サッカー的生活/lifestyle

2023年8月 5日

23/24シーズン新作ユニフォームでグッときたデザインの欧州4クラブ

最近になって私の住む街にも外国人観光客と思われる団体がたくさんやってくるようになった。そんななかでごくたまにサッカーユニフォームを着てウロウロしている人もいたりする。もし自分のツボにハマるマニアックなクラブのユニの人とすれ違ったらどうしよう、チーム名をコールしたくなるかもしれない・・・と、つい余計な心配をしてしまう。

さて欧州では新シーズンを控え各クラブも新しいデザインのユニフォームを発表しており、ユニフォーム情報を集めたサイト「Football Shirt Culture」のツイート(もう「ツイート」っていう言葉もできなくなるのだろうか)からチョイスした、街歩きに着やすそうなデザインの海外クラブのユニフォームを紹介。

まずは、アヤックスのサード・ユニ。

Ajax3rd
Ajax3rd2

このクラブは伝統的に、ホーム以外のユニフォームでチャレンジングなデザインをみせる印象が強い。
そもそもアムステルダム自体がデザイン性という観点でもすごくクリエイティブな雰囲気のある街のイメージがある。また旅したい。
で、アウェイユニフォームはこちら。

Ajaxaway

パッと見て、なんだか魚っぽくて、このラインぐねぐね状態は、個人的にはちょっと微妙なテイストにみえる。

ただ、拡大写真をみると
Ajaxaway2

このように、細かいグリッドのラインアートになっていて、このあたりのレトロフューチャーな雰囲気はツボではある。


さて、同じオランダのライバルチームであるフェイエノールトのアウェイはこちら。

Feyenoordaway
Feyenoordaway2

もしかして魚のウロコみたいなデザインは最近のトレンドなのだろうか。ともあれエッシャーのだまし絵のような、規則性がありそうでどこかランダムにも見えてくる不思議なパターン。そして最近あちこちのクラブで取り入れている「あえてエンブレムをモノトーンにする」という手法も見受けられるが、この場合は通常の赤/白のエンブレムにしておいたほうが、引き締まって見えていいんじゃないかなとは個人的な好みで思う。

ちなみにこのユニのサプライヤーである「Castore」のことは今回初めて知ったのだが、よくみるとF1のレッドブル・レーシングのウェアも手がけているイギリスの新興メーカーだった。すごくクールなデザインのスポーツウェアを展開しているようで、これからこのロゴを見る機会も増えるかもしれない。


イギリスつながりで次に紹介するのはロンドン屈指の“ダーティー”な印象があるミルウォールFC。
新作アウェイユニフォームはこれ本当に欲しくなってきています。

Millwallaway
Millwallaway2

ユニフォームデザインにおいて重要視したくなる要素が「スポンサーのロゴ」なのだが、よりによって「HUSKI チョコレート」がミルウォールの胸スポンサーになっているという事実が私にとって衝撃的なのである。このHUSKIはスウェーデンのチョコレート飲料メーカーらしいのだが、F1のマクラーレン・チームのスポンサーになっていたりするので個人的にはその存在は知っていても、日本で売っているのをまだ見たことがなくてずっと気になっているのだった。

Millwallaway3

このロゴの雰囲気がひとつのデザイン要素として良い感じにおさまっていて、とても着たくなる。どかんと「チョコレート!」で、そのうえミルウォールなのである。どうしたってこのクラブのイメージでいえば、幾多の汚名にまみれた荒くれサポーター集団がパブで呑み暴れて、酒臭いままピッチに罵声を浴びせるイメージが払拭できないわけで、そのようなサッカークラブに「チョコレート」である。よくぞスポンサーになったなと、その英断?に敬意を表したくなる。

ちなみにホームのユニはこんな感じ。これも悪くない。

Millwallhome

本筋とは離れるが、この写真をみて「フツーにハンガーにユニをかけただけの写真・・・リアルだが、スポンサーのロゴもグシャッとなっていて、それはいいのだろうか」と余計な心配をしてしまう。でもこの大ざっぱな感じがよい、ミルウォールなので。

ちなみにミルウォールといえば、チェルシーのレジェンドである闘将デニス・ワイズが選手兼監督を務めるという思い切った体制で奮闘していた頃、2度目のロンドン旅行にいったついでに練習場まで行ってみたことがある。しかしちゃんと調べずに行ったので、惜しくも練習が終わったあとで誰にも会うことがなく、入口で所在なげにたたずんでいたら、車で通り過ぎる若者グループが自分に向かって大声でヤジを飛ばして走り去っていくだけの思い出しか残っていないのだが、最寄り駅の「Ravensbourne」という名前はずっと記憶にある。調べたら今でも同じ場所(ここ)にあるようで。

チームの公式サイトに寄ったついでに、他のウェア類もチェックしたら、こんなシャツが。

Millwallnoonelikeus

「誰からも好かれない」
これはチーム特有の自意識過剰かもしれないが(笑)、ある意味では他のクラブも参考にしていいのではと思える方向性。


さて最後に紹介したいのは、ドイツのヴェルダー・ブレーメン。

Bremen3rd
Bremen3rd2

「おお! 今年やたらカッコいいやんけー!! どうしたブレーメン!?」となった。
久しくブンデスリーガの試合もなかなか観られていないので知らなかったのだが、胸スポンサーも「Matthäi」という会社に変わっていて、調べたら建築作業の重機とかを扱っている老舗会社とのことで、それもポイント高い。いいねぇ、いいねぇ。そういう質実剛健なイメージの会社のロゴのほうが、オンラインカジノとかよりもよっぽど良い。

いやー、今回のブレーメンはチームカラーの緑色がとっても深みを増して良い。これ今後もこのカラーでいきましょうよ! と強く言いたい。


しかし、よーーーくみたらこのユニフォーム、「サード」だったのである。

「へ、サード?」

もともと緑色のチームなのだから、わざわざサードにこんなカッコいいグリーンにしなくてもいいじゃないか・・・とは思った。
そして恐る恐る、新シーズンのホーム・ユニを調べたら・・・















Bremenhome

変わってねぇぇぇーーー!!

中途ハンパに薄めのグリーン!! むしろ黄緑!! 伝統の色ってやっぱりこっちなのかよブレーメンんんん!!
しかもコンビニの制服みたいだぞこのデザイン!!
(あとこのビジュアルにおけるフレームのデザインとかも、ちょっとわざとクラシカルな様式美ってやつを演出している気がする)

いやー・・・これぞ、サッカーユニフォームの奥深さですな・・・


| | コメント (0)

2023年2月27日

2023大阪マラソン「サッカーユニフォームのランナーさん応援(調査)企画」実施報告:寒いなか長時間おつかれさまでした~

途中で陽が差してきましたが、基本的には寒かったですね・・・こちらも久しぶりの大阪マラソン、無事に応援(調査)企画を実施できました。
今回もはじめてのご参加も含め、お集まりいただいたサポーターの皆様にはひたすら感謝です!!!
230226_r0611484
奈良クラブ2名、ツエーゲン金沢2名、浦和レッズ2名、セレッソ大阪、京都サンガ、柏レイソル(途中まで)、岡山湯郷Belle、そして日本代表ウェアの私という組み合わせのチームとなりました。ブラボォー!

