浦和、獲れ! そして次は・・・
浦和レッズが元トルコ代表DFアルパイの獲得を目指すとの報道。このアルパイ、つい去年まではイングランド・プレミアリーグのアストン・ビラにいたわけで、バリバリのトップクラスのディフェンダーなわけだが・・・気性の荒さが災いしてか、ユーロ2004予選での対イングランド戦で、こともあろうにベッカム様に挑発的な行動をしてしまった。それでイングランドにノコノコ帰って来たら、所属チームのアストン・ビラにおいてさえ険悪な雰囲気で、サポーターへの配慮からかいきなり解雇されてしまい、英国内にいられなくなってやむなく現在は韓国のチームに所属しているというわけである。
いや、別に挑発行為が悪いとは言わない。ただ、あのときの状況と、何より相手が悪すぎた! あの恐ろしいまでのテンションだったトルコのホームスタジアムで、トルコのミスでPKを与え、ベッカムによるPKゴールか! と思いきや、蹴る瞬間に足を滑らせてボールを思い切り蹴り損ね、非常にマヌケな姿でうなだれるベッカム様ににじり寄って「ざまぁぁぁみやがれ!」とツバを吐かん勢いで噛み付いた。なんたる屈辱。そりゃあイングランド人のプライドが刺激されたわな。でも結果としてこういうことになるなんて、アルパイももうちょっと先読みのできるディフェンダーであってほしかったが・・・ちなみに個人的にはハーフタイムにロッカーへ向かう通路で起きた両チームの乱闘騒ぎのほうがどうかと思ったが。BBCのサイトでそのときの動画を見たのだが、なんというか・・・もしかして最近のナイキのCM(ブラジル代表とポルトガル代表が試合前にボールの奪い合いをするやつ)は、このときの様子をモデルにしたのか? とか邪推してしまうほどの、元気一杯な「ファイト」だったが・・・。
で、ちょっと前置きが長くなったが、要するに浦和レッズにアルパイというのは、非常に絶妙だと思ったのである。トゥーリオとともに最終ラインから怒号を飛ばす熱血ディフェンダーと、そしてそんなヒール役を120%後押しする、あの赤いサポーターたち。ますます浦和レッズの「凶悪度」が高まって、こんなにキャラ立ちするチーム、他にないよな、と。親会社がピンチなだけに、せめてサッカーのほうだけでも、「わかりやすさ」をモットーにしてほしい(いや、本気でそう思う)。
そして何より、もしJリーグに来たら、アルパイに期待することがもうひとつある。
そう、ベッカムの次はヤツだ、神戸にいるあのイケメン同郷人を挑発だ!!(笑)
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