サポーター/supporter, fans

2017年12月14日

横断幕と暮らす日々(その4)

車の外は大雨。風が強まってきた。

十月最後の日曜日、朝から淡路島の五色台にきていた。

スマホのアプリで雨雲レーダーをみる。真っ赤な雨雲がやってきている。

台風が近づいてきている。




こんな日にやるのか、試合。

湯郷ベルは皇后杯の一回戦を迎えていた。

この日までの展開を説明すると、ベルはオルカ鴨川を津山で迎え勝ち点3をもぎとった。ただし藤田のぞみはベンチ入りしなかった。
(さらにいうとこの日の個人的ハイライトは、ホームゲーム恒例の選手からのサインボールの投げ入れであった。偶然にも藤田のぞみが放ったボールが私の目の前にうまく飛んできて、まさか来るまいと油断してデジカメなんかを手にしていた私は見事に取り損ね、あえなく前方の人に渡ってしまったことだった)

リーグ最終戦は勝つか引き分けで2部リーグの残留が決まるという試合となり、相手は同じ岡山の吉備国際大学シャルム。そしてこういう日に限って私は仕事で行けず、そしてこういう日に限って後半から藤田のぞみが久しぶりに試合に出たようで、その姿を見届けたかったと、この日行けなかったことを悔やんでいた。この試合にベルは勝ち、なんとか無事に残留を果たしたので、現地にいるであろうサポーターの方々の安心した様子を想像していた。

そうして3週ほど空いて、今度は皇后杯に向けての戦いがはじまった。初戦は宮城県の聖和学園高校との試合となり、台風の襲来と完全にマッチアップしてしまい、それでもこの女子サッカーの業界は、当然のように日程を消化するべく、試合が行われるに至った。9月に来たばかりの五色台は、あの日とはうって変わって暴風雨が吹きすさぶ、寒く冷たい場所となっていた。

例によってM・フィオリオ氏の運転により朝早く現場に到着した。ひどくなる雨をただ眺め、横断幕の掲出が行われるまでは一歩も車の外に出るつもりはなかった。
ただフィオリオ氏は横断幕の責任者でもあるので、いまの状況やこれからの予定を確認するためにレインコートに着替えて競技場の事務所のほうへ向かって行った。私は車内に残り、グッタリとなっていて眠りかけていた。駐車場にはちらほらとサポーターの乗る車が増えてきて、例の「アンチ銀河系おじさん」も車から出てレインコート姿で事務所のほうへ歩いていくのが見えた。やがてベルの選手を乗せたバスが到着したこともうかがえた。

 申し訳ないがこの豪雨ではギリギリまで車内に留まっていたかった。ボンネットに跳ねる雨音は心地よいけれども、ワイパーが止まっているせいもあり、窓ガラスの向こうの景色には、このあとここでサッカーが行われることが非現実的なことのように思わされる。

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 すると選手バスのお迎えから戻ってきたフィオリオ氏からの報告。











「のんちゃんが、来てない!!」


 うわははははははははは。


 笑うしかない。

 ていうか、もう、この状況慣れた(笑)

 いやはや。




 ますます車の外に出る意欲を失っていったわけだが、前回のこの五色台でもそうだったように、のんちゃんがいないからといって「フジタノゾミ横断幕」を出さないわけにもいかない。私がここに来ているのは横断幕を掲げるためである。開き直り、レインポンチョを取りだして、けたたましい雨の音が続く世界に突っ込んでいく。

 メインスタンドの屋根部分から数名で手分けして横断幕の束を手に持って、さっそく水浸しになっている泥だらけのゴール裏にたどり着く。横断幕を地面に置くわけにもいかないが、幸いゴール裏に手すりがあったのでひとまずそこにひっかけて、1枚ずつ金網に寄せてロープでくくっていくことになった。

 しかし、突風にあおられて作業がまったくスムーズにいかない。横殴りの暴風雨、そして手元の冷たさがさらにロープの扱いを難しくしていく。

 笑える状況でもあり、必死でもあり、この状況がなんだかだんだん「軍事訓練か!?」とすら思えてきた。容赦なく風、風、風にあおられ、土砂降りの雨、雨、雨に打ち付けられ、そして地面はどこまでもグチャグチャ。それでも急いですべての横断幕を金網に縛り付けていく。

 最もつらいのは、大切な横断幕がさっそく雨水にさらされていくことだ。試合のあと持って帰ってすぐ乾かさないといけないことも思うと、仕事が増えることの気の重さが、雨水を含んだぶんだけのしかかってくる。

 フジタノゾミ横断幕もサポーターのみなさんの協力を得て無事に掲示。やむことのない雨のなか、レインポンチョを着込んだ状態から苦労してスマホを取り出して写真に収める。

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 そうしてメインスタンドのわずかな「屋根ありゾーン」に戻る。とはいえ横殴りの風雨はすべての場所に入り込んでくる。その狭いエリアのなかに立ち入り禁止コーンがおかれ、そのなかで選手たちがアップをしていた。そのすぐ脇に我々もたたずみ、このひどい天候についての印象を語り合ったり、選手のアップの様子を見守っていたりするのだが、あまりにも至近距離でアップをしていると、真正面で向き合うのも気が引けるため、サポーターたちも背を向けていたりする。

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 ピッチ内ウォームアップを経て試合がはじまるが、雨風がさらに激しくなり、もはやこれはボールを扱うことのできる環境ではなかった。そうなるともはやサッカーというより気持ちの勝負みたいなところであり、高校生相手に激しく当たってボールを奪い取り、ゴールに襲いかかるベルの姿があった。しかし水浸しのピッチなのでボールが思うように動かせない。もどかしいなか先制点をあげて、そのまま前半終了。

 しかし後半になるとなぜか押し込まれる時間帯が多くなり、そうこうしているうちに失点。そうなるとこの状況下では、なでしこリーグのチームであろうが高校生のチームであろうが、ボールがまともに動かない以上、完全に五分五分の分からない試合になっていく。
 そして嵐はやむことなく、ピッチの上も観客席も等しく風雨は打ち付け、私は人生でこれほどまでに「もう早く試合終わってくれ」と思ったことはない。この状況で試合をやることはあり得ないと本気で思いながら、「ひょっとしたらこの試合は落とすかもしれない」と感じていた・・・が、その後セットプレーからの展開で立て続けに2点を入れ、なんとか自力の差をみせて決着をつけた。暴風雨にむかってガッツポーズをともにした周囲のサポーターたちの安堵感たるや!

 聖和学園の選手たちへのエール交換などが行われ、それぞれの健闘をたたえつつ。ただ今日だけはこの時間をともにした観客席すべての人に、本当にお疲れさまと言いたかった。何がここで行われていて、どうして我々はここにたたずみ続けたのだろうか・・・(そして、のんちゃんはいない 笑)そういう放心状態だけが残った感じ。

(そして狂気の沙汰はさらに続き、雨で泥沼のようになったピッチが休まる間もなく、このあと第二試合でバニーズ京都SC対ニッパツ横浜FCシーガルズの試合が行われたのであった・・・)

 片づけも早々に、「では次は福井で!」といって各々が帰る。次はINAC神戸との試合が決まった・・・福井県で。

(つづく)

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2017年12月11日

2017奈良マラソンの「サッカーユニフォームのランナーさん応援企画」、ねこじしさんによる実施報告!&こばさんの「Jリーグ奈良マラソン支部」も!

