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July 2004

2004.07.31

4年越しのPK戦

日本 1-1 ヨルダン
  (PK4-3)

 僕は4年前のあの夏をずっと思い出していた。当時僕はちょっと混乱した23歳で、毎日迷いっぱなしで、まったく同い年のU-23日本代表のシドニー五輪での快進撃を見届けることで、彼らが自分自身の「決断」を後押ししてくれていたような気分でいた。
 4年前の夏、その冒険は決勝トーナメントの初戦におけるアメリカ代表との死闘の末、PK戦で終わった。あの、中田英寿の蹴ったボールがポストに当たってすべてが終わった試合だ。僕はその夜、宴会の席で写りの悪い液晶テレビを持参していて、ほとんどボールの動きが見えない小さいモニターを、数人の仲間や隣の部屋にいたヤンキー風の少年たちと一緒に囲んであの試合の最後の最後までを見守っていた。
 あのシーンの後、頭は真っ白だったけど、手に持っていた液晶テレビの、フル稼働した電池の収納部分の熱さなんかを、今でも思い出せる。あれ以来あのときの液晶テレビは使っていない。そしてこんな宴会の日に、部屋の隅でサッカー中継を全身全霊込めて視聴することを許してくれた、あの場に集った人々には本当に感謝している。

 今年のアジアカップは、なんとしても獲りたいタイトルである。会場を埋める地元中国の観客による、日本代表への激しいブーイングが目立っているが、試合中ならいくらでも許そう。しかし、試合開始前の国歌斉唱の時間からブーイングをするというのは、それが歴史的背景とか対日感情とかそういう話をする以前に、「サッカーの国際試合を観戦する」という行為に対する侮辱でしかない。彼らとは、サッカーを観るという体験を共有したくないと、僕は思った。そんなふうに思ったのは初めてだ。

サッカーは、そんなことで左右されるものじゃない!!!!!

 だから私は、今大会において日本が優勝することが、サッカーにおける真髄を守り抜くために絶対負けられない戦いになると考えていた。まさに今大会のピッチに中田英寿が参加していたらなおさらそれを期待するが、彼のようなクールさでもって、「サッカーはサッカー」であり、「それ以上の何ものでもないプレー」を、ただ繰り返してほしいわけである。そして決勝の北京で、大ブーイングの中、アジアカップを獲ろう。サッカーに勝って、アジアカップを連覇で制する、ただそれだけだ。

 そして先ほどの準々決勝は、相変わらずの暑そうな重慶で、ヨルダンのタフな試合運びに苦しめられながら、奇跡的なPK戦での勝利をもぎとった。川口のあの眼、僕の大好きなときの川口の眼だ。何かを信じ続けることのできる眼に、僕は少し自分を恥じた。そう、もはや僕は、少し諦めかけていた。4年前とよく似ていた。でも今日は、勝ったのだ。

そしてこの試合を通して、気付いたことは・・・

 そう、自分の人生と、サッカーは、中国のブーイングと同じように、本当はまったく別のものである。本当はそうなのである。だから自分自身がそのことを一番問われなければいけないんだ、ということを、今痛感している。
 そして、あのときよりかは、今の僕は自分の人生をサッカーには投影していない、と思っている。人生とサッカーは別物、サッカーと政治・歴史は別物、多少なりとも、そう思っている。だから改めて、あの4年前に、宴の席で勝手にサッカーを観て盛り上がっていた僕らを許してくれた方々に、本当に感謝しなくてはならないと、思うのであった。

 というわけで、これが4年越しの自省。日本代表はいつもそうやって、僕を育ててくれている気がする。

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さぁアテネだ

女子 日本 3-0 カナダ
男子U23 日本4-0 ベネズエラA

 走り負けしない女子のサッカー。そこが良いと思った。根性系のサッカーは、あまり好不調の波が激しくならないので、五輪のような短期決戦には向いているかもしれない。「なでしこJAPAN」という可憐なネーミングとは裏腹に、泥臭くガンガン走りまくって、気合で勝ち続けて欲しい。女子サッカーが人気出れば、本当にそれは素晴らしいこと。最近のプロ野球界にのさばるオヤジらの右往左往ぶりを見ていると、なおさらにそう思う。
 男子U-23。それにしても、出場したフォワード全員が得点するなんて、日本サッカー史でもかなり稀じゃないかと思うのだがどうだろう。そして松井大輔の正確なパスワーク、ここを今日は強調しておきたい。スピードはあまりないけど、正確なテクニックで窮地を救うプレイヤーだということを改めて証明。でも、でも、小野伸二合流で、おそらく出番はないかもしれない・・・どうなんだろう、本当に、「どうなんだろう?」としか思えない。

