、このイラストにも、チアガールや沿道で応援しているっぽい人が描かれているから、行っていいんですね!?


さて、大阪マラソン公式サイトさんはどうでしょうかっ!?






Osaka


「・・・・・。」


無言かいっ!!


うむ、トップページだけだと「いつ開催日なのか」もすぐには分からなくて、開始までのカウントダウンだけは順調に表示されているのだけど。

で、
ふとサイトのはしっこを見たら、

Totoatare

オーガナイザーのなかに、われらが「toto」も入っているから、「行ってよし!」ということで受け止めます!(なぜ)

応援(調査)場所はいつもと同じ場所を予定しています。
<画像をクリックしたら大きくなります>
Konohenn
京都マラソンは京阪出町柳駅から歩いてすぐの「葵橋西詰め」の河川敷のベンチです。30kmすぎのところになります。

大阪マラソンも前回と同じ所で待機する予定です。
Shigino
JR鴫野駅から南にいったところの橋の上。40km手前になるので、本当にラストの山場でお目にかかります。

でも今回あらためて地図を眺めていて、スタート直後の「片町」エリアに足をのばして序盤の走りを見届けて、そのあとJR学研都市線の「大阪城北詰」から鴫野駅に移動して待ち構える、というパターンもアリなんでしょうかね。どうせならがんばって早起きしてそのパターンも試せたら・・・と思ったり。

そして今年はすでにJリーグが開幕しちゃっているタイミングなので、スケジュール的にもサポーターのみなさんはご多忙かと存じますが!! 久しぶりの京都&大阪、ぜひぜひぜひ応援(調査)企画にもご参加いただけると幸いです。いろんなクラブのユニフォームを見つけてはチーム名をコールして手拍子して・・・ということをひたすら繰り返していますが、気後れする方はちょっと離れて見守っていただけるだけでもありがたいです(笑)
もし当日は予定変更などありましたらツイッター(@NaofumiTateishi)でお知らせします。

特に大阪マラソンはねこじし調査員(セレッソ大阪サポ)が出場予定とのことで、コールするのも久しぶりになりますねぇ。(←って書くと逆にプレッシャーになりますでしょうか 笑)

マラソンに挑戦されるサカユニランナーさん、そして沿道にお集まりのみなさまも、体調管理にはくれぐれもご自愛くださいませ!
【追記ですwww ↓】

Bravo

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2022年12月11日

2022奈良マラソン サッカーユニフォームランナーの応援&調査結果報告

Sika

ワールドカップ開催中にマラソン大会が行われるという超レアな状況下、「ブラボォー!!」が飛びかう現場でございました(笑)みなさまおつかれさまでした。。。

さてセレッソ大阪サポランナー・そしてある意味ではJサポランナー応援の“伝道師”(笑)ねこじしさんが早起きしてレース前に、「Jリーグ奈良マラソン支部」にて新ネタのバナーを配布したそうで。

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▲ねこじしさんに会うのも1年ぶり。

今回もねこじしさんはバッチリと集計用紙を作成してスタンバイ。そして旧友の湯郷ベルサポ・Mフィオリオ氏とともにいつもの場所にてランナーさんを待ち構えました。

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▲こんな感じで、ねこじしさんの配ったバナーをアピールするサッカーユニ・ランナーさん、多数(笑)

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▲我々のあいだでは毎度おなじみ、チョッパーの下に実は日本代表ユニをいつも着用しているたかっちさん、このとき復路だったのですが・・・

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▲持っていたバナーがボロボロになったので「新しいのに交換できますか」と、まるで「ネタのエイド」状態に(笑)。ちなみにこのブラボーなバナーは「沿道の高校生に好評でした!」との報告も(笑)。

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▲「ネタのエイド」を利用したのは実はもう一人いて、この京都サポの方は、2019年の奈良マラソンのときにうっかり柏レイソルのランナーさんに抜かれて「追え~!」となった、裸足のランナーさんです(あのとき最終的にレイソルを追い抜いたとのこと)。
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で、去年と異なり、今大会は10kmの部も復活とのことで、やはり往路での応援は超ハイスピード&密集具合がすごくて、久しぶりの応援にアタフタしまくりでした。
そんなわけで、集計結果は以下となります。左の数字が往路、右が復路になります。復路のほうが数字が大きい場合は、往路で我々がうっかり見逃していたということが分かるわけですww
とりあえず往路に人数が多かった順番で並んでいます。

【J1】
セレッソ大阪 24/20
ガンバ大阪 9/5
ヴィッセル神戸 5/5
浦和レッズ 4/5
京都サンガ 4/5
川崎フロンターレ 3/3
FC東京 3/3
北海道コンサドーレ札幌 2/2
鹿島アントラーズ 2/3
サガン鳥栖 2/2
横浜Fマリノス 2/2
清水エスパルス 1/2
名古屋グランパス 1/2
アビスパ福岡 1/1
柏レイソル 1/1
ジュビロ磐田 1/1
サンフレッチェ広島 0/2