今回やむにやまれぬ事情により欠席させていただきました2017奈良マラソンの応援ですが、セレッソ大阪サポランナーのねこじしさんがこの応援の灯を絶やしてはならないと代打を申し出ていただき、昨日無事に応援企画が実施されました。
そしてさっそくブログに実施報告や写真があがっています!
こちらのページより!

しかも動画まで撮影されていたようで、別の記事でアップされています(こちら!)。

やはりガチでサポーターの方がコールをやると、ちゃんとオリジナルのチャントがすらすらと出てきたりするので、すごいなぁと(ブログでも触れられているベガルタ仙台サポさんのときの13分50秒すぎのあたりなど)。

私の場合はいつもワンパターンなチャントになるので、これまでも何度もYouTubeでいろんなチームのチャントを予習しようとしてきましたが、これがなかなか、覚えられない。ていうか、とっさに現場で声にでないというか。
そういう意味でも日々やはりスタジアムに通い続けている人はその点、強いなぁと。

そして奈良マラソンでは今回も、浦和レッズサポランナーのこばさんが「Jリーグ奈良マラソン支部」の企画をされて、スタート前にたくさんのJサポ・ランナーさんたちが集結して、圧巻です(こちらのページ!)。これだけ色とりどりのユニフォームが揃うと迫力がありまくりで!!

Jリーグが「百年構想」でめざしていることのひとつに「サッカーだけでなく、あらゆる世代のあらゆるスポーツをもっと身近に楽しめる環境づくり」というのがあるわけです。そういう意味でもサッカーとマラソンのコラボレーション的な面白さをこうして共有できて、こばさんの取り組みや、ねこじしさんの応援にたくさんのランナーさんが応えてくださっていることに、「百年構想」とは何なのかとずっと考えていきたい自分としてはあらためて勇気づけられる思いです。

私にとってマラソン大会という場で、Jリーグのユニフォームを着たランナーさんが多いことに初めて気づかされ、その場で友人のフィオリオ氏と試しにクラブ名のコールをはじめたことから今に至るわけで、「原点」ともいえる大会がまさにこの奈良マラソンなので、感慨もひとしおです。

次回は2月18日京都マラソンを予定しています。いい天気でありますように!!

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2017年11月30日

2017奈良マラソン「サッカーユニフォームのランナーさん応援企画」を代打ねこじしさんに託して実施します!(そして『Jリーグ奈良マラソン支部』もあります!)

先日の大阪マラソン応援企画の実施報告で「一番マニアックなユニフォームはニュルンベルグのサードユニフォーム」と書きましたが、現場で共に応援していたねこじしさんのブログをみると、現地でねこじしさんが「なんだか気になる・・・」と反応されていたのが、後々スペイン4部の「CDパレンシア」というクラブの名物?ユニフォームであることが判明したそうで・・・(笑)。ねこじしさんのブログは(こちら)。確かにこのユニ、いました。ちなみに「レンシア」であって、「レンシア」じゃないのもポイント。何もかもが変化球すぎる。

いやー、あらためてフットボールの世界は、ディープやなぁ・・・と。

さて、そんなねこじしさんから、今度の奈良マラソン(12月10日)も応援します! と力強く「代打宣言」をいただきました・・・ありがたいです・・・。

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そもそも、私たちが行っていた沿道でのサッカー的応援で、はじめはランナーとして声援を受けたねこじしさん。その後、マラソン出場がかなわないときにこの応援企画に参加していただくようになり、今に至ります。

自分が最初にこの応援企画をやり始めたときには、そういう展開が起こりえることはまったく予想していなかったので、本当にねこじしさんのような方々の存在は嬉しい限りです。

さっそくねこじしさんのブログの最新記事では、今回の応援に関する意気込みを語っていただいております(こちら!!)。

この記事のなかで端々に名言が飛び出していますが、やってくるたくさんのランナーさんのなかからサッカーユニ姿を探して、そのユニのチーム名を確定させてタイミングをみてチーム名をコールするという行為を評して「 バードウォッチングからの 早押しイントロドン! 」と例えておられるのは、もうまさにその通り! と手を叩いてしまいます。
この味わい深い面白さをぜひ広めたいなぁと常々思っていますが、この例えは絶妙だなぁ、と。

もしこのブログを読んでおられる方で、以前ランナーとして応援を受けて頂いた方で、今度の奈良マラソンは走らない方々がおられましたら、少しのお時間でもいいので、ぜひぜひぜひ応援ポイントにお越し頂けると嬉しいです!!!(この応援スタイル、一人でやりつづけるのは心が折れるので・・・)

そして奈良マラソンは「往路・復路」の二度にわたって応援ができるポイントなので、他のマラソン大会のときとはまた違った味わいがあります。
ぜひ、たまにはいろーんなチームの名前を腹の底からコールしてみてはいかがでしょうかっ! そして何より、走りゆくランナーさんの笑顔に、こちらもパワーをもらえます。「サッカーって、Jリーグって、いいなぁ」と実感できるひとときです。

応援場所は、毎度おなじみの場所をねこじしさんも尊重していただいているので、以下のあたりになります~。

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近鉄奈良駅から歩いて20分ぐらいでしょうか。マラソンコースの往路でいうと10km、復路では38.5kmぐらいのエリアです。9時スタートでしばらくしたら10kmエリアはダーーッと大勢が走り去っていきますが、一息ついたあとにもうさっそく復路のトップはすぐ帰ってきたイメージがあります。

特に復路は上り坂となっており、ゴール前の難所のひとつとなっております。そこで止まりかけた足を、もうひとふんばり動かしてもらうべく、声援を送る方も気合いが入るポイントであります。

ぜひ当日は寒さ対策をしていただき、あとメガホンを叩く場合は手袋があったほうがいいですよー・・・と、最近の私はそのあたりも学習するようになりました(笑)。
サッカーの新たな楽しみ方とすら思っているこの応援企画、ぜひぜひご参加ください!!

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そしてもうひとつ、奈良マラソンを走る「こばさん」は、「Jリーグ奈良マラソン支部」を実施されてます!! http://kokucheese.com/event/index/489802/

こちらをご参考ください! Jリーグ・ユニのランナーさんでレース前に集まって決起集会です!!

Ft

よろしくーー!!

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2017年11月26日

【実施報告】2017大阪マラソン「サッカーユニフォームのランナーさんをサッカー的に応援する企画」★そして12/10奈良マラソンでも「代打・ねこじしさん」で応援実施に!

浦和ACL優勝おめでとうございます~!!

