水曜日の国際試合
最近バタバタしすぎて、この文章もほとんど読み返さずにダラダラ書きます。で、昨日のシンガポール×日本、後半途中で疲れがピークにきて、眠ってしまいました。スタメンが「黄金の中盤」だった時点で、もはや観る側の戦意は失われました・・・結局ジーコJAPANはこの一年、何をやってきたのだろう・・・・で、試合のほうは、中田ヒデが「最低の内容」だったというのだから、たぶん最低だったのでしょう。
ここで僕が考えていたことは、今の日本代表には、「3つないし4つのA代表」が混ざっているまんまである、ということです。ひとつは、いわゆる「国内組」の代表チーム。二つ目は「海外組」であり、そこに別枠で「代表には呼ばれにくいけど、海外でプレーしている日本代表候補選手」も加えられます。デンマークの川口、オランダの戸田、フランスの広山、パラグアイの福田健二とかも・・・。で、4つめの代表とは、「中田英寿の代表チーム」です。中田英寿は、おそらくそういう位置づけができるほどに、別の領域を担っている、というか担わざるを得ないほど、レベルが違うのではないか、ということです。もちろん昨日の海外組の多くが、普段のリーグ戦で思うようなプレーができていないメンツばかりだったという要因は外せませんが、それを考慮しても、中田のいる代表チームは、自ずと「別次元のチーム」が従来のチームに強引に合体・融合せざるを得ないわけで、そこでジーコが黙って静観しているという状況が、悪循環になっていると思われます。てなわけで、そこに五つ目の「U-23代表も入りこむチャンスのあるA代表チーム」という要因が目前に迫ってきており、この先、果たして正真正銘の「日本代表Aチーム」は、ひとつになれるのだろうか、僕らはそれを「ひとつのもの」として認識し、応援できるのか?? という問題も、壁となって現れるような気がします。
僕は中田も俊輔も稲本も高原も柳沢も、それぞれ個々に好きなプレーヤーばかりなのですが、昨日のスタメン表をみたときに感じた「ゆるやかな失望感」は、どうしようも隠せず、どうしてこういうふうになってしまったのか、ちょっと困惑してしまうほどです。
トルシエの時代は、良くも悪くも「トルシエのチーム」という一線の上に、選手が選別され、組織化され、戦術を植えつけられ、選手に対して常に挑戦的な指揮を最後まで絶やすことはありませんでした。
今の時代、その気になればスタメンの半分近くを海外組で構成できるようなレベルを誇る日本ですが、そうやって従来は存在しなかった「海外組/国内組」という区分の存在を考慮した、慎重な取り組みが指揮官に求められているのではないかということです。
だから・・・あえて言ってしまえば、ここでむしろ「中田を外す」という選択肢も、アリじゃないか、とまで僕は思うようになりました。このまま強引に融合を試みようとしても、バランスが悪くなるのであれば、あえてヒデを外してやってみるということだって、いいんじゃないかとさえ思います。ただもちろん、それは中田ヒデの実力を疑っているという意味ではないのはお分かりですよね。
あ、ちなみにイングランド代表は見事にスウェーデン代表にアウェイで敗れました(笑) ライト=フィリップスも出場せず! そして、最近妙に気になる「ベテラン顔だけどまだ28歳」のニッキー・バットはちゃっかり出場していて、この人ってどうしていつも絶対的に存在が地味なんだろうと思ってしまう・・・(笑)マンチェスターUの背番号8ですよ!? 伝説の「トレブル(三冠)」メンバーですよ!? なのになぜ未だに知らない人のほうが多いんじゃないかって心配してしまうんだろう!?(笑) 何が問題なんだろう? いい選手なんだろうけど、どこかどうすごいと言われても、たぶん誰もうまく指摘できない中途半端さか!?(笑) それでもマンUでもイングランド代表でも、「実務的に使い易い選手」として重宝されているという、このキャラ立ちしないニッキー・バットにどうか愛の手を!!(笑) こんな人 →http://news.bbc.co.uk/sport1/hi/football/internationals/england/2850661.stm
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