ライフハック/Lifehack

2019年8月 4日

#ファンの責任マラソン があるので #ファンの責任労働 というのもアリではないだろうか

今年の4月ごろ、あるサガン鳥栖のサポーターが、低迷するチーム状況にたいする自虐ネタ(?)として、Twitter上で「#ファンの責任マラソン」というハッシュタグを投じた。

おそらくそのサポーターも普段はランニングを趣味にしておられるのであろう。いわゆる部活動における「罰走」のようなノリで、愛するクラブが試合に負けたことの「責任」を取って自分が走る(走らされる)という状況を「ファンの責任」として位置づけたわけである。

やがてこのハッシュタグは、「Jリーグ×ランニング」の趣味を持つ多くの「Jサポランナー/Jユニランナー」の人々の琴線に触れ、じわじわと共有されるようになっていった(ように思う)。

もちろん、彼らの多くはもともと普段から自主的に走っているであろう人たちであるが、そうした日々のランニングのなかで、「応援しているチームが負けたときは、責任をとって“罰走”する」という、自虐的なファンタジーをある種のネタとして楽しむことができるわけだ。

このハッシュタグを追っていると、ほかにも「この機会に自分も走ってみようかな」というサポーターのつぶやきだったり、「全国のJサポランナーさんたちとつながれるような気がして楽しい」というコメントが見受けられたりもする。ちょっとした自虐ネタでつながる悲喜こもごもな日々。ふがいないチーム状況を憂う状況から転じて視点をちょっと変えてみると、サッカーファンとしてほんの少し日々の生活を楽しめるコツが、こうして新たに生まれていくのである。

そこで私は思うのだが、この「罰走」としてのマラソンを「労働」に置き換えてみても面白いのではないだろうか。つまり「チームが負けた責任の一部を負ってサポーターが労働に励む」というニュアンスで捉える「#ファンの責任労働」である。まぁ、チームが勝とうが負けようが、日々の労働をがんばるのは社会人として本来当然のこととはいえ、そんなに簡単に毎日がんばることなんてできない。だからこそ、そこの「がんばり」を、愛するクラブの成績にリンクさせてしまえば、苦しい労役のなかでも少しは笑顔になれるエネルギーが得られるのではないだろうか。「このあいだの試合、負けやがってー!」と、苦笑いをかみしめつつ。

「・・・言われなくても、しょっちゅうやってるわ!」っていうツッコミもあちこちから飛んできそうだが(笑)

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2017年3月12日

サッカークラブの公式グッズとしてはなかなか他で観られない方向性の商品 by ボルシアMG

以前ボルシアMGのショップにいったときにもらってきた公式グッズのカタログをよくみたら、こんなものが。


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あってもなくてもディナーの肉の味は変わらないけれども、こういう方向性のグッズって、なかなかありそうでないのでは。
自分は好きだ、こういうの。

もちろんこれがグッズとして成り立つのは、ボルシアMGのエンブレムがシンプルなデザインだから、というのもあるのだろうけど。

あとドイツのサッカークラブのグッズでやたら目に付いたのは、「洗面所の排水溝のフタ」なのだが、あれもちょっとした文化の違いを感じさせる。たしかに現地の洗面所をよくみると、おしなべてレバー式になっていて、その動きに連動してフタが浮いたり閉まったりするので、その規格がわりと統一的に存在しているのだろう。

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2014年6月 4日

キリンのペットボトルがこのごろW杯限定で日本代表応援バージョンになってるんで、せっかくなので活用方法を考えてみる

昨日の日本×コスタリカの調整試合については、この方のブログ(こちら)の見解が正しいと思う。「痛恨の完勝!」っていう。

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そういえばキリンの「さよなら国立競技場」限定版の企業CM「応援する者」篇、もうTwitterなどでさんざん書いたのですが、何度観ても泣きそうになります。

これはキリンの公式ホームページから高画質でみてほしいのでぜひ(こちら)をどうぞ。

これ、もっとたくさん放送してほしいなぁ。

せっかくモリシさんも出演してんだから(笑)

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さて、そんなキリンさんですが、このごろ各種商品のペットボトルが、

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こういう状況なわけですよ。

まぁ、マニアな人だったらペットボトルごと保管するんでしょうけど、あまりそういう趣味もない。

(私が唯一ずっと持っている限定ボトルは、ペプシコーラのもので、「さようなら20世紀」的なデザインのものだ。この種のネタには弱くて、妙に捨てがたいのだ)

で、どうにかしてこれを日常生活で保管しながら活用できないものかと考えていて、よーく見ていたら、下の代表選手たちの写真の収まり具合が、ちょうどペットボトルのくびれたところに合っていることに気づいたのである。

なので、カッターナイフでそのくびれの部分に沿って切ってみた。

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うむ、「だからどうなんだ」と言われそうでもあるが、なんとなく「小物入れ」っぽくはなった。

特に四角いやつは、何個か連結させてみても面白いかもしれない。図柄をずらしながら。

どうせ捨て去る運命にあるのかもしれないので、せっかくなんでW杯の一ヶ月だけ使う「期間限定のちょっとした小物入れ」として使ってみてもいいかもしれない。こういうのを使い続けるテンションを維持するのも大変だからだ。