ブラボォーといえば、
230226_dsc01670
230226_r0611371
この日もバナーを掲げたランナーさんが複数キター!
「ブラボーの人、また来た!? 誰か配っている人いるの!? by 谷口キヨコ」
ということで、
はい、配っていた人が走ってきました~
230226_r0611283
我々「調査員」を讃えるねこじしさん、この日も快走で、“セレッソ大阪部門”だとこの地点で8位、見事今回もスタメン入り!

ただ、ここが本日の反省点のひとつなのですが、ねこじしさんが来たら、「バモバモゴール・メンデス~」のチャント(もうチームにいないけど)でも歌おうかとぼんやり考えていたのですが、

なぜかこういうとき、とっさに歌がうまく出てこず、

230226_r0611285

「・・・・・。」

と、コールはおろか何も歌いきることができず、私からはまったく応援らしきこともできないまま本人は去って行くという(笑)
「うわー!! なんか、全然ダメやった・・・」というモヤッとした気持ちを抱えたまま、応援企画を続行していたわけですが。

で、気がついたら
230226_r0611404
「走り終わってからこっちに来てるやんけー!」
・・・いやはや、どんなに元気なんですか。てか、どんなにサカユニ応援好きなんですか(笑)

ちなみに、先週の京都マラソンではじめて応援企画に参加いただいた奈良クラブ・サポのたらいさんも
230226_r0611327
このバナー芸(川柳!?)を披露し、ゴールにたどり着いたあと、しれっと我々の応援企画に加わってくれていました(笑)。

みんな元気すぎるやろ・・・w

元気といえば、
こちらも先週の京都マラソン応援企画に来てくれた京都サポ・ランナーのダイさん。
230226_r0611358
走る前からツイッターでも「寒い!タイツないと無理!」と書いていたりしたのに結局、それでも足元は裸足。マジか・・・
これを「元気ですね」と片付けていいものかどうかも悩むところですが。その後、大丈夫だったでしょうか・・・

ところで、ねこじしさんへの応援コールでスベッた私ですが、他にも今日はやらかしていまして。

230226_dsc01650
こちらもねこじし製バナーをしっかり掲げてアピール!の、ジェフユナイテッドな二人組が現れまして。
本来なら「ジェフ千葉!」コールのはずが、
つい「市原!!」と古い名前で叫んでしまいまして。
230226_r0611396
私のほうのカメラには、まさに「市原」と呼ばれたときの「なんでやねん」な表情が捉えられておりまして。
あぁ、申し訳ありませんでした(笑)

さて気を取り直して本日の集計を発表します。
(ねこじしさんに代わり、M・フィオリオ氏にお任せしました。ありがとうございます~)

【J1】
セレッソ大阪 77
ガンバ大阪 67
ヴィッセル神戸 31
京都サンガ 13
名古屋グランパス 12
サンフレッチェ広島 11
浦和レッズ 10
川崎フロンターレ 7
北海道コンサドーレ札幌 6
横浜Fマリノス 6
アルビレックス新潟 4
鹿島アントラーズ 4
アビスパ福岡 3
横浜FC 2
湘南ベルマーレ 2
FC東京 1
サガン鳥栖 1

レース途中まで「大阪ダービー」は同数だったりして、いつもながらに白熱した闘いがありました。さすがに参加人数が多いと、J1クラブもレイソル以外が全チーム揃うという結果に。

【J2】
清水エスパルス 9
徳島ヴォルティス 9
ジェフユナイテッド千葉 6
ヴァンフォーレ甲府 4
ファジアーノ岡山 4
レノファ山口 4
ジュビロ磐田 3
ベガルタ仙台 3
モンテディオ山形 2
ツエーゲン金沢 2
ロアッソ熊本 2
大分トリニータ 2
栃木SC 1
大宮アルディージャ 1
V・ファーレン長崎 1
FC町田ゼルビア 1

前回の京都マラソン同様、清水エスパルスが最多人数タイ! エスパルス界隈ではランニングがブームになっていたりするんでしょうか。ここにきて突然の飛躍です。

【J3/その他】
松本山雅 8
愛媛FC 3
ガイナーレ鳥取 3
奈良クラブ 2
FC今治 2
SC相模原 2
FC大阪 2
カターレ富山 1
AC長野パルセイロ 1
ギラヴァンツ北九州 1
カマタマーレ讃岐 1
鹿児島ユナイテッドFC 1

INAC神戸レオネッサ(WEリーグ) 1
クリアソン新宿(JFL) 1
福山シティFC(中国サッカーリーグ) 1
ETU(漫画『ジャイアントキリング』) 2
東京シティ・エスペリオンFC(漫画『アオアシ』) 1

そういう意味では松本山雅は今日も多かった! こちらもマラソンブームが起こっているに違いないと思わせる人数です。

今日イチでレアなユニフォームといえば、
230226_dsc01615
中国サッカーリーグ「福山シティFC」でしたね~私はまったく分からなかったです!!(応援企画初参加の奈良クラブサポ・ランナーのKeishiさんが見事に反応してくれたおかげ!)

あとETUユニで、背番号をみるとガブリエル17番だったのが「マジか!」ってなりましたw

そして、先週の京都もふくめて、「ホンダロックSC(=ミネベアミツミFC)」のランナーさんがおられたらしいのですが、すいません、まったくノーマークで逃しております!!

【海外クラブ】
FCバルセロナ 9
パリ・サンジェルマン 7
アーセナル 6
マンチェスター・U 6
ボルシア・ドルトムント 5
リバプール 3
インテル 3
ACミラン 3
チェルシー 3
バイエルン・ミュンヘン 2
ユベントス 1
レアル・マドリード 1
レアル・ソシエダ 1
アヤックス 1
アイントラハト・フランクフルト 1
ボカ・ジュニアーズ 1
グレミオ 1
バレンシア 1
リーズ・ユナイテッド 1
モンテレイ 1
サンダーランド 1
ルマン 1

今回もマニアックなユニにお目にかかれてよかったです。サンダーランド(イングランド実質2部)は、いったいどうしてそれを着て来たのか別室で事情を聴きたいぐらいです(笑)。でもルマンは、背中に松井大輔の背番号22をみてようやく気づいた次第です。。。

【代表チーム】
日本代表 41
フランス代表 7
アルゼンチン代表 3
ウクライナ代表 2
クロアチア代表 2
イタリア代表 2
イングランド代表 1
ベルギー代表 1
スペイン代表 1
カメルーン代表 1
オランダ代表 1
メキシコ代表 1
ユーゴスラビア代表 1

日本代表も人気復調の気配。そして最近はフランス代表ユニが多いイメージがあります。

人数でいうと、国内サッカー系で341人! 
代表や海外クラブを全部含めると464人。
今大会、主催側発表では3万人が走ったとのことですが(定員割れしていたという話もありますが)
国内サッカー系だと88人に1人の割合になります。(前回の大阪は117人に一人)
確実にサッカーユニ・ランナーさんが増えていることを実感します。

なお今回、サッカー部門全体の1位はわたくしタテイシが推しているチェルシーでした。こともあろうにレース前に「もはや最近はチェルシーを着る人なんていなくなった」とか言ってしまっていたので、よけいに衝撃的でした、すいません(笑)
そして、Jリーグ部門の1位はセレッソ大阪で、かつ女性ランナーの方でした! 