→ セレッソ大阪は今回も多かったですね。圧勝です。そして奈良マラソンにしては珍しく、もしベルマーレ平塚が入ってくればJ1勢コンプリートだったのです。

【J2】
ファジアーノ岡山 4/3
アルビレックス新潟 3/2
ヴァンフォーレ甲府 3/3
横浜FC 2/3
大分トリニータ 2/2
水戸ホーリーホック 2/2
徳島ヴォルティス 1/1

→ファジアーノ岡山が今回多かったですね。
 そしてファジアーノといえば、毎度おなじみの「女装ラムちゃん」ですが・・・
Lam-1
Lam-2
 ▲今年も健在です(笑)。そして昨年と違い今回はちゃんとファジアーノのタオルマフラーを身につけていたので、晴れてカウントの対象になっています。それにしてもラムちゃん、毎度我々のところに走行ラインをうまく寄せてくるので、私がメガホン叩きながらいつもカンだけで撮影している写真のフレーミングにしっかり収まる確率がやたら高い(笑)。

【J3】
SC相模原 3/3
松本山雅 2/2
FC岐阜 2/2
ギラヴァンツ北九州 2/2
愛媛FC 1/1
福島ユナイテッドFC 1/2
アスルクラロ沼津 0/1
いわきFC 0/1

→今年も相模原さんが元気よく参加されていましたね。
 そして、アスルクラロ沼津&昇格を決めたいわきFCという、初めてお目にかかるユニフォームにテンションが高ぶりました(ていうか、往路のときに完全に見逃していたわけですが・・・)
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▲アスルクラロ沼津! 来シーズンはゴン監督!
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▲いわきFC祝昇格!

【JFL・その他】
奈良クラブ(JFL) 14/13
FC大阪(JFL) 1/1
岡山湯郷Belle(なでしこ) 1/1
ニッパツ横浜FCシーガルズ(なでしこ) 1/0
ETU(漫画) 1/1

→こちらも昇格を晴れて決めた奈良クラブ、全体でも第2位となる多数のランナーさんが出場されていました。

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▲もはや奈良マラソンではおなじみ、奈良クラブサポ・たらいさんのバナー芸・・・「今日のタイムは水増しもカズ増しも必要ありません」。往路ではなく復路で満を持して披露するあたりがさすがです(笑)

ちなみに、
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▲SC相模原サポさんからも、来シーズンは奈良クラブと対戦するということで、こんなバナー芸が披露されていました!

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▲FC大阪も、祝昇格!

ちなみに国内クラブのユニフォーム着用率を全参加者の数字で出しますと、99人に1人の割合となりました。

【海外クラブ】
バルセロナ 2/2
マンチェスターU 2/2
ドルトムント 1/1
ACミラン 1/0
バイエルン 1/1
QPR 1/1
インテル 1/3
セルティック 1/1
リバプール 1/2
リーベルプレート 1/1
ローマ 1/0
ナポリ 1/0
セルタ 1/0
パチューカ 1/0
パリサンジェルマン 0/1
ニューカッスル 0/1
ユベントス 0/1
LAギャラクシー 0/1

→今回の海外クラブ関連のハイライトとしては・・・往路で最後の最後、もう関門は突破できないんじゃないかという時間帯に現れた、ゆっくり走るサッカーユニフォーム・・・でもまったく見慣れないユニに我々も困惑しつつ・・・突如ねこじしさんが思いついて「本田圭佑のいたパチューカ? パチューカ!?」と問いかけると、しんどい状況にもかかわらず無言で笑顔でニッコリうなずいて去って行くという(笑)。あの笑顔がツボだったのですが、写真が撮れていなくてとっても悔やまれるので、ぜひリベンジさせてほしい!!!(笑)

【各国代表】
日本代表 38/35
クロアチア代表 3/3
オランダ代表 1/1
スペイン代表 1/1
ブラジル代表 1/1
アルゼンチン代表 1/1
アイルランド代表 0/1

→そしてこれですよ。去年ほとんど見かけなかった日本代表ユニが、今回激増したわけです。やはりワールドカップ効果ということでしょうか。クロアチア人気も印象的です。

 そしてこの状況を、先日の神戸マラソンを通して予見していたねこじしさんは、今回「日本代表歴代ユニフォーム着用状況」を復路限定で独自調査していたわけであります。
 Daihyo
 ▲このような調査用紙をねこじしさんが作りあげてきたわけですが、我々の応援企画はいったいどのような発展をとげていくのだろうか(笑)
 で、ねこじしさんに許可をいただいたので、調査結果をこの場で速報させていただきますと・・・
Daihyoshukei
▲やはり最新バージョンのユニが一番人気でしたが、「円陣」のタイプが7人もいて思った以上に多いんですよね。個人的には1998年フランス大会バージョンのユニなんて貴重なものを身につけてマラソンに挑むのがすごくカッコいいと思えました。
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さて、今回もタテイシの撮影した「ファインダーのぞいていないので、カンだけで撮影した写真」のうち、ちゃんと撮れているものだけアップさせていただきます・・・本当は全員しっかり撮影したいところですが毎度すいません・・・削除したほうがいいものがありましたらお知らせくださいませ・・・(こちら