(ちなみに四角いペットボトルのやつは、ちょうど名刺がピッタリサイズで入ることに気づく)

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さて、ロンドンな話。

W杯開幕直前のこの慌ただしい時期に、チェルスキーFCが「来シーズンはアザールくんが背番号10番をつけます」宣言をしたというニュース(こちら)。

ちょっと公式サイトをのぞくと、たしかに。

Hazard_10

「だからどうした!」って他サポから言われそうな、ちょっとシュールな状況にウケる。こういう出かたは確かに珍しい。

まぁ、これからW杯でベルギー代表の10番を背負ってブレイクする予定のアザールだけに、このタイミングで移籍市場に向けて「うちの子ですから!」と言いたくなる気分、分かってください。

そしてそんなシンプルなニュースのはずが、公式サイトではやたらそのあともつらつらと文章が書かれていて、なんとなく読むと「すでに新シーズンのユニフォームでアザールのマーキングを17番で買ってしまった人は、無料で10番にします」というアナウンス(笑)。

しかもよく見たら無料で交換したあと、引き取った17番シャツは「チェルシー財団」に寄付して地元での活動の際に活用させてもらいます、みたいなことが書いてある。

また、イギリス国外でオンラインストアを通じて17番を買っちゃった人は送料無料で交換だったりと、まぁここまでくると、移籍市場へのメッセージを送るためにスター選手の背番号を替えるだけでも巨額のマネーが動いてしまうこと(および、手間のかかる仕事の大量発生)を実感する。

・・・それよりも、以前私が思い切って買ったベナユン10番のサードユニ、今後どう活用したらいいんでしょうか。

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2014年3月22日

オリジナルマフラー(@白倉ニット)を作ってみた

友人の結婚式の引き出物でいただいたカタログギフトのなかに、新潟の白倉ニットという会社でマフラーを自分の好きなデザインで作れるサービスというのがあった。

面白そうだったので、サッカーっぽいのを作ってみた。
モチーフは迷うことなく、のんさんで。

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かねてからカタカナの「フ」と数字の「7番」をかけたこのロゴでTシャツを作ろうと思っていた(むかしスカパーであった『フジテレビ739』もこんなロゴだったわけだが)。
それを今回ニットマフラーで実現できたことがうれしい。

ただし、このサービスで作れるマフラーは「ショートサイズ」なので、あまり実戦で使用しにくい長さとなっているのであしからず。幅25cm、長さ100cmとなる。

 R10018163

↑左が通常のタオルマフラー。長さが29センチほど違ってくる。

参考までに、白倉ニットのHPは(こちら)。

そして作り方については(こちらのサイト)を参考にさせていただいた。

ただし、完全なオリジナルをつくるためには、思っていた以上に面倒くさい作業であることはあらかじめ覚悟しておいたほうがいい。なにせドット絵をひたすら描きこむだけでも面倒なのに、さらに仕上がりサイズが実際よりも1.47倍タテに伸びることを想定しながら原画を描くことになるので・・・(上記の写真でみるとあまり感じないが、ターゲットマークの部分は向きを変えると比率的に円形がゆがんでみえたりする)。

ご参考までに私が作ったデータを以下に置いておきます。(ただしもしこのファイルを利用して何らかの不備が生じても当方は責任を負いかねますのであしからずご了承ください)

こちら ↓

「non7.bmp」をダウンロード

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2014年2月22日

「好きなこと」を仕事にし続ける情熱を絶やさないコツ:ライアン・ギグスに学ぶ

Number847

『Number』の最新号(No.847)。この2人が並ぶ表紙だと私は買うしかない。せっかくだったらモウ監督もスーツでキメてほしかったが(だってこれだといかにも『休日のパパ的風情』が、最近の彼はとくに強まる)。

「レジェンドが語る欧州フットボール論」って、もはやそれだけだと陳腐な企画のようにも思えるけど、それはそれで予想以上に楽しめた。

そのなかでもライアン・ギグスのインタビューがよかった。やはり現役を長く続けるうえでは、日々の自己管理が大事なわけだが、特に興味深かったのは「メンタルの管理」についての話。「成功に酔わず、試合で手応えを感じても、『で、次の対戦相手は?』とすぐに気持ちを切り替える」という話で、

「・・・その意味では、あんまりサッカーを楽しめていないのかもしれない。だから僕は、次に対戦するチームやマッチアップする選手のビデオを見終わった後、あえてまったく関係のない試合を眺めたりもするんだ。仕事のことを忘れて、純粋に一人のファンとしてサッカーを愛する気持ちを保っていくためにね」

とのこと。これはきっと、ギグスがその長いキャリアを築き選手として成熟していくうえで、そのプロセスのなかで編み出した自分なりの対処方法なのだと思う。ハングリー精神を失わないことと同じぐらい、「サッカーを純粋に楽しみ続ける気持ち」という、少年のような精神性も失わないように努めていく。その両輪があってこその、日々のフットボーラーとしての生活の積み重ねがあったということだ。こういう「対処法」を意識的にやりつづけるからこそ、ライアン・ギグスという選手は40歳になってもプレミアリーグのトップレベルでプレーを続けられている。「好きなことを仕事にすることの苦しみ」への対処法としてもヒントになりそうな話だ。