さて、今回もいろいろなランナーさんが走っていました。
Vegalta
道路のアウトサイドからオリジナルのバナー芸を我々に披露してくれたベガルタ仙台サポ・ランナーさん。J2沼を堪能している(で、いいんですよね)ようですw

230226_dsc02018
230226_r0611427
レース前にFC東京サポの小倉庵さんから情報をいただき、FC大阪のスポンサーになった会社の社長さんが走られるとのことで、それはなんとしてもしっかりコールしようとチーム一同構えていたわけですが、無事にたくさん声援を送ることができてよかったです。しかしなぜトナカイっぽい鼻だったのかは謎です。

230226_r0611377
マラドーナっぽい徳島ヴォルティスのサポ・ランナーさん、背中の柿谷曜一朗背番号をアピール! 

で、今回も写真はレッズサポの同僚・mizuix氏が撮影してくれたので、(こちら)のリンクで共有させていただきます。

これらの写真のなかから、「ナイスな笑顔」をいくつかチョイスさせていただきました。
230226_dsc01849

230226_dsc01302

230226_dsc01501

230226_dsc02093

レース後半のしんどい地点でも、サポーターの声援を受けてこういう笑顔になれるというのは、やっぱりすごいことだと思えます。
(あと、声援を受けているサッカーユニの方の周囲にいるランナーさんたちも一緒に応援にのってくれるのも嬉しくなります)
この取り組みを続けていることで、ランナーさんからもアピールをしてもらったり、声援を受ける側だったランナーさんが応援する側にも参加して、ライバルチームの名前をコールするのを楽しんでもらえたりするのは本当にグッとくるものがあります。

余力があれば関西の4大大会以外でも応援企画ができればいいな・・・と思いつつ。また突発的にどこかでやるかもしれませんが!!
そのときはよろしくお願いします。

230226_r0611485
▲今回ねこじしさんはスタート前にバナーを配布するにあたって、「しおり」みたいなものまで作って添えていたとのこと!(笑)

| | コメント (11)

2023年2月19日

2023京都マラソン「サッカーユニフォームランナー応援(調査)企画」実施報告!雨のなかおつかれさまでしたー!

Dsc01045

3年ぶりとなる京都マラソンでしたが、今回も多数のサポーターの皆様に集まっていただき、感慨深いものがありました。
ひさしぶりの方々も、今回はじめて沿道側に来て一緒に応援いただいたランナーさんも、ありがたいかぎりです。

昨日はJリーグの開幕ということで、それぞれに悲喜こもごもあった直後でのマラソン大会となりまして。

で、ヨドコウで香川の復帰を見届けていたセレッソサポのねこじしさん、バナーを掲げて現場入り。
R0610599

で、何やらいろいろと取り出しまして、
R0610607

R0610621
リバーシブルタイプのバナー、しかもビニールケース入り!!(手づくり)
「京都マラソンブラボォー!!」と「ボランティアさんブラボォー!!」の2種を、クルクル回転させながら走ることができる仕様となっています。

R0610634
↑ バナーをランナーさんに差し入れるの図。見た目には「号外をくばる人」みたいになっていましたが。

230219_r0610812
↑ 実際にバナーを受け渡す瞬間をタテイシのカメラが捉えていました。

ちなみにこのブログを書く直前に届いたねこじしさんからの情報で、何名かのランナーさんがこのバナーを掲げてゴールをしたそうで、会場でMCを担当していたDJの谷口キヨコさんが「ブラボーの人、また来た!? 誰か配っている人いるの!?」とコメントしていたそうです(笑)。「ねこじしバナー芸」にまた新たな伝説が。。。

さて、3年前と同様あいにくの雨でしたが、鴨川沿いでひさしぶりにサッカーユニフォームをひたすら探し続けてはコールする時間を楽しませていただきました。。。ていうか、実際は必死でして、とにかく視力と判断力の衰えを実感。。。

サッカー部門でのトップはマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームランナーさんが11時6分に通過。(今回もねこじしさんがきっちり集計記録をとってくれました)
で、その直後の11時10分に京都サンガさんが通過してJリーグ部門トップ。さらにその3分後に通過したJクラブがなんと「ザスパクサツ群馬」!! ・・・しかし私はきっちりと認識できておらず、走り去る背中へコールするのみ・・・遠方の、めったに現れないクラブをつかまえられないとものすごく悔しいわけで、試合開始直後にあわやの大ピンチをやらかして冷や汗をかく若手ディフェンダーの気分に(笑)。
やはり「試合勘」って大事だなぁ、と。

例えば・・・
Dsc00614
こういうシチュエーションは非常にテンションがアガるわけです。
今年から同じJ3で闘うギラヴァンツ北九州!奈良クラブ!(そして背後に日本代表もいる)。私たちの基本戦術としては「ディビジョンが下位で、遠方の地方のクラブほど優先的にコールする」というのがあるのですが、北九州を先に言おうとしてとっさにチーム名が出てこないのが「あるある」だったりします・・・

他には、
Dsc00855
こういう密集のなかで日本代表ユニフォームが認識できて「ニッポン!」コールをする、その直前の瞬間ギリギリまで「周囲に他にいないかどうか」も常に意識しておく必要があって、この事例でも背後にその気配を察知していて心の準備をしておくわけですね。

で、

Dsc00857
見事、レアな「鹿児島ユナイテッドFC」をコールすることができました。こういうときはチーム全体でファインプレーをキメた気持ちになりますね。

レアで「応用問題」なユニの紹介を他にも少し・・・

Dsc00810
雨の日はどうしてもビニールを身につけて走るランナーさんが多いので、こういう状況だとユニの判別はさらに難しくなるわけです。このときは確か、今回はじめて応援側に来ていただいた奈良クラブサポのたらいさんが「FC今治!」の正解をとっさにあげてくださったかと。改めて写真でみても、もはや袖に書いてある文字でしか確認できないほどの超難問でした。

Okoshiyasu
このとき、最初はまったくの「スルー」だったのですが、ランナーさんのほうから猛烈アピールがあり、それでも一同キョトンとしてしまったのですが・・・じつは関西リーグ1部「おこしやす京都AC」でした! 勉強不足ですいませんっしたぁぁぁぁー!!(笑)

いやぁー、なかなか、何度やっても未知の世界がひろがる遊びです。

この企画も10年以上やってきて、おかげさまでJサポランナーの方々にも認知されていって、場合によっては、事前にツイッターで「このユニフォームで走ります」と教えてくれる方もおられて、そういうのはとても嬉しいです。
Dsc00997
なので、たとえジュビロ磐田のレアな真っ黒バージョンで走ってこられても「いつかどこかで現れる!」ということが分かっているので、落ち着いて探すことができるわけです。予告、ありがとうございました(笑)。