それにしてもこの38km付近の復路のポイントは上り坂で、かなりキツイ状況になっているにも関わらず、サカユニランナーの方々は我々にすごい笑顔をむけてくれるのが、ひたすら凄いというか、感銘を受けるというか・・・
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▲いやはや、すごいエネルギーです。自分はここまで笑顔になれているだろうか。

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▲Jリーグ奈良マラソン支部主宰のレッズサポ・こばさんも、今回はファンランに徹するとのことでしたが、むちゃくちゃ元気でしたね。


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そんなわけで今年の奈良マラソンの報告は以上となります。ねこじしさんのブログでもきっと独自の記事が書かれるかと思いますので、そちらも楽しみにしております。
さて次は京都マラソンと大阪マラソンの2週連続過密日程となります、ぜひ関係各位のみなさま、体調ご自愛のほどを・・・!

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2022年12月 4日

2022奈良マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんを待ち構えております」企画!

ごぶさたしております。
ワールドカップのゆくえが気になるところですが、マラソンシーズンも始まっております。
先般の神戸マラソンでは、あいにく不在にさせていただきましたが、おなじみセレッソ大阪サポランナーのねこじしさんが立ち上がって音頭を取っていただき、「サカユニランナー調査活動」が行われました。
その調査報告はねこじしさんの(こちら)のブログをごらんいただければと存じます。
やはりW杯イヤーゆえか(あるいはデザインの刷新効果ゆえか)日本代表ユニの着用率が爆上がりしているのが興味深いところです。

さて、そんななか今年もやってまいりました奈良マラソン!!

公式ホームページをみると、沿道応援のことについては何も書かれていないのですが・・・まぁ、未だにコロナ禍は続いているので、あまり大声では言えないところではありますので、今年も「調査活動やります」というテイで臨む次第でございます。(それにしても、沿道応援のことは本当にどこも書いていないんですが、私が見落としていないですよね?)

特に今回はワールドカップ実施中というイレギュラーな状況下でもあり、また奈良クラブのJリーグ入りが決まった直後の大会ということで、特別感のある大会になりそうです。

いつもの浮見堂周辺で待ち構えております。

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そして、調査活動に参加していただける方もぜひぜひお越しいただければと存じます!
往路と復路があるので2度楽しめる現場です。9時半ぐらいから14時半ぐらいまで、ご都合に応じてご参加いただけると幸いです!!

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2021年12月12日

2021奈良マラソン: #Jサポランナー #Jユニランナー の人数集計報告

ひさしぶりに奈良公園に行きました。
天気がよかったですね。

浮見堂の方面に向かって歩いていて、しばらく休んでいたら、セレッソサポのねこじしさんに久しぶりに遭遇しました。よくみると今日はマラソン大会の日でした(棒読み)。

・・・・。

はい、というわけで来ました、奈良マラソン。
現地ボランティアスタッフの人が首から提げていた掲示物をみると
・密集の禁止
・ハイタッチの禁止
・声援、吹奏楽の禁止
・私設エイドの禁止

の4項目が挙げられていまして、「バナーを掲げること」と「集計用紙で人数をカウントすること」の行為は禁止されていないという判断のもと、コロナ禍以来の初めての市民マラソン大会で、ふたたびサッカーユニフォーム姿のランナーさんを追うこととなりました。

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ねこじしさんが作成した集計用紙には「サッカー以外の競技参加者の衣類から『Jリーグ100年構想』の浸透度を推測する為の実地検証」と書かれていましたので、これは一種の社会調査ですね。
奈良マラソンは往路・復路の2回計測ができるので、往路はねこじしさん、復路はM・フィオリオ氏に集計用紙の記入をしていただきまして、以下がこちらでの手元集計です。左の数字が往路、右の数字が復路でのカウントとなります。今回は10kmの部がなかったので、純粋にフルマラソンだけの内容となります。
なお「0 / 1」となっているような場合は「往路で見逃していて、復路で発見」というパターンとなります。ひさしぶりのユニランナー発見作業は楽しかったですが、見落としもやはりちょくちょくあったようで・・・。
で、今回は復路の人数順で並べております。

【J1】
セレッソ大阪 28/27
ガンバ大阪 8/8
ヴィッセル神戸 5/6
浦和レッズ 4/4
川崎フロンターレ 3/3
清水エスパルス  2/2
北海道コンサドーレ札幌 1/1
鹿島アントラーズ 1/1
サンフレッチェ広島 0/1
名古屋グランパス 0/1
横浜Fマリノス 0/1
横浜FC 1/1

【J2】
京都サンガ 5/7
アルビレックス新潟 2/2
松本山雅 2/2
ヴァンフォーレ甲府 2/2
SC相模原 2/2
ジュビロ磐田 1/1
水戸ホーリーホック 1/1
FC琉球 1/1

