2012.05.27

ROOMという野外フェスにいってきて感銘を受ける

ROOMという野外フェスにワルシャワのバンドのメンバーで行ってきた。
野外フェスっていうものに行くこと自体がはじめてだった。

トリのNATSUMENを観るのが目当てだったが、朝から行っていろーんなバンドを聴いているうちに、まったく期待していなかったぶん、とても愉しませていただく。というのも、このイベントはいわゆるインスト・バンドが主体のフェスだった(行くまでそのことすら知らなかった)。ほとんどボーカルは入らず、ひたすら超絶サウンドで押しまくってくる。

で、前から薄々感じていたことではあったが、つくづく思った。
昔のプログレ・ロックだけをひたすら聴き続けているようなおじさん世代の方々、じつは今の日本って大変なことになっていますよ、と。

日本のインスト・バンドっていうか、ポスト・ロックというか、とにかく彼らは往々にして、ギターとベースとドラムに、かなりの割合で管弦楽器を組み合わせていたりする。つまりキング・クリムゾンが40年前から探求しつづけているような、「テクニカルなギター+弦楽器もしくは木管楽器のミックス+叙情的なメロディー+でも変拍子入りまくり曲調変わりまくりで衝動的な即興型アプローチ」の進化形みたいなものが、ムチャクチャ面白いサウンドで、我々の知らないところでガンガン演奏されまくっているみたいですよ、クリムゾンの来日なんて待たなくても全然楽しめる可能性はゴロゴロしているかもしれませんよ、と。

印象的だったバンドのひとつがsgt.っていうバンド。
適当にYouTubeでみつけた曲を貼り付けてみる。


この曲、表現として笑われるのを承知で書くけど、クリムゾンの『レッド』のメタル調のイントロみたいなのから、途中で『スターレス』の後半みたいになっていくんです本当です。しかも格好良くて感心する。


この曲も2分半ぐらいから『太陽と戦慄』と『ディシプリン』が合体して突然変異したような音なんです、って書いてもクリムゾン命のおじさん連中には鼻で笑われるんでしょうけど。いやでもマジですごいんですって。

こういう音楽を今の若い人たちが踊りながら楽しんでいる光景をみていて、まるで隠れるように高校時代に古いプログレをせっせと聴いていた自分は、何もそんなに恥ずかしがる必要はなかったのかも、とすら思えてきたわけで(何せ、なぜ自分は高校時代の終わりに自作フリーペーパーを創り出したかという理由の大きな部分が、そこのポイントに深く関わってくるので)。


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2012.05.25

いろいろとお知らせ

ひとつめのお知らせ
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歴史のながいファッション雑誌『装苑』の、今度の5月28日に発売される最新号に、Lilmagの野中モモさんがZineについて記事をかいておられて、そこに『DIY TRIP』も写真つきで掲載される予定です! 野中さんいつもリコメンドありがとうございます。

『装苑』という雑誌と自分の人生に、何らかの接点ができることになるとは、人生わかりません。


ふたつめのお知らせ
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市民のつくる映像作品をいろんな場所で巡回して発信する「カフェ放送 てれれ」。今回「てれれ大賞」というのがあり、テーマは「情報」ということで作品を募っていたようで、mizuix氏が『HOWE プログレッシヴなフリーペーパーを創り続ける』という5分ほどの作品をつくりました。タテイシが自分のつくるフリペやZineについて一方的に語り続ける内容です。
こちら)に、そのほかの上映作品リストと会場のリストが見られます。

そしてKBUでも以前から「てれれ」をやっておりまして、6月1日(金)18時からサロン・ド・パドマで行うことになっています。入場無料。
私は、自分の職場でも「てれれ」の上映会があることをあまり深く考えずに今回の映像出演を許諾したのですが、今になってちょっとはずかしくなっております。
職場の上司たちや先生や学生がいる場所で、5分間ばかし「フリペづくり」をハイテンションで語る自分自身の映像を一緒に眺めるという状況になりそうです。

ちなみに上映作品リストのなかには奇しくもブックスダンタリオンのサカイさんを取材された作品もあったりして、実はそのことが自分にとって追い風かもしれないという期待があります(笑)。つまり「ほら、Zineっていろんなところで注目されているんですよ」っていう理由の説明になりそうなので。


みっつめのお知らせ
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Wdr
1月に初ライヴを終えた「ワルシャワ・ドロップ&ロマンティック」ですが、6月27~29日開催ののUJI ROCK FESTIVALに出演します。出番は6月28日(木)の18:40~19:05。会場はKBUの指月ホールです。
「UJI ROCK」とグーグルで検索しても、フジロックのことしかトップにでてきませんが、いずれにせよ大学ではなんだかんだ歴史のある音楽イベントですな。UJIロックって最初にネーミングを考えた人は本当に見事だと思います。



