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2004.03.19

祝アテネ五輪出場決定! の前に

祝U-23代表!! しかし、中田英寿がかつて「忠告」したように、ここで喜んでも何もならないのである。
そして僕はこの2試合をほとんど観れていないので、今回は別の話について。

サッカーくじ、totoの販売について、すごく気になっていること。
ローソンにつづき、ファミリーマートでもtotoが購入できるようになった。しかし、これには身分特定のために、登録制を導入している。
そして一方で、従来totoが購入できた場所で、totoを扱わないケースが見受けられている。たとえば私の近所の鉄道沿線のサービスカウンターでは、いつの間にかtoto販売所が消えていた。おかげで、僕は前回のtotoを、買いたいのに買えなかったという有様である。
これは、ちょっと微妙に腹立たしいことである。今後どんどん便利なコンビニで購入できるようになったら、「その他の業種」においては、手間のかかるtoto販売の業務はさっさと手を引いてしまいたいという現場の思惑も、それなりに理解はできる。だが、そのことはtoto本来の意義をまったくもって無視した状態へ突っ走っていることに気付いてほしい。

totoというのは、その収益金がサッカーだけでなく、広くスポーツ全体のために活用される。そして、totoはもっともっと、その存在意義において、ありとあらゆる人々にとって、「イージーでオープンなもの」でなくてはならないはずだ。それが、仮に24時間オープンのあらゆるコンビニにおいて広域的に購入できるようになったとしても、実際には購入のために身分証明のための登録を済ませた上で購入しなければならない。それは、多少の面倒くささが介在する。だとすると、totoを購入する人々の層は、以前にも増して、かなり狭められることにならないだろうか。

そもそも、totoの予想において、コンピュータが自動的に予想を選んでくれる「ランダム」を購入する際、購入者自身が最低ひとつの試合を自分でマークしないと購入できないようにしているのは、主催者側が、「サッカーを知らない人に、少なくとも一試合は自分で予想させることで、少しでもJリーグのチーム名を知ってもらうため」なのである。そうやって、サッカーくじを通して、Jリーグを、サッカーを、そしてスポーツを、より多くの人々が、自分たちの日常生活において身近にしてもらうことこそが、「スポーツ振興くじ」の最大の意義なのである。
それを思うと、このような傾向が進んでしまったら、ますますサッカーくじは単なるサッカー好きのためだけのものになってしまう。今ひとたび、本来のtotoの意義を忘れないようにしてほしいとひたすら思う。
(今読み返すと、なんだか全体的に高校の小論文試験対策の解答みたいになっているが・・・まぁいいや。たまにはそういう、普通に主張する文章も、アリでしょう)

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