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2004.03.04

五輪予選、ちょっと話それるけど。

たった今、バーレーンを0-4で日本U-23代表が下す。やっぱり達也すげぇなぁ。
ていうか平山との相性は問題ナッシングだ。むしろ、いざというときのために、平山と田中とは違った組み合わせをどこかで試してほしい。高松とかって、山下芳輝とかの系譜の、「ずっと眠っていそうで、突如鬼のように目覚める」っぽいストライカーの雰囲気があるような感じがして、妙に期待させるんだけどなぁ。
それよりも、最近気付いたことをあえて書いておく。

「平山相太は、アテネの次の北京オリンピックにも出場できる」(笑)

そうだ、平山にとって、今闘っているU-23代表のチームは、彼にとって「予行練習」のノリであってほしい。
なんとなく、まだ先輩たちに遠慮がちな雰囲気のポストプレーぶりが、そのへんを感じさせる。
しかし、それもやがて迫り来る、「平山が絶対的な核となる強烈なU-23代表チーム」への、足がかりとなってほしい。

もしアテネ五輪に出場しても、おそらくいくらかの素晴らしい活躍をみせたり、悔し涙を流すかもしれない。
だが、そこで物語は完結しない。実は北京五輪こそ、平山相太の真骨頂が発揮されるのである。ちょうど2008年の夏ごろといえば、大学を卒業して半年が経過するぐらいであり、Jリーグのチームに在籍しているかどうかは微妙な感じだが、いずれにせよ彼は五輪で大ブレイクし、海外クラブからのオファーが殺到する・・・というストーリーだ。北京という場所も絶妙だ。日本人サポーターがシドニーやアテネ以上に大挙して声援を送ってくれる。またとない場所だ。
五輪で二度輝くとすれば、それは日本人プレーヤーでもいまだかつて成し遂げていない偉業であり、やはり運命を背負った天才は、生まれてくるタイミングすら、奇跡的なのであった。

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