あと今回はじめて、キャメラマンとして腕の立つ同僚のmizuix氏(故郷のクラブである浦和レッズのサポ)が急きょ参加してくれたので、写真撮影をお任せさせてもらいまして。
で、彼の撮影した写真のなかで「現場では我々がスルーしたけど、たまたま写真には撮ってくれていたユニフォーム」がありまして、帰宅後にVARのごとくパソコンで拡大してジャッジしたところ、
Dsc01008
すいませんでした、レアル・ソシエダ(しかもちょっと古い年代のやつ)でした。今は久保建英が在籍していますが、それでもあえて古いソシエダ。
あとよくみると、足袋と草履みたいなものを履いて走っておられて、そこもユニークです。

そんなわけで、今回撮影してもらった写真からいくつかピックアップしたものは「こちら」で閲覧できます。

さて、今回の京都マラソンで確認したユニフォームの集計結果です。

<J1>

京都サンガ 39
セレッソ大阪 13
ガンバ大阪 13
ヴィッセル神戸 11
名古屋グランパス 11
川崎フロンターレ 8
浦和レッズ 7
北海道コンサドーレ札幌 5
FC東京 4
横浜Fマリノス 4
柏レイソル 4
アルビレックス新潟 4
鹿島アントラーズ 3
アビスパ福岡 2
サンフレッチェ広島 2

やはり地元サンガが多数参戦していました。そして大阪ダービーは「引き分け」なのが面白いです。

<J2>
清水エスパルス 5
ヴァンフォーレ甲府 4
ジュビロ磐田 3
ファジアーノ岡山 3
ジェフユナイテッド千葉 3
ツエーゲン金沢 3
V・ファーレン長崎 3
大分トリニータ 2
徳島ヴォルティス 2
レノファ山口 2
ザスパクサツ群馬 1

無念のJ2降格ですが今日のエスパルスはがんばりました!

<J3・その他>
松本山雅 10
奈良クラブ 3
FC今治 1
AC長野パルセイロ 1
ギラヴァンツ北九州 1
福島ユナイテッドFC 1
アスルクラロ沼津 1
鹿児島ユナイテッドFC 1
FC琉球 1
おこしやす京都AC(関西サッカーリーグ1部) 1
東日本大震災チャリティーマッチJリーグ代表ユニ 1
ETU(漫画『ジャイアントキリング』) 1

ここにきて松本山雅の圧倒的な存在感! Jリーグ全体でも6番目に食い込む人数。
東日本大震災チャリティーマッチのユニをマラソンで着用するのは熱いですね。未だに私はあのカズのゴールを思い出すと涙腺が緩みます。

<海外クラブ>
ユベントス 4
リバプール 4
インテル 3
アーセナル 3
パリ・サンジェルマン 3
レアル・マドリード 2
マンチェスター・シティ 2
レアル・ソシエダ 1
FCバルセロナ 1
ハンブルガーSV 1
シャルケ04 1
アイントラハト・フランクフルト 1
バイヤー04・レバークーゼン 1
フォルトゥナ・デュッセルドルフ 1
ボルシア・ドルトムント 1
バイエルン・ミュンヘン 1
QPR 1
マンチェスター・ユナイテッド 1
ナポリ 1
リーベル・プレート 1

奈良マラソンではお馴染みの「クイーンズ・パーク・レンジャーズの外国人おじさん」が今回も走ってて、私の「QPR! QPR!」コールに「お前ここにもいるんかい」みたいな表情でした(笑)

<代表チーム>
日本代表 22
ドイツ代表 2
ウクライナ代表 1
クロアチア代表 1
イングランド代表 1
ベルギー代表 1
イタリア代表 1
アルゼンチン代表 1

最初私はまったく分からなくて、ねこじしさんがウクライナ代表をうまく認識してくれて助かりました。走りゆく背中には「シェフチェンコ」とありました。

今回の大会が16000人の参加とのことで、計算するとJリーグ・国内その他の合計が184人で、「約87人に一人」の割合となり、そこに日本代表も加えると「約78人に一人」となりました。ちなみに2014年大会だと「189人に一人」で、前回の2020年でも「124人に一人」だったので、今回ものすごくユニ着用率が高かったわけです。サッカーユニフォームを着て走るランナーさんの総数が底上げされてきたと言っていいのでしょうか。(もちろん、初期の応援企画では、もっとたくさんの「見落とし」があった可能性もありますが・・・)

この流れで、次の日曜日は大阪マラソンでございます。40km手前の地点(こちら参照)でお待ちしておりますので、サカユニランナーのみなさま、しんどい地点ではありますが、激走の果ての笑顔を期待しております! そして毎回のことではありますが、ぜひサッカーファンの方々は飛び入りで応援側に来ていただけるとうれしいです! 

Dsc01046
▲最後はマスクなしバージョンでも記念撮影。

| | コメント (6)

2023年2月 5日

2月19日京都マラソン2023、2月26日大阪マラソン2023、ひさしぶりにサッカーユニフォームランナー応援(調査)企画やります

このブログでは今年最初の記事になりますね、明けましておめでとうございます(遅い)

さて、京都マラソンと大阪マラソンが2週連続開催であります。
どちらもコロナ禍以降、ひさしぶり・・・

2週連続はいつもながら戦々恐々ですが、張り切って沿道に立ちたいと思います。
・・・って、沿道応援の人たちは、現地に行っていいんですよね?

京都マラソンの公式サイトさん!?
Kyototop

おおっ、いきなり出てくる迫力の動画っ!

キャッチコピー:「3年ぶりの想いが 京でひとつになる」

ひとつになるのはいいんだけど、そこで密になって感染症がまた拡がったらアカンよね!w

3nennburi
うむ、このイラストにも、チアガールや沿道で応援しているっぽい人が描かれているから、行っていいんですね!?


さて、大阪マラソン公式サイトさんはどうでしょうかっ!?






Osaka


「・・・・・。」


無言かいっ!!


うむ、トップページだけだと「いつ開催日なのか」もすぐには分からなくて、開始までのカウントダウンだけは順調に表示されているのだけど。

で、
ふとサイトのはしっこを見たら、

Totoatare

オーガナイザーのなかに、われらが「toto」も入っているから、「行ってよし!」ということで受け止めます!(なぜ)

応援(調査)場所はいつもと同じ場所を予定しています。
<画像をクリックしたら大きくなります>
Konohenn
京都マラソンは京阪出町柳駅から歩いてすぐの「葵橋西詰め」の河川敷のベンチです。30kmすぎのところになります。

大阪マラソンも前回と同じ所で待機する予定です。
Shigino
JR鴫野駅から南にいったところの橋の上。40km手前になるので、本当にラストの山場でお目にかかります。

でも今回あらためて地図を眺めていて、スタート直後の「片町」エリアに足をのばして序盤の走りを見届けて、そのあとJR学研都市線の「大阪城北詰」から鴫野駅に移動して待ち構える、というパターンもアリなんでしょうかね。どうせならがんばって早起きしてそのパターンも試せたら・・・と思ったり。

