ミルウォールFC、FA杯決勝進出!
終了3分ぐらいの生中継をようやく観れたが、0-1でサンダーランドを下して“ライオンズ”、見事に初のFAカップ決勝進出。いやぁ、みんな嬉しいだろうなぁ。実際、サポーターたちの喜びようといったら。(FAカップではなぜかいつもと違って、チームのフラッグをみんなが持ってきて振り回したりしているので、それはJリーグの初年度あたりのスタンドの光景を思い起こさせる。)
そして大注目の37歳、デニス・ワイズがフル出場。試合後のBBCの採点評価で唯一の9点をもらっていたので、その経験をいかんなく発揮し、中盤の汚れ役として、ひたすら相手の攻撃の芽をその小柄な体と溢れんばかりの闘魂でつぶしまくっていたことが想像される。こういう選手は英国人に好かれるんだろうなぁと思う。じゃなきゃあの多国籍軍のチェルシーFCにおいて主将の重責を務め上げることはできなかったであろう。そんなチェルシーからミルウォールへ、ある意味「都落ち」ではあるが、ミルウォール特有の、凶暴なサポーター伝説やその他もろもろのヒール役なイメージと、ワイズのスピリットだけを頼りにガンガン攻めまくるイメージとは、見事なまでにマッチしていて好きなのである(チーム内でのゴタゴタも多少聞かれたが)。とにもかくにも今度のFAカップ決勝戦、マンチェスターユナイテッドとの闘いこそが、ワイズのフットボール人生最高の大一番になるわけで、なお一層今年のFAカップは注目したいところである。
それにしても、ワイズのような、老獪でファニーで激しいキャラクターの小柄なセンターMFって、日本国内、あるいは世界的にみてもあんまりいそうでいないんだよな。なんか、まさに「マンガで描いたような」分かり易いキャラだもんな・・・。それに何より、僕がロンドンでチェルシーの試合をみたときに、ゾラの次にツボに入った選手が彼だっただけに、思い入れもかなりある。近くに座っていたオヤジの、「ヘーイ! ワイズマーン!!○△◆・・・」っていうヤジった声を、今でもよく思い出すのだ。
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