そのほかの記事では、いまベンフィカのディレクターを務めるルイ・コスタのインタビューも楽しかった。「背番号10番について語ってほしい」という依頼を持ち込んだら、忙しいにも関わらずやってきて語りまくって、あげくインタビュー後もわざわざ記者さんの携帯電話に「あと3人、言い忘れた背番号10がいる!」って電話をかける、そのルイ・コスタの人柄にグッときた。「相手が率先して語りたくなるテーマを用意する」っていうのは、ジャーナリズムの世界だけじゃなく、いろいろな場面でポイントになってくると思うわけで、ルイ・コスタも「10番」を語りたくてしょうがなかったんだなぁ、と微笑ましい気分になった。

そしてページをまたいで掲載されている夕暮れのリスボンの街並みの美しさも印象的。『Number』はスポーツ雑誌における『ナショナル・ジオグラフィック』だとずっと思っているのだが、こういう見事な風景写真が添えられると、海外サッカー観戦への旅情がかきたてられる。

そのあとに続く記事「フィリッポ・インザーギを訪ねて。」も秀逸。ルイ・コスタに「10番」を語ってもらうなら、「9番」を語るに相応しいのがインザーギなのは当然であったが、約束されたはずのインタビューが(ミランの新監督お家騒動のゴタゴタにより)勝手にドタキャンとなり、「実現しなかったインタビュー企画そのものをネタとして、無理矢理インザーギを語ってみる」という、このスタンスがいい。なんかこう、ドタバタのなかでも一瞬光る内容を見せるあたり、たった一発のチャンスをワンタッチで決めてギャーギャー喜びを爆発させるインザーギのキャラクターそのものっぽくて、ひるがえって記事として成立しているのがすごい。いつかインザーギだけで本を作ってほしい気がする。マジで。

Miniinzaghi

「ギャー!!」

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2014年2月16日

2014京都マラソン「Jリーグユニフォームのランナーさんたちを応援する企画」実施報告

今もなお大雪に伴う被害で大変な状況にある地域の方々にはお見舞い申し上げます。

そんななか今年の京都マラソンは、朝から快晴でした。

京都マラソンでは3度目となる「サッカーユニフォームのランナーさんをフリーダムに応援しまくる企画」。初参加の同僚G氏、そして以前も来てくれたM・フィオリオ、会長、F氏とともに、今回はTwitterでコンタクトをいただいた、奈良クラブサポーターであり、ご自身もランナーであるHeikkiさんご夫妻とそのお友達ともご一緒させていただきました。

Heikkiさんたちはさすがゴール裏の雰囲気をそのままに、熱くランナーさんたちに声をかけ、Jクラブのユニフォーム姿がやってくると、可能なかぎりチャントを歌ったりしていて、チーム名のコールに留まらず、各クラブにおいて「これぞ」というチャントが歌えたら、さらに盛り上がるし幅が広がるんだなぁと感銘を受けた次第です。

手元のカメラに残された写真のなかでは、ランナーさんたちのいい表情がたくさん残っていました(撮影を担ってくれたGくんに感謝)。

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天気も良いからか、辛い時間帯ながらもみなさん晴れやかな表情。

そして毎度のことながら「レース終盤のしんどい状況にかかわらず、我々のサッカー的声援で、あえてムチ打つかのような状態」というのも多々ありまして・・・クラブ名のコールやチャントを受けて、再びギアチェンジして走り出す光景は、当人にとっては過酷なのでしょうが、我々としては非常に感動的でありまして・・・(笑)

こちら側もいままでにない「Jリーグのゴール裏のような雰囲気」だったので、途中で京都市の広報カメラマンさんが撮影して去って行ったり。

そして今回の手元集計はbayashi会長にしていただきました・・・感謝。

このような数字になりました。

京都サンガ        13
ガンバ大阪        11
セレッソ大阪        9
浦和レッズ        6
FC東京            4
ヴィッセル神戸        4
柏レイソル        4
鹿島アントラーズ    3
川崎フロンターレ    3
コンサドーレ札幌    3
ジュビロ磐田        3
FC岐阜            2
アルビレックス新潟    2
サンフレッチェ広島    2
湘南ベルマーレ        2
名古屋グランパス    2
ベガルタ仙台        2
松本山雅        2
愛媛FC            1
大分トリニータ        1
カターレ富山        1
カマタマーレ讃岐    1
ザスパクサツ群馬    1
横浜Fマリノス        1
ロアッソ熊本        1

合計で84人。京都マラソン全体のエントリー数が15,900人ということで、だいたい190人に1人ぐらいの割合。神戸マラソンのときが180人に1人ぐらいなので、あまり変わらない数字になるのが面白いです。

ちなみに日本代表ユニが35人、そして「やべっちFC」のユニフォーム姿の方も1名いました。その人々を含めると133人に1人ぐらいになるわけで、海外チームのユニを含めたらもっと多くなりますね。

Jリーグ部門で1位だったのはガンバ大阪のランナーさんでした!