そして今年はすでにJリーグが開幕しちゃっているタイミングなので、スケジュール的にもサポーターのみなさんはご多忙かと存じますが!! 久しぶりの京都&大阪、ぜひぜひぜひ応援(調査)企画にもご参加いただけると幸いです。いろんなクラブのユニフォームを見つけてはチーム名をコールして手拍子して・・・ということをひたすら繰り返していますが、気後れする方はちょっと離れて見守っていただけるだけでもありがたいです(笑)
もし当日は予定変更などありましたらツイッター(@NaofumiTateishi)でお知らせします。

特に大阪マラソンはねこじし調査員(セレッソ大阪サポ)が出場予定とのことで、コールするのも久しぶりになりますねぇ。(←って書くと逆にプレッシャーになりますでしょうか 笑)

マラソンに挑戦されるサカユニランナーさん、そして沿道にお集まりのみなさまも、体調管理にはくれぐれもご自愛くださいませ!
【追記ですwww ↓】

Bravo

| | コメント (4)

2022年12月11日

2022奈良マラソン サッカーユニフォームランナーの応援&調査結果報告

Sika

ワールドカップ開催中にマラソン大会が行われるという超レアな状況下、「ブラボォー!!」が飛びかう現場でございました(笑)みなさまおつかれさまでした。。。

さてセレッソ大阪サポランナー・そしてある意味ではJサポランナー応援の“伝道師”(笑)ねこじしさんが早起きしてレース前に、「Jリーグ奈良マラソン支部」にて新ネタのバナーを配布したそうで。

Nekojisisan-2
▲ねこじしさんに会うのも1年ぶり。

今回もねこじしさんはバッチリと集計用紙を作成してスタンバイ。そして旧友の湯郷ベルサポ・Mフィオリオ氏とともにいつもの場所にてランナーさんを待ち構えました。

221211_r0068918
▲こんな感じで、ねこじしさんの配ったバナーをアピールするサッカーユニ・ランナーさん、多数(笑)

221211_r0069808
▲我々のあいだでは毎度おなじみ、チョッパーの下に実は日本代表ユニをいつも着用しているたかっちさん、このとき復路だったのですが・・・

221211_r0069803
▲持っていたバナーがボロボロになったので「新しいのに交換できますか」と、まるで「ネタのエイド」状態に(笑)。ちなみにこのブラボーなバナーは「沿道の高校生に好評でした!」との報告も(笑)。

221211_r0069351
▲「ネタのエイド」を利用したのは実はもう一人いて、この京都サポの方は、2019年の奈良マラソンのときにうっかり柏レイソルのランナーさんに抜かれて「追え~!」となった、裸足のランナーさんです(あのとき最終的にレイソルを追い抜いたとのこと)。
---

で、去年と異なり、今大会は10kmの部も復活とのことで、やはり往路での応援は超ハイスピード&密集具合がすごくて、久しぶりの応援にアタフタしまくりでした。
そんなわけで、集計結果は以下となります。左の数字が往路、右が復路になります。復路のほうが数字が大きい場合は、往路で我々がうっかり見逃していたということが分かるわけですww
とりあえず往路に人数が多かった順番で並んでいます。

【J1】
セレッソ大阪 24/20
ガンバ大阪 9/5
ヴィッセル神戸 5/5
浦和レッズ 4/5
京都サンガ 4/5
川崎フロンターレ 3/3
FC東京 3/3
北海道コンサドーレ札幌 2/2
鹿島アントラーズ 2/3
サガン鳥栖 2/2
横浜Fマリノス 2/2
清水エスパルス 1/2
名古屋グランパス 1/2
アビスパ福岡 1/1
柏レイソル 1/1
ジュビロ磐田 1/1
サンフレッチェ広島 0/2

→ セレッソ大阪は今回も多かったですね。圧勝です。そして奈良マラソンにしては珍しく、もしベルマーレ平塚が入ってくればJ1勢コンプリートだったのです。

【J2】
ファジアーノ岡山 4/3
アルビレックス新潟 3/2
ヴァンフォーレ甲府 3/3
横浜FC 2/3
大分トリニータ 2/2
水戸ホーリーホック 2/2
徳島ヴォルティス 1/1

→ファジアーノ岡山が今回多かったですね。
 そしてファジアーノといえば、毎度おなじみの「女装ラムちゃん」ですが・・・
Lam-1
Lam-2
 ▲今年も健在です(笑)。そして昨年と違い今回はちゃんとファジアーノのタオルマフラーを身につけていたので、晴れてカウントの対象になっています。それにしてもラムちゃん、毎度我々のところに走行ラインをうまく寄せてくるので、私がメガホン叩きながらいつもカンだけで撮影している写真のフレーミングにしっかり収まる確率がやたら高い(笑)。

【J3】
SC相模原 3/3
松本山雅 2/2
FC岐阜 2/2
ギラヴァンツ北九州 2/2
愛媛FC 1/1
福島ユナイテッドFC 1/2
アスルクラロ沼津 0/1
いわきFC 0/1

→今年も相模原さんが元気よく参加されていましたね。
 そして、アスルクラロ沼津&昇格を決めたいわきFCという、初めてお目にかかるユニフォームにテンションが高ぶりました(ていうか、往路のときに完全に見逃していたわけですが・・・)
221211_r0069485
▲アスルクラロ沼津! 来シーズンはゴン監督!
221211_r0610010
▲いわきFC祝昇格!

【JFL・その他】
奈良クラブ(JFL) 14/13
FC大阪(JFL) 1/1
岡山湯郷Belle(なでしこ) 1/1
ニッパツ横浜FCシーガルズ(なでしこ) 1/0
ETU(漫画) 1/1

→こちらも昇格を晴れて決めた奈良クラブ、全体でも第2位となる多数のランナーさんが出場されていました。

221211_r0069683
▲もはや奈良マラソンではおなじみ、奈良クラブサポ・たらいさんのバナー芸・・・「今日のタイムは水増しもカズ増しも必要ありません」。往路ではなく復路で満を持して披露するあたりがさすがです(笑)

ちなみに、
221211_r0069840
▲SC相模原サポさんからも、来シーズンは奈良クラブと対戦するということで、こんなバナー芸が披露されていました!

221211_r0069757
▲FC大阪も、祝昇格!