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2012.05.19

「われわれが驚いたのは、異なった大陸にあり、それぞれ異なった歴史や地理的条件を持つそれぞれの都市の地下鉄が、皆同じ構造になっていることだ」

WIREDより「世界の地下鉄網は『同じ形』:ネットワーク分析で判明」の記事(こちら)。

「世界各都市の地下鉄網の形を分析したところ、それぞれ異なった歴史や地理的条件を持つにもかかわらず『同じ構造』になっていることがわかった。粘菌の成長パターンが実際の都市構造に似ているという研究結果とともに注目されている」

調べたら、過去にもときおりこういう話をブログでとりあげている。『この世の密やかな法則を』(こちら)。

今回のこの地下鉄にかんする記事も、まさにこの『複雑な世界、単純な法則』の本を想起させる。

生物レベルの話から社会組織など、この世のいたるところで発生する「つながり」が、実は驚くほど似たような構造を秘めているという予見。細かいことは分からなくても、すごくステキな仮説に思えてくる。「法則性のあるネットワーク構造」って、たとえばまさにサッカーというスポーツの本質もそこにあるような気がしたりするし。

この記事でも最後に「粘菌の成長過程」についても少し触れられているが、つい先日グーグルのトップページは「南方熊楠生誕記念」バージョンだったわけで、南方熊楠が粘菌のことをひたすら調べていたことは、今後もますます注目されるべきことなのかもしれない。きっと彼の目にはインターネットみたいなものの姿が見えていたのかもしれない、なんて思ったり。

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2012.05.17

オランダの「認知症村」ホーゲヴェイ

『クーリエ・ジャポン』の6月号で「ぬおお!」となった記事が「地域全体が介護ホーム:オランダの幸せな“認知症村”」。

アムステルダム郊外に塀で囲んだ「小さな村」のようなものを作り、スーパーやカフェ、美容室などがあって、認知症のお年寄りがそれぞれの好みに応じた建物に住み、普通に街の中を行ったり来たりして暮らすことができる。迷子になったら、介護スタッフが家まで連れて行ってくれる。財布を店に忘れても、モノを買いすぎても、あとで介護スタッフがサポートしてくれる。つまりスーパーの店員とかがすべて実は介護スタッフであり、「街で暮らすように介護する」という感じになっているみたいなのだ。ヨーロッパでもここでしかまだ試されていないみたいなのだが、注目を集めているという。

記事の最後で紹介されているのは、利用者による「ここには休暇で来ているのよ」というコメント。いやはやすごい。

あと思ったのは、もしかしたら介護スタッフ自身も、なるべく面白く楽しんで仕事ができるようなシステムになっているかもしれないということだ。「今日はスーパーの店員、明日は警察官の役」とか、なんかローテーションでいろんな役回りを担当してそうだ。

こういう発想は自分にはなかったので、グッとくる。オランダっていう国がこういうことをやらかすのも面白い。オランダってこういうラディカルなことを真っ先にやるようなイメージがあるなぁ。サッカーもそうだし。

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2012.05.10

Harukana Show ポッドキャスト:「サッカーファンとして市民マラソンの応援を楽しんでみる」

イリノイのコミュニティラジオで放送している「Harukana Show」、先月2回にわけて、タテーシが話をさせていただいたぶんについて、放送内容のダイジェスト版ポッドキャストがここで聴けます。(パート1) (パート2
(Windowsユーザーの方は、ブラウザをインターネットエクスプローラーにして見ていただくといいかもしれません)

リンク先には、タテーシの似顔絵が描かれております。イリノイ在住のスタッフであるトムさんによるもので、えらくハンサムに仕上がっていてうれしいです(笑)。すごく多彩な技術を持っておられる方だなぁ・・・

話の中心テーマは、昨年末からマイブームで盛り上がっている「市民マラソンでJリーグのユニフォーム姿のランナーに、サッカーファンとして声援を送る遊び」について、思う存分語らせてもらっております。


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ちなみに今年の「奈良マラソン」は12月9日(日)に開催されるそうです。チェルシーFCが来日するかもしれない世界クラブW杯の開催時期にかぶりますね(余計な心配?)
そして「神戸マラソン」と「大阪マラソン」は同じ11月25日(日)の開催とのこと。
こちらもサッカーで応援やるかどうか検討します。

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2012.05.07

映画『(500)日のサマー』、そしてジョイ・ディビジョンのあのシャツ

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映画『イエスマン』でのズーイー・デシャネルが素敵すぎてツボだったので、彼女の他の主演作品も気になっていたのだが、ようやくDVDで観る。
そしてこの映画でもズーイーは『イエスマン』同様に、ある種エキセントリックな女性を演じている。「変人派女優」なのかこの人は? でもいずれにせよヘンな女の子を演じさせたら地上でライバルはいないぐらいの勢いで、やはり好きだ。

