サポーター/supporter, fans

2018年11月28日

2018奈良マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する企画」byねこじしさんに代理実施をお願いしています!

去年にひきつづき・・・ねこじしさんに奈良マラソンの「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する企画」を実施していただきます!! タテイシは欠席させていただきます・・・・
さっそく、ねこじしさんのブログ(こちら)でも告知いただいております!
今回も快く引き受けていただき・・・感謝であります・・・

Inzaghi7 

ありがとうございますーー!!


応援場所は今年も変わらず、こちらになります。

Naramarathon

行きと帰りの両方で応援ができる場所となっています。

ちなみにこのすぐ近くでは、毎年恒例で地元のランニングクラブの方々もフラッグをしつらえて大声援を送っていまして、そこのオジさんたちの威勢の良い応援っぷりも味わい深いポイントであります。

復路は上り坂なので、それなりにランナーさんを見つけてコールするまでが丁寧にできる印象のあるコースです。

ぜひ私のかわりに現地まで足をお運びいただき、ねこじしさんと共にいろんなサッカークラブ名のコール合戦を楽しんでいただけたらとひたすら願っております。

で、急にふと思い出したのですが、昔のACの広告で

Member

これを思い出しました。井原さん。
今調べたら2005年の広告だそうで。

そしてそして、いつも応援企画に来ていただいているレッズサポのこばさんが、満を持して奈良マラソンにエントリーし、そしてスタート前には今年も「Jリーグ奈良マラソン支部」を実施するようです!(こちらを参照) 

ちなみにこばさんはご自身のブログで、この応援企画で今まで公表してきた「ランナー数の記録」をぜんぶまとめて分析してみた記事を最近書かれていまして、こちらも興味深いです(こちら!)。

そんなわけで、今年も恐縮ですが、遠くから奈良マラソンの成功をお祈りしております!!
よろしくお願いいたしますー!!

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2018年11月25日

【実施報告】2018大阪マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する企画」★元日本代表・加地亮氏も激走!!

今日の大阪マラソンも先週にひきつづき晴天で過ごしやすい一日でした。
みなさんお疲れ様でした・・・!!連戦となったセレッソサポねこじしさん、レッズサポのこばさん親子に加え、ツイッターで興味を持って来てみましたという(←それもすごい話)札幌サポのTさん、ご夫婦でサガン鳥栖サポで旦那さんの応援に来たというサガン子さん(ウイントス君のかぶりもの着用)、岐阜サポのポンさんと多彩な顔ぶれになりました。
 さらにたびたび応援に来てくれる友人のアーセナルサポのFくんに加え、この日はかねてからこの企画に興味があったという職場の卒業生TJMさんが、今の職場で関わりのある学生さん2人を「社会見学」として連れてくるという面白い展開に。学生さんいわく「声をかけられなかったら京大の学園祭に行っていたかもしれない」のだが、なぜか大阪で「サッカーユニ応援企画」の現場に連れてこられるという事態に(笑)。「こうなったら京大学園祭より面白いものを見せてやらねば!」と気合いを入れつつ、どうかJリーグに少しでも親しみを持ってくれたら嬉しいなぁと思ったり。
みなさん、長時間にわたりありがとうございます!

そんなわけで今回もねこじしさんにランナー数の集計を担当していただきました。
35km付近地点での集計結果は以下!!

【J1】
ガンバ大阪    67
セレッソ大阪    47
ヴィッセル神戸    21
川崎フロンターレ    9
浦和レッズ    8
北海道コンサドーレ札幌    8
ジュビロ磐田    7
鹿島アントラーズ    6
サガン鳥栖    6
サンフレッチェ広島    6
名古屋グランパス    6
清水エスパルス    5
横浜Fマリノス    3
FC東京    3
ベガルタ仙台    3
V・ファーレン長崎    3


【J2】
愛媛FC    7
京都サンガ    6
アルビレックス新潟    4
大宮アルディージャ    4
松本山雅    4
モンテディオ山形    4
ファジアーノ岡山    3
FC岐阜    2
カマタマーレ讃岐    1
アビスパ福岡    1
東京ヴェルディ    1
徳島ヴォルティス    1
ジェフユナイテッド千葉    1
横浜FC    1
レノファ山口    1
ヴァンフォーレ甲府    1


【J3・その他】
ガイナーレ鳥取    3
SC相模原    1
※追記:ザスパクサツ群馬 1(小倉庵さん情報提供ありがとうです!)
奈良クラブ(JFL)    1
FC今治(JFL)    1
東京武蔵野シティFC(JFL)    1
ETU(漫画『ジャイアントキリング』)    1
ルヴァンカップ記念Tシャツ    1

【海外クラブ】
バルセロナ    8
パリサンジェルマン    6
ユベントス    6
ドルトムント    4
アトレティコマドリード    2
リバプール    1
ACミラン    1
レアルマドリード    1
バイエルンミュンヘン    1
インテル    1
パルマ    1
コリンチャンス    1
パチューカ    1
アーセナル    1
マンチェスターU    1
グレミオ(たぶん) 1
MLSのクラブ(すいません名前分からず) 1

【代表チーム】
日本代表    37
アルゼンチン代表    2
イタリア代表    2
ドイツ代表    2
イングランド代表    1
オランダ代表    1
クロアチア代表    1
デンマーク代表    1

・・・ということで、人数的には昨年と異なりガンバ大阪がセレッソ大阪を上回りました!!
すごい、ほんとにダービーマッチ感がある結果・・・。
そしてJ2では今回愛媛FCが最多ランナー数を達成!

ちなみに「サッカー部門」ではユベントスのランナーさんがトップで走り抜け、「Jリーグ部門」としてはセレッソ大阪が1位でありました。

Jリーグ系サッカーウェアのランナーさんの割合は約115人に1人、日本代表を含めると約101人に1人となります(総エントリー数3万人で計算)。

「ルヴァンカップ記念シャツ」は、なかなか今までにないパターンでしたね。あと川崎フロンターレは、ハッピ着用のランナーさんが1名いました。ハッピがあったことも知らず、そしてこれを着て走る人がいるという想定もなかったので、「うぉっ!?」って思いました(笑)
しかし先週の神戸であれほどいたチェルシーFCのユニはまったく見当たらず、なかなかこういうのって波があって面白いですね。

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いつもメガホンを叩きながら撮影しているので不完全なものが多いですが、サッカー的ランナーさんの写真は(こちら)でご確認できます(※写真削除の希望のあるかたはお知らせください)
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今回のマラソンで印象的だったのは、ガンバのランナーさんにコールしたときに、しきりに後ろを指差すので、「??」となって、

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そのすぐ直後に・・・

R0058726_r

「!?」

Matsuki01

「か、加地亮!?」
よーくみると確かに本人で、うまくコールできなかったけれど「カジ! カジ!」と叫び、

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なんとなくご本人からも反応をいただきました(笑)
やー、さすがに元日本代表選手の走りを拝んだのは初めてでしたな。
思えばガンバにもセレッソにもゆかりのある選手なので、大阪マラソンは似合いますな。
実はあんまり、毎回のマラソン大会で「どういう有名人が走るか」という情報を積極的には調べていないので(最近の芸能人にとっても疎いのです)、こういうネタが来るとは・・・!と、ちょっともったいないことした気分。
特に大阪マラソンは有名人ランナーの発生率高いですね。

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末成由美さんも、とっさのことでうまく声かけできなかった(笑)無事に完走したとのことで、すごい。
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さてこの「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する」、次の第3節は12月9日の奈良マラソンになります。

が、、、、大変申し訳ありません、タテイシは昨年に引き続き欠席とさせていただきます・・・・そして昨年と同様、奈良マラソンの応援企画はねこじしさんにご担当していただきます!! ホントーにもうしわけありません!! 