ちなみに国内クラブのユニフォーム着用率を全参加者の数字で出しますと、99人に1人の割合となりました。

【海外クラブ】
バルセロナ 2/2
マンチェスターU 2/2
ドルトムント 1/1
ACミラン 1/0
バイエルン 1/1
QPR 1/1
インテル 1/3
セルティック 1/1
リバプール 1/2
リーベルプレート 1/1
ローマ 1/0
ナポリ 1/0
セルタ 1/0
パチューカ 1/0
パリサンジェルマン 0/1
ニューカッスル 0/1
ユベントス 0/1
LAギャラクシー 0/1

→今回の海外クラブ関連のハイライトとしては・・・往路で最後の最後、もう関門は突破できないんじゃないかという時間帯に現れた、ゆっくり走るサッカーユニフォーム・・・でもまったく見慣れないユニに我々も困惑しつつ・・・突如ねこじしさんが思いついて「本田圭佑のいたパチューカ? パチューカ!?」と問いかけると、しんどい状況にもかかわらず無言で笑顔でニッコリうなずいて去って行くという(笑)。あの笑顔がツボだったのですが、写真が撮れていなくてとっても悔やまれるので、ぜひリベンジさせてほしい!!!(笑)

【各国代表】
日本代表 38/35
クロアチア代表 3/3
オランダ代表 1/1
スペイン代表 1/1
ブラジル代表 1/1
アルゼンチン代表 1/1
アイルランド代表 0/1

→そしてこれですよ。去年ほとんど見かけなかった日本代表ユニが、今回激増したわけです。やはりワールドカップ効果ということでしょうか。クロアチア人気も印象的です。

 そしてこの状況を、先日の神戸マラソンを通して予見していたねこじしさんは、今回「日本代表歴代ユニフォーム着用状況」を復路限定で独自調査していたわけであります。
 Daihyo
 ▲このような調査用紙をねこじしさんが作りあげてきたわけですが、我々の応援企画はいったいどのような発展をとげていくのだろうか(笑)
 で、ねこじしさんに許可をいただいたので、調査結果をこの場で速報させていただきますと・・・
Daihyoshukei
▲やはり最新バージョンのユニが一番人気でしたが、「円陣」のタイプが7人もいて思った以上に多いんですよね。個人的には1998年フランス大会バージョンのユニなんて貴重なものを身につけてマラソンに挑むのがすごくカッコいいと思えました。
---
さて、今回もタテイシの撮影した「ファインダーのぞいていないので、カンだけで撮影した写真」のうち、ちゃんと撮れているものだけアップさせていただきます・・・本当は全員しっかり撮影したいところですが毎度すいません・・・削除したほうがいいものがありましたらお知らせくださいませ・・・(こちら

それにしてもこの38km付近の復路のポイントは上り坂で、かなりキツイ状況になっているにも関わらず、サカユニランナーの方々は我々にすごい笑顔をむけてくれるのが、ひたすら凄いというか、感銘を受けるというか・・・
221211_r0069380
221211_r0069418
▲いやはや、すごいエネルギーです。自分はここまで笑顔になれているだろうか。

221211_r0069616
▲Jリーグ奈良マラソン支部主宰のレッズサポ・こばさんも、今回はファンランに徹するとのことでしたが、むちゃくちゃ元気でしたね。


---
そんなわけで今年の奈良マラソンの報告は以上となります。ねこじしさんのブログでもきっと独自の記事が書かれるかと思いますので、そちらも楽しみにしております。
さて次は京都マラソンと大阪マラソンの2週連続過密日程となります、ぜひ関係各位のみなさま、体調ご自愛のほどを・・・!

| | コメント (5)

2021年2月23日

サッカーと青竹踏みとクレカ

 ずいぶんとブログを書いていなくて、この冬のあいだプレミアリーグもあまりちゃんとフォローできておらず、正直にいうと「観客のいないサッカースタジアム」が、これほどに「観続けようという意欲」を削いでいくものなのかと感じている。静かな環境でも必死に闘うピッチ上の選手の動きをしかと見届けるべきなのだが、どうしたって、それに呼応して叫んだり歌ったりする人々の熱量が、本当に大事だったのだと痛感している日々である。むぅ。

 コロナ禍のままついに一年経ってしまったが、本当に今年はとくに日々の過ぎるのが早く感じられて、もうJリーグも開幕するわけだから、なんだか気持ちが追いついていかない。

 JのオフシーズンはDAZNでやっていた中村憲剛の引退特番に深く感じ入った。もともとすごい選手だということは当然分かっていたけど、キャリアの終盤で前十字靱帯損傷をやってしまい、「これで引退までの道筋ができた」という考え方に切り替えてリハビリに取り組む日々と向き合っていったという姿勢に、こんなに引退に向けて凄みを増していった選手ってそうそういないよなぁと、ひたすら感銘を受ける。
 あと、番組ではオシム氏のコメントも紹介されていて、中村憲剛にはこれ以上ないぐらい最上級の賛辞を寄せていて、あまりにホメまくってるから、つい「遠藤保仁と中村俊輔が引退したときにオシムさんは何て言うんだろう」と余計な心配までしてしまったほどだ。

 そんなわけで、今後もサッカー界のためにいろいろな活躍をされるであろう中村憲剛のこれからに期待大(もっと生でプレーを観ておくべきでした、はい)。ちなみに「期間限定受注販売」で展開されていた引退記念グッズ「麻生の青竹踏み」を自分なりに気持ちを込めてオーダーさせていただいた。このあたり、さすが川崎フロンターレの面白さが発揮されている・・・青竹踏みが公式グッズになるサッカー選手は未来永劫もう現れないんじゃないか(笑)。

Kengoaotake

▲9月に届くらしいので楽しみ。いつかご本人にこれ持っていってサインをいただくという新たな夢が生まれた(笑)。

----

 その他、サッカー的なよもやま話として・・・

 近頃、やたらといろんなお店で会計のときに「楽天カードをお持ちですか」と聞かれるので、根負けして(?)カードを作っておこうかという気持ちになってしまった。マーケティングとしては完全にカモにされているわけだ。

 で、うっすらとは予想していたが、調べるとFCバルセロナをモチーフにしたデザインも選べるのである。私はそこまで熱心なバルサのファンでもないが、それなりにリスペクトはしているクラブであるので、どうせカードを作るならバルサのデザインにしようと思った。

Koiikao

この2種類。

うん、まぁ、こんな顔の濃い5人が並ぶカードを持ち歩いてもねぇ、っていう気分になるわけで、おのずと右側のシンプルなエンブレムのタイプを選んだ次第。そこはネタに走らなくていいと判断した。なぜならこのカードは日々のお買い物でレジの店員さんに見せなきゃならないわけだから。

で、実際に届いてみてあらためて思うのは、今回のデザインの背景における赤と青の配色が、ちょうど90年代後半から2000年代初めの頃のユニフォームに見られた「くすんだ色調のラメっぽさ」があって、「そうそう、これこそがFCバルセロナだよな」と納得できる雰囲気で、そこは気に入った。「バルサは、ちょっと陰りがあったほうがいい」というのは私の持論である。

でもカードの有効期限が切れて新しいカードに更新しなきゃならない頃には、果たして楽天はふたたびFCバルセロナ柄のカードを発行してくれるのだろうか。そういう意味ではコレクターズアイテムっぽさを感じさせる。

あと、いろいろ調べるとJリーグの各クラブでもさまざまなクレジットカードが発行されていて、応援しているチームのカードが作られているのはうらやましい(チェルシーFCカードって海外にはあるようなのだが)。

 

そんな私はセゾンカードの日本代表バージョンを長らく愛用している。

Seison

使ったぶんだけ、日本代表の強化資金にも回っていくという触れ込みなので、これもまたファンの心理を巧みに利用してくるわけで。

でもせっかくなので、もっと大胆なデザインで攻めてほしい部分もある(だからといって森保監督のドアップとかは辛いが)。

 