そして2週連続マラソン応援!(気温が高くて助かった・・・)

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興奮冷めやらぬ浦和サポ2名、そしてセレッソサポ(←先週の神戸を走ったばかりのねこじしさん)が早々に集結!
その後山形サポ・岐阜サポさんも加わっていただき、今回もありがとうございました!!

約3万人のランナーとのことで、先週よりも人数が多いわけですが、個人的には見落としが多くて、かなり助けていただきました・・・レアなユニのランナーさんをスルーしてしまうことが多くて申し訳なく!!

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↑分かりにくくて恐縮ですが、サンフレッチェのランナーさんが「弓矢ポーズ」を披露してくれていた様子(笑)

そして今週もトップで走ってきたサッカーユニ・ランナーは、セレッソ大阪でした。1・2位がセレッソで、かなり速かった!

今日は特に、サッカーユニのランナーさんが来るときはカブってやって来ることが多くてワタワタすることがけっこうありました。個人的にしっかりとコールできていないクラブ名も多くて、何度やってもこの応援企画、技術力や集中力が問われてきて面白いです(笑)。

先週の神戸でも感じましたが海外クラブのユニがあまり多くない印象。レアルマドリードとかは今日ようやく1人いたぐらい。昨年あたりはアトレティコ・マドリーが多かった印象だけど今回も皆無。ブームの流れが分かるような感じがして面白いです。
なおこの日一番マニアックなサッカーユニは、ニュルンベルグのサードユニでした。ただし自分が把握できる範囲なので、本当はもっとすごいのが潜んでいたかもしれない・・・そしてさらに今回は、「FC今治」が分からなかったのです。予習不足でした・・・

ちなみに今日、応援しているときに、近くにいた人から「サッカー選手が走っているんですか?」と尋ねられました(笑)。いいえ、いろんなチームの名前も知らないサポーターさん達を応援しているんですよ・・・と答えましたが、つまりはそれだけ我々のテンションが、あたかも実際にスタジアムでサッカー選手を応援するようなノリに映ったのかもしれません。

さて、集計結果です。(今回自分が担当したので怪しいかも)

セレッソ大阪    63
ガンバ大阪    55
ヴィッセル神戸    20
浦和レッズ    15
京都サンガ    8
サガン鳥栖    6
北海道コンサドーレ札幌    5
名古屋グランパス    5
愛媛FC    5
鹿島アントラーズ    4
川崎フロンターレ    4
清水エスパルス    4
サンフレッチェ広島    4
ジェフユナイテッド千葉    4
横浜Fマリノス    3
FC東京    3
アルビレックス新潟    3
大宮アルディージャ    3
湘南ベルマーレ    3
V・ファーレン長崎    3
徳島ヴォルティス    3
レノファ山口    3
ロアッソ熊本    3
AC長野パルセイロ    3
ジュビロ磐田    2
アビスパ福岡    2
カマタマーレ讃岐    2
奈良クラブ    2
柏レイソル    1
ベガルタ仙台    1
モンテディオ山形    1
ファジアーノ岡山    1
ツエーゲン金沢    1
鹿児島ユナイテッド    1
栃木SC    1
FC今治    1

セレッソとガンバの競い合いが予想されましたが、なかなかの接戦!
日本代表が34人ほどだったので、全体の比率でいえば「106人に1人」の割合でした。

今回撮影した写真は(こちら)をご覧ください!
毎度のことながら、フレーミングはむちゃくちゃですが・・・

で、

次回は12月10日(日)の奈良マラソンなのですが、先日の記事で「タテイシ欠席」とお知らせしましたが、そんななか救世主として、「ねこじしさん」が代打で応援企画を実施してくださるとのこと!!
次回の記事で詳細をお知らせします!!
(昨年の様子は こちら や こちら をご参照ください)

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2017年11月19日

【実施報告】2017神戸マラソン「サッカーユニフォームのランナーさんをサッカー的に応援する企画」★ヴィッセル神戸がついに100人台を突破!

2017神戸マラソンが無事に終了しました。風がガンガン吹きまくってとても寒かったですね・・・走られたランナーさん、そして沿道で声援を送った方々、みなさんおつかれさまでした。

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↑レッズサポ・ランナーのこばさん、ゲーフラ自作で今回も愛娘ちゃんとともに応援に参戦!
そしてM・フィオリオ氏、Mさん、そして昨年もお越し頂いたFC東京サポの奥様は、今年もFC東京ユニで走られたお連れ合いさんを今年も応援に。みなさま寒い中ありがとうございます!

そしてセレッソ大阪ランニングクラブの方々も集結して、すぐそばでガッツリと声援を送っておられました!

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↑毎年この先にはノエビアスタジアム前でヴィッセル神戸のサポーターの方々が太鼓の音を響かせて応援しているので、さながらこのあたりはJリーグ応援ゾーンと化していました。そしてセレッソRCの皆さんは、ガンバ大阪のランナーさんが通ると「がんばれ」ではなく「走れーっ!!」と愛のムチ(?)が容赦なかったのが面白かったです。

そしてこのマラソン応援企画に毎回駆けつけてくれているセレッソサポの「ねこじし」さん、今回はめでたくランナーとして出走されていて、かなり早い時間帯にやってきて・・・

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「ルヴァン獲ったど~!!」のメッセージ(笑)
そしてその裏面にはなんと

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「タテイシさんご一行応援御礼」とのフレーズ!
そして私の名前をコールしていただき、恐縮(笑)

でも、ねこじしさん、ごめんなさい。私がいつも使っているデジカメ(GRデジタル)、ズーム機能のない単焦点レンズのカメラなので、こんな感じの分かりにくい写真で勘弁してください(笑)

ほかにも・・・・

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昨日コンサドーレ札幌がJ1残留を決めたので、さっそくネタを仕込んでいたり。
(写真暗くてすいません!)

柏レイソルのランナーさんは、通り過ぎざまに・・・

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見事なインステップキックのフォームを披露しつつ走っていったり。
このリアクション、いままでありそうでなかったので新鮮(笑)

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「ブログみてます!!」の嬉しいリアクション。でも確かこのときタイミング良くベガルタ仙台コールができなくて、申し訳なかったです。

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サガン鳥栖サポーターのお父さんとも久しぶりに再会!
お元気そうで何よりです。
そして今回もお土産をいただきまして・・・

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とっとちゃんストラップ!!(笑)
サッカーボールを蹴っているあたり、もはやサガン鳥栖の「ほぼ公式マスコット」ぐらいの勢いですな・・・