詳しい告知はまた後日書かせていただきます!!

No9

たのんます!!!

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2018年11月18日

【実施報告】2018神戸マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する企画」★ヴィッセル神戸が昨年度からさらに人数増加!

2018神戸マラソン、今年もよい天気でした! ねこじしさん、こばさん親子、そしてセレッソ大阪のランニングクラブの皆さんも近くで応援されてました。おつかれさまでした~!
(そしてノエスタの前ではヴィッセルとINACのサポーターさんが合同で応援をされていたようです)
セレッソサポランナーのねこじしさんは、10月の金沢マラソンで「応援半端無いって」のネタを仕込んで、見事に北國新聞に掲載されるという、してやったりな展開をキメてからの、応援企画シーズン開幕を迎えまして・・・(そのうえで3時間35分で走るのだからすごい)

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例の掲載誌を持ってきてもらい、キメ顔を再現してもらいました(笑)
さらに、セレッソの応援でも作ったことがないというゲーフラまで今回持参!

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セネガルのシセ監督です(ワールドカップの頃がなんだかもはや懐かしい想い出と化してますが)。
でも今日はねこじしさんに「集計係」をやってもらったため、ゲーフラを出す余裕はなかったですね、すいません(笑)
そんなねこじしさんが几帳面にも各国代表ユニや海外クラブまでも網羅してランナー数を記録してくれましたので、さっそく以下に今日の結果をドン!!(カテゴリーで分けてみました)

【J1】
ヴィッセル神戸    127
ガンバ大阪    15
セレッソ大阪    11
川崎フロンターレ    9
浦和レッズ    8
サガン鳥栖    6
ジュビロ磐田    4
名古屋グランパス    4
鹿島アントラーズ    3
柏レイソル    3
横浜Fマリノス    3
清水エスパルス    3
サンフレッチェ広島    3
FC東京    2
北海道コンサドーレ札幌    2
ベガルタ仙台    1
V・ファーレン長崎    1

【J2】
松本山雅    4
京都サンガ    4
大分トリニータ    3
大宮アルディージャ    2
徳島ヴォルティス    2
ジェフユナイテッド千葉    2
レノファ山口    2
アルビレックス新潟    1
アビスパ福岡    1
東京ヴェルディ    1
横浜FC    1
愛媛FC    1
ファジアーノ岡山    1
水戸ホーリーホック    1
町田ゼルビア    1
ロアッソ熊本    1
栃木SC    1

【J3】
ザスパクサツ群馬    2
AC長野パルセイロ    1
FC琉球    1
ガイナーレ鳥取    1
ギラヴァンツ北九州    1

【JFL・その他】
奈良クラブ(JFL)    1
FC今治(JFL)    1
東京武蔵野シティFC(JFL)    1
FC大阪(JFL)    1
INAC神戸レオネッサ(なでしこ1部)    2
ETU(漫画『ジャイアントキリング』)    1

【海外クラブ】
バルセロナ    7
チェルシー    5
リバプール    5
ACミラン    5
ASローマ    3
パリ・サンジェルマン    3
レアル・マドリード    2
バイエルン・ミュンヘン    2
ニューカッスル    1
ナポリ    1
RBライプツィヒ    1
ボカジュニアーズ    1
QPR    1
トッテナム    1
ユベントス    1
ドルトムント    1
マンチェスター・ユナイテッド    1

【代表】
日本代表    32
ドイツ代表    4
スウェーデン代表    2
スペイン代表  2
イタリア代表  2
アルゼンチン代表 2
オランダ代表    1
クロアチア代表    1
ポルトガル代表    1
フランス代表 1
イングランド代表 1
サッカーユニフォーム率:約81人に1人
(日本代表込み:約72人に1人
※エントリー数2万人として計算
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ヴィッセル神戸、昨年の105人をさらに上回る127人!!
やー、今年もさすがに地元では圧倒的な人数でした。もちろん新記録。
後半33km付近での集計なので、実際はもっと多いかもしれません。

なおサッカー部門のトップは、ダントツで川崎フロンターレのランナーさんでした。今思うと2位以下を大幅に突き放して走り抜けていきました。

昨日J1昇格を決めたばかりの松本山雅や大分のランナーさんも走ってきてくれたので「J1!」のコールもできて楽しめたり。

そして、私が撮影した写真はまとめて(こちら)で公開しています。※もし写真掲載がご都合悪い場合はご連絡くださいませ。

さて、今日の応援現場もいろいろありましたが、

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「応援半端無いって」のネタを奈良クラブのランナーさんも持ってたり!!

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遠くから異彩を放つ女装ランナーさんがいるなーと思ったら、

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以前の奈良マラソンでも女装サンタで走っていて「実はファジアーノ岡山のサポです」と言うので「次はユニを着てきてください」とツッコまれていた人で、今回はちゃんとタオルマフラーだけは持参!! あくまで女装は外さない模様(笑)。そしてこの方も大迫ネタをヒネって持参していたので、みんな好きだなぁ~。

この他にも、以下列挙しますと・・

・レッズのユニを着ていたこばさんに反応してか、普通のウェアで走りつつも「浦和サポであること」を自己申告してきたランナーさんが2名もいました。残念ながらノーカウントにさせていただきましたが(笑)。

・個人的な反省点としては、ギラヴァンツ北九州のランナーさんをコールしそこねたことと、「徳島ヴォルティス」を「ヴォルティス徳島」とコールしてしまったことです。申し訳ありませんっ!!

・「併走」のビブスを身につけていたランナーさんが、その下にまさかの松本山雅ユニを着ていてこちらにアピールしてもらえたので気づけました・・・なかなか今までにないパターン!

・それにしても海外クラブ部門、なぜか今日はチェルシーが多くて、ブルーズサポとしてはいったい何があったんだとみんなに問いかけずにはいられない。そんな人気あったっけ?(笑)

・それとともに海外クラブ部門で目を引くのはローマの3名。少なくとも今日のマラソン大会の現場では、ローマはレアルマドリードやユベントスやマンUよりも人気のあるクラブとなったわけで、こういうちょっとしたナゾに出会えるのも応援現場の面白さです。
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そんなわけで、次週11月25日は大阪マラソンということで、過密日程ですが楽しんで参りたいと思います。よろしくおねがいします!!

 

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2018年11月12日

2018神戸マラソン&大阪マラソン「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する企画」

11/18神戸マラソン、11/25大阪マラソンの関西マラソン大会怒濤の2連戦!

「サッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する企画」の18/19シーズンが個人的に始まりました。

そして近年ツイッターでは「#Jサポランナー」「#Jユニランナー」のハッシュタグで検索すると、あちこちで応援だったり「Jリーグ×マラソン支部」活動が展開されていて、すごいです・・・! 来てます、このムーブメント!