Iniesta

▲そしてヴィッセル神戸公式ではこのようなデザインも選べて、これはこれで貴重な1枚かと(笑)。

 

| | コメント (0)

2021年1月 3日

今年もよろしくおねがいします


 大変な日々が続いていますが、今年もよろしくおねがいします。

 お正月の天皇杯をじっくりと観ることができたことそのものに、まずは感謝したい気分。そして1ー0リードの展開で中村憲剛が結局出場することができなかったことについて試合後も議論を呼んでいるが、いずれにせよ最後の最後まで「熱く語り合えるもの」を提供しつづけた中村憲剛という選手の「運命のありかた」にシビれる。いつもオフシーズンのときの欧州サッカー解説も見事ではあるが、そういう意味では「言葉」と「体験」を豊富にあわせ持っている人だから良い指導者になる人だと思うので、そのときを心待ちにしたい(時間ができたら、今のうちに早くオシムさんとじっくり対談とかしてほしい)。

---

 さて、11月末からあっという間に時間がすぎてしまったが、ねこじしさん企画のJユニ・オンラインマラソン大会に、何か自分でも出来ることを・・・と思い、賞品を出させていただいた。「トートバッグ工房」というところでサコッシュのカバンを作ってみた次第。
 かねてから、この「You'll Never Walk Alone」の言葉を元ネタにしたフレーズをマラソン応援のなかで使いたくて、まさにこのオンライン大会にふさわしいエールになると思い、迷うことなくデザインを作成。

Img1354

 ねこじしさんと相談し、ランナーの記録は自己申告になるから賞品のことは終わるまでのサプライズとさせていただき、賞品現物の受け渡しは大阪ダービーの試合終了後にスタジアム前で行うことに。

 今年は結果的に、開幕戦以来のサッカー生観戦がこの大阪ダービーになったことで、感慨深くスタジアムで過ごす。試合の中身がどうのというより、コロナ禍で両チームのサポーターがチャントを我慢して、手拍子だけで応援する光景を忘れないでいようと思った。

Img1404

Img1406

 

 ダービーの結果次第では、ねこじしさんのテンションも心配されるところだったが、試合はドロー決着となり、終了後に待ち合わせ場所に向かうと・・・

 

 

Img1416

 ということで、律儀というか何というか(笑)。


 せっかくなのでタテイシもバナーを掲げさせていただく。

Img1420

 そうして実際のオンラインマラソン大会では55名の参加があったようで、これって本当に凄いことだと思う。ウェブでの呼びかけでこれだけたくさんのサッカーファンが自分の意志で、ユニフォームを着てひとりで走り続ける・・・私はその様子をひたすらツイッターで見守るだけのチキン野郎であったが、「いま日本のあちこちで、サッカーユニフォーム姿のランナーさんが走っている状況」というのは、まさに「あなたは独りで走っているのではない!」という“ユルネバ精神”を思わせてグッとくるものがあった。

PS:そしてお正月になって、ねこじしさんから「4月に第2回開催」とのリリースが! そうなると賞品はもはやサプライズではできないのでそのあたりは未定で!(笑)

| | コメント (2)

2020年8月30日

ねこじしさん企画「Jユニランナー 勝手にオンラインマラソン2020」

200830

 それなりに覚悟はしていたが、今シーズンの主要なマラソン大会は軒並み中止が発表された。沿道でのサッカーユニフォーム応援企画もしばらくできなくなる。

 そもそもこの応援企画は、どんな見地から判断しても、どうしたって「飛沫をとばしまくっている密な集団(しかもタオマフも旗もメガホンも振り回す)」と見なされるわけで、今後もし状況が変わってマラソン大会が通常通りに行われたとしても、応援企画の実施者としては、何らかの対応を検討しないといけないのではないかと、かなり悩み困っている。これが「アフター・コロナの世界」における問題なのかと、ここにきて痛感している。

 このあいだ仕事の関係で、簡易なフェイスシールドを装着して行う業務を体験した。マラソンシーズンの冬場だと暖かくていいのかもしれないし、シールドにステッカーを貼ったりして自由にデコレーションできたら、それはそれでアリなのかもしれない。ただ、だからといってこちらから飛沫をガンガン飛ばしていいわけでもない。それに当然、装着側の発声は聞き取りにくくなるし、マスクをしていたとすれば、さらに声が届きにくい気がする。本当に、どうしたらいいものか・・・と途方に暮れている。

 

 そして誰よりももどかしい思いをしているのは主役であるランナーさんたちであろう。
 そんななか、毎度おなじみセレッソ大阪サポランナーのねこじしさんは、「Jユニランナー 勝手にオンラインマラソン2020」(11月21日~23日)という企画を立ち上げておられる(こちらをチェック!)。サッカー好きランナーのための夢のような大会が、ここにきて実現することになった。まさに私がリバプールFCの名文句をもじって提唱(?)している「You'll never RUN alone」の気持ちにさせてくれる素敵な企画だと思う(←そういうオマエも走れよ!っていうツッコミはさておき 笑)

 ともあれ、Jリーグおよびサッカー関係者がこの厳しい状況下でもなんとか試合を続けるべく奮闘しているのと同様、Jサポランナーさんたちの、向かい風に負けじと一歩一歩を積み重ねて前に進もうという姿勢や熱意に、勇気づけられる想いでいる。私も何かのカタチでこの企画で走るランナーさんを応援できたらいいなぁ、と。

 
まったく話が変わりますが、追記・・・チームのグッズとして考えるとプラ板で作れる簡易フェイスシールドがコストも安そうだし、デコレーションのために既存のステッカー系商品も売り上げが増加しそうだからいいんじゃないかと思ったりしている(あと、「シールドだったら板状だから選手からそこにサインを書いてもらいやすいメリットもある!」とも一瞬思ったが、そもそもシールドを必要とする社会状況下だとファンサで選手と接触できないのでムリか~!残念!となったり)。

| | コメント (4)

2020年2月16日

【実施報告】2020京都マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカー的に応援する企画」:雨のなかお疲れ様でした!

2020_r0066495

2020京都マラソンはあいにくの雨でしたが、今回も多くのサポーターの皆様にご参加いただきありがとうございます!

そして今回はバスケットボールの京都ハンナリーズのサポーターの方も噂を聞きつけて(?)参加されて、いよいよこの企画は異業種交流イベントにもなりえるところまで来たようです。

また、このほかにも近くでヴィッセル神戸のフラッグを掲げていた方々もおられました。もしかしたらこのブログのことを知っておられたのかもしれません。ゆるゆるとした集いですので、ぜひまた来ていただければ幸いです!