そんなわけで、ひさしぶりのマラソン応援、とても楽しませていただきました。

そして今回の集計結果は以下のとおりです。

ヴィッセル神戸    105
セレッソ大阪    29
ガンバ大阪    18
徳島ヴォルティス    8
浦和レッズ    6
サンフレッチェ広島    6
サガン鳥栖    4
北海道コンサドーレ札幌    3
アルビレックス新潟    3
京都サンガ    3
柏レイソル    2
横浜Fマリノス    2
ジュビロ磐田    2
FC東京    2
ベガルタ仙台    2
清水エスパルス    2
名古屋グランパス    2
ジェフユナイテッド千葉    2
水戸ホーリーホック    2
カマタマーレ讃岐    2
ガイナーレ鳥取    2
鹿島アントラーズ    1
湘南ベルマーレ    1
東京ヴェルディ    1
松本山雅    1
横浜FC    1
ファジアーノ岡山    1
FC町田ゼルビア    1
ツエーゲン金沢    1
レノファ山口    1
ロアッソ熊本    1
鹿児島ユナイテッド    1
東京武蔵野シティFC    1
INAC神戸レオネッサ    1
伊賀FCくノ一    1
ETU    1
やべっちFC    1

なんと、ヴィッセル神戸が地元マラソンで「100人越え」を達成!
昨年が74名だったので、元々神戸マラソンでは圧倒的な人数のランナーさんがいるのは予想できましたが、まさかの3ケタ。

そしてこのリストに挙げた数だけで223名。日本代表(なでしこ含む)の32名を加えると255名。エントリー総数に比して約77人に1人の計算。ちなみに昨年も200名近かったので、もともとこのマラソンではヴィッセルランナーの多さゆえにすごくチーム名コールの機会は多いわけですね。

そしてもしフロンターレ、アルディージャ、ヴァンフォーレの3チームが走っていたら、J1クラブは全部コンプリートできていた、というのも今回の興味深い点でした。

さて今回も、自分なりに撮影していた写真のなかからちゃんと撮影できていたものを以下のリンク先にアップロードしております。メガホン叩きながら(かつコールしながら)の撮影なので、フレームとか全然見ていないので、写真のクオリティについてはご容赦を。
こちらのWindows OneDriveのリンクをご参照ください


さぁー、次の日曜日は大阪マラソンです・・・うん、今日は久しぶりにメガホン叩きまくって、絶対に筋肉痛になっていると思われ・・・(笑) 

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2017年11月 6日

2週連続市民マラソン大会!2017神戸マラソン&大阪マラソン「サッカーユニフォームのランナーさん応援企画」(そしてすいません、今年の奈良マラソンは欠席いたします・・・)

ルヴァン杯、セレッソ大阪のサポーターのみなさまにおかれましてはおめでとうございます。
そしてJリーグのシーズンは佳境に入り、いよいよラスト数戦が熱くなってくるこの季節、今年も「市民マラソンにおけるサッカーユニフォーム姿のランナーさん応援シーズン」が個人的にはじまります。

しかし、いったいどうしてこうなったのか、この業界に疎いので本当によくわからないのですが、なぜに神戸・大阪と関西の大規模都市マラソン2週連続開催に・・・!?

というわけで一度にまとめて告知させていただきます、「市民マラソンでサッカーユニフォームを着たランナーさんを勝手に熱く応援する企画」、今年もやります!

いずれも待機場所は例年通りで考えてます。

まずは神戸マラソン!11/19(日)!

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ノエビアスタジアムにつく手前ぐらいの、ちょうどバス停のあるところにてお待ちしております。地下鉄御崎公園の3番出口をあがってノエスタ方面に歩いたらすぐです。

ノエスタの正面前ではヴィッセル神戸のサポーターの方々がガチな声援で迎えてくれるので、そういう意味でも「Jサポ・ランナーさん」にとっては楽しめるレースとなっています。

去年の神戸マラソン応援の様子は(こちら)!

そして11/26(日)は大阪マラソン

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画像はクリックしたら大きくなりますが、ニュートラム「南港口」駅あたり、マラソンでは35km付近のポイントです。このへんもそれなりにレース中になると賑わいますが、応援はしやすいポイントで、ひとまず昨年と同じような場所を予定しています。

去年の大阪マラソン応援の様子は(こちら)より!

いずれも、私は今回も日本代表のレインコート?を来て日本代表メガホンをもって待機しています。
ぜひサッカーファンの方々も、応援にかけつけていただけると幸いです!!
以前ランナーとして応援コールを受けた方で、抽選に落ちたから今回は応援に来ました、という方々が近年お越しになることがあり、これは本当に、実際にマラソン応援を続けてきたからこそのご縁にほかならないので、本当に嬉しいですねぇ。
(もし可能であれば、応援に来ていただける場合には事前にコメントや以下のツイッターにご連絡をいただけるとすごく助かります!自分のモチベーションにも違いがでてきます 笑)

たくさんのランナーさんのなかから、さまざまなサッカーユニフォーム姿のランナーを瞬時に発見し、チーム名をコールして、(あたかも後半ヘロヘロになってるサッカー選手を応援するかのごとく)激励していきましょう!!

当日の予定変更などは、ツイッター @NaofumiTateishi で配信予定です。
よほどのことがない限りは大丈夫だと思います。

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そして・・・・・・。

すいません、今年の奈良マラソン(12/10)は、やむにやまれぬ事情により欠席とさせていただきます・・・・・!!!

No9

すいません。

本当に。

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2017年10月28日

横断幕と暮らす日々(その3)

 岡山にあるサッカークラブを応援しにいくということは、京都在住の自分にとって「ホームもアウェイもぜんぶアウェイ」みたいな距離感を動くことになる。そうして「毎週末が小旅行」みたいな生活感覚になっていく。

 そんななか次の試合はスペランツァ高槻との試合、会場はJ-GREEN堺。前から行ってみたかったナショナル・トレーニングセンターであり、もはや関西にあることにより電車とバスで行けるということだけで、ものすごく近所に思える。

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 しばらく何も情報がない状況だったが、数日前に藤田のぞみはチームの練習に合流しているとの知らせを受けて安心し、この日を迎えた。ケガであったのならばこの日の試合に出場できるとも思えず、そもそも堺にも来ないだろうと思いつつJ-GREEN堺にくると、チームに帯同して、練習を見守っているのんちゃんの姿を確認することができた。彼女はちゃんとチームとともに生きている、もはやその状況を確認するだけで十分だった。そして彼女が熱心に練習を見守るのと同様、これからの2時間はピッチの上の選手たちに集中し、良い試合になることを祈るのみだった。

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 そして見慣れた顔が客席に集まっていて、皆がそれぞれ自分なりのスタンスで試合を見守っている状況にも慣れつつあった。いつも私は友人のフィオリオ氏、そしてMさんとぼにたさんとであーだこーだ言いながら試合を観ているエリアに加えていただいており、そしてその近くを試合中でもウロウロしながら声援を送る「アンチ銀河系」と呼ばれるおじさんがいて、この人の軽妙な言動にフィオリオ氏らから皮肉まじりのキビしめなツッコミを入れられていたり、それでも負けじと何かにつけてからんできたりする様子をみるのも、このごろは楽しく感じられるようになった(とはいえここで具体的に事例をあげられるほどに、コアなサポーター同士が繰り出す話の中身を理解できていないことは当然多いわけだが)。