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2004.07.29

「リアリズムの宿」

 今日もおもわぬところから、このサイトを見ていますと言われ、嬉しいやら冷や汗やら。
 今夜はレアルマドリー対ジェフ市原も気になるところだったが、ちょっと寄り道して京都みなみ会館で映画『リアリズムの宿』を観る。「くるり」の手がけるサウンド・トラック、思っていたより自己主張しない感じが印象的だった。むしろ音のしない世界が広がっていく感じ。僕にとっての鳥取・・・橋浦泰雄、尾崎翠、砂丘・・・それにまたひとつ、この切ない、でもちょっと笑えるロード・ムービーが加わった。映画館を出るときに、「こういう旅はしたくないよなぁ~」と女性二人が話し合っていて、確かにそうだなぁと思いつつも、でもどうにもこうにも、結局僕らってこういう感じの「旅」を毎日のリアルな日常の中でやっているような気がするんだよなぁ、ということも、またしかり。
 今度、つげ義春の原作を読みたくなった。どうしても、つげ義春は「桜玉吉」の遠い影響で、ずっとずっと気になっていたのだが、そろそろ直面すべき時期なんだろうか。


 本日の頂き物。
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 前回の参議院選挙のポスター。ゴン中山と白石美帆のコラボ。無性に欲しかったのである。Sさんに感謝!! 

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2004.07.28

お次はヨルダン

日本 0-0 イラン の試合を、前半の終わりかけと、後半のロスタイムだけしか観られませんでした。ロスタイムはどちらも攻めず、ただボールをキープし続けるという静かな展開で、お互い決勝トーナメント進出を決めたわけですが・・・もし、1位突破で次の対戦相手が韓国の枠だったら、ものすごく微妙な感じで楽しかったんだが・・・
 でもまぁ、これで中国も韓国もイランも決勝まで当たらないとなると、今回は幸運にみまわれております、ジーコJAPAN。(でもウズベキスタンあたりに思い切り苦戦したりね・・・)

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2004.07.27

ベルカンプについてなら語れるけど。

いま、変なメールがきた。
某女性向け雑誌の編集者、らしきところから・・・

いや、ぜんぜん、心当たりないのですね。そんな雑誌、名前は知っているけど、僕は手に取ったこともない。

題名は「カンプ構成のスケジュール」。

で、内容は以下のとおり。
-----------------
・・・は、8月4日午前中からはじめられます。締め切りは8月5日夕方です。
ご都合のいい時間にいらしてください。ただし、事前に何日の何時ごろかを事前にメールを入れてください。
作業スペースに限りがあるので、スペースの確保などをするためです。
お料理の各先生の校正は、今週まとめてお送りして4日にはそろいます。
なお、カンプ校正時には、カロリー計算(発注済み)、調理時間の記入、インデックスの作成作業を行います。
インデックス作成は、カンプ戻し時に説明します。よろしくお願いします。
------------------
だそうです。作業スペースはもうちょっと広めに欲しいですねぇ、僕の場合。
カンプって何?

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2004.07.26

JEUGIA 京都三条店

 普段あまり行かないCD店ですが、ちょっと先日DVDコーナーをのぞいて思ったこと。
「プログレッシヴ・ロック関係のDVDが異様なほど充実しているのは、なぜ??」

昔から、ちょっとここは怪しいなとは思っていたのですが・・・
あぁ、そういえば『イエス・リミックス』という、YESの曲をスティーヴ・ハウの息子がクラブ・ミュージック風に再構築(破壊?)した奇異な盤も、考えてみたらこの店で初めて見かけて購入したっけ。(でもこれが意外にもすごく楽しい作品だったので、思わずアマゾンコムのカスタマーレビューに好意的な書き込みをしてみたり・・・)

プログレ関係で思い出しましたが、最近大阪ブルーノートで、あのキース・エマーソンがソロでステージをこなしていたようです。お値段が高いので、行きませんでしたが、たぶん人によっては夢のような世界だったのではないかと思います。ブルーノートでキース・エマーソンの生ピアノ・・・高橋名人と一緒にファミコンの『スターソルジャー』をプレイする、みたいな(なんだそれ)

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2004.07.25

ストアデポ

 ストアデポ。こういう業務用文房具店って、いいですね。消耗品系は、こういうところで仕入れたくなります。で、今日は三条寺町店に行って奥のほうでタックシールなどを眺めていたときに、突然すべての電気が切れてしまい、本当に、本当にビックリしました。ブレーカーが落ちたかなんかですぐに戻ったのですが、なんだか瞬間的に「あの世感覚」が湧き起こりました。周囲にお客さんもいなかったので、なおさら「!?」となったのですが・・・でもその直後思ったのは「やべぇ、もう閉店だったの?」ということと、「・・・この真っ暗な状況でなんかパチってもバレなさそう・・・」と(笑) 臨死体験の直後には、そういうヨコシマな発想が湧き起こり、なかなか見苦しい生き様をさらしてしまいました。