さて『(500)日のサマー』は、運命の恋を信じるトムくんと、「恋なんて絵空事」と言い切るサマー嬢との500日を描いた映画・・・なのだが、この映画の冒頭で、「これは恋愛映画ではない」という注釈が入る。いやいや、でもこれは純粋に恋愛映画でしょう・・・と思っていたら、この映画では500日の時間軸を行ったり来たりして展開していくので、いきなり序盤で、この恋が哀しい結末を迎えていくことがわかるのだ。そうなると、トムの目線から描かれていくこれらの500日のストーリーを、観る側は客観的に、突き放して見守ることになる。なのでたしかにこれは、ひとつの恋が成就していくさまを追っていくような、従来の恋愛映画のフォーマットとはちょっと違ってくる。出会ってから別れていくまでの、トムの抱えていくどうしようもなさや苦悩やら喜びだったりのあらゆるプロセスに、観ているこちら側も苦笑したり共感したり、結末を知ってでもトムを応援したい心情がわき上がってきたり、それゆえにますます観ていて心苦しくなっていったり(笑)、最後は(当初の予定通り)切ない着地点へと話は収まっていくのだが、映画のラストのオチによって、ひとつの教訓が示されていくことにより、ささやかな勇気みたいなものが与えられる。それはこの世のすべての根性無しな男の子へのエールみたいなものであり、全体的にこれはオシャレな恋愛映画ではあっても、最後の最後で、これはなんだか男の子に特にお勧めしたい映画となった。

ちなみにロック好きのトムくんが少年期から現在にいたるまで、同じジョイ・ディビジョンのTシャツを着ていた設定に、個人的にグッときた。

それで関係ない話を思い出したが、最近知ってビックリしたのが、ディズニーがこのジョイ・ディビジョンのTシャツをモチーフにした「ネズミバージョン」のシャツを作ったというニュース。

Unknown

なぜディズニーが、ジョイ・ディビジョンをっ!? と思うわな。
実際、このサイトによると、「ディズニーはこのバンドのボーカルが首吊り自殺をしたという事実を知っているのか」「Joy Divisionというバンド名が何から由来しているのかを知っているのか」とかの批判があるようで・・・イアン・カーティスがこのことを知ったらどう思うやら。


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2012.05.05

くるみの木・一条店へ行ってきた

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デルニエさんで髪を切ってもらって、その足で「くるみの木」の本店へいく。
今でこそカフェと雑貨と服というのがコラボレーションで展開されている店はあちこちにあるのだろうけど、25年以上も前からそういう文化を発信しつづけていた店であることを、その近くで高校生をしていた時分には知るよしもなく(ましてお金のない高校生が気軽に入れるような場所でもない)、今になって「うおぉ、この店すごいなー」と思ったり。

そしてそんなお店で、学生時代からのつきあいであるA氏は店長を任されている。
(調査士Rのみなさん、A氏は元気でやっていますよ!)
ランチをいただく。お忙しいなか、僕のためにご配慮いただき本当にありがとうございます>A氏。
休日における座席待ちの人数がものすごかった・・・

ちなみに上の写真に加えて、お味噌汁と、そして

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これもついてまして、おいしいーかったーー
(食後のリンゴジュースも、1リットルぐらい飲みたいぐらい美味しかった)

何より野菜が美味しい。
「野菜が美味しい」っていう感覚は、やはり高校生ぐらいのときの自分にはなかったな。たしか当時の『HOWE』でも「自分は食オンチだ」って語っていたほどに。
それがいまは野菜をじっくり味わうことに意識的になっている。

こういうお店で食事したり空間を味わうことの良さは、日々の生活をていねいに暮らそうという意識を改めて強く思うことにあるな、と。
「カフェ空間がステキだから利用する」というのではなく、「いかにこのカフェ空間的生活を自分の内に染み込ませるか」という感覚。そう思わせる空気感、雰囲気づくりに感じ入った次第である。


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2012.04.27

『ベルリンの壁~建設から崩壊まで~』を観て、なんだか平手打ちされてる気分。

スカパーつけたらヒストリーチャンネルで『ベルリンの壁~建設から崩壊まで~』という2時間の特番。
最初は適当に夕食をつつきながら観ていたのだが、あらためてこの壁があった頃の東ベルリンからの脱出劇というのは、当時を生き抜いた人の証言が加わると本気でハラハラする話のオンパレードなんだな。知識として大まかに分かっていたつもりだったが、手作りの気球で一家総出で国境を越えたケースとか、軽量飛行機を使ってわずか16分の間に兄弟を乗せて国境を往復して助かったケースとか、自作した改良サーフボードを使ってドイツの北方の沿岸部からバルト海をわたってデンマークの沿岸に脱出したケース(しかもこの事件を最初に取材したのがサーフィン雑誌だったというオチ)とか、そんなことがあったのかと驚くばかりである。