 話しかけてくる会話の内容はうまく飲み込めなくても、いつも陽気な気分であることだけは分かるこの「アンチ銀河系」おじさんは、ハリマアルビオンと湯郷ベルの両方のサポーターとして活動しているとのこと。ユニフォームの背中には背番号ではなく赤いプリント文字で「現場が1番 選手が1番」とゴシック体で力強く書かれており、そうした想いを主張する背中は選手たちのサインで埋め尽くされている。しかし「Aが1番、Bが1番」だとどちらが1番か分からないので論理的には破綻しているのだが、そういうことをいちいち気にしていたら、毎試合「現場」に現れて声援を送り続けることなんてできないのだろうと、むりやり自分を納得させている。

 

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 試合のほうは、積極的に前からプレスをかけにいく湯郷ベルが試合のペースを握り、いい時間帯をたくさん演出して3ー1で勝った(それはあたかも、何度冷たくあしらわれても果敢にいろんなネタでからんでこようとするアンチ銀河系おじさんの不屈のメンタリティを、この日のベルの選手たちが見習ったかのごとく粘り強いプレッシングを通して体現していた・・・や、ウソだけど)。負けたスペランツァはチャレンジリーグへの降格という憂き目にあってしまったが、湯郷にしろ高槻にしろ、厳しい台所事情がそのまま順位に反映されているようにも思える。

 

 そんなわけで、ひさしぶりの勝利にベル側の出待ちの現場も和やかな感じになっていて、乗るはずのバスの周辺では、もはやどこに選手がいてどこに親類がいてどこにサポーターがいるのかよくわからない状況でそこかしこに談笑の輪が広がっていて、なんだかハートフルな初秋の夜だった。そんななか私も無事にのんちゃんにお目にかかれて、この2試合ずっと渡せなかった差し入れを手渡すことができた。

 のんちゃんが不在だったこの2試合のうちに、もし早めに渡せるのであれば渡したかったものがこのときの紙袋のなかに別途入っていて、それが『旅の指さし会話帳 ブラジル』だった。というのもこの夏にブラジル人のフェフェという新加入選手がチームに合流したのである。監督の亘さんは南米生活が長いのでコミュニケーションはすぐ取れるのだろうけど(彼女のために通訳がつくような余裕はクラブにはないとも思えるし)、それでも選手間だけでフェフェとコミュニケーションを深めていくことが、低迷状態をはやく脱したいチームとしても喫緊の課題だと思えたので、我らが副キャプテンののんちゃんにこの本をぜひ渡したかったのである(そして、正式には藤田のぞみにとってこれが初めての外国人選手のチームメートとなるはずなので、そのことも含めて)。

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 類似書はたくさんあるものの、この「指さし会話帳」のシリーズは実によくできていて、手書きの文字やイラストの味わいがファニーで、使い勝手の良さと親しみやすいポップさが絶妙に組み合わさっている良書であることを知っていたので、この「ブラジル編」を差し入れのなかに入れようと思い立ったのだ。こういうのがあれば、今シーズン総ざらいにリセットされて始まって、なんとかチーム内の関係性をいいものに構築しようと苦慮してきた(と伺える)ベルの選手たちで、今度はポルトガル語になじんでフェフェとの関係性をさらに深めていってもらえたらという期待も込めさせていただいた。

(サッカー関係者必読の漫画『ジャイアントキリング』でもETUのメンバーでは1人だけ外国人選手としてブラジル人のガブリエルがシーズン途中から加わるが、なんとなくその感じも想起させる)

 

まあ、外国語の会話帳を差し入れにすることについては冒険心半分と、ちょっと恐縮する気分が半分ぐらいあった。でもそうやって、やや変わった角度から選手を応援していくことを探求してみたいと思うし、だからこそカタカナの横断幕だって作りたくなる。

 

というわけで、当日の現場で「ぜひこれを活用して!」と渡した紙袋の中にある『指さし会話帳』のことを述べたら、袋の中にある本を確認したのんちゃんは、きょとんとした表情で、たまたま近くにいたフェフェを指さして無言で微笑。

 

 いま思うと、本の題名が『指さし』だから、フェフェを指さしたのだろうか!? ・・・そのことにツッコミを入れるべきだったかと、いまはとても悔やんでいる。

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2017年9月28日

横断幕と暮らす日々(その2)

「カタカナのやつですよね?」

このセリフを何度もアタマのなかでリフレインさせつつ日常生活を過ごし、どうにか今後の試合に合わせて動けるように日程調整をしていった。次の試合は6日後の9月9日、淡路島の五色台運動公園「アスパ五色」でのハリマアルビオンとの一戦だった。どう考えてもクルマでないと行きにくい場所で、毎度のことながらフィオリオ氏の運転にお世話になる。

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 明石海峡大橋をわたり、海の青さを心地よく眺めながら、最後は高台にたどり着き、いくつかのグラウンドが併設されている運動公園についた。

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 男子大学生と思われるサッカーの試合が遠くのグラウンドで行われていて、ホイッスルの音やかけ声以外は何も聞こえない、海辺の静かな競技場。

 そこへベルの選手を乗せたバスが到着した。熱心なサポーターがバスの脇に立って、降りてくる監督・選手たちに声をかけたり荷物の搬出のルーティンを見守っていた。私にはその距離感が落ち着かないので、そうした様子を遠くから眺めていた。

 

するとそれらが終わったあとに、サポーターさんやフィオリオ氏から

「のんちゃんが来ていない」

ということを知らされた。

 

 

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 ただ不思議なほどに、私はその知らせを冷静に受け止めていた気がする。きっとそれは、藤田のぞみを応援する者としての矜持みたいなもので、「そもそもプレーが観られること自体が奇跡」だと思っている部分があるからかもしれない。一度はすべてを諦めたことなのであって、こうして「応援できる機会」という可能性が残されているのであれば、そこにまずは全力で感謝するしかないのである。

 

 それ以上のくわしい情報がないので、そこについてはひたすら気がかりではあったが、気持ちを入れ替えて予定通り横断幕も張り、「ここにはいない選手」であっても、それはそれでひとつの応援なのであると自分に言い聞かせて、競技場の周りをぼんやり歩いてみたりして試合開始までの時間をすごした。

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 試合は先週の大敗の影響が心配されたが、気持ちの入ったプレーをみせて、スコアレスドローではあったが内容は格段によかった。

 

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 試合終了直前に、この日の観客数は323人とのアナウンスがあって、ちょうど一ヶ月前の自分はロンドンにいて、チェルシーFCのプレミアリーグ開幕戦を3万人を越える観客のひとりとして観ていたことに思い至った。しかし目の前で展開されているサッカーには、単純に100分の1という観客数の比率では語り得ない激しさとひたむきさがあって、プレミアリーグであろうがなでしこリーグ2部であろうが、私にはサッカーにおける「違い」がほとんど感じられなかったし、そのどちらも、決して解けない永遠の謎としての「サッカーはいかにして守り、そしてゴールを奪うか」を示しながら、そこにあると思った。

 