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2004.07.24

球界再編の話

なんかいろいろ長々と見ていて、この件についてものすごくいろいろなことが語られすぎていて、そのへんの煮え切らなさはそのまま日本のプロ野球の不可解さを反映しているように思えてくる。この問題について考えるためには、そもそも日本のプロ野球がどういうふうに成り立ってきたのかという歴史を振り返らないといけないんだろうけど、そういう面倒な作業をするのは嫌だし(笑)、とかく固唾を呑んで見守るのみになっている。なんか意見を述べようにも、どうしてもJリーグの考え方に加担している側としては、「だから言わんこっちゃない・・・」としか思えてこないんだよなぁ・・・もうちょっと別の視点が欲しいのだけど、そういうのもあまり見出せず。ということで私はこの問題について、ほとんど何も意見がないのであった。「つぶれるならそれまでです」としかいえない・・・なんせ「オーナー>選手>ファン」ということが公に語られてしまうんだもんな。なんちゅう世界だろう。

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2004.07.20

名古屋にて・・・!!!

 日帰り名古屋小旅行。先週までネパールやインドにいたナセルノフ氏(仮名)とも、大阪や京都ではなく、名古屋で久しぶりの再会を果たし・・・実は、我らが契約プロバイダー、@nifty主催のBBフェスタに行ってきたのでした。その目的は・・・
 フローラン・ダバディー氏講演会!!(トルシエ監督の通訳をしていた方です。・・・って、紹介するまでもないですが)
 そして同じ会場内の隅っこで展開されていた、日々面白ネタ満載・なぜかニフティの公式ページのトップからはたどり着けない謎のサイト、ニフティの「デイリーポータルZ」のイベント!!
 (あと、この際、ニフティのサービスに関するいくつかの疑問を直接ニフティの人に相談する、とかも含)


 ともあれ。

 がんばって、お渡しさせていただきました。

 何を?     そう、「ハウ」を!!(笑)

 うわーーーー!! フリーペーパー・ハウ、始まって以来最大の挑戦でした。

 ダバディー!!(呼び捨て)すんごいカッコよい!足長い!細い!優男!!親切でした!! で、彼の著書「イージーフレンチ」を買ったら、サインをいただけ、しかもポラロイドカメラまで一緒に撮って頂けたのですが、そのどさくさにまぎれて、私は2002年ワールドカップ特集号となったハウ13号と、最新号の14号をセットにして「もしよかったら、ぜひ読んでみてください!」ということで渡すことができたのです。そもそも今日の講演会も、今まさにこのサイトも利用している@ニフティの「ココログ」のPRの一環で、ダバディ氏自身のブログ生活を通して、まだこの「ココログ」をやったことのない人に、このコミュニケーションツールの可能性をわかりやすく、熱く伝えてくれていたのですが、そういう話のあとだからこそ、ネット時代において、ダバディ氏に紙のメディア・・・フリーペーパーを渡すというのが、ちょっと面白かったです。いやーーー、それにしても、ハウ13号、ワールドカップ特集号を、その当事者であるダバディくんに渡せて、感無量です。

 そして! 日々私に「ハウを作る意味」を常に問い返す、悔しいまでに面白いサイト、「デイリーポータルZ」のライターさんにも会いまくりで、こちらも大感激!! いやぁーー、日々リスペクトしている人々に会うと、なんかテンション上がりっぱなしでした。 いきなり会場着くなりファニーでキュートなライターの古賀及子さんに会えた! この方の記事はむちゃくちゃツボに入るものが多く、もはや私の中ではスーパーアイドル的存在だったので、かなーり緊張しましたが、がんばってハウをお渡ししたら、面白がって受け取ってもらえました。そしてこの調子で「Zくん」の生みの親でもあるサイトの主、林さんにも手書きイラスト入りのご丁寧なサインをいただき、住さんとは例のシークレットシューズを履いて一緒に写真に収まることができました。あまりの高揚感に、僕は住さんにハウを渡すのをすっかり忘れていました!
 とにかく、何が笑えたかって、会場内、とくにダバディー氏の講演会のときなどの、いわゆる@ニフティの会場係の人々や警備員の方々のピリピリしたムードをよそに、会場の端っこで、Zくんとお客さんがキャアキャア騒ぎ、今までの特集記事で出てきたミョーーな小道具が並び、ビデオ画像にはワケあって縦笛の「ドナドナ」が流れていたり、まったくもって会場内における@niftyの展示会的なパソコンだらけの雰囲気とは「