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2004.03.01

イングランド・リーグカップ決勝 ボルトン × ミドルズブラ

 ボルトン 1-2 ミドルズブラ

 ミドルズブラ、チーム創設128年目にして初めてのビッグタイトルを獲得! ミドルズブラは、私がプレミアリーグを見始めた頃に、ものすごく熱いプレーぶりで最後の最後で執念の引き分けに持ち込んだ試合を観て以来、けっこう好きなチームだったので、素直におめでとうと言いたい気分。サポーターは嬉しいだろうなぁ。おじいさんのサポーターも、小さい子どものサポーターも、一緒になって「初めての栄冠」を、ミレニアムスタジアムで飛び跳ねて喜んでいる姿は、微笑ましかった。
 そもそも、私のサッカー観点でいうところの「キャラ立ち度」という意味では、このミドルズブラはなかなかのもので、このクラブに3度ぐらい出たり入ったりしている「なぜか縁の続くブラジル人」であるFWのジュニーニョ・パウリスタを筆頭に、チェルシーからレンタルのオランダ代表MF・ゼンデンと、ラツィオからレンタルのスペイン代表MF・メンディエタという、「こんな田舎(失礼)には珍しい、ビミョーにワールドクラスな人材で、かつ微妙なヘアスタイルがよりによって二人とも似ている」というコンビのほか、センターバックにはイングランド代表に今でも呼ばれるギャレス・サウスゲイトがリーダーシップを発揮し、そして最近リーズから、なぜかあの要注意サイドバックのダニー・ミルズを加え、コーヒーとビールを混ぜたような食感を想起させる鉄壁のDFライン!(笑)あとFWには、ついこの前まで敵方ボルトンで鬼のようにゴールを量産していたマイケル・リケッツと、セリエB得点王で鳴り物入りで加入したイタリアの丸坊主小僧・マッカローネ(期待外れらしいが、母国を振り切ってまで、わざわざイングランドに、しかも地味なミドルズブラに乗り込んできた根性は買いたい)などなど、こんな強烈なオーラを放つチームがやすやすと負けるわけがない。他にもつっつけばいろいろキャラ立ちした選手が出てきそうだが、今挙げた選手だけで十分だと思える。
 とにかく、準決勝のアーセナル戦は見事だった。手ぬるいアーセナルに全力でぶつかって、押し切って勝ち上がってきたわけだ。来季はこの優勝によって、UEFA杯への出場権を獲得。ジュニーニョやサウスゲイトらがヨーロッパの舞台でどこまで自分たちの「味」を出してくれるかが、楽しみになってきた。

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