タイトル決定
たったいま、アーセナルが宿敵トッテナムとのノースロンドンダービーで2-2の引き分け。
その二時間前にチェルシーがニューカッスルにアウェイで1-2で負けていたので、この瞬間アーセナルの2年ぶりのリーグ優勝が決定。
今日のチェルシーでは、珍しくジョー・コールがやたら目立っていた。前半5分のシュートを決め、その後もチャンスを作り続けていた。このイングランド人らしからぬテクニシャン系の天才小僧は、イングランドに多い4-4-2システムの左サイドとかには絶対に不向きで、どうみても「ファンタジスタ」タイプであり、むしろイタリアに行ったほうが開花しそうな気がするのだが・・・。つまり今日の2トップ、クレスポとグジョンセンのように、ボールのないところの動きの質で細やかな努力を繰り返してくれるストライカーがいてこそ、ジョー・コールのようにスペースを巧みに活かすトリッキーなタイプがハマってくるのかもしれないなと感じた。
でも今日は完敗だった。アメオビのシュート、シアラーのシュート、どちらも素晴らしかった。そしてどちらも、我らがキャプテン、デサイーのチェックを外して振り向きざまの豪快なシュートだったもんだから、さすがに高齢DFデサイーの限界を感じさせるシーンであった。しかもトドメをさすように、ラニエリ監督、後半遅くにデサイーを別のセンターバック、ロベルト・フートに交代。先日のCLとは違って、非常に分かりやすい交代であり、そのあからさま加減がよけいにデサイーを追い詰めてしまった形になっているのが、なんだかなぁ(笑)
さて、今日もアーセナルは負けなかった。よって四月中に優勝を決めた。しかも宿敵・トッテナムのホームで。
でも最後らへんが印象悪い試合だった。案の定選手同士でモメた(笑)。ダービーマッチだからしょうがないが、このカードは毎回明らかな敵意しかサポーターからは感じられない、凶暴的な雰囲気である。
最後はロスタイムのPKでトッテナムのキーンが同点にした。で、同点になってもアーセナルの優勝は確定するので、ここでトッテナムは意地でも自分達のホームで優勝させたくないのなら、同点ゴールが決まってもあまりはしゃがず、ロスタイムなんだからさっさとボールを中央に戻して位置につく努力を見せて欲しかった。やはりそこを怠って、いつまでもガッツポーズを繰り返しているようなチームだからこそ、下位に低迷してしまうのだと思える。宿命のライバル関係であるのなら、なおさらに、同点になったぐらいで選手もサポーターもそんなに喜ぶなよ、とトッテナムには言いたい(笑)
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