自分が生きていてそれなりに記憶のある「ベルリンの壁崩壊=東西冷戦の終焉」という歴史的転換点は、それでも自分が12歳とかそこらのときの話であって、いったいそれがどういうことを意味しているのか、当時はあまり分かってなかったわけだ。でもこうして年を重ねてそれなりに知識が重なると、このベルリンの壁は「自由とは何か」というとてつもなく根本的な問題に集約されていることを知るわけだ。そして、単純に「自分は好きなことをやって、好きなように発言をして、好きな場所を旅したい」という、ただそれだけを望むことが、まったく許されなかった体制なり社会状況が、すぐそばに、ちょっと前までヨーロッパに存在していたということを改めて実感するし、それと同時に「自由でありたい」という欲求が抑えられると、人はどんな手段を使ってでもそれを取り返そうとする、そのエネルギーというかパワーというものに、人類としての底力みたいなものを感じずにはいられない。

そう、ひるがえって、最近の若い学生さんが(そして自分も含めて)「何もやる気がしない」みたいな雰囲気でいる、そんなツラに対して強烈なビンタのごとく、こういう話はビシッとつきつけてくるものがある。

年始にたしかに自分はベルリンに行ったのだが、時間的制約もあってベルリンの壁をめぐる史跡とかはほとんど行っていないままであったのがちょっと悔やまれる。

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2012.04.22

蒼室寛幸さん個展「やさしい生活」は大阪北浜FOLK old book storeにてGW開催中!

蒼室さんの個展「やさしい生活」、やさしく開催中です!

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ワークショップ『フォーク村の愉快な仲間達』の様子。いろんな生き物を作ります。

ポエジーで暖かみのあるイラストだったり、荒唐無稽かつナイーブなマンガを描く部分と、かたやハードコア・パンク精神な部分でも生きている蒼室さんの振り幅の激しさっぷり(それプラス、多作っぷり)が、いつもスゲェなぁと思います。子どもからお年寄りそして宇宙人果ては豆腐までも、彼は生きとし生けるものすべてにコミットしている感じがします。

蒼室さんの持っていた不要な本やボードゲームまで売っているガレージセールも開催中。
なんだかこう、友だちの家の本棚をみるときの独特の気分が味わえます。

そして会場のFOLK old book storeさんもはじめて訪れたのだけど、とてもすてきな空間でした。地下には大きなイベントスペースがあって、いろいろなことができそう。北浜ってなかなかイメージわきにくい場所だったのだけど、このお店だけでなく近辺も面白そうな雰囲気があって、やはりこのごろは京阪沿線が熱いなぁ。

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2012.04.19

ステージパフォーマーとしてのジャイアンについて、評価できる点とは

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『ドラえもん』における、「避けられない宿命」としてのジャイアン・リサイタル。

でも、そんなジャイアンにも評価すべき点があると思った。

それは、彼は決して「コール&レスポンス」などを聴衆に求めなかったことである。
つまりステージの歌い手がマイクを客席に向けて、自分から発したかけ声をオーディエンスに繰り返させたり、あるいは曲の途中でサビをオーディエンスに歌わせたりするようなアクションだ。

私は自分がオーディエンスでいるとき、あのコール&レスポンスが苦手なのである。スポーツ観戦のときとは異なり、音楽ライヴの会場で、客席にいる我々が、人の指示をうけて大声を一緒になって発するという作業がイヤなのである。

私の記憶の限り、ジャイアンが自分のリサイタルでそのようなことをしたことはないはずだ。客席からのかけ声がなくても十分盛り上げていけるという自信に満ちているのであろう。たしかにオーディエンスは悪夢を味わっているのであろうが、それでもジャイアンからコール&レスポンスを要求されないだけでもマシだと思っておいたほうがいい。

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2012.04.14

Books DANTARIONさんのウェブストアでも『DIY TRIP』扱ってもらっています

大阪の、というか日本屈指のZine書店ブックスダンタリオンさんで、ウェブストアの部門でも『DIY TRIP』を扱っていただいております。(こちら)からお入りください。このブログの左のサイドバーからもリンクさせていただいております。
なんだかもう、気がつけばどんどんダンタリオンは充実しているようにみえる。