あとサッカー全体でいえば、先頭で走ってきたのがFCバルセロナのユニフォームのランナーさんで、背中をみたら「7番フィーゴ」だったのですが、じつはこの日我々のいた34km地点付近で一番最後にやってきたサッカー的ランナーさんも、奇しくもバルサの7番フィーゴユニだったという奇遇。

こうして京都の街を、いろいろな地域からやってきたサッカー好きのランナーさんが走ってきてくれているのかと思うと、毎度毎度のことながら嬉しくなってきます。

とにもかくにもHeikkiさんはじめ、ご一緒してくださった方々にも感謝です! クラブ愛に満ちたサポーターさんの熱い応援を、サッカースタジアム以外のところで追体験できた気分です。

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2012年11月12日

ヤングなでしこバージョンの日本代表ユニフォームについて

もう季節は冬に突入したってのに、J2の最終節が終わったってのに、あの夏のヤングなでしこU-20代表については、まだ語るべきことがあるのだった。

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思い切って、かなり思い切って、これを買ったのである。
ヤングなでしこバージョンのオーセンティック・ユニフォーム(長袖)。

これだったら、そのへんのサッカー専門店で買えそうだと思うだろうが、実は売っていないのである。
いま市場で出回っているなでしこ関連ユニフォームはすべて「なでしこジャパンバージョン」、つまりあの金色の「ワールドカップ優勝国パッチ」がついているわけだ。

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たしかにU-20W杯を観に行く時点で、このレプリカユニにマーキングで「FUJITA 7」を入れて着ていこうかとさんざん悩んだが、「でも、厳密には、このバージョンのユニフォームではない、決してそれは、違うのだ。」ということで、そこはハッキリしておこうと思った(そうして、自作Tシャツづくりへと走った)。

たしかに、せっかくのワールドカップ優勝国パッチを「外して売ってくれ」なんていうニッチなユーザーの声というのは、もはやヤングなでしこの狂信的マニアぐらいでしかないのであり、市販されることはないだろうと、すっかりあきらめていたのである。

ところが、そうではなかったらしいのだ。

Jリーグのグッズを売る「フラッグスタウン」の日本サッカーミュージアムの直営店でのみ、オーセンティック版のユニフォームとして密かに一般販売されていたのであった。

知らなくて悔しかった。
そんなルートがあったとは!!

しかもだ、この商品が発売されていることを知るてがかりは、この直営店の店長ブログのみ、という局地的な狭い範囲での発信である!!(笑)

そんなの、相当マニアじゃないと読まないっすよそんなブログ!!
(あるいは、直接サッカーミュージアムに行った人ぐらいしか分からない気がする)

で、販売開始からだいぶ経ってからこのブログの存在を知ったので、なかばダメモトで問い合わせたら、まだ長袖のLサイズの在庫があったというので、驚くとともに思い切って背番号7のマーキングを頼んだ次第である。オーセンティック版なので通常のレプリカよりも値が張るが、そして夏の大会だったのに長袖かよ、とも一瞬考えたが、もはやそこで迷う問題ではなかった。

さらにさらに、通販にも対応してくれてはいるのだが、いわゆるオンラインショッピングではなく、「電話で発注して、住所と氏名等の情報を言ったのち、言われた金額を現金書留で郵便局から送る」という、きわめて懐かしい手段でしか通販が成立しないので注意が必要だ。商品がレアなら、その購入方法もきわめてレア度が高い。きっと20代前半ぐらいの人には、この方法での決済は相当説明をしないと理解してもらえない気がする。まさか現金封筒を買いに行くことになるとは、この時代においてなかなか新鮮な行為であった。

そうして一ヶ月半後ぐらいでユニフォームが届いた。本来オーセンティック版というのは箱入りで売られていたりもするのだが、これについてはそういうことがなく、ビニールでパックされたものがピッチリと折りたたまれて、厚紙封筒に押し込まれて到着した。まさに「正規なんだけど、ちょっと普通じゃない」雰囲気がただよう。
なのでせっかくのマーキング部分に、折りシワがついてしまっていて、そこはもうちょっと消費者マインドを汲んでほしかった気もする。や、まぁ、なかなかこんなレアな商品を取り扱ってくれるだけありがたいんですが・・・
あと希望をいえば、ここまでやるなら、どうせなら袖にU-20W杯の大会ロゴマークのパッチも付けられるようにしてほしかったが、それはさすがに難しいのか。

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あの大会の直後にも書いたが、ふたたび藤田のぞみが代表の青いユニフォームを着ることがあるように祈るためにも、やはりこれは自分にとっては手に入れておきたいものである。

いずれにせよ、今回のことで学んだのは、「日本代表関連のマニアックなウェア類は、日本サッカーミュージアム直営のフラッグスタウンのブログをチェックすべし」ということであった。ユニフォームのほかにもトレーニングウェアとかにもレアなものがたまに売られている雰囲気である。

そしてあらためてみてみると、先日はフットサル日本代表のユニフォームも売っていたようで、でもいろいろと大変だった様子。でもこのニュースのおかげでこの売り場の希少な存在価値が広く認識されたかもしれない。