【J3】
FC岐阜 2/2
YSCC横浜 1/1
ガイナーレ鳥取 1/1

【JFL・WEリーグ】
奈良クラブ 7/5
ノジマステラ神奈川相模原 1/1

というわけで今回はセレッソ大阪の圧勝となりました。前回2019年大会がセレッソ34×ガンバ27という数字だったのを思うと、今回はガンバさん少なめ。
ちなみにサッカー部門1位は往路が松本山雅のサポさんだと思ったのですが、もしかしたら復路でトップだったセレッソのバスケ・ユニ版のランナーさんが往路もトップを駆っていた可能性があります。
他にも気づかずに見落としているユニはいくつかありそうですね・・・(レース後、レッズサポのこばさんからは大宮アルディージャのTシャツ2人連れがおられたという情報も)。

今回エントリー数は抑えめで8000人ということで、国内サッカークラブのユニ着用率は「95人に1人」ぐらいの割合となりました。前回大会が1万2千人近くいて88人に1人ぐらいだったので、ちょっと少なめだったかもしれません。

で、何より気になったのが

【代表ユニ】
日本代表 1/3
ドイツ代表 0/1

以上です。
日本代表、着用率がすごく低い! 日本代表のうち2人はいつものお馴染みの方々だったので、それ以外の人となると1名のみ。前回大会は10人いましたので、これはもうダイレクトに代表人気の低迷を示唆している気がしますし、マーケティング的な調査としてリアルな資料を我々は積み重ねているんじゃないかとすら思えてきます。
そもそも代表ユニも流行らない時代になってきたんでしょうか。W杯を控えている状況においてはこのあたり盛り上がりを期待したいところ。

【海外クラブ】
バルセロナ 4/4
パリサンジェルマン 1/1
ユベントス 1/1
ACミラン 2/2
レアルマドリード 0/1
インテル 1/1
ニューカッスル 0/1
アーセナル 1/1
マンチェスターU 1/1
チェルシー 0/1
ボカ・ジュニアーズ 1/1
ガラタサライ 2/2
スパルタ・プラハ 0/2

この最後のスパルタ・プラハは現地ではクラブ名が分からなくて改めて調べて分かったんですが、なぜか2名ほど着用していたので、とても気になるところです。日本人選手が移籍したわけでもなく、流行っているんでしょうか。あと南米系のクラブでどうしても1つ分からないチームがありました。

今回も拙い撮影ではありますが、カメラで収めたみなさまの勇姿をシェアさせていただきます(こちらからどうぞ)。まともに撮れている写真が少ないので、自ずとアップできる写真に限りがありますのでご了承ください。そして顔出しNG等ございましたら、お知らせください。

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▲ねこじしさんのバナー芸、今回は昇格組へのメッセージも新たに加わりました。

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▲おなじみJリーグ奈良マラソン支部主宰者こばさん、今大会もサッカー部門3位の好走! 足痛めてたんじゃなかったでしたっけ?

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▲我々の応援企画も来てくださっているレッズサポのとおとおさん、レッズの旗を高く掲げて走るのでいつもすごく見つけやすいのですが「戻ってこられるか分からない」と言い残して走り去り・・・そしてその言葉どおり、復路での再会は果たせず・・・ドンマイ!

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▲我々の近くでは、ぬりかべが無言で手を振るというシュールな応援状況。

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▲奈良クラブの公式グッズのアメを差し入れてくださり、ありがとうございます(笑)

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▲「親子でFCバルセロナのユニを着て走る」という目標を立ててエントリーとのことで、素敵な光景でした。

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▲こちらはYSCC横浜のサポさん、復路で帰ってくるなり「思っていた以上に、キツい!!」と、魂の叫びを聞かせてくれました。おつかれさまです!!
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そんなこんなで、ひさしぶりに応援企画(や、応援というよりも、小声でリズム叩いて、集計と写真撮影に徹したわけですが)をやりましたが、そもそも奈良マラソンはサッカーユニフォーム応援企画をやり始めたきっかけの大会なので(もう10年前近くになる!)、この地で再びコロナ禍を経て、ランナーさんにお目にかかれたのはとても感慨深いものがあります。あと、この日沿道を歩いていた2組の方々から「以前、ユニを着て走っていて応援をしてもらった」とお声がけをいただき、10年前にほんの思いつきではじめたこの試みが、こうしていろんな人たちの想い出になっていくというのはすごーく嬉しいものです。
次回はねこじしさんが出走するという大阪マラソンでしょうか。よろしくお願いします!

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▲ある意味ではレギュラー化?している「ファジアーノ岡山サポのラムちゃん(仮称)」、ご無沙汰でしたが「今回、応援企画があるとは思っていなかった」とのことで、ファジアーノのグッズも未装着。というわけで、カウントはしておりません(笑)。また次回!