 そして一ヶ月前のスタンフォード・ブリッジで、私はそこにいない元キャプテンを讃えるバナーを掲げていて、そしていまは、ここに来るはずだったかもしれない藤田のぞみというフットボーラーのことを想いながら、彼女の名前がカタカナで書かれた横断幕を、淡路島の海辺の競技場のメインスタンドから遠目に眺めていたりする。

 

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 ちなみにこの試合のあと、フィオリオ氏らは徳島までクルマで出て一泊したのち、別ルートで帰るというので、私もそれにならって夜に徳島へ移動して一泊して、翌日の朝に自分は高速バスで関西に戻ることにした。すると自分が予約した徳島のビジネスホテルのすぐ目の前に「のぞみ病院」というのがあって、このオチはどうなんだ、となった。そんな一日。

 

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↑ホテルにて。J-SPORTSオンデマンドでチェルシー×レスターの生中継が観られてよかった。

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 果たして次の試合、津山でのホームゲームには彼女は戻ってくるのだろうか。そのことばかりが気がかりだった。これがJリーグであれば、ケガ人情報などはすぐにオフィシャルの情報として発信されるが、このカテゴリーになるとなかなかそこは難しいようで、よりいっそうファンの不安をかきたてる。

 ましてや藤田のぞみの場合は「ケガによる離脱」と「それ以外の事情での離脱」の可能性をどうしても考えざるを得ないため、なおさら情報がない状況下では不安がつのる一方である。

 

 さらに憂慮すべき点は、この週末に向けて大きい台風がやってくることだった。なでしこリーグは日程消化を優先せざるを得ないので、あまり台風では中止にならないことが多い印象がある。

 

 来るかどうか分からない選手のために、台風に突っ込んでいく。

 来るかどうか分からない選手の横断幕を、暴風雨のなかで掲示しにいく(そしてずぶ濡れの横断幕を持って帰って、乾かす・・・)。

 こうしたことも、先に述べた「覚悟」のひとつであった。

 案の定、前日になって「明日の試合開始時間が台風の影響で15時から11時に変更になった」との連絡が入る。帰りは一人で高速バスに乗る予定だったので、いそいでチケットの払い戻しと新規予約に追われる。当日は朝5時にフィオリオ氏のクルマで拾ってもらい、津山市陸上競技場へ。まだ暗闇の残る高速道路に入ったとたんに、フィオリオ氏から「今日も来ないみたい」と教えてもらう。別にそれで私はあらためてショックを受けることもなく、やはり「矜持」に従ってその事実を受け入れた(と、カッコ良い感じに書きたいところだが、実際はクルマのなかでウダウダと我が身を笑い、八つ当たりをし、ボヤきまくっていたことをお伝えしておく)。

もはや横断幕を掲げるためだけに、台風の迫るスタジアムに向かっていく。酔狂のなせるワザ。それでも早朝の大阪にひろがる空模様は美しく感じられた。

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 津山市陸上競技場も初めてくる場所だった。そこに朝も早くから(台風がくる前にもかかわらず)湯郷ベルのサポーターたちは日本中どこでもいつも通り早めにやってきていて、もはやその姿勢には尊敬の念を覚える。そうして予定通り横断幕を張り出した。 

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 この日の対戦相手はリーグ優勝を狙っている日体大フィールズ。元なでしこジャパンの荒川がここで今プレーしており、随所で巧いボールキープをみせ、アグレッシヴに攻撃にからんでいた姿が印象に残る。そしてベルはここぞのところで惜しいミスが随所にみられて自ら試合を難しくしていった印象で、結果は0ー2で負け。今年まだ私はベルのゴールを観ていない。 

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 藤田のぞみがいない状態での二試合を観ているうちに、他のベルの選手たちの顔と名前と背番号にもだいぶなじんできて、なんだか「急に増えた親戚」のような感じで選手たちやサポーターのみなさんを見ている感じがしている。毎週末同じメンツで、場所を変えて顔を合わせているのだから、それは今の生活環境下で思えば、両親や姉たちよりもよく会っていることになる。

 そして忘れてはならないのは、監督はあの亘崇詞さんなのである。J-SPORTSで海外サッカーを観ている者として、応援せずにはいられない人であり(そういう意味でももっと早く現地で応援にくるべきだったのだが)、彼がいまこのクラブについてどう思っているのか、そこも強く興味をかきたてられるところである。

 

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↑台風で駅のコンビニも閉まる。

 ローテンションな気分になる試合ではあったが、この日良かったことといえば、試合のあいだ雨がほとんど降らなかったことである。横断幕も濡れずに済んだ。この日を見込んで事前にレインポンチョを買っていたが、使うこともなかったなー・・・と思いきや、最後の最後で自宅の最寄り駅に着いたときに、人生でもあまり記憶にない「いかにも台風らしい暴風雨」に見舞われ、結局そこでレインポンチョの出番となった。カバンのなかの横断幕を死守しつつ、そして心が折れないように何かを信じつつ、この週末の最後はずぶ濡れのポンチョ姿となった。 

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(つづく)たぶん。

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2017年9月20日

横断幕と暮らす日々(その1)

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 最後にビブスを身につけたのはいつだったか。

 もしかしたら2012年に出た職場のフットサル大会かもしれない。まさにあの年は藤田のぞみが主将を務めたヤングなでしこが日本開催のU-20W杯で3位に入る激闘を、解体前の国立競技場で観た年であり、そしてチェルシーが(思いがけず)欧州チャンピオンズリーグを制覇してクラブW杯で年末に来日までした(そしてコリンチャンスの熱狂的すぎるサポーターに圧倒された)年として、サッカーファンとしての自分のなかで今でも格別の一年であった。もう自分がサッカーを観ていく中であれ以上に盛り上がりっぱなしの一年は来ない気がしている(だって、チェルシーですよ・・・)。

 最後にビブスを身につけたのがそれぐらいだとすれば、自分はどちらかといえばビブスに縁のない人生を送っているはずなのだが、9月のある休日に、岡山のシティライトスタジアムで、グレーのビブスを着た私は湯郷ベル側のゴール裏で横断幕を張っていた。前回の記事で書いたとおり、藤田のぞみを応援するために初めての横断幕を作り、三木市の総合防災公園陸上競技場でデビューしてから、その後いくつかの試合は都合がつかず休み、この日2度目の掲示となったのである。

 ビブスを着用しているのは、会場前のタイミングで横断幕の設置作業を行うサポーターが中に入らせてもらうための識別のためであり、友人でありかつこのクラブの「横断幕掲示計画」を担当しているM・フィオリオ氏が人数をとりまとめて、代表して運営スタッフに申し出て、まとめてビブスを受け取ってきてくれたのである。

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 フィオリオ氏が担っている役割は横断幕の掲示プランを毎試合考えるだけではなく、様々なサポーターから託された数多くの横断幕を彼が預かっており、大きなバッグに詰め込んでは、クルマに乗せて奈良から毎試合、各地のスタジアムに駆けつけている(いつもは彼の車にお世話になって乗せてもらっているのだが、この日は岡山駅の近くということもあり、私は新幹線で来ていた)。