神戸マラソン、大阪マラソンともに、応援場所は例年と同じ場所を予定しています。

神戸マラソンは地下鉄御崎公園の3番出口をあがってノエスタ方面に向かう途中のバス停付近です。

Kobe_place

昨年のデジカメデータからみると、11時すぎに最初のJサポランナーさんが通り過ぎています。

 

大阪マラソンは、ニュートラムの「南港口」駅から西側のあたりで待機予定です。

Osaka_nankoguchi


ここも昨年データだと11時ごろからJサポランナーさんがやってきています(あくまでも目安ですが)。

とくに大阪マラソンは来年新しいコースになるとのことで、どこを応援場所にするか、じっくり検討しないといけません。出来るだけあまり人が混雑しないところで、かつレース後半部分がいいのですが・・・ 

このごろ妙に気温の高い日が続いていますが、タテーシは今回もおそらく日本代表のタオルマフラーとコートを羽織ってお待ちしています。

一緒に参加してコールを叫んでくださる方々、ぜひぜひお越しください!!

 

そして今年も応援に加えて「ランナー数の手元集計」をがんばります。やはり数字で残るデータは面白いです。

神戸マラソンは前回ついにヴィッセル・ランナーさんが怒濤の100人越えを果たしましたが、今年はどうでしょうね。イニエスタ効果でよりたくさんのユニフォームが売れてそうですが! 昨年の様子は(こちら)。

そして大阪マラソンでは昨年だとセレッソ大阪63名×ガンバ大阪55名という、なかなかの接戦でした。これもダービー感覚で楽しんでカウントしていきたいです。昨年の様子は(こちら)で。

 

当日の予定変更などは、ツイッター @NaofumiTateishi で配信予定です。

というわけで、各方面のみなさま体調万全にして当日を迎えましょう!!

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2018年11月 3日

「マラソン大会でサッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援すること」についてのあれこれをあらためて語ってみる

 「マラソン大会でサッカーユニフォーム姿のランナーさんをサッカーっぽく応援する企画」を今年も楽しませていただく時期となってきた。2011年に友人のフィオリオ氏と、たまたまその場の思いつきでやりはじめたこの「新しい遊び」は、やり終えたあとの鮮烈な充実感ゆえに、その後も活動を続けることとなり、このブログを通してひたすら熱く語り続けるトピックとなった。その後もさまざまな「サッカー好きランナーさん」にも認知されるようになって、ときには応援活動も一緒に参加していただくなど、当初は想像もしていなかった展開を見せていて、毎年気合いが入るわけである。

 そして私がこの応援企画について最初からずっと思ってきたことは、「サッカー的な応援をしてみたい人は、好きな場所でどんどんマネをしてください!」ということである。私と一緒にこの応援企画をご一緒していただける方々はもちろん大歓迎で、すごくありがたいのだが、それとともに、この応援スタイルに興味を持った人がすべて私のところに集まってほしいとはまったく思っていなくて、むしろこうした「サッカー的応援」をしてみたいと思う人が同じレースのあちこちに散らばってくれたほうが、それだけランナーさんにとっては声援を受ける回数が増えるわけで、あくまでもそこが最も優先されるべきポイントだと考えるからである。

 そう、これはもう実際にどんどんマネしてもらってやってもらうしかないのである。「いろんなサッカークラブのサポーターのランナーさんを、沿道からそのチーム名をコールすることで応援したり、逆に元気をもらったりする」というこの企画の「誰にとってもハッピー」な部分を、私は今後も発信していきたい。そしてこれは「さまざまなスポーツについて、いろいろな立場や世代の人が参加したり応援したりして豊かに関わりあえる世界」を目指すJリーグの「百年構想」が掲げるコンセプトを、自分なりに表現していく一つのあり方でもあると、ここは当初からかなり強く意識している。大げさかもしれないが。

 というわけで、この「シーズン前」の機会に、いままでの応援企画のなかで感じ得たことを書かせていただき、今後同じように応援活動をやってみようという方に少しでもご参考になれば幸いである。
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 マラソン大会で、来るか来ないか分からないサッカーユニフォーム姿のランナーさんを待ち続けるのであれば、ある程度の長い時間を沿道で過ごすことになる。そこで課題となるのがトイレ問題である。なので応援場所の選定には、近くに公衆トイレないしコンビニでトイレを利用できるかどうかという点が重要である。
 いつもランナーさんはそれぞれレース前の水分摂取量には気を使っているのだろうが、応援する側の私もすごくこの点にはナーバスになっている(笑)。

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 私がいつも応援場所をコースの終盤あたりに設定しているのは、できる限り人数がばらけて走ってくれるエリアのほうが、サッカーユニフォーム姿のランナーさんを探しやすいからである・・・しかしそれでも見落とすことがよくあるので、とてもくやしい(ちなみに、その場の誰もがユニ姿のランナーさんを見落として、気づいたときにはすでに走り去っていった場合は、まさにサッカーの試合でゴールを許したときのような「失点した感」がただよう。逆にギリギリのところでユニ姿のランナーさんを見つけ、なんとかチーム名のコールができた場合は、「ゴールライン上でギリギリのところでボールを跳ね返したディフェンダー」のような気分になり、その場で「ナイスクリア!」と健闘を称え合うことがしばしばある)。
 もちろん、可能であればマラソンの序盤あたりでも応援したい気持ちはある。奈良マラソンなどはコースの関係上、往路と復路で同じ場所で応援するのでそれが可能なのだが、高速で流れていく集団のなかでサッカーユニフォームを探しまくる&コールやチャントを歌う作業は、かなり難易度が高いぶんスリリングな楽しさがある。

 
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 「どうしてもこの場所で応援したい」となって朝早くから場所取りをしようとなった場合、もし悪天候だったときはとてもハードな時間を過ごすことになるが、この点に関しては普段からサッカーを応援しているサポーター諸氏のほうが過酷な現場経験が豊富であろうから特に私から述べることはない。
 ただしひとつだけピンポイントに注意したいのは、京都マラソンにおける鴨川沿いでの待機である。うっかり食べ物を取り出したら、あっという間に「とび」が襲いかかって、手元めがけて食物を奪い去っていくのである。前回の京都マラソンで私は初めてその被害にあった。これが噂にきく鴨川の「とび」か! と関心すらしてしまい、ひきつづき二つ目のパンを取り出したら、一口かんだ直後にこれもすぐに奪われた(笑)。「昭和のマンガかーっ!?」と、うっかり油断していた自分に腹立たしさがあったが、むしろこれまでの京都マラソンで同様の目に遭わなかったのが幸いだったのかもしれない。

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 そうしてひたすら待ち続けると、先頭ランナー到着のお知らせがやってくる。いよいよマラソン応援のはじまりである。そして当然ながら序盤に走ってくるトップクラスのランナーさんたちは、仮装だったりサッカーユニフォーム姿の人はいないものとして考えていいのだが(例外はある、もちろん)、ここで沿道から声援を送っていると、私のように大声の出し方が下手な人は、ノドがすぐにつぶれたり枯れたりしやすくなる(ノドじゃなく腹から声を出そうという意識はあるのだが、なかなか上達しない)。なので、いつ来るか分からないサッカーユニフォームのランナーさんを最後の最後までしっかり全員応援できるように、私はあえてその他の場面では発声を最小限に抑えてセーブせざるを得ないのが実状であり、一般ランナーさんには申し訳ない気分がちょっとある。もしノドに自信のある方は、もちろんどんどん一般ランナーさんにも等しく声援を送り続けるべきであろう。この点は個人的に課題である。

