イルハンのこと。
イルハン神戸移籍は確かに驚きだった。
そしてサッカージャーナリストの側からこんなコラムも登場する。
http://www.skyperfectv.co.jp/sport/column/osumi/o_a_21.html
これは、きわめて「まっとうな」意見であり、当たり前すぎて、むしろ「それ以外」を考えるうえでのネタになりうる。
僕は、これはこれでいいんじゃないか? と思うようになった。先日の代表戦を経て、なおさらに。
サッカーって、その国のカラーや文化が如実に反映されるからこそ、私は好きなのであり、イルハンによって、浮ついたメディアやファンがたむろして、そこでサッカーの情熱とはなんら関わりのない利益を目論む人々が潤ってしまっても、それは、すべてをひっくるめて「日本らしさ」だと思えてくるのだ。そしてそこで仮にJリーグが築いてきた「伝統」になんらかの汚名がつくのであれば、そんな日本のサッカーはその程度のものだった、とすればいいわけである。
それを突き詰めれば以前のハウで書いたように、2002年W杯へのちょっとした戸惑いや、宮城スタジアムで感じたこととか、そこに関していろいろな答えのひとかけらがイルハンによってもたらされるのかな、と思ったり。
いずれにせよ、イルハンのおかげでJリーグの会場に行く人が増えるのなら、まったくもって良いではないか。
ミーハーが大挙していいじゃないか。誰にとってもポップであること。開かれた参加。島国の日本においてもっとも欠けているのはそういうオープンさだと思っている。
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