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2012年2月23日

Jリーグのキャンプ地めぐりをやってみる(その3)

セレッソのキャンプ地から、ふたたび橘通りの大きい交差点に戻ってきたのが12時ちょうど。

そこから今度は、ガンバ大阪のキャンプ地である「綾町錦原運動公園サッカー場」に向かう。
この日、14時から大宮アルディージャとの練習試合があるのだった。

この綾町という場所は、地図でみるかぎり「だいぶ遠いなぁ・・・」と思われた。
しかしバスが通っているので、今回の旅程に組み込んだ。

「宮交橘通支店前」のバス停から「酒泉の杜」ゆきに乗る。所要時間はだいたい50分ぐらいをみておくこと。料金は片道980円(だったはず)。

降りるバス停は「綾待合所」。

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綾待合所。帰りのバスがここから始点の場合、ここで待っておくと乗れる。

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綾待合所にはコインロッカーもあった。

綾町の役場のホームページには、近辺の地図が紹介されているので、サッカー場までの道もわかりやすい。


役場のある交差点を西に向かっていく。

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歓迎されてます。近所では社会人野球の東京ガスもキャンプを張っていた。

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この交差点を右にまがり、急な坂道を登っていく。

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小学校を右手に眺めるように登っていく。

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すると、ここも平日なのにわりと盛況。やはり練習試合は注目度高い。

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この真ん中の小屋のなかに、練習試合中はコーチングスタッフが出入りしていた。元FWの松波さんの姿も見えた。

あと興味深かったのは、今日練習がオフだったサンフレッチェ広島の森保監督やその他スタッフが、我々と同じように客席に座って見学をしていたことだ(チームのウェアを着ていたので、すぐに分かった)。なるほど確かにオフのときはそういう可能性もあるのか、と思った。このことは実際にキャンプ地に来ないと思い至ることがなかった。
そうして試合をみながらサンフレッチェのスタッフがどんな話をしているのかも、隣にいれば自然に聞こえてくるのが面白い。
(あと、他にもジャーナリストっぽい人が必死にノートをつけながら試合をみているのを眺めるのも楽しい)

で、森保監督が観客席を離れた際に思い切って声をかけて、とても丁寧なサインをいただいた。ペトロビッチ体制からバトンを引き継いだ今シーズン、クラブ初の生え抜き監督としてどういうサッカーをするのか非常に興味深いわけで、「期待しています」と声をかけたら、「ありがとう!」と、向こうからわざわざ握手の手を差し出してくれたので驚き、サインのペンのキャップがなかなかしまらず、慌ててしまった。感動。いやー、こういう体験をすると、ますます気持ちをこめて森保監督のチームづくりを注視したくなる。

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そうして練習試合を観戦。1本目、2本目と両チームほぼベストメンバーで臨み、ガンバが勝った。ただしどちらも前線のフォワード陣が新加入選手を組み入れた形であまりまだ機能しておらず、課題がまだまだありそう。

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普段の万博競技場で観るよりも断然近い距離でガンバのトップチームの試合が観られたので、来てよかったと思う。
(普段の吹田の練習場には、まだ行ったことがない)

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出待ちの光景。
だんだん分かってきたのだが、練習試合の場合は、最初のほうに出場した選手から先に宿舎に帰るようなシステムっぽい。時間差でバスが別々にやってくる。

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平日でそんなに客も少なかったからか、スタメン組のほぼ全員からサインをいただくことができた。
ガンバの至宝・二川さん、やはり寡黙な人だった(笑)

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個人的にガンバ大阪で特にファンなのは中澤聴太だ。昨シーズン、スカパーの特番やらスタジアムで上映されたインタビューなどで、端正な顔に似合わず味のある絶妙なトークを展開していたのでグッときたのである。
多くの見学者から一緒に写真に収まってくれと頼まれ、あるいは赤ちゃんを抱っこしてくれと頼まれたりと、ひたすら丁寧に応対してくれていた。私のときもサインしたあとにしっかり目を見て「はい!」とペンを返してくれたのが印象的だった。今年は今野も加入し、丹羽というCBも復帰して(コーチングの声の大きさが印象的だった)、ポジション争いも激化するのでがんばってもらいたい。

そうして夕刻19時発の宮崎~大阪のフェリーに乗り込むべく、ギリギリの時間で綾町をあとにした(宮崎駅からフェリーのりばまでのバスはほとんど本数がなく、そこだけさすがにタクシーで向かった)。

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ありがとう宮崎。

こうして、駆け足で今回はじめてJリーグの宮崎キャンプをめぐったわけだが、感じたことを列挙すると、

・シーズン前なので、練習場の雰囲気がそんなにピリピリしていない。
・新加入選手は特に、総じてファン対応がフレンドリー。
・双眼鏡、サイン用のペン、選手名鑑が必須アイテム。
・代表の試合が毎年この時期にあるはずなので、代表選手が観たい場合は彼らが不在になるタイミングを事前に把握してからスケジュールをたてると良い。
・練習試合の日程が決まるタイミングは、直前になることもあるので、こればかりは「運」かもしれない。
・たしかに日中、晴れると少し暖かい。ただし朝晩は普通に冷えて寒い。