 ガチなランナーさんの通過がしばらく続き、少しずつランナーさんたちの装いの雰囲気が変わってきだしたら、ここからがいよいよ本番となり、セレッソ大阪サポ・ランナーの「ねこじじ」さんが以前述べた見事な表現を借りれば「バードウォッチングからの、早押しイントロドン!クイズ」の状態に突入する。
 目の前を次々と走り抜けていくランナーさんたちを眺めていくのは楽しいのだが、そのなかに、ときおり「お目当て」が突然やってくるので、早押しクイズのようになる。目線は遠くをずっと見やりつつ、高速で注意点が移動していて、ひとりひとりの着ている服装ばかりを追うことになる。なのでこれは少なくとも私の場合においてなのだが、「(通常のウェアで)今日のマラソンに出場している友人・知人のことも応援しよう」と思っている場合、残念ながらその試みは失敗しやすいことも肝に銘じておく。何せ、次々やってくるランナーさんの顔までを確認する余裕なんてないのである(スマホのアプリを利用したランナー位置情報を確認する余裕もそんなにない)。着ている服や色彩を追うことに全感覚を向けているため、私などはマラソンが終わったあとに、職場にやってきた取引先の業者さんに「あの日、マラソンの応援されてましたよね? 走っていてお見かけしましたよ」などと言われて、日本代表のメガホンとタオルマフラーを巻いて脚立にあがっていた自分の姿を図らずも確認されてしまっていたことに赤面したこともある(ランナーさん側からだと沿道の応援はよく見えるようだ)。
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 サッカーユニフォーム姿のランナーさんがやってくるのを見つけたら、それがどこのチームかを判断して、タイミングをみてクラブ名を手拍子とともにコールする。この繰り返しだが、以前通りすがりの人が我々の応援の様子をみて「いま走っていったのはどこかのサッカー選手なんですか?」と尋ねられたことがあって、それは嬉しかった。なぜならそれが自分が目指していることであるからだ。つまり、この日はじめて出会う名前も知らないランナーさんたちはみんな我々にとってプロサッカー選手と同じく、愛するクラブのエンブレムを胸に自らの限界に挑戦する、熱く応援されるべきアスリートであると捉えたいし、そうした勢いでガチの声援を送りたいと思うからだ。

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 そして私はこの企画をやり始めたときからずっと「どのチームのユニフォームが何人走ったか」という記録を集計することにこだわっている。
 当然ながら私がこの応援企画を実践し始める以前からずっと、サッカーとランニングを愛するランナーさんたちは思い思いに好きなチームのウェアを来て走ることを楽しんできたはずである。そこで私が市民マラソン大会という「現場」に出会って最初に驚いたのは、そのJリーグクラブの多様性であり、いかに全国各地からマラソン大会に出場しているかの表れでもあると感じて、それゆえにいろいろ応援してみたくなったわけである。
 そうして毎レースの集計記録を取ってみると、サッカーウェアを着用して走るランナーさんの、全ランナー数にしめる割合は毎回安定的に似通っていて、だいたい100人から150人に1人ぐらいの割合だ(ちなみに海外チームのウェアを着たランナーさんは本当にそのチームのサポーターなのかどうかがいまいち確信を持てないので、カウントの対象外としており、もしそれを含めると数はもっと多くなる)。そして体感的に、その割合は絶妙な感じがしている。もしこれ以上多すぎても大変な気がするし、もし少なすぎたら、そもそもこの企画をこうして毎年繰り返す気持ちにはならなかったはずだ。

 この「100人から150人ぐらいに1人のタイミング」で、いろいろなサッカーユニフォーム姿のランナーさんが来るという統計的傾向を意識しておけば、「ピーク時」における慌ただしさのなかでも少しは冷静さを保つことができよう。「ピーク時」とはすなわち「やたら集中的にサッカーユニフォームのランナーさんがやってくる」ことであったり、場合によっては「本人たちが意図せずに、ほぼ同じタイミングで走ってきてしまう」というものである。この状況は実にもったいなく、どちらのクラブ名をコールすべきかはその場の判断によるが、「前から来た順番」が最も妥当であるし、それでも迷うときは「より遠方に所在するクラブや、レアなクラブを優先的にコールする」という判断もありえる。いずれにせよここは「来るときは来るし、来ないときは来ない」という、まさにサッカーの試合における「流れが来る/来ない」と似たような感覚がある。

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 そしてこの応援スタイルにおいて永遠のテーマとなるのが「応用問題」の存在である。アウェイユニ、キーパーユニ、限定ユニ、来場者特典プレゼント系ユニなどに加えて、オフィシャルグッズ系Tシャツ、トレーニング用ウェアを着用するランナーさんもたまにいる。こうした「応用問題」に関して我々はいつも、この応援企画の醍醐味を味わわせてもらっている。世の中には我々の知らないバージョンのサッカーウェアがまだまだ無数にあることを思い知らされるわけで、そしてそれでも瞬間的にそれを見て、クラブ名を導き出すことができるかどうかは、思い切りと瞬発力が問われてくる。
 おおむねユニフォームスポンサー、そして胸元のエンブレムから判断していくわけだが、レプリカユニフォームであれば袖のところにJリーグのエンブレムなど、各カテゴリーを示すマークが入っているので、そこもできる限りチェックしていく。そうして、しばしばこの応用問題につまずいて、コールが満足にできなかったことを悔やんでしまうのだが、それを引きずって先ほどの情景を頭の中で回想してしまうと、目の前の新たなユニフォームを見つけ損ねるという悪循環に陥りやすいのも要注意である。これもまさに、サッカーの試合で自分のミスをひきずったまま切り替えができずにその後も凡ミスを重ねる若手選手みたいな感じと似ている。
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 このようにマラソン大会でサッカー的に応援している我々も、なんとなく「突発的にサッカー的な状況」のなかに身を置いていて、それゆえに毎回のレースが近づくと、またワクワクしてきて応援したくなる。

 いろいろと書いてきたが、この「サッカーじゃないところで、サッカー的な空間を瞬間的に自分たちなりに創っていく」ということが、この応援で味わえる独特の面白さであり、そして「サッカーって素晴らしいな、Jリーグっていいな」とお互いが感じられるような場になることが、何より私が望むことである。出来事は一瞬でも、ずっと残る何かがあればうれしい。

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2018年10月 5日

横断幕と暮らす日々(その13):名前を大声で呼ばれる

 試合終了直前、藤田のぞみがペナルティエリア付近から放ったミドルシュートは綺麗な弧を描いてネットに吸い込まれ、2-2の同点ゴールとなった。

 うれしさもひとしおで、なぜならばここは、京都だったからだ。

 よりによって私の地元で、劇的なのんちゃんゴールが炸裂したのである。親孝行ならぬ、「サポーター孝行」である。最高なのである。いつもだけど! 