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そして「ぱんとたまねぎ」ハヤシさんの紹介により、5月には福岡のリブロ福岡天神店で行われるリトルプレスのフェアにも出展させていただくことに。詳細がきまればお知らせします。
思えば福岡の「ブックオカ」でのフリペイベントに『HOWE』を出展させてもらったことが、いまのこの状況の遠因となっていったようにも思う。今度はZine冊子を福岡へ。しかもリブロですよ。梅田ロフトにリブロがあった頃、大阪にいったら必ず寄っていたような気がする。インターネットがなかった時代は、ああいうエッジの効いた書店が私にとっての「情報刺激」のすべてだったと思う。

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2012.04.12

肝心なものしかなかった

U2のボノがインタビューで、自分たちの若かりし頃について回想し、
「僕らには、肝心なものしかなかった」
と言っていて、それを読んで以来、自分はその言葉を糧にして生きてきた部分がある。
それはとっても理想主義的かもしれないし、
そんなことを言えるほどのことをしてきたかどうかも怪しいのだが。
それでも、至る所で、しばしば、この言葉がよぎる。

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2012.04.07

最近いただいたZine/フリーペーパーについて

この一ヶ月間ぐらいのあいだ、なぜだか不思議にいろいろな方々からZineやフリーペーパーをいただく機会が多かった。

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「朕朕朕」というユニットによる『2011 ニーゼロイチイチ』。メンバーの1人であるTさんからいただく。関西を中心にした50人のキーパーソン(友人知人)に「2011年、この町で印象的だったことを5つ教えてください」と投げかけた、その記録集。震災のあった一年のなかで、そのなかでも一人一人がつかみとっていく日常のなかで、こんなにも多様で楽しいイベントや出来事があったのだ、ということを教えてくれる。そしてこれを読んで「あぁ行っておけばよかった」と後悔するイベントも多し。民博のウメサオタダオ展とか。

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『SOBSTORY no.9』 by Andrew Martin Scott。代官山にできたらしい「オトナ向けTSUTAYA」ではZineも売られていたようで、Tさんよりお土産でこのZineをいただく。表紙のデザインのレトロな雰囲気にグッとくる。そして中は、赤い紙に印刷された白黒写真集。以前も書いたが、なぜ海外の日常風景を撮影した写真を集めるだけでこんなにグッとくるものが出来るのか。そして色つきの用紙に印刷するというのも、いつか自分もマネしたいと思う。

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『Pantry:パンと旅行とときどき工作』。このフリペはこの春卒業を迎えた学生のパン粉さんによるもの。卒業式の日にこの第2号(第2店舗)をいただけて感慨深い。テーマをもった外国旅行をし、その記録を手書きでまとめてフリペにするという、そういう作業のもたらす面白さというのは、作った本人だけでなくそれを読んだ人にも伝播していくと思う。この大学生活で「旅とパン屋めぐりとフリペづくり」の面白さを実践的に知ってしまった以上、ぜひこれからもフリペを作り続けて欲しいと願う。

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猫町存美さんの『自分毒』最新号。冒頭に「日々心に浮かびあがったことなどを、言う相手も少ないし、言うほどでもないし、じゃあ忘れてしまえばいいのにできなくて、どうしていいか分からず書き留めました」とあり、そしてそこに付け加えるとすれば「その文章を印刷して、ホッチキスで綴じて、いろいろなところに配って、そしてそれをあなたが今、読んでいる」ということ。「なぜフリーペーパーをつくるのか」という、そこの「なぜ」の部分には、いろいろな「行ったり来たり」だったり「迷い」みたいなものがあって、でも「書かずにはいられない、印刷せずにはいられない、という側」のほうへ向かっていくベクトルがある。今号でも「別れは大便のにおい」の一文とか、凄みを感じさせる。

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におい、といえば先日お会いしたオーストラリア人アクティビストのBさんからお土産でいただいた日本のZine、『においの街角』、entangled text and confused texture(E.T.C.T.)発行。これは「匂い」をテーマにかなり突っ込んだ取材と広範囲のアンテナで創り上げられた内容で素直に感心した。「生活者にとっての匂いの記憶」は、そのままその街の歴史を浮かび上がらせていくことにもなる。そういえば以前仕事でお招きした歴史家アラン・コルバン先生の著作に『においの歴史』ってあったなぁと思い出す(読んでませんが)。まさに匂いは歴史的資料、感性による資料になりうる。

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『雲のうえのしたで』。これは北九州の情報誌『雲のうえ』を応援するファンクラブ会報誌としてつくられた。北九州市にはまだ行ったことがないけれど、私もファンクラブに入った(笑)。とにかく「雲のうえのしたで」というネーミングが秀逸だと感じ入った。既存の雑誌のファンによる、もうひとつの別の紙メディアという構造も興味深い。主となるメディアの「サブストーリー」だったり「背景」みたいなものを魅力的に後方支援で伝えていくという、フリーペーパー/Zineが果たし得る機能の可能性を感じさせてくれる。