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2021年12月 4日

2021奈良マラソンについて

みなさま、ごぶさたしております。

2021年12月12日に奈良マラソンが復活します。ついに・・・という気分ですね。

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・・・このトップページの写真、ついついスクショして「サッカーユニを探せ」をやってしまいますよね。やらないですか。
でも見つけられなかったです。一番後方エリアにアルゼンチン代表ユニっぽい人がいるけど、でも特定できない。
他に見つけた方、ご一報ください。

ええ、だいぶブランクがあいていて、ユニフォーム発見能力は確実にダウンしているかと思います。

で、トップページから新型コロナウイルス感染症対策についてを見ますと
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とありまして、「沿道での応援は自粛をお願いします」とあります。

というわけで、非常にもどかしいですが、応援はできません
集まって手拍子してチーム名コールすることができない状況がまだまだ続きそうなのは残念ですね・・・。

 

 

 

ただ、
この日予定があいてるので、奈良市内をブラブラしているとは思います。
お知り合いの方、見かけたらよろしくおねがいします。

 

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2021年1月 3日

今年もよろしくおねがいします


 大変な日々が続いていますが、今年もよろしくおねがいします。

 お正月の天皇杯をじっくりと観ることができたことそのものに、まずは感謝したい気分。そして1ー0リードの展開で中村憲剛が結局出場することができなかったことについて試合後も議論を呼んでいるが、いずれにせよ最後の最後まで「熱く語り合えるもの」を提供しつづけた中村憲剛という選手の「運命のありかた」にシビれる。いつもオフシーズンのときの欧州サッカー解説も見事ではあるが、そういう意味では「言葉」と「体験」を豊富にあわせ持っている人だから良い指導者になる人だと思うので、そのときを心待ちにしたい(時間ができたら、今のうちに早くオシムさんとじっくり対談とかしてほしい)。

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 さて、11月末からあっという間に時間がすぎてしまったが、ねこじしさん企画のJユニ・オンラインマラソン大会に、何か自分でも出来ることを・・・と思い、賞品を出させていただいた。「トートバッグ工房」というところでサコッシュのカバンを作ってみた次第。
 かねてから、この「You'll Never Walk Alone」の言葉を元ネタにしたフレーズをマラソン応援のなかで使いたくて、まさにこのオンライン大会にふさわしいエールになると思い、迷うことなくデザインを作成。

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 ねこじしさんと相談し、ランナーの記録は自己申告になるから賞品のことは終わるまでのサプライズとさせていただき、賞品現物の受け渡しは大阪ダービーの試合終了後にスタジアム前で行うことに。

 今年は結果的に、開幕戦以来のサッカー生観戦がこの大阪ダービーになったことで、感慨深くスタジアムで過ごす。試合の中身がどうのというより、コロナ禍で両チームのサポーターがチャントを我慢して、手拍子だけで応援する光景を忘れないでいようと思った。

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 ダービーの結果次第では、ねこじしさんのテンションも心配されるところだったが、試合はドロー決着となり、終了後に待ち合わせ場所に向かうと・・・

 

 

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 ということで、律儀というか何というか(笑)。


 せっかくなのでタテイシもバナーを掲げさせていただく。

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 そうして実際のオンラインマラソン大会では55名の参加があったようで、これって本当に凄いことだと思う。ウェブでの呼びかけでこれだけたくさんのサッカーファンが自分の意志で、ユニフォームを着てひとりで走り続ける・・・私はその様子をひたすらツイッターで見守るだけのチキン野郎であったが、「いま日本のあちこちで、サッカーユニフォーム姿のランナーさんが走っている状況」というのは、まさに「あなたは独りで走っているのではない!」という“ユルネバ精神”を思わせてグッとくるものがあった。

PS:そしてお正月になって、ねこじしさんから「4月に第2回開催」とのリリースが! そうなると賞品はもはやサプライズではできないのでそのあたりは未定で!(笑)

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2020年8月30日

ねこじしさん企画「Jユニランナー 勝手にオンラインマラソン2020」

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 それなりに覚悟はしていたが、今シーズンの主要なマラソン大会は軒並み中止が発表された。沿道でのサッカーユニフォーム応援企画もしばらくできなくなる。

 そもそもこの応援企画は、どんな見地から判断しても、どうしたって「飛沫をとばしまくっている密な集団(しかもタオマフも旗もメガホンも振り回す)」と見なされるわけで、今後もし状況が変わってマラソン大会が通常通りに行われたとしても、応援企画の実施者としては、何らかの対応を検討しないといけないのではないかと、かなり悩み困っている。これが「アフター・コロナの世界」における問題なのかと、ここにきて痛感している。

 このあいだ仕事の関係で、簡易なフェイスシールドを装着して行う業務を体験した。マラソンシーズンの冬場だと暖かくていいのかもしれないし、シールドにステッカーを貼ったりして自由にデコレーションできたら、それはそれでアリなのかもしれない。ただ、だからといってこちらから飛沫をガンガン飛ばしていいわけでもない。それに当然、装着側の発声は聞き取りにくくなるし、マスクをしていたとすれば、さらに声が届きにくい気がする。本当に、どうしたらいいものか・・・と途方に暮れている。

 

 そして誰よりももどかしい思いをしているのは主役であるランナーさんたちであろう。
 そんななか、毎度おなじみセレッソ大阪サポランナーのねこじしさんは、「Jユニランナー 勝手にオンラインマラソン2020」(11月21日~23日)という企画を立ち上げておられる(こちらをチェック!)。サッカー好きランナーのための夢のような大会が、ここにきて実現することになった。まさに私がリバプールFCの名文句をもじって提唱(?)している「You'll never RUN alone」の気持ちにさせてくれる素敵な企画だと思う(←そういうオマエも走れよ!っていうツッコミはさておき 笑)