といったことだ。
結論として「宮崎のキャンプ地めぐり、毎年来たくなるなぁ」ということだ。そしてますますJリーグの開幕も楽しみになってくること請け合いである。

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ちなみに・・・「自分にとってもこの旅は『キャンプ』だ」として持ってきたフリーペーパー制作道具一式であるが・・・

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結局、最後まで完成せず!!(笑)


旅疲れでクタクタとなり・・・・

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帰りのフェリーでは、窓際のテーブル席まで向かうも、何もできずにうたた寝する始末。

そんな「ひとりキャンプ」でした。

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2012年2月22日

Jリーグのキャンプ地めぐりをやってみる(その2)

キャンプ地めぐりの2日目。
宿泊先は、「ホテル・ケンジントン」というビジネスホテルにした。ここを選んだのは、単にホテルの名前やコンセプトが「イギリス志向」であったというそれだけの理由なのだが、結果的にこのホテルが正解だった。安いだけでなく立地がとてもよく、宮崎随一の繁華街、橘通りと高千穂通りの交差点ちかくにあったからだ。宮崎交通のバスのほとんどは、この交差点を経由するので、どこへ行くにも基点となっていた。

そしてこの交差点からあまりのバスが発着するので、混乱をさけるためにそれぞれの角地のバス停の名前はわざと異なるようにしてあったり、キリンのマークとか動物のマークでも区分されていたりする。なので場所は同じでも、それぞれのバス停の名前は別物となっているので注意が必要だ。

そんなわけで2日目の朝はセレッソ大阪の午前中の練習を見学しにいく。

「カリーノ宮崎前」バス停から7:41発のフローランテ宮崎・青葉通方面行きに乗り込む(事前にコンビニで一日乗り放題乗車券を購入しておいた)。

さて、セレッソ大阪のキャンプ地は「宮崎市国際海浜エントランスプラザ」である。
で、クラブの公式HPでは、バスの場合「シェラトングランデ・オーシャンリゾート」バス停下車徒歩約10分、とある。しかし宮崎市のHPでは「オーシャンドーム」バス停下車、徒歩5分という表記もあったりする。ややこしい。地図で見てもいまいちよく分からない場所なのであった。

で、私なりに出した結論はこれだ。
「山崎」のバス停から東に5分ほど歩く。これがベストだ。


大きな地図で見る

カリーノ宮崎前から25分ぐらいバスに乗り、この山崎のバス停を降りてすぐ南にある交差点、これをひたすら東に向かうのである。

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交差点の北西角にあるコンビニ。ここから左側の方向が東。

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途中で道が切れるところがあるが、ちかくの小道をさらに東へ。

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この小道をぬけると・・・

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田んぼが広がる。その向こうには、かの宮崎シーガイアがみえる。バブル期にスティングを起用してガンガンCMを流していた、あの頃を知っていると感慨深い。

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「やまさき1ごうばし」だそうで。この橋をわたってさらに進むと、

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すぐ目の前に、セレッソ大阪のキャンプ地があった。

練習は9時開始とのことで、早く到着したからあちこち観て回る。
さらに東へ向かって、ゴルフ場のエリアを通り抜けると

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誰もいない海~

せっかくなので、

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「CRZ OSAKA」と書いてきました。

さて練習場に戻ると、

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練習グラウンドのすぐ近くには公園の管理事務所とトイレも併設されているので、練習見学者にはとても便利かと思われる。

あとすっかり忘れていたのだが、
ドイツ代表は2002年W杯のときに、ここでキャンプを張っていた。
その記念碑がこれ。

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オリヴァー・カーンとレーマンのサインの刻印が並ぶ。

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で、こちらのグラウンドは、バックスタンドにあたる部分にこのようにベンチが置かれていた。
なのでそこに座って9時開始の練習を待つ。

が・・・・

いっこうに誰も来ず・・・

「き、急きょ練習がオフになったか・・・?」
と不安になってきたが、
しばらくすると監督とコーチングスタッフ、そしてほんの数名の選手の姿があらわれた。

で、ウォームアップがはじまり、多くの選手はグラウンド横のテントのなかにあるトレーニングマシンのほうで体を動かしている様子。

なのでおそらく、この日の午前中は、「ケガから回復しつつある選手の別メニュー調整」のみが行われたような気配であった。(そしていまセレッソのHPを確認すると、確かに全体練習時間の変更が発表されていた。キャンプの日程はいろいろ変わりやすいことを痛感。現地での情報収集を怠ったわけである・・・)

で、いまセレッソでケガから回復しつつある選手といえば・・・

清武弘嗣である。

この午前中、コーチの指導のもと、清武がひとりでひたすらグラウンドを周回していた。

見学者は私をふくめて、たった2人。

本来ならいまごろU-23の代表合宿に参加していたであろう清武。
そして、ひょっとしたら来年の今ごろは日本にいないかもしれない清武。
去年の今ごろでは想像もつかないぐらい、この1年での彼の躍進ぶりはいまさら語るまでもないが、そんな清武がこれからどんな世界を走り抜けていくのか・・・と、つい宮崎の快晴の空の下、詩情にかられたので、こういう写真を撮ってみたりする。