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R0056219

 バニーズ京都SC戦は、9月22日に山城運動公園陸上競技場で行われた。京都に住んでいながら、そして職場からも近いはずなのだが、この運動公園に足を踏み入れたのは初めてであった。

 年に一度、片道千円もかからずにたどり着けるなでしこ2部リーグの試合会場であるが、千葉からのコアサポーターのみなさんの到着を迎え入れるだけではなく、この日は旧知の湯郷ベルサポーターであるフィオリオ氏とMさん、そして“アンチ銀河系”さんも試合会場に来ることになっていて、ベルの試合のないときでも、こうして「元ベルの選手やその他諸々」を追いかけている人々の行動力には脱帽である(脱帽というか、むしろ「何らかの精神的な脱臼」と表現したくもなってくるが)。

 というわけで私個人の感覚では、「客席のみのダービーマッチ感」が少しだけあって、ピッチの上のオルカ鴨川FCを応援しつつ、身も心もスタンドではオルカのサポーターとともに声を出し続け、そしてスタンドの反対側に座っているベルサポーターの友人関係の動きも気にしながらの試合だった(元湯郷ベルの人気選手加戸ちゃんがバニーズにいる)。フィオリオ氏に至っては、ちょっと歩いてやってくればいいものを、向こうで座りながらLINEを飛ばして私と対話してくる有様で、10月末の鴨川でオルカは湯郷ベルと対戦することになっているが、きっとこういう感じになるんだろうなと思った。

 試合ではオルカの浦島によるゴールで早い時間帯に先制でき、5月の対戦時のように大量得点を期待していたがなかなか難しい時間が続き、後半になってからは流れが明らかにバニーズに傾き、気がつけば2点を返されていた。

 そしてこの日は来ると豪語していたはずのアンチ銀河系さんの姿は試合開始時には見られなかったが、きっと反対側のバニーズのほうでベルサポーターとともにいるかもしれないと勝手に思っていた。すると試合途中で突然アンチさんは姿を見せ、相変わらずどこのチームのサポーターかよくわからなくなっている状態で大量の荷物が収まっているパンパンのトートバッグを座席に置き、「のんちゃんのゲーフラを見に来た」とか「ハムスターを観察するタテーシさんを観察しに来た」とかなんとか言っていた(彼のたくさんいる推しの選手のなかに藤田のぞみも入っていて、「ハムスター」とよく呼んでいる)。そうして声出し応援をしている私にちょいちょい話しかけてきたりもしていた。

 そういう状況だったので、藤田のぞみの美しいミドルシュートがゴールに入ったとき、一瞬の狂喜のあと、すぐに思い至ってしまったことは、もしかしてアンチさんがこの日のラッキーボーイなのかもしれないということだった。私は今シーズン14試合ほどスタジアムで見続けてようやく2点目ののんちゃんゴールを観たというのに、アンチさんはいきなりこのビューティフルゴールに立ち会えたわけで、悔しいがこのおじさんの謎めいた運の強さを思った。

 ゴールを決めたあとの出待ちはすがすがしい。たしかにチームが勝ちきれなかったことは残念でもあるが、少なくとも本人に話しかけるテーマには困らなかった。会場から出てきたのんちゃんを早めにつかまえて差し入れを渡し、ナイスゴールを称える。
 また、フィオリオ氏の知り合いのご高齢の女性ファンが、のんちゃんとご自身が一緒に収まっている記念写真を手にサインをほしがっておられたので、その人のアシストに入ってサインがしやすいように手伝ったりした。そうしてこの日も次々とファンにつかまっていくのんちゃんであったが、自分はこの日やるべきことをすべてやり終えた気分で、すっかりリラックスしてフィオリオ氏と談笑していた。

 すると突然、遠くのほうから

「タテーシさーん!!」とアンチさんの声。

 

驚いて振り向くと、

明らかに一人だけチームバスに乗り遅れそうなのんちゃんを立たせたまま

「一緒に写真に入ってー!!」
とのこと。
この気持ちはありがたいのであるが、「一緒に撮って欲しい」とは一言も頼んでいないし(笑)、まったく事前に打ち合わせもなく、このときの私はただひたすら「ヒャーー!!」となり小走りで駆けつけて「すいませんすいません忙しいところすいませーーん!!」とひたすら口走っていた(と記憶しているが頭は真っ白だった)。

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幸いのんちゃんは終始笑顔でいてくれていた(と記憶しているが自信がない)が、おそらくこの写真に収められた私の顔はただひたすら謝ってばかりの動揺に満ちた表情だったかもしれない。そういうわけでこの日は完全にアンチさんの天真爛漫さ?にやられっぱなしであった。

 おそらく次にアンチさんと遭遇するときにこの日の写真プリントをいただけるものと期待しているが、それはきっとアンチさんのサポートするもうひとつのクラブ、ハリマアルビオンとのリーグ最終節のときになるかもしれない。そしてそのときどのような順位になっているかはお互い想像できないほどに、1部リーグへの昇格争いは大混戦となってきて、ひょっとしたらハリマとは最終節での「大決戦」もありえるのだった。

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2018年9月17日

横断幕と暮らす日々(その12):ゲーフラとも暮らす日々

 出待ちをするなら、ましてや選手の個人サポーターを自認するのであるならば、本人にどういった声をかけるのかをあらかじめちゃんと考えておかねばならないと自省した日。

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 リーグ杯のグループリーグ最後の試合は7月14日のニッパツ横浜FCシーガルズとの一戦。会場は三ツ沢球技場で、ここはJリーグでも使用される球技専用スタジアムだけに、ピッチも観やすくて、サッカーを観に来ることの愉しさをじっくり味わえる場所だと感じた。

 この日はありがたいことに、関東在住のYさんがオルカの応援席にやってきてくれた。当ブログでもたびたび登場する、チェルシーFCのスタジアムツアーに初めて参加したときにたまたま同じ組になってから交流が続いている方である。オルカのユニフォームをまとい、そしてゲートフラッグを手にし、チャントの応援の声だしに精を出す私の姿をかたわらで見守って(?)、かつ写真に収めてくださった。

 ともあれ、この日も苛烈な暑さがおそいかかる日で、藤田のぞみはスタメンとして、バランスよくポジションを構えてここぞの場面でボールを奪う仕事が目立った。そして後半途中で交代した。

 得点が決まるときは決まるもので、齋藤敏子のゴールを皮切りに3点を奪って勝った。カップ戦の決勝進出には届かなかったが、このあとの中断期間を挟んだ肝心のリーグ戦に向けて良いイメージで終えられることが何よりこのチームには大事だった。

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 ただし出待ちのとき、ふいに現れた本人を前に、どういうわけか何も言うべき言葉が出てこず、ついとっさに「前の試合のゴールは本当によかったです」みたいな話をしてしまった。ちなみによく考えるとこの日の前の試合、リーグ杯のちふれエルフェン戦は私は「欠席」していたので、「前の試合のゴール」は3週間も前の出来事である。そりゃあ相手にとってもリアクションに困る微妙な感じになり、そしてその様子を後ろで見守っていたYさんも、このあっけなく終わったやりとりに「え、これで完了?」という雰囲気だった・・・。そういうわけで、私ももう少し気のきいた声かけができるようになろうと反省した日である。

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 この試合後からスケジュールは中断期間となり、かのU-20代表はフランスでワールドカップを戦った。オルカ鴨川から代表に選出されていた村岡真実は、フォワードの交代カードの切り札として奮闘していたこと(そして表彰台の上でもフォワードらしく良いポジショニングをキープしていたこと)は先の記事で述べたとおりである。

 U-20ワールドカップ初優勝という最高の結果をひっさげて、大会終了後最初の公式戦となった9月2日のスフィーダ世田谷戦において、さっそく村岡真実はスタメンでの出場となった。選手紹介のアナウンスのときは村岡にたいしてスフィーダのゴール裏サポーターからも拍手がおこっていた。

 この日の会場である「味の素フィールド西が丘」は、国立スポーツ科学センターの敷地のなかにある球技専用のスタジアムで、声出しをするサポーターはゴール裏側のスタンドに陣取ることができた。ピッチとの距離が近く、シュート練習のボールもすぐ飛んでくる場所だった。