 ともあれ、Jリーグおよびサッカー関係者がこの厳しい状況下でもなんとか試合を続けるべく奮闘しているのと同様、Jサポランナーさんたちの、向かい風に負けじと一歩一歩を積み重ねて前に進もうという姿勢や熱意に、勇気づけられる想いでいる。私も何かのカタチでこの企画で走るランナーさんを応援できたらいいなぁ、と。

 
まったく話が変わりますが、追記・・・チームのグッズとして考えるとプラ板で作れる簡易フェイスシールドがコストも安そうだし、デコレーションのために既存のステッカー系商品も売り上げが増加しそうだからいいんじゃないかと思ったりしている(あと、「シールドだったら板状だから選手からそこにサインを書いてもらいやすいメリットもある!」とも一瞬思ったが、そもそもシールドを必要とする社会状況下だとファンサで選手と接触できないのでムリか~!残念!となったり)。

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2020年6月27日

『フットボール批評』28号「無観客劇場への覚悟はあるか」

今日からJリーグが再開される。なんとかここまで、こぎつけた。

そんななか『フットボール批評』最新の28号、特集は「無観客劇場への覚悟はあるか」。今回も非常に読み応えがあったので、いくつかコメント。

 まず冒頭のJリーグ村井チェアマンのインタビュー。コロナ禍で個人的にも毎日の仕事生活に疲弊しつつある状況で読んでいるからか、この記事において村井チェアマンの発言に触れると、素直に「この人、すごい有能!!」と平伏したくなった。思考と決断と実行のスピードの早さ、そしてサッカー業界の外からやってきたがゆえに、変なところでの考慮をせず、ひたすらJリーグ理念を判断基準として動こうとしているところに我々ファンは一定の信頼感を寄せることができるわけだ。
 「新型コロナウイルスの本質的な意味は『分断』にある」という村井氏の意見は、広く社会全般に共有されてほしい問題提起ではないだろうか。

 新連載「汚点:横浜フリューゲルスは、なぜ消滅しなければならなかったのか」。これまでもサッカー産業の暗部に切り込んできた田崎健太氏による原稿なので、今後の展開がすごく楽しみ。まさに『批評』だからこそこういうテーマは正面切って掲載していく意義がある。確かに言われてみたら当時はクラブの消滅についていろいろと考えるところはあったけれども、そもそも横浜フリューゲルスというクラブの成り立ちについて思い及んだことはなかったなぁ、と。そこでこの連載では、クラブの出発点が1964年東京五輪の時期に結成されたサッカー少年団だった、というところから歴史語りが始まっていき、思わぬ人物の関わりが明らかにされ、続きが早く読みたい・・・!となる(おそらくやがては単行本化されるとは思うので期待したい)。
 そして何より、コロナ禍における経済的損失が不可避となってきたサッカー界およびスポーツ界にとって、第二のフリューゲルスを生み出さないようにするためにはどうするか、という裏のテーマも図らずも背負うことになっていくと思うので、なおさら雑誌としても大事にしていってほしい連載。

 最近の『批評』の連載ですごく楽しみになっているのが「世界サッカー狂図鑑」。さまざまな国の市井のサッカーファンをじっくりと取材し、文章とイラストで親しみやすく紹介してくれる。今回はマレーシアのジョホールバル出身のサポーターさんで、イスラム教徒としての生活様式と、サッカーを熱くサポートしていく日々がどのようにリンクしていくかが興味深い。そして今回は「番外編」として、この国で芝を作る日本人の奮闘ぶりもレポートされている。こちらも「すげぇぇー!!」となる。サッカーというスポーツの及ぶ世界の広さをあらためて実感。

 今号では、以前別冊で出た「フットボール戦術批評」のエッセンスが「ミニ版」として収録されていて、あえてサッカーが観られないなかでこういうガチな戦術論を載せてきたこと自体が面白い。そして期待以上に前のめりになる記事ばかりだった。ひとつはシメオネ監督のアトレティコがリバプールとのCL戦で見せた「ゲーゲンプレッシング2.0」といえる組織的ボール奪取の理論の話。
 もうひとつはベガルタ仙台を指揮していた渡邉前監督と岩政大樹氏の対談「ポジショナルプレー実践論」。これは指導者目線で語られたがゆえに、「いかに選手に分かってもらうか」というベクトルが、そのまま読み手である我々素人にたいする「いかに読者に分かってもらうか」という方向性に一致していくので、記事の中で岩政氏がひとりで熱く盛り上がっていくポイントと、読み手の私のほうもシンクロして「そういうことですかー!! なるほどーー!」となった出色の対談。
 ちなみに普通こういう対談形式の記事は「聞き役の合いの手」が省かれることが多い。しかしこの記事では

「岩政:はい」

「岩政:あーー」

っていう、やたら挿入される岩政氏のこの短いリアクションが誌面で再現されていると、読んでいるこちらのリズムにも同調してくるので、このスタンスはわりと悪くないと個人的には思っている。