自分もいただいてばっかりではなく、できるだけはやく次の『HOWE』がお届けできるように努めます、ハイ。

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2012.03.31

スカパー「エコミュージックTV」がついに終わる/そしてその代わりになるものについて考えてみた

あと1時間で、スカパーのチャンネル「エコミュージックTV」が放送終了を迎える。

つらい。

イージーリスニングやクラシックの音楽が流れ、綺麗な風景や宇宙の星々、海や山の映像がひたすら流れるだけという番組だけを、CMなしでひたすら流し続けた第一興商。ただひたすら「癒し/リラックス」に徹したテレビ視聴のあり方を実現してくれたその意気に、まずは感謝したい。
おかげで、地上波放送のせわしないCMの洪水や賑やかすぎる演出に煩わされることなく、ただアンビエントな存在として、部屋のなかで映像と音楽を流し続けることができた、「使えるチャンネル」として、もはや生活の一部として機能していたのである。

それが今日の深夜0時をもって終局をむかえる。
最後の番組は、「ECO MUSIC COLORS 空の旅・オーストラリア 1」である。まったくいつものように、何事もなく普通に30分のゆるやかな時間を提供して、そして静かに終わっていくものと思われる。

もう二度とこのチャンネルで生活の時間をうめていくことがないのかと思うと、明日からどうやって生きていこうかという気分にすらなる。
しばらくはその不在に慣れるのが難しいだろう。
(スカパーを契約している理由の半分はサッカーで、残りの半分はこのチャンネルにあったといっても言い過ぎではなかった!!)

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しかし、である。

たしかに「エコミュージックTV」というチャンネルはなくなり、テレビでイージーリスニングと自然の風景をひたすら流すという気楽な視聴のスタイルをとることが難しくはなったが、実はそれに近いことは「不可能ではない」ということに気づいた。

答えは単純、スカパー独自のチャンネル、「スカチャン」のいくつかあるチャンネルのなかで、常にどこかで流れている「ブレイクタイム」のところを選局すればいいのである。
するとどうだ、「ブレイクタイム」のときは、まさにエコミュージックTVがやっていたような、差し障りのない音楽と映像がダラダラと流れている。
なので、エコミュージックTVと同様のものを必要とするときは、これからはこの「ブレイクタイム」にわざとチャンネルをあわせればいいのである。
ぜひ「お気に入りチャンネルの選局」に、あえてこの「スカチャン」のチャンネルを登録しておけば、すぐにエコミュージックTVのときのような気分が味わえる。

以上、ライフハックでした(っていうほどのことでもないが)。

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2012.03.28

暮らしているようにふるまう旅のスタイル

『ポルトガル朝、昼、晩。』という旅行記。
2人でポルトガルの小さな町に滞在し続け、「普段の生活をするように」とどまりつづける2週間の旅の記録。

ホテルを借りて、そこで昼間は普段やっている(日本から持ち込んだ)仕事をこなし、町を散歩し、飲んで食べて寝て、また起きる・・・の繰り返しを実践していく。
最初はまったくの異国であるが、留まり続けることで見えてくるものがある。顔見知りになる人々がでてきたり、分かりにくい小道への親しみが少しずつでてきたり、その町に住む人々の身振りや服装などの特徴がわかってきたり。

海外旅行になると、ついあちこち回らないとソンな気もしてくるが、そこをあえてガマンして(?)、こういうスタイルに徹することができたら、それはそれで一生忘れられない旅ができそうな気もする。

よく「海外で暮らしたい」と希望する若い人が多いが、それだけのお金と時間を確保したら、この本に書いてあるようなプロセスをマネして、あちこちで「暮らすように滞在してみる」という「ある種の中途半端なスタンス」を検討してもいいかもしれないと思う。

この本に感じ入るのは、1日1日を「日常的に、のんびりと」過ごしつつ、それでいてアンテナを張り巡らせて、観察力を駆使して、さまざまな細部から異国の暮らしの面白さを吸収し、そして記録として面白くまとめて見せているところだ。そうなると、2週間というのはとても長く、濃密なものとして感じられる。「外国に暮らしたい」と思っていても、じつは2週間あれば、かなり満足できる体験になるんじゃないかと思わせる。要するに、どこで何をして暮らそうとも、主体としての自分の「アンテナの感度」をどこまで高めておくことができるか、がポイントなのかもなぁと思う。

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2012.03.26

ティムタムがうまい

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輸入食材店でテキトーに買ってみた、オーストラリアのお菓子「ティムタム」のこのホワイトチョコのやつがうまい。うますぎる。
昨日ふたたび買った。ハマっている。チョコレートのなかにクッキーが入っている。そう書くと「アルフォート」と同じじゃないかとも思うが、またちょっと違う味わい。