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たしかに全体練習が観られずに残念ではあったが、こういう写真が撮れただけで満足である。

予定よりも早く練習も終わっていき(ギャラリーが少なすぎると、選手にサインをもらいにいく気分にはなれず・・・小心者である)、早々にチームは引き上げていった。

なので周囲をすこし散策。シーガイア近辺にはもうひとつ、イベントスクエア(多目的広場)でサンフレッチェ広島のキャンプが行われているが、こちらはこの日オフであることが分かっていた。
でも次に来る場合に備えて会場だけでも確認しようと思って歩き出したが、やはりここも広大な敷地で、帰りのバスの時間の都合もあったので、なくなく途中でひきかえした。

参考までに、地図画像を2枚ほど(クリックすると大きくなります)。

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この上図でいうところの「多目的広場」が、今回のセレッソのキャンプ地。

地図では東側が上になっている。

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こちらの図は東の方角が下向きになる。

中心から右よりのところに「イベントスクエア(多目的広場)」とある。

で、帰りも「山崎」のバス停から。

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こちらは宮崎市街方面行きのバス停。

Jリーグキャンプ地めぐり、次回はガンバ大阪×大宮アルディージャの練習試合へ。

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2012年2月21日

Jリーグのキャンプ地めぐりをやってみる(その1)

ということで宮崎県に行き、初めてJリーグのキャンプ地めぐりをやってみた。これから3回に分けてそのときの様子を報告したい。

今回の旅では途中で岡山・直島に立ち寄って、そこから宮崎を目指した。なので土曜日の夜に岡山から夜行バスで博多まで行き、そこからさらに高速バスで午前中かけて宮崎駅に向かうことにしていた。予定では宮崎駅に12時ごろ到着し、そこからすぐに宮崎県総合運動公園に向かい、この日行われる川崎フロンターレ×FC東京の練習試合(午後13時開始)を見学する予定をたてた。

博多から熊本を経由して鉄道を利用しても、所要時間がそんなに大差なかったのである。
だからバスを選んだ。
しかし・・・

直島にいた時点でうすうす気づいていたのだが、やたら雪が降っていた。
福岡についたら、都心の高速道路が閉鎖。
そのせいで夜行バスの博多への到着も遅れてヒヤヒヤしたが、到着後まもなくまたバスに乗り換えるも・・・高速閉鎖により一般道をいくが、案の定大渋滞でバス動かず。そしてなんと運転手が道を間違え、謝罪のコトバとともにUターンするというレアな体験。そして来た道をだいぶ引き返したあと、ふたたび渋滞につかまる。

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永遠に続くようにおもえる渋滞。
外は吹雪がやむことなく、この時点で「もう夕方までに宮崎につけばオッケーとしようか・・・」とさえ思っていたほどだ。練習試合を観るのはあきらめていた。

が、少しずつ南に進むにつれ、天気もよくなり、そして高速に乗れた。
この時点で1時間20分ほどの遅れだとアナウンスがあり、「よし、このまま少しずつ遅れを取り戻してくれ!」と願いつつ、「練習試合が見られなくても、今後も同様に宮崎でキャンプ地めぐりをするのであれば、そのための情報収集のために今回の旅はあるのだから・・・」と自分を納得させて、ヒマつぶしにうってつけの『エルゴラッソ編 Jリーグプレイヤーズガイド』を読んでみたりする。

で、結局1時間20分遅れのままきっちりと宮崎駅到着(苦笑)。

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すっかり宮崎、いい天気(笑)

で、事前に調べてあった運動公園行きの電車、JR日南線は・・・だいたい1時間に1本ぐらいしかないのだが・・・

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バスがこの駅に到着した、まさにその時間に出発していた模様(苦笑)。

うなだれる。

しかし諦めるのはまだ早い。
読売ジャイアンツも同じ総合運動公園でキャンプを張っており、「臨時バス」が何本か運行されているのである。
そこで宮崎駅の観光案内所にいき、もらえる資料をかたっぱしからチェック。

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ホークスとジャイアンツが宮崎でキャンプ。さすがにこういう冊子も作られている充実ぶり。

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そう、まさにこの臨時バス時刻表である。(ちなみに左に写っているのが、野球とJリーグの両方のキャンプ情報が載っているリーフレット)

さっそくみると、13:45発のバスがあるらしい。
ジャイアンツの総合運動公園行きも、ホークスのキャンプ地の生目の杜総合運動公園行きも、駅の西口2番のりばから出るらしい。

なのでそこで待っていた。

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で、ちょっと気になったのは、ホークスの練習場行きのバス停はこのように特別に設けられていて、ジャイアンツのは何もなかったことだ。
「やはり九州だけあって、ホークスびいきなんだろうな」
と思った。

が、13:45になってもジャイアンツ行きのバスが現れることはなく、ふたたび観光案内所に行って訊いてみた・・・









「ジャイアンツの1軍の練習が昨日までになり、今日は2軍のみが練習をしているので、バスは運休しています」

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キョジーンッ!!!
使えねぇぇ~!!!