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 試合中もたまたま私が一番ゴール寄りの場所に立っていたので、久しぶりにゴールキーパー目線からの試合観戦を楽しめた。なにより、この日もスタメンだった藤田のぞみがゴール前に進入してシュートを狙い、惜しくも外れたその力強いボールが私のところに飛んできたことが良い思い出となった。本来ならそのボールをそのままキャッチするか、パンチングで弾くかしたかったのだが、案の定受けとめることができず、ピンボールのようにベンチを行ったり来たりするボールをあたふたと追いかけることしかできなかったわけだが(試合中に選手が蹴ったボールを触ったのは、2009年に訪れたウエストハム・ユナイテッドの在りし日のホーム、アップトン・パークでのチェルシーとの試合中、バックスタンドにいた私と父のところにボールがやってきたとき以来だ。これはすごい幸運だとボールの手触りを味わいつつ、すぐにピッチにボールを戻さなかったので、ミヒャエル・バラックが「早くよこせ」と言わんばかりにこっちを見ていたことが懐かしい)

 このときのシュートに留まらず、この日の藤田のぞみは他にもシュートを狙ったり、前線へのスルーパスをたくさん試みていた印象だった。しかしなかなか状況を打開できず、後半に入ってサイドバックの吉田紫穂が負傷退場となった関係で、前線にいた村岡真実がサイドバックの位置に下がった。するとこのポジション変更直後に村岡が後方から上げたボールを永木真理子がヘディングでゴールに叩き込んで、それが決勝点となった。村岡の存在感が際だつ内容だった。

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 そして出待ちでは前回の反省をふまえ? 今日はスルーパスをガンガン狙ってましたね、という声かけをのんちゃんにさせていただく。もっとも他にもたくさんいるファン対応に勤しむ状況にあっては、あまり長々とした対話はいつもできないのだが。
 この日は全体的に出待ちの場の雰囲気がなんとなくゆったりと和んだ感じだった。試合に勝てたことが大きいのだろうが、暑い夏が終わろうかという気候もそうさせたからかもしれない。そしてたくさんの贈り物を抱えた村岡真実は凱旋試合後の疲れをみじんも感じさせないいつもの陽気さで、バスが出る直前までひっぱりだこだった。

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 この翌週、私は人生で最大級といえる強烈な台風を体験し、北海道では地震が起こり、落ち着かない日々が続いていたが、9月8日は伊丹空港から飛行機で松山市へ。愛媛FCとのアウェイ戦に臨む。

 総合運動公園に着いて路線バスを降り、広場を見渡すと、遠くからいつものオルカのコアサポーターのみなさんがこちらに向かって歩いてくるタイミングだった。しかも横一列に並んだその様子が『Gメン'75』のオープニングを思わせたので一人で笑ってしまった。そのことを伝えるとコールリーダーのEさんが突然「あの滑走路の『75』のロゴはベニヤの張りぼてだったんですよ」というトリビアを披露したり、みなさんだいたいそのあたりの世代・・・(笑)。

 

 試合会場となる愛媛県総合運動公園球技場は、Jリーグ愛媛FCのホーム「ニンジニアスタジアム」の裏手、丘のふもと側にあった。ちょうどこの日は愛媛FCとカマタマーレ讃岐のJ2リーグ戦も夜に開催されるので、ニンジニアスタジアム周辺では試合準備が行われつつあり、Jリーグのサポーターの姿もちらほらと見えていた。

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 ウォーミングアップ開始前、選手監督スタッフがアウェイサポーター席の前に来て挨拶をするとき、Tさんが村岡真実ゲーフラを掲げ、そのとなりで私も藤田のぞみゲーフラ(ネットでの公開が遠慮されるやつ)を掲げた。愛媛FCサポーター側をチラッとうかがうと、こういうゲーフラを掲げている様子はなさそうで、この澄んだ山間ののどかな球技場のチープな客席のなかにあっては、このゲーフラもかなり目立ってしまう。そのせいか、選手たちの何人かがこのゲーフラに反応しているようにうかがえ、そして藤田のぞみ本人もなんだか苦笑しているように見えた。インパクト重視のこのゲーフラが試合前の彼女たちに変なムードを与えてしまっていないか、いまさらそういうことを軽く心配しつつ私はキックオフを待った。

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▲コールリーダー用の特製ボード。

 雨が降ったり止んだりで難しいピッチのなか試合が行われ、苦労しながらの試合展開。先発の藤田のぞみはこの日は前節よりも攻撃参加を控え、ボール奪取の動きを多く見せていた印象。相手が2位のチームだということもあったが、前節と違いこの日はスタートから齋藤敏子とのコンビで中盤を構成していたからかもしれない。いつも感じていることなのだが、イタリア代表のレジェンドでいうと、ピルロのように後方から絶妙なパスを配球したかと思えば、ガットゥーゾのように闘犬のごとく相手ボールに食らいついて奪い返す、そこが藤田のぞみの真骨頂である。

 そんなこんなで拮抗した試合展開が続き、「アウェイで2位相手の試合、スコアレスドローでも御の字だよな・・・」というムードになって、試合終了を迎えようかというそのとき、最後の交代カードで入っていたフォワード土屋佑津季が、まさに昇格争いに加わるターニングポイントとなりうるミラクルなシュートを豪快に決めて大勝利を挙げたのであった

 沸き立つアウェイサポーター、そして雨がまた降り出してきた。横断幕を早々に片づけ、そして何人かは急いで帰路にむかう。人数の少ないこの日の出待ちでは、村岡真実のお母さんとはじめてゆっくり話をさせてもらったり。
 設備が整っているわけでもない試合会場なので、待機しているバスまで距離があり、大雨のなか選手スタッフは駆け足で移動。そんな状況で藤田のぞみをつかまえて、急いでいるなか恐縮だったが、この日はどうしてもアップ前のゲーフラの件について本人に尋ねてみたかった。あのゲーフラ、他の選手も笑っていたようだけど、実際どうなんでしょう?

「、好評です。」

と笑顔で言ってもらえた。なんだか文頭に「、」をつけたくなるような感じ・・・そう、若干この「、」のなかに苦笑い要素が入っていたような気がする(笑)。

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本当はこのあとのJ2の試合も気になっていたのだが、ますます雨が強くなり、立ちっぱなしでコールを続けていた疲労もあり、いますぐホテルにチェックインして横断幕とゲーフラを干したい気分だった。グッズ売場で愛媛FCのピンバッジを買い(一平君グッズは迷ったがスルー)、ホテルに着いてバタバタと横断幕などを干したりして、時間に余裕ができたので閉店間際の道後温泉に行ってみたりした。

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今年は夏に大きな旅行を予定していなかったので、この愛媛遠征が唯一といっていい、旅行らしい旅行のつもりで楽しみにしていた。しかし翌日も雨で、あまり出歩く気分にもなれず、とりあえず正岡子規記念博物館に行ってみた。見所の多い展示でそれなりに楽しんだが、そうこうしているうちに午後になると雨がさらに強烈になって避難勧告発令・警報レベルになり、JRが運行休止となったことをスマホで知る。夕方にゆっくり鉄道で帰ろうとしていた私はやむなくJR松山駅に駆けつけて切符をキャンセルし、急きょ飛行機の予約をとって松山空港へバスで向かって予定外のルートで帰着することとなった。てんやわんやだったが、アウェイでの劇的勝利、そしてゲーフラのことも含めて? 充実感は残った。

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2018年7月22日

横断幕と暮らす日々(その11):全力で楽しめ!