そんなわけで、ネットでためしにティムタムのことを調べたら、クックパッドのサイトで「ティムタムのおいしい食べ方」が紹介されていて、ちょっと通常では考えつかないアクロバティックな食べ方が紹介されていておどろく。「オーストラリア人なら誰でも知っている食べ方」って書かれているが、本当なのか(クックパッドはこちら)。
「両端を先にかじって、その先を暖かいミルク系の飲み物につけて、反対側からストローのように吸って、中にミルクをひたして食べる」っていう。

・・・と、ここまでブログを書いて手をとめた。
そういえば今日、私はひさしぶりに牛乳を買ってきていた。
なので、ここまできたら試すしかないであろう。

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Crouch

 微 妙 。

というか、すぐに本体が熱で溶けて食べにくい。美味しさを味わう前に、焦りだけがつのる。
ということはミルクは冷たいほうがいいのだろうか。
でもいずれにせよ、本体そのものがそんなに長くないので、ひたすら食べにくい。この食べにくさ+焦る感じを乗り越えてでもこのやり方で食べ続けようとは個人的には思わなかった。

いずれにせよ、普通に食べているだけで、うまい。結局は。

━―━―━

猫ひろしがカンボジア国籍を取得してロンドン五輪マラソンに出場するとかいうニュースをさっき知っておどろく(こちら)。
ニュース本文では「国籍を変更しての出場は論議を呼びそうだ」と書いてあるが、そのことについては「へ?なんで?」という気分だ。たとえばサッカーの日本代表には、これまで何人もブラジルから日本人に帰化して代表入りを果たし、夢であるワールドカップの出場を狙っていく例が見受けられ、そして世界中でも同様のケースがたくさんあるのだから、それと同じことだと思えばそんなにヘンな話ではない。
この件がすごいのは、日本人がマラソンで五輪に出たくて国籍を変えてまで代表選手になった、その人がよりによってタレントさんであったということではないか。その視角において、これは世界史上でも希有なパターンではないかと思えるのである。よりによって、である。


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2012.03.22

滋賀県下の小中学生への習字教育が、なんだかアヴァンギャルドな件

上司のSさんによると、滋賀県の学校における子どもの「習字」の指導が変わっている、とのこと。

そこで、滋賀県書道協会が発行している冊子をみせてもらった。

小学生から中学生までの作品が紹介されていて・・・・

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いかがだろうか。

のびのびと、書いている。
や、のびのびしすぎているぞこれは。

・・・アートっぽい、とも言える。
というか、もはや芸術家路線まっしぐらである。

少なくとも私が受けてきた「習字」の授業とは正反対の方向性で教育されているのであった。

Sさんいわく、文科省からもこの状況に対して意見がつくらしいのだが、滋賀県はきっぱりとこの路線を貫いているそうだ。

そして実際に、ネットで検索してみると、こういう流れに戸惑う保護者とおぼしき方のブログも見つかったりする(こちら)。

もちろん、善し悪しを論じるつもりはない。これはこれでアリだ。むしろ楽しそうでうらやましい。毛筆の味わいを活かして、字を書くことをここまでスリリングに、プログレッシヴに探求させていくその姿勢は、なかなかのものである。
そして一方では、「おそらく、むちゃくちゃ遊び半分で書いたとしても、それなりに評価されるかもしれない」ということも考えられる。このあたりはなかなか難しい評価基準が問われてくる(笑)。

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硬筆はふつうでした。


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2012.03.20

好きな漢字

『DIY TRIP』のZineを読んでくれた、オーストラリア出身で社会運動のアクティビストであるBさんが、今度ヒッチハイクで関西にいくので(それもすごい話だが)ぜひお会いしましょうという連絡をくれて、実際にお会いしていろいろと興味深い話をうかがう。

Bさんは6カ国語ぐらいを話せるとても語学に堪能な、長身のハンサムな青年だった。いまはALTとして中学校で英語を教えているとのこと(おかげでほとんどの会話を日本語でさせてもらうことができた)。

なかでも強烈に感じ入ったエピソードとして、Bさんは職場においては、アナーキズムとか社会運動とか、そういうニオイを出さないように努めているらしく、そんななかである日の授業中、生徒の前で日本人の先生から「Bさんが好きな漢字は何ですか」と聞かれ、眠たかったのでつい「正直な答え」を述べたらしく、どういう漢字かというと・・・僕が持っていたノートに、そのとき答えた漢字をBさんはサラサラと書いてくれたのだが、そこには