 この日の試合に先だって8月のあいだ私は数試合を欠席していたが、この重たそうなたくさんの横断幕を抱えている彼に、私の作った「フジタノゾミ横断幕」も預かってほしいとは頼みにくい・・・や、言うには言ってみたが、案の定「自分で持ってきなさい」と一蹴された。

 ゆえに、横断幕を作って応援するということは、少なくとも私にとっては「その試合の現場に(かつ、観客席の入場ゲート開場よりもだいぶ前の時間から)行かなければ掲げられない」という課題とともに生きていくことである。そうなることは作る前から分かってはいたのである。だから、藤田のぞみが加入した湯郷ベルを応援にいくことには、いろいろなものを犠牲にしなければならない覚悟が問われていて、そこで今年の私はフィオリオ氏からの再三の誘い(というか出頭命令に近い)を受けつつもひたすら二の足を踏んでいた。

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 そういうなかで2度目の横断幕の掲示となり、夏の終わりの気持ちよい快晴のなか、セレッソ大阪堺レディースとのホームゲームを迎えた湯郷ベルであったが・・・試合は惨敗、0―4の大敗で2部リーグからの降格危機の圏内にとどまってしまう結果に。

 終了のホイッスルが鳴るやいそいそとゴール裏へ向かい、手早く横断幕のヒモを解いていく。フィオリオ氏によれば、今日はホームゲームなのでこのあと選手はファンサービスに応じてくれるから、私の横断幕に藤田のぞみからサインを書いてもらうことを勧めてくれた。確かに私も横断幕には選手からのサインが入ってこそ本当の意味で「完成」だと思っているが、それにしても大敗の試合のあとだけに、気が進まない。思えば浦和レッズ時代から、私が(過去にほんの数回だけれども)出待ちで藤田のぞみと相対するときは、どうも「負け試合の後」のイメージが多く、そのときの印象もあってか、いまいち乗り切れない。

 そうこうするうちに出待ちの時間になり、フィオリオ氏と、木龍七瀬のファン(ご本人いわく『岡山のおかん』)である「ぼにたさん」が私の前に立ってくれて、「のんちゃんを確実に呼び止める」感じを作ってくれた。ぼにたさんは木龍がゴールを決めたら、そのゴールをアシストした選手たちに「スタバ・チャレンジ」と称して、その選手のお好みのフレーバーのフラペチーノをスターバックスで仕入れてクーラーボックスで保管しておき、出待ちのときに渡すということをしていて、選手にしたら帰りのバスのなかでフラペチーノを味わって帰ることができるという、非常にステキなアイデアで選手との交流を楽しんでいる。そしてたまたまこの日の「スタバ・チャレンジ」の受賞者の一人が藤田のぞみだったので、こちらもそのタイミングに乗じてサインをいただくこととなった。

 もちろん私の周りにもそのほかのファンの人々が密集していたから自分の横断幕を大きく広げるわけにもいかないので、サインをもらいたい余白の部分だけが表面にくるように、横断幕を折りたたんで持っていた。大きくサインを書いてもらうために、太い線のマジックペンを仕入れるべく、前日に文具店で「マジックインキ・黒色」を仕入れた。もっともこのペンを選んだのは、あらためて見るとえらく昭和感がただよっていてグッときたからであるが。

 そうしているうちに次々と選手たちがファンサービスゾーンにやってきた。この感じ、なんだか懐かしいなぁと思いつつ。そして一通りの選手がエリアを離れていったあと、フジタノゾミが現れた。



 とても大事にしたい瞬間こそ、こうしてなぜかどういうわけか、よく思い出せなかったりする。しっかり目を見開いて、集中しているつもりなのに、そのときのことは時間が経つにつれて、急速にあいまいになっている。ただし一つだけしっかり覚えているのは、「マジックインキ・黒色」を私から受け取った藤田のぞみが、横断幕の余白部分を確認し、大きめにサインを書き出すときに、



「これ、カタカナのやつですよね?」


と言ったことだった。


今シーズン、まだたった2回しか掲出していない「カタカナの横断幕」のことを、ちゃんと本人が、認識してくれていた。


この言葉、「これ、カタカナのやつですよね?」は、2017年の「個人的セリフ・オブ・ザ・イヤー」に受賞が決まったといってもいい。


(場所の狭さもあり、記念撮影まではさすがにできなかった。でも人生できわめて貴重な瞬間こそ、記録ってされにくい感じがする)
(「カタカナのやつですよね?」のあとに続けて「目立ちますよね」とも言ってくれたような記憶もあるのだが、私よりも圧倒的に記憶力のよいフィオリオ氏に後日問い合わせたら、「それは言ってないと思う」とのこと)


岡山駅までの道を歩いて帰りながら、「本人が私の横断幕を認識してくれていた」ということの嬉しさや、「なぜもっと早く作らなかったのか?」という申し訳なさや後悔がグルグルとうごめいていて、そうしているうちに「こうなったら今シーズンの残りは、可能な限り、フジタノゾミ横断幕を掲げに行こう」と誓った。


新幹線に乗ってはじめて、自分の両手には「マジックインキ」の黒い跡がそこかしこについていたことに気づいた。ペンを渡すときの動揺がうかがえて、どんなけ緊張してたんだと、ひとりツッコミを入れる。

そうして、じんわりとした充実感とともに帰路についたのだが、この先の試合で味わう試練の数々は、まだこのときに知る由もなかったのである。(つづく)

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2017年8月21日

チェルシーの開幕戦でメッセージ・ボードをあげに行ったらマスコットのライオンにおちょくられた件など

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この夏にロンドンに行った大きな理由はもうひとつのブログに書いたのだが、タイミングよくプレミアリーグの開幕戦にも合わせられたので、前回の記事で予告したとおり、例のメッセージ・ボードを持ってチェルシー×バーンリーの試合をスタンフォード・ブリッジで観戦することができた。

まずこのボードの件について。結論からいえば、テレビ中継に乗っかることはできなかった模様。
ただ、試合前のアップの段階で、北側のチェルシーFCサイドの最前列に陣取って、他の客といっしょにアップの様子を間近で見届けながらひたすらボードを掲げていると、少なくともその前を通ったすべてのカメラマンからは、確実にボードの写真を撮影してもらえていた。

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周辺にいたサポーターも、何のボードを見せてるの?と声をかけられ、内容が分かると納得してくれた。こちらの英語力のなさゆえ、それ以上の有意義な会話を続けることは難しかったのだが。

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あとはこれね、マスコットキャラのBRIDGETちゃん(女子)。

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実はスタジアムに入る前も、彼らは周辺でいろんなサポとの写真撮影にいそしんでいて、このボードを取り出してスリーショットをスタッフさんに撮ってもらっていた。

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ほどなくこの場所でも再会。
すると私のボードを「これ貸してっ」と取り上げ、そのまま走り去っていった(笑)