 

 ネットを揺らしたシュートは、ゴール前に走り込んだ背番号8番が放ったものだった。

 かつての私が、サッカーファンとしてついぞ生で観られないまま終わってしまうもののひとつなのだとあきらめていた、ある種の「憧憬」のひとつが、目の前で現実のものとなった。スタジアムで藤田のぞみのゴールをこの目で見ること、これは個人的にいままで巡りあえなかった出来事であった。覚悟を決めて何度もスタジアムに通い出したからこそ立ち会えたこの瞬間に、ただただ感慨深いものを覚えた。

 それがこの日のすべてである。

 

 

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 男子の日本代表がワールドカップの初戦を勝利したことで次のセネガル代表との試合に(想定外の)注目が集まる中、この試合のある早朝に私は品川駅で降りて、バスで袖ヶ浦市陸上競技場へ向かった。アクアラインがあるおかげで袖ヶ浦へはこのルートが一番良いだろうと、友人のM・フィオリオ氏がアドバイスしてくれたのが3月のシーズン開幕の時期だった。あのころには想像もしていなかったことがその後、日本代表をめぐって起こったわけで、いろいろな気持ちを抱えながらの袖ヶ浦行きとなった。

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 ひきつづきカップ戦ということでこの日も藤田のぞみが出場するかも分からず、そして雨が午前中から降り続いていた。新しく作ったものの、まだ一度もかかげていない、彼女のためのゲートフラッグを横断幕とともに持参しており、もし掲げることができたとしても雨のデビューになるのだろうかと思った。

 袖ヶ浦バスターミナルから住宅地を少し歩いたらすぐに競技場があり、隣接する野球場では、「オルガウラカップ」と称したジュニアのサッカー大会が実施されていた。その様子を観ることができたのは(大雨だけど屋根がないのは仕方ないにせよ)時間つぶしにはよかった。

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 横断幕の掲出作業に入らせてもらい、この会場ではきわめて地味なエリアにしか横断幕は出せなかったが、練習前にアップやストレッチをめいめいが行う場所のすぐ近くだったので、それなりにのんちゃんたちが横断幕について会話をしているとおぼしき状況も見受けられた。

 

 無事に藤田のぞみが先発ということが分かり、ゲートフラッグを構えた。小心者ゆえ、後ろの人に邪魔にならないような端っこのポジションに座り、選手入場がはじまる。私ははじめてゲートフラッグを掲げることができたわけだが、両脇のつっぱり棒は(カバンにおさめて運べるようにするため)、あまり深く考えずに作ったゲーフラの全長とほぼ同じ長さであり、ゲートというよりも「布そのものを持っている」ような代物である。そしてはじめてゲーフラを出して感じたのは、風を受けるとすごく手に重く感じ、それゆえにゲーフラをあげることはちょっとした根性を要することなのだということだった。風にも負けず、雨にも負けず(幸いこのときには雨は止んだ)、ひたすら何かを願いつづけてゲーフラを天高く掲げて・・・スタンドの端っこで目立たないかとは思うが・・・。

 

 そうして、決勝進出の目がまだあるカップ戦、スフィーダ世田谷との試合は、開始8分の浦島のゴールで幸先よく先制し、そこから藤田のぞみのゴールへとつながっていったのである。結果3ー1で勝利し、私のゲーフラのデビュー戦で、のんちゃんのゴールが生まれたことは控えめに言っても最高の日なのであった。


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 そしてフィオリオ氏からはLINEで再三、この日にゲーフラにサインをもらえと説得され続けていた。私としてはこのゲーフラは・・・試合前に掲げておいてこんなふうに思うのもなんだが・・・その内容について、ご本人を前にして堂々と広げるにはなんとなく抵抗感があった。というのも、このゲーフラは某有名絵本のキャラクターを、ひたすら手作業で模写をしてオルカ鴨川8番バージョンに仕立て上げた内容であり、著作権を侵害している!と言われてもその通りですねすいませんごめんなさいとしか言いようがなく、ブログの読者には申し訳ないがウェブ上では気軽に掲載できないレベルのものだからだ。

 

しかしよりによってゲーフラをデビューさせたその日に本人がゴールを決めたのだから、たしかにこの奇跡的なタイミングを逃すとサインをもらうきっかけを失いかねないこともよく分かっていた。そこで心を整えて、気持ちを切り替えて、サポーターのTさんに出待ちの時にマジックペンをお借りして(そう、ペンすらこの日は用意していなかったのであった。まったく心が整ってない・・・)、ひたすらのんちゃんを待った。

 

すがすがしい表情のご本人に、まずはゲーフラを折り畳んだ状態でサインをいただく。そして厚かましいことに、(前回の富津でサインをもらったポストカードに、本人の自筆プリントで書いてあった言葉をふまえて)「全力で楽しめ!」というフレーズを書き入れてくださいとお願いをする。

「・・・『め』、ですか?」

「そうです、『楽しめ』、で・・・」と伝える。

 

そして最後のお願いで、ゲーフラを持った姿で写真を撮らせていただく。そのときこのゲーフラの全貌をはじめて目にしたのんちゃんが「あ、★★だ。」と某絵本のキャラクターに反応してくれた。それ以上の感想はなかったが、撮影した写真でも素敵な笑みを浮かべていたので、ひたすら安堵。

 

こうしてテンション高くふたたびバスに乗って東京に向かい、チェルシーサポのYさんご夫妻と久しぶりにお目にかかり楽しい夕食をいただき、そのあと私は再び心を整えてからセネガル戦を見届けるべく恵比寿のフットニックに向かい、ハリルホジッチお面をつけて楽しんだのは先日書いたとおりである。

 まったく見知らぬ場所でハリルホジッチお面をつける勇気がわいたのも、のんちゃんのゴールと、ゲーフラを手に写真に収まってくれたときのあの笑顔のおかげだったからである。サッカーをめぐる生活を全力で楽しんでいること、それは、間違いない。

Zenryoku


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2018年7月16日

無事には終わらなかったワールドカップは、それでもやはり素敵な祭典なのだと思う

 ワールドカップが終わった。決勝の後の表彰式のときに、「このロシア大会が無事に終わってよかった」という印象をそのままツイッターにも書いてしまったのだが、試合途中で乱入した観客が、実は反プーチン政権を訴え続けている、かのプッシー・ライオットのメンバーだったことを知ったあとにおいては、「これは無事に終わったことにならない」ということを認めざるを得ない。最後の最後で大きなモヤモヤが残っていった。

ある意味で 「このサッカーの祭典がどういうものの基盤のうえで成立しているかということに想像をめぐらすように」ということにも気づかせたプッシー・ライオットのその後がどうなるかについての心配も当然ながら、彼女たちの計画が実行されるに至ったうえで、それを防げなかったシステムや関係者への影響、それにかこつけてますます何らかの力がかかってくることも想像される(仮に乱入したのが表彰式の最中であれば、彼女たちはプーチンにかなり近づけたかもしれないわけで)。
 多くはあまり大きくは報じないだろうけど、「楽しかったですね」で終わりかけた大会が、多くのハードル(オフサイド・ライン)をかいくぐって裏を取られて得点を決められたような感じになった。
 彼女たちの抱えるリスクのひとつが、ロシアと関係のないフランスとクロアチアの方面からも非難を受けることでもあったし(特にピッチ内に政治を持ち込むことの悲劇を体験してきたクロアチアにとってはなおさら)、それを引き受けてでも計画を実行しないといけなかった実状について、あらためて思い至らせる。

 以下はそれをいったん脇に置いて、純粋にサッカーについて書いておく。

 今回は全試合が地上波で放送されたこともあり、たくさんの人が楽しみやすい大会だったとも思う。不思議なほどスコアレスドローの試合もほとんどなく、これはいろいろ意見が分かれるところだが、大会公式球の「キーパー泣かせな」仕様によるところも大きいのかもしれない。もちろんそれは主催者側の狙いでもあったのだろう。

