週末のマンU戦で
テロリストが10人、オールドトラッフォードで土曜日に行われるマンチェスターユナイテッド×リバプールの「英国二大ビッグクラブ対決」の会場で自爆テロを行う計画だったことが判明して数日たつ。続報を待っているのだが、テロリストの拘束だけが伝えられてその後は何のニュースも得られていない。この件はサッカーファンとして非常に落ち着かない。先日のイラク誘拐事件での報道の折にも触れられたが、イギリスはとにかくテロリストに対して断固強硬姿勢を固持する国で、テロリストによる誘拐が行われた際、人質家族の同意のもと、政府は一切テロリストには応じず、その結果人質が殺されるということがあった。それでもその対応はある意味立派であるし、その後世界のテロ集団はイギリス人を誘拐してもしょうがないという考えになっていくわけであるが・・・
過去にオリンピックがテロの標的になったことがあっても、サッカーのW杯は決してテロの標的にはならなかったし、これからもならないだろうというふうに思っていたのだが、ことに各国リーグのサッカーにおいては、また事情が違ってくるのだということを、改めて認識させられた。そうか、そういうことかい、テメエら・・・
サッカーの時間だけは、世界は平和であってほしいと願う人々がどれだけいることか、そしてペルー日本大使公邸人質事件のときのように、テロリストの側でさえも、「サッカーという平和な時間」を求めたがゆえに、それが結果的に自分達の首を絞めたことにもなったりする。
ともあれ、国内リーグであれなんであれ、サッカーを狙えば、それは世界中を敵に回すことと同義なのである。
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