「 一 揆 」


とあった(笑)。
いやー、すごい。さすがである。


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2012.03.18

「さよなら」という言葉をあまり使わなくなった気がする

ずいぶん前のこと、仕事場で、ある学生さんが帰宅するときに、ある先生が「さよならー」と学生さんに向かって言って、そのときのことがなぜだか妙に印象的で、たまにそのことを思い出す。

きっと自分は「さよなら」という言葉をあまり普段では使わないからだろう。

日本語としては正しい使い方であり、なんらおかしいものでもない。でも自分としては「さよなら」という言葉を発することにどこか抵抗があるのかもしれない。

人と別れるときには「じゃ!」とか「ではでは!」とか「どーも!」とか、そしてフォーマルな場では「失礼します!」といったふうにここ数十年間やり過ごしてきたような気がする。

「さよなら」は、もっと正式にいうと「さようなら」であるが、どちらにせよ、私はこの言葉をたぶんこれからもあまり使わない気がする。
たとえ、また明日おなじ場所で一緒に過ごすであろう人に向かっても、帰宅するときに「さようなら」とは言わないんだろうな、と。
少なくとも私にとっては「さようなら」は人生で最後に言うようなニュアンスを、どうしても、感じてしまう。
「さようなら」は、なんだかもう二度と会わないことを決め込んでしまうような、そういうキビしさがあるような気がしてしまう。

明日はうちの大学の卒業式なのだが、今年もこの「さようならの日」を迎えることとなった。でも毎年私は、卒業していく学生さんに「さようなら」とは声をかけていないはずである。「きっと、また、どこかで会うだろうし」というニュアンスをこめて、「じゃ!」とか「また!」というボキャブラリーを選ぶであろう。

それはおそらく、自分自身がいちばん「さようなら」をしたくない気性ゆえだからかもしれない。そしてまた、いつだってこの人生は、この世界は、この宇宙のなかでは、偶然だと片付けられようとも、いつかどこかで、また何らかの作用が働いて、ふたたび出会うことがありえるわけで、その微妙な「さじ加減」がもたらす可能性についていつかまた笑顔で味わえたらいいな、という「祈り」を込めているように思う。

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2012.03.17

日本海外ツアーオペレーター協会のサイトの情報量がすごい件

外務省のHPでも海外渡航情報とかが出ているが、海外旅行前にいまいち読む気になれない。
その点、この「社団法人日本海外ツアーオペレーター協会」のHPは、あらゆる地域の情報をきめ細やかにアップしている。しかも読む気にさせてくれるレイアウト(こちら)。

たとえば今トップにあがっている情報は、
「ベトナム / 国際線各空港において、出入国のチェックが厳しくなっています」
ということで、よく読むとベトナムでは持ち込み物や持ち出し物のチェックが厳しくなっているみたいで、

* 女性のグラビアが掲載されている週刊誌を所持している場合。
* 鉄砲の弾や手榴弾を使ったキーホルダーやアクセサリー、置物などを所持している場合。

というのは没収の対象になるとのこと。これだと日本の空港の売店で週刊誌を買ってそのままベトナムに行ったら、足止めを食らう可能性が高まる。それに手榴弾の形をした小物入れって、バンド仲間のアラーキーくんも普段身につけていたりするぞ・・・などなど、こういう情報はベトナムへ行くすべての人々にとって大いに有益なものである。

で、かたや「その情報が果たしてどれぐらいの人にとって役に立つのだろうか」と思ってしまうような、とてもグッとくる情報もたくさんリストアップされている。

たとえば「チェコ プラハ / 市内一部地域における「歩行者専用ゾーン」の設定に伴う影響」
てのがあって、
「2012年4月02日以降、プラハ中心部の「Jindrisska and Vodickova通り ~ Mustek駅」の一帯は歩行者専用ゾーンとなります。これを受け、同エリアへの車でのアクセスは、不可能となります。特に同エリアに位置する「アンバサダーホテル」にご宿泊のお客様に影響が生ずるものと思われます」
ということで、もしプラハのアンバサダーホテルに行く予定のある方は、絶対に知っておいたほうがいい情報である。もし知らないでいたら、タクシーがこのホテルにまで行けないことになるわけで、「なんで?なんで?」ってなるわけだ、うん。

・・・と、ものすごーく細やかな情報がたくさん紹介されている。こういうのをテキストデータ化して、そしてHPにせっせとアップしてくれていると思うと、なんだか定期的に目を通してあげないと可哀相な気分にすらさせてくれる。リスボンでのハーフマラソン開催にともなう交通規制やタヒチのボラボラ島のレストラン・バーの営業状況、チリのカナル・バホ空港のメンテナンスによる閉鎖、オーストリアの「武器博物館」の一時クローズ情報などなど、こういう情報をインターネットで簡単に手に入れられる時代状況には、いまだに慣れていないというか、驚きを隠せないでいる。どうしても。

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