 そして私がもっとも印象的だったベストゲームを選ぶとなると、準々決勝のロシア対クロアチアの激闘になる。ツイッターでもさんざん賞賛したのだがあらためて書くと、開催国として「どこまでいけるか?」という期待に満ちたスタジアムの雰囲気のなかで、不利と思われていたロシアが見事な先制点を挙げたところから、一気に試合の流れはドラマチックになっていき、クロアチアのキーパー、スバシッチ(試合中に亡くなった旧友のことをシャツに印刷してプレーを続けている)が足を負傷するあたりのアヤが最後の最後のPK戦への複線となっていくあたりや、奇跡の同点弾を決めたがPK戦でゴールを外したロシア代表のマリオ・フェルナンデスが実はブラジル出身の帰化選手で、よく調べると彼のキャリアにも紆余曲折があったり・・・など、両チームの選手たちが試合展開やあらゆる局面においてそれぞれにキャラが立っていくシーンがあちこちに含まれていて、ピッチにいる全員にスポットライトがあたる感じが普段の試合以上に多かった印象があり、まるでひとつの壮大な映画を観ているかのようだった。見終わったあとにも残る余韻にかきたてられるものがあったので、再放送でフルで見直したほどだ。

 その他のコネタでは、決勝戦直前に国際映像で流れたオープニングムービーのなかに、現地ではしゃぐサポーターをムービー用に整列させて映していて「あっ!」となった。そこにはメキシコからやってきたサポーターたちで、一人だけ奥さんに反対されてロシアに行けない仲間のために、その人の等身大パネルを持ってロシアまでバスの旅を敢行するというネタでじわじわ有名になった「等身大パネルのハビエルさん」がいたのである。ほんの一瞬のことだったが、まさか決勝の直前で出てくるとは!と、ジワッとくるものがあった。こうしてちゃんと公式的にハビエルさんネタがフォローされていたことが分かり、「よかったなぁハビエルさん!」と妙な連帯感(お面ネタをやっているからか 笑)を覚えた次第である。
 そもそもハビエルさんの等身大パネルを持ち込んだ人々も、5人組でバスでメキシコからロシアまで旅しようぜなんていう企画を実行しちゃうわけで、なんというか、みんな大いに人生をサッカーがらみで遊び倒しているわけで・・・

 こういう人々の営みを観たり知ったりすることで、あらためて言いたいことがあるとすれば、「ここまでみんなが感情的になったりバカになったりできるワールドカップという時空間は、やはり貴重なんじゃないか」ということに尽きるわけだ。

 例えばこの、初出場だったパナマ代表の初戦の国歌斉唱を中継していたときのテレビのコメンタリーの動画などを観ると、何かを成し遂げることや、それを見守って応援し続けることの強い感情的な想いなど、こういうところに普遍的な何かを見いだしたくなる。そしてプッシー・ライオットのメンバーたちもそこは同じ価値観を共有していると思っている。試合乱入の是非はともかくとしても。
 そして大会そのものがたとえ危ういものの上に成り立っているとしても、ワールドカップは、少なくともグラウンドの上においては、フットボールがもたらしてくれるものに感謝したくなる4年に一度の機会でありつづけてほしい。

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2018年6月25日

恵比寿フットニックにてハリルホジッチお面をつけて日本×セネガルを観て、予想外の展開にふるえた夜

 そもそもハリルホジッチお面をつけてパブで日本代表のW杯の試合を観ようと思った理由は、「このまま日本代表の試合を観ても楽しめないと思ったから」である。

 しかし結果的には、お面を着けようがシラフで観ようが、グループリーグのこの2試合は興味深い展開となった。

 2回も追いつくような試合展開、その他の惜しいチャンス、そしてセネガル選手たちの「さすが」とも言えるレベルの高いプレーに戦々恐々になったり、などなど。普通にお面ナシでじっくり観ていたい試合であった。

 振り返ると、この日はとても長い一日となり、早朝から出かけて袖ケ浦でオルカ鴨川FCの応援をしたあと、すぐバスで東京に戻り、数年ぶりにお会いするチェルシー&札幌サポのYさんご夫妻にご馳走になり、普段聞けないレベルの熱くてディープなチェルシー話を楽しませていただいた。その後解散して、いったん宿に帰り(はじめてカプセルホテルに泊まった)、心を整えてシャワーも浴びて23:30ごろにはじめてのフットニックへ。

 試合の30分前に入場するシステムで、店内に入るなりハリルお面をつけ、近くにいた人たちからイジられ、店の雰囲気に慣れるまで所在なげに立っていたが、やがてお店のつながりで?写真を撮影している担当らしき人に手招きされ、試合前にはセネガルの応援にきているお客さんなどと一緒に記念写真みたいなのを撮られたり。前回のHUBよりも小さめの空間なので、おおむねほとんどのお客さんから「あ、ハリルいるのね」という感じの雰囲気になっていった(気がする)。
 

 いずれにせよお面を着けていても着けていなくても試合は楽しかった。先制されてもあまり悲観的なムードにならず、「もともと期待されていないがゆえの開き直り」とも言えそうな、あの南アフリカW杯に近い状況が生まれていたような気がする。
 2つのゴールシーンにおける店内の爆発的な騒ぎっぷりや、お客さんがめいめいに表現する感情、そういうものを(お面越しに)味わうことができてよかった。この予想外の展開に、素直に「見くびっていてゴメン!」という気持ちやら、「あぁ、ますますハリルの立ち位置が難しいっ!」と余計な心配をしていたり(笑)
あと外国人のお客さんでやたらハリルお面にからんでくれて、なぜか何度も「途中で思いだしたかのように」改めてお面をみて笑ってくれたりするお兄さんがいて、ベラベラベラーと喋ってきてもほとんど聞き取れなくて、それもゴメン! っていう気分になった。

 そして最も想定外のことで、個人的にテンションがあがったのは、この現場には井澤エイミーさんが普通にお客さんとして来ておられたことである。近年はスカパーで「ニュルブルクリンク24時間レース」をチェックしていたりするのだが、マルチリンガルゆえに様々な人々に取材できるエイミーさんの的確かつハートフルなレポーターぶりがとてもステキで、私は以前からツイッターもフォローしていて・・・つまりは密かにファンなのだが(笑)、私はお上りさんよろしくお面つけたまま一緒に写真をお願いした。しかもエイミーさんは「ブログにあげてもらってもいいですよー」とおっしゃったので、すごく恐縮ではあるが、せっかくなので今回の記事ではエイミーさんとの写真だけをアップさせていただく。

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やー、京都から来てよかった。
どの写真でもハリルは嬉しくなさそうな表情なのだが、どういうわけかこのエイミーさんとの写真では、ちょっとご機嫌良さそうに見えてくる(笑)

ちなみに次の日本×ポーランド戦は、当初から「何もせず、自宅でテレビでみるつもり」であった。まさか3試合目に日本代表がグループリーグ突破をかけた試合をすることになるとはまったく想定していなかったからである。
どうも最近は、サッカーサポーターとしての強迫観念にかられた言動に走りがちな傾向があるため、この夜も「ハリルお面をつけたら、今のところ負けナシ!」と思ってしまい、木曜日の試合も自宅でひとりTV観戦であったとしても、ひょっとしたら、ハリルお面を着けて観ているかもしれない。

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