 そしてこちらも印象に残った記事としては、元Jリーガー井筒陸也氏とサガン鳥栖・小林祐三の対談。もともと音楽活動などサッカー選手以外の顔も積極的に見せていた“パンゾー”選手だったが、その発信力ゆえにいろんな言葉を持っている選手だということが改めて分かってすごく刺激的。コロナ禍におけるJリーガーは何を考えるべきか、という井筒氏の問いかけに対して小林祐三は、

「一回、絶望したらいいんじゃないと思うけど。
そこで絶望できるというのも、一つの指針になるなと思っていて。
でも、僕は絶望できなかった」

 刺さるフレーズである。
 ほかにも「フットボールにたいして盲目的にならないようにする、ほどよい脱力感」というテーマも興味深く、「子供のときからサッカーしかやってませんでした」というのが、日本の部活動のありかたなども含めて果たしてどうなんだろうかという教育文化的な側面にも通じるものがある。 やー、小林祐三に連載記事書いてもらえないだろうか(笑)。つまり、こういう『批評』のようなメディアこそが「語れるJリーガーを見いだしていく」という機能を果たしていくのではないかと思っていて、普段だとなかなか話せないことも、『批評』のような場だったら、心の内を自分のリアルな言葉で紡いでもらえるのではないかと、そういうことを改めて期待させた号だった。

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2020年4月12日

昨年末に放送されたガンバ大阪の特番をあらためて観て、ロッカールームにカメラが入ることについて考えた

 先日ブログで「過去のJリーグの試合を配信してほしい」と書いたが、DAZNでまさにそういうコンテンツが配信された。ヴェルディ×レッズの93年ニコスシリーズの優勝決定試合、解説は北澤豪。ハットトリックを決めたカズに早い段階で北澤が抱きついていったシーンを観て「カズダンスをさせるタイミングを逃してしまった」と反省していたのが微笑ましい。改めて当時を振り返ると、背番号は選手固定じゃなくて、この試合で出場停止だったラモス瑠偉にかわって菊原志郎が10番をつけていて、そのせいもあってか「元祖・天才的なオーラ」を放っていたりするのが興味深かったり。DAZNそのものは単なる配信プラットフォームで、実際の番組は外部製作会社などがあれこれ関係しているのだろうから、番組の最後にいちいちスタッフロールがでてこない。だから誰に感謝して誰をホメたらいいのか分からないが、とにかく今後もこういう展開を期待している。

 NHKーBSでも93年のJリーグ開幕ゲームを先日の日曜日に改めて放送していた。ずいぶん何度も目にした映像として、マイヤーの第1号ゴールの印象が強すぎるせいか、そのあとの試合展開はあまり記憶になく、あらためて今回観ているとマリノスのエバートンによる同点弾の第2号ゴールに感じ入るものがあった。これは木村和司のコーナーキックのチャンスからで、ここで木村はふと相手の間合いを崩すようなショートコーナーでボールをナナメに蹴り出して、それを受けたエバートンがまさにマイヤーのゴールと似たような場所から似たようなシュートを決めた。あの試合のテンションを考えると、自分の最大の武器であるはずのプレースキックのチャンスの際に、状況を見てすかさずショートコーナーを選択できてしまう木村和司の凄みを改めて思い知ったわけである(2年前のW杯は、まさに最後の最後でそこの選択をミスって日本代表はベルギーに負けたわけで)。

 こうしてコロナウイルスの関係で自宅で過ごす時間が長くなると、過去に録りためていたテレビ番組を振り返ることも多くなる。先日は、昨年末に関西ローカル局であるMBSで放送されたガンバ大阪応援番組の特別版、400時間におよぶロッカールームの撮影映像をもとにしたドキュメンタリー番組を観た(その後、この素材をもとにしたDVD商品が制作されている)。
 宮本監督体制で闘った19年シーズンの、そのロッカールームをホーム・アウェイ問わずすべてひたすら定点観測するべくスタッフがカメラを取り付けるところから始まるのだが、見終わったあとはこの「ロッカールームにカメラを置くこと」の是非をおおいに考えさせられたのである。
 よりによってこのシーズンはガンバにとって難しい試合が続いてしまい、おのずとドキュメンタリーの視聴者の側もハラハラしてしまう展開になっていく。静かに落ち込む試合後のロッカーの様子、叱責してなんとか次につなげようと声を枯らす宮本監督、うつむく選手たち・・・そうして毎試合繰り広げられるこのロッカールームでの選手とコーチングスタッフたちだけによる濃密なコミュニケーションのぶつかり合いみたいなものが、確かに視聴者にとって興味深いのは確かなのだが、果たしてそこで期待されている「選手や監督たちのありのままの素顔」が本当に・本当に・本当に・あの状況だと言えるか、そして現場の選手たちに微妙な影響を与えていなかったのだろうか、そこに尽きるのである。