そして職場の同僚のIくんご夫妻が見学に来てくれて、バルサ時代のアンリと、ギリシャ代表ユニをそれぞれ着込んでいたのが嬉しかったです(同僚といえば今回も私は、ランナーとして走っていたはずの職場の上司を見つけることができず。もう完全にウェアにしか目がいってないので・・・)。

で、冒頭の集合写真はレース後に撮影しているわけですが、おなじみセレッソ大阪サポのねこじしさんは途中で現場を離れました。東京五輪の影響で本日開幕となったルヴァン杯があったため、キックオフに間に合うように長居へ向かっていったわけです。マラソンでJリーグサポーターのランナーさんたちを応援し、午後は本職のサポーターとなっていったわけで、応援しっぱなしの一日・・・(笑)。ご苦労様であります。

さて、そのねこじしさんが途中までガッツリ記録し、そのあとM・フィオリオ氏に受け継がれた本日の集計結果を発表いたします。(いちよまだリーグ戦は開幕していないので、カテゴリーは昨シーズンのままとさせていただいています)

 

【J1】

ガンバ大阪 18
ヴィッセル神戸 11
セレッソ大阪 9
横浜Fマリノス 9
名古屋グランパス 7
浦和レッズ 6
北海道コンサドーレ札幌 5
FC東京 5
鹿島アントラーズ 4
松本山雅 4
川崎フロンターレ 2
サガン鳥栖 2
サンフレッチェ広島 2
清水エスパルス 2
ジュビロ磐田 1
大分トリニータ 1

★昨年に引き続きガンバ大阪がトップでした! セレッソ大阪は昨年僅差で2位でしたが今日は少なめでした。マラソン出場が決まった時点ではルヴァン杯の日程は決まっていなかったはずですから、今年はどうしたのかな?と。

【J2】

京都サンガ 9
モンテディオ山形 4
ジェフユナイテッド千葉 4
柏レイソル 3
愛媛FC 2
アルビレックス新潟 2
徳島ヴォルティス 2
ヴァンフォーレ甲府 2
栃木SC 2
V・ファーレン長崎 1
FC町田ゼルビア 1
水戸ホーリーホック 1
FC岐阜 1
アビスパ福岡 1
横浜FC 1

★地元では負けられないですね、サンガは。そして今回は山形の躍進が印象的でした。

【J3・その他】

ガイナーレ鳥取 1
ギラヴァンツ北九州 1
ザスパクサツ群馬 1
奈良クラブ(JFL) 1
ノジマステラ神奈川相模原(なでしこ1部) 1

★おそらく見逃しはない、と信じたいです。

【海外クラブ】

バルセロナ 4
ドルトムント 4
リバプール 4
チェルシー 4
パリ・サンジェルマン 3
ユベントス 2
アトレティコ・マドリード 2
ACミラン 2
アーセナル 2
レアル・マドリード 1
バイエルンミュンヘン 1
インテル 1
トッテナム 1
ウエストハム 1
ローマ 1
レンジャーズ 1

★イングランド勢ではマンUもマンCもいない!でもチェルシーだけは安定して走ってくる不思議。最後のレンジャーズは現場では分からず悔しい思いをし、あとで調べて分かった次第です。スコットランドリーグは最近なかなか観ることないですねぇ。

【代表チーム】

日本代表 26
フランス代表 1
スペイン代表 1
ブラジル代表 1

★最近はこのカテゴリー、めっきり減りました。またワールドカップの時期とかにいろいろ増えるのかもしれません。

サッカーユニの総数は194人。割合でいいますと、Jリーグ率は124人に1人、サッカー全体込みでは83人に1人となりました(昨年の同大会だとJリーグ率は101人に1人、18年大会だと123人に1人でした)。

全体でのサッカー部門のトップはぶっちぎりでユベントスのランナーさんでした(背中は5番のボスニア代表ピアニッチ!私もファンです)。

Jリーグ部門のトップは今回はコンサドーレ札幌のランナーさんがゲットしました!

 

で、ここでひとつお断りがございまして。

今回は、あまり写真を撮っていません。

理由は、使っていたメガホンが早々に割れてしまったからです。いつもは片手でメガホンを打ち鳴らし、片手にカメラを構えるというスタンスでやっているのですが、メガホンが割れた以上は両手で叩くしかないので、カメラをあきらめた次第です。

2020_r0066498

もともと今日は雨を避けて橋の下で写真を撮っていたので、なかなか光の加減でうまく撮れていないというのもありましたので、早々にカメラをあきらめました。

ひとまず、この日撮っていたぶんについては(こちら)で共有させていただきますが、ほんのわずかです。ご容赦くださいませ・・・

 

で。

しかしですね、そんな突然の「写真撮影とりやめ」のハプニングにおいても、そうなる前にしっかり「バナー芸」でタイミングよく走り抜けることができていたランナーさんがいるわけですよ・・・

Naraclub

また奈良クラブかい!(笑)

「奈良クラブのステークホルダーからの信頼回復マラソン実施中」とのことです。「#ファンの責任マラソン」の流れでしょうか。

この走りによってクラブの信頼がどこまで回復するかは定かではありませんがこのブログを読んでくださっているJリーグサポーターおよび関係各位のみなさまにおかれましては、奈良クラブのサポーターのみなさんは心を痛めつつも地道にがんばっているんだということを、奈良県出身の私からもこの場を借りてお伝えしたく存じます。マル。

そんなわけで、今シーズンも無事に関西の4大レースで応援企画を実施することができました。あらためて、関わっていただいた皆様には感謝申し上げます! また次のシーズンで、みんなが元気に再会できることを(コロナウイルスとかの状況を思うとなおさらに)願わずにはいられません。

Cheese

▲コンサドーレのランナーさんが「一緒に写真撮りましょう」となり、たまたまそのときやってきたジェフ千葉ランナーさんもノリで一緒に収まるという、この企画ならではのシーン。写真撮ってくれたIくん奥様に感謝。

| | コメント (12)

2020年2月 2日

2020京都マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカー的に応援する企画」2月16日実施!

Jリーグファンのランナーのみなさーん! 2月になりましたよー!(桃鉄風)

今年も「京都マラソン」が2月16日(日)に開催されます。2012年大会から欠かさず続けているこの京都マラソン応援企画も9回目を迎えます。(次で10周年とは・・・)

深刻な暖冬っぷりだったり、新型ウイルスの影響などもおおいに気になるところではありますが、元気なうちは今年も鴨川沿い(31km付近)にて、サッカーユニフォーム姿のランナーさんたちをみつけてはサッカーっぽく応援していく所存です。

場所は今年も「葵橋西詰め」のところ付近のベンチです。京阪の出町柳駅から歩いてすぐです。

Aoibashi

Img_0620

去年の記録をみると、さっそく11時ごろからサッカーウェアのランナーさんが通っていったようですが今年はどうでしょうか。

当日は予定変更などありましたらツイッター(@NaofumiTateishi)でお知らせします。 晴れてくれぇぇ。

もうACLのプレーオフが行われたり、新体制発表会もあったりですが、毎年のことながら最新ユニフォームについては予習不足が否めず(…とはいえ、このタイミングで新作ユニが入手できるとは限らないわけですし、そんな大事な新ユニをさっそくマラソンで使うランナーさんも少ないはずですよね、きっと。たぶん…)、毎回課題の下部リーグや南米クラブのユニ含め、出たとこ勝負なのも例年通りであります・・・

新シーズンへの期待も込めて各Jクラブの名前をコールできたりするのもこの京都ならではの楽しさですね。ぜひ応援企画においでやす!

 

| | コメント (6)

より以前の記事一覧