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あとで戻ってきてくれたのがかわいらしかった。

そんなわけで、北側エリアはチェルシーの面々がアップしている状況がしっかり見えるし、慣れてるお客さんは試合開始ギリギリまで来ないし、最前列のお客さんから「どいてよ!」とか言われることもなく、アップの時間だけはどんなに前にいてても特に怒られない。

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というわけで、やはりボードは持って行ってよかった。

試合開始前になれば自分の席に戻ることになるわけだが、さすがに混みあう状況では長く掲げられるのはためらわれるし、ボードのメッセージ内容も試合が始まってしまえばあまり意味がないものなので、試合開始ギリギリのところで畳んで閉じておいた。

で、かつてチェルシーのスタジアムツアーでたまたま一緒になったご縁で知り合えたConsadole at Stamford Bridgeさんご夫妻から、その試合後にLINEメールで連絡が入り、私の写真をインスタグラムにあげている、熱心なジョン・テリーのファンの人がいることを見つけたようで、教えていただく。「おおっ、つまりどこかの媒体では流通しているのか!?」となった。
(ちなみにこの人、テリーの妻か?って思うぐらい、テリー一色のインスタを展開していた・・・)

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んで、帰国後にいろいろ調べてみた。
私が分かった限りでは、デイリー・メールのLIVE更新のページで、このボードのことが紹介されていた模様!

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↑トップページ。この日の模様をリアルタイム速報で伝えるページっぽい。

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↑こんな感じ。

で、有名な写真エージェントのGetty Imagesの関連で、ジョン・ワルトンさんというカメラマンが私の写真(上の2バージョン)をそこに納めてくれていた様子。

以前のクラブワールドカップのときもそうだったが、こういうご縁でたまたま自分を撮影してくれたフォトグラファーの人そのものを検索すると、いろいろ彼らの活動の様子がわかったりして、ツイッターのアカウントも持っていたりするからフォローさせてもらったりして、「自分を撮影してくれたカメラマン」という位置づけで、その後も追いかけていける楽しみが増えるのである。海外サッカー観戦の場における、こういうアピール行為の副産物といってもいいだろう。

他にもどこかでこのボードのネタが使われていたらいいなぁと願いつつ。
(一番いいのはテリー本人にこの写真が伝わることなんだが)

まぁ、すでにいない元キャプテンのネタなので、あまりオフィシャルには扱いにくいネタでもあるだろうから、難しいところではあったかなー、とも。

あと反省点としては「チェルシーのユニを着ていたほうがよかったのか?」という点であるが、実際に用意はしていたのだけど、気候的に寒かったので、長袖のままでいいか・・・となったのであった。でも今から思えば「長袖の上から着ればいいやん」と思うのだが、どういうわけか現地ではその発想にならなかった。ボード掲げることで一杯一杯だったのか。

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さて、その他の件について。

この試合は結果的に、歴史的な記録としては
・前年度チャンピオンチームが翌シーズンの開幕戦で3失点したプレミアリーグ初の試合
・前年度チャンピオンチームが翌シーズンの開幕戦で2名の退場者を出したプレミアリーグ初の試合

・・・とか、他にもあったかもしれず(場合によってはプレミアリーグではなく、100年以上にわたるイングランドのトップリーグ全体の話だったかもしれないが)、まぁいわゆる「とんでもねぇ試合」だった。

そもそも開始早々にアロンソがすぐイエローカードをもらった時点で「今日の審判って・・・」と早めに気づくべきだったし、私のいた西スタンド下段の空気感でいえば、その直後の前半10分すぎ(だったよね)に訪れる「新キャプテン、一発レッド退場」っていう状況も、どこかしら醒めた目で「あ、そうくるか」的な、なんともいえない雰囲気があった気がする。もちろん激しいブーイングもあるにはあったのだが、私としてはこんな早々にさっそく試合がガタガタになるのはどうかと思えるので、もうちょっと審判さん空気読んでよー、てか周囲のサポもわりと大人しく受け入れるわけ、このジャッジ?(まぁ、たしかに危ないタックルだったけども!?) という気持ちではあった。

 なにより若手でいきなり開幕スタメンに抜擢され、試合前のアップで緊張感が隠しきれなかった感じのボガくんが、この退場のせいですぐにベンチに下げられてしまったのが実に可哀相でしたよ・・・新キャプテン、ケイヒルの苦すぎる船出となってしまい、それはそれで見応えはあったんだけども。

 あとケイヒル退場の思わぬ副産物というべきか、代わりにクリステンセンくんが穴埋めをすることになり、まさかこんな早くに生観戦の場でクリステンセンを観ることができるなんて、という気分。

 まぁ、試合はこんな調子でずっと審判のジャッジにイライラさせられっぱなしの展開。こういうとき近くに声がやたら大きいサポーターが延々ヤジっててちょっとうるさい、っていうこともよくあるが、幸いこの日の西スタンドはそんなにヒドくなく、もしかしたら一番ハッスルしていたのは、私の目の前に座っていたラテン系の女の子だったかもしれない。

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狭い座席スペースのなかでもムダのない動きでダイナミックに腕を振り回し続けて審判のジャッジにあらゆる文句を叫び続けていた彼女の姿をみるにつけ、こういうパッションに乏しい私なんぞはいたく感銘を受けていた。

 で、周知の通りこの試合では後半途中になって新加入のFWモラタが登場し、よけいなプレーでイエロー2枚目をくらったファブレガスが退場して9人になった状況となっても果敢にゴールをめざし、モラタの1ゴール1アシスト(と言っていい絶妙な落としを、ダヴィド・ルイスがうまく蹴り込んだ。しびれた)で2ー3まで追い上げた。なのでスタジアムの雰囲気も一転してノリノリな感じになり、タイムアップまで躍動感がみなぎる良い感じであった。まぁ、前半の時点で帰りたくなるような試合を、ここまで楽しくひっぱっていけたのはよかったし、決して悲観してはなかった感じ(だってアザールとかいなかったもんね、っていう言い訳)。

そして試合後に最後までピッチにとどまり、悔しさをかみしめつつ、まんべんなく客席に向かって拍手をつづけていたアスピリクエタ、本当に評判通りの人格者だな~キミは。

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 そして毎回感心するのが、終わったあとの客ハケの良さ。あっという間にスタンドからいなくなり、近所のパブやら歩き帰り組やらで散り散りになり、ちょっとスタジアムのショップをみて(グッズのバリエーションが乏しい印象は変わらず)、そしてフルアム・ブロードウェイの駅まで歩いて駅ナカのドラッグストアとかでちょっと買い物してから改札を通ったら、まったく混雑を感じることなく地下鉄に乗って帰れたレベルだった。

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↑ウイリアム・ヒルと提携が始まったようで、スタジアム内でブックメイカーを賭けることができた(記憶ではかつて西スタンドにはブースが無かった気がする)。結果はこちらも惨敗・・・何せ、「ケーヒルがゴールを決める」に賭けてたりする(笑)

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