 この「ロッカーにカメラ問題」はかねてより高校サッカー選手権の放送をめぐってもしばしば議論されている。そしてロッカーにカメラが入ったことで「大迫半端ないって」という、日本サッカー史に残ると断言していい珠玉の名シーンが生み出されたのも確かである(ちなみにあれは、そのあとの監督の「オレは大迫に握手してもらったぞ」まで含めての名シーンとして記憶され続けてほしいわけだが)。とくに負けたチームのロッカーは感動シーンを生み出す装置と見なされるわけで、せっかくの選手と監督とのあいだの、これでチームが終わっていくという彼らのサッカー人生のなかで忘れがたい大切な時間のときに、カメラがその現場に土足で踏み込んでいいのかどうか。これは本当に難しい問題ではあるが、ひとつの補助線として考えられるのは、高校サッカー部においては、監督やコーチが「教育的な判断」を持って、場合によってはカメラの撮影を拒否できる余地はあるだろうという点が挙げられる。そのうえでほとんどの場合は、選手たちの記録を残してあげようという監督や関係者の判断によりカメラがその場を撮影しているように思える。

 そんな高校サッカーにおける「選手たちの素顔」は、二度と戻らない一度きりの選手権という舞台においてのものだからカメラがその場に同席してもオープンに展開されるのかもしれないが、これがプロサッカーにおける勝った負けたの過酷な現場になると、やはりカメラが入った時点で「素の様子」は期待できないのではないかと思うわけである。

 たとえばチームがうまくいっていないときに宮本監督が「何か言いたいことはないか!?」と選手に問いかけて、誰かの応答を待つシーンがある(これを「ワークショップのファシリテーション」という観点で捉えることも可能なのでそういう方面でも興味深いやりとりなのだが)、とかくこの現場の状況だと、カメラの存在が絶対にジャマになっているはずである。言いたいことがあっても、選手の胸の内には「カメラの前だしなぁ・・・」という思いが絶対に、どこかで、あるのではないだろうか。もちろん極限状況なので、カメラどころじゃない部分は当然あるだろうし、放送では使えないシーンもあったかと想像するし、番組で明かされた部分ではハーフタイムのとき、失点のシーンをめぐって仲間にたいして本音で問題点を指摘したりする迫真のシーンもある。そこは間違いなく圧倒的に「素」なのだろうけど、ある時間や局面になると、ふとそれも「カメラ」の存在がどこかで意識されるのではないかと想像される。

 つまりここが大事なポイントなのだが、逆に言うと、もし「カメラがあろうが、オレは気にせずに本音をぶつけるぜ!」という選手がいたとしたら、それは番組制作側にとっては実に喜ばしいけれども、おそらくそれ以外の人々からは「人としてもサッカー選手としても、状況判断が甘くて視野が狭いのでは」とすら見なされる可能性があるのだ。そんな環境下で誰があえて自分に不利な振る舞いを好んで選択するだろうか?

 なのできっとあのシーズンにおけるロッカールームでは、ひょっとしたら宮本監督だって、本当はもっと他に言いたいことがあったり、もっとブチギレたりしたかったかもしれない。そしてシーズン途中加入の立場ゆえに悶々としつつ、自責の念を含めつつもあえてここぞのときにチーム全員に向かってストレートに苦言を述べた宇佐美だって、その行為は勇気のあることだったが、本当の本音のところはもっと他にあったかもしれない。総じて言うと、この番組で観た限りでは、「これはいつものロッカールームの様子ではないんじゃないか」という思いがずっとつきまとってくるのである。なので今後はカメラを入れずにそっとしておいてあげたほうが、結果的にチームのためかもしれないと、わがままな視聴者は思うのであった。

 ちなみにこの番組で分かったことだが、ロッカールームで試合後に提供されるケータリングにおいては、大量のコカコーラやアクエリアスが置かれていた。疲れたあとに糖分を補給するにはてっとり早いのかもしれないが、アクエリアスはともかく、コカコーラが大盤振る舞いされる状況はあまり想像していなかったので、そこも興味深かった。

 あと、「監督が選手たちに怒鳴るロッカーローム」において思わぬ存在感を発揮してしまうのが、外国人選手の通訳担当者だということも印象的であった。強い口調で宮本監督が叫び続けていて、一瞬、その語りが途切れる緊張感ただよう静寂のなかで、ボソボソと聞こえてくるのは、ポルトガル語で淡々とそのメッセージを伝えている通訳さんの声・・・。これって、怒る側も相当やりにくい状況なのだろうなぁと思うし、通訳さんも現場の空気感を損なうことないよう気を遣いながら必死に通訳業務を全うしようとしているから、いやはや過酷な労働である。

 そして話の趣旨は変わるが、この番組をトータルで振り返って思うに、負けたあとのロッカールームでしょんぼりする選手たちをカメラが捉えようが、勝ったあとの喜び合う高揚感をカメラで捉えようが、どんな状況においても、出来上がった映像作品としては「結局のところ誰よりも男前で、主役を取っちゃうのが監督」となってしまうことが、いまのガンバ大阪所属選手たちにとって「ある意味でハンデ」ではないかと、よけいな同情をしてしまうのであった。怒っても困っても笑ってもダントツでカッコよくて絵になるんだから、なんなんだよあの監督は、っていう(笑)

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