と、人生で今までにないぐらい巨人について心の中で悪態をついた。

「いよいよタクシーを使うか・・・」と考えたが、しかしそんな私の心中を察してか、観光案内所の人が路線バスで総合運動公園に行ける旨を説明してくれた。

実は私はすっかりそのルートについて調べ損ねていたことを知る。

そこで1時間に2、3本ある飫肥方面のバスに乗った。所要時間約40分、料金は540円。

こうして宮崎県総合運動公園にたどりつく。

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巨人、歓迎されています。

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その背後にJリーグもまとめて歓迎されていた。

で、この練習試合は「ラグビー場」で実施されていたので、大急ぎで現場に向かってみる。

それにしても巨大な公園である。

ただし、ほとんど人が歩いていない。やはり巨人の1軍キャンプがないときは静かなのだろうか・・・

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そんなことを思っていたらラグビー場では立派に歓迎されていたフロンターレ。

中をのぞくと

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たくさんの観客が詰めかけていた! あの閑散とした公園の雰囲気から想像できなかったのでちょっと驚く。ここだけやはり熱気ただよう「多摩川クラシコ」ダービーマッチであった(声援はおとなしめ)。

私が着いた瞬間に、どうやら2本目の試合が終わったようで、3本目の試合をじっくり観ることができた。FC東京に新加入の左サイドバック・太田や川崎の新外国人レネ・サントス(ボランチだけでなくセンターバックもやっていた)に注目してみたり、あと最後に川崎からは稲本が登場したりと、それだけでじゅうぶん満足な内容。あと川崎の相馬監督のコーチングの声の大きさにも感じ入る。

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で、終わったあとはこのようにバスまでのルートが仕切られ、お客さんが出待ちしてサインをもらっていた。こちらのエリアはフロンターレのみで、逆のサイドがFC東京の出待ちゾーンとなっていたと思われる(未確認)。

なので自分もいろいろな選手からサインをいただく。

で、今回のようにいろんなチームのいろんな選手からサインをもらえそうな可能性のある場合に、自分なりに「どこにサインをもらうか」を検討した結果、愛用のエルゴラッソの選手名鑑にサインをいただくことを思いつく。

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できるだけ細いマジックペンがあれば便利。

この方式の最大のポイントは、目の前に選手が現れたときに、とくにマイナーな選手の場合だとなおさら、顔と名前を見分けて、該当のページをすぐに差し出せるかどうかにある。

多くのファンは、丁寧にサイン色紙を購入して、そこにいろいろとサインをもらっていた。自分の場合は、それをすると「誰のサインがどこにあるのか忘れる」という状態になるので、このように選手名鑑にもらうのは(本文が読みにくくなるけれども)気に入っているアイデアである。

印象的だったのは、U-23五輪代表候補の登里享平くん、サインをしてくれた際に「オリンピック、がんばって!」と声をかけたら、ものすごい笑顔で「ありがとうございます!」と返してくれた。うおー、いいヤツやなぁ・・・ちょうど今頃U-23代表は合宿がはじまっていて、惜しくも今回は選出されていなかっただけに、本選に向けてがんばってまた復帰してほしいなぁと思いつつ・・・さっき旅行から帰ってきてネットでニュースをみたら、ドイツにいる大津の招集ができなくなったために急きょ登里が代表に追加招集とのことで、この翌日にシンガポール入りしたとのこと。なんたるタイミング!!

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で、都合により誰よりも遅く帰った稲本潤一。彼目当てにファンもだいぶ残っていたのであった。

個人的には、そのむかし「稲本そっくりさん」に翻弄されてしまったことがあったので、本人を目の前にすると感慨深いものがある。

あとさらに感慨深かったのは、キャンプを見学にきていたらしい都並敏史氏と相馬監督が遠くの方で談笑をしていた光景を目にしたことだ。「ドーハの悲劇」からフランスW杯へ至る、日本代表の左サイドバックの系譜を創り上げてきた2人が目の前にいると思うとクラクラしそうだった。なるほどキャンプ地にはこういう人が訪れるということもあるわけだ。

そんなこんなでラグビー場をあとにし、ついでなので他の施設を回ってみた。

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こちらは陸上競技場。ベガルタ仙台の旗がかかげてあった。

(ちなみに、あまりに広大な敷地を歩きまくっていて、ついサッカー場のほうに行くのを忘れていた。この時期はモンテディオ山形が借りていたのである。)

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そしてこちらは「ひむかスタジアム」、巨人の練習が行われている野球場だ。

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中に入ってみると、少数ながら練習をやっていた。たぶん2軍なのだろう。そしてお客さんもこの時点では7、8人ぐらいしかいなかった。

とにもかくにも、総合運動公園、さすがに巨大すぎて歩くのが大変である。

レンタサイクルもあるそうだが、おそらく巨人の1軍キャンプのときのみ運用されているっぽい。

で、宮崎市街への帰り道には電車を使ってみようと思った。

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このとおり、無人駅である。きっぷは1両目の後方入り口から入ってバスのように整理券を受け取り、降りるときに運転手に支払うシステム。ただしだいたいは「南宮崎駅」どまりのようで、そこからまた乗り換えて宮崎駅にいくことになる。

キャンプ地めぐり報告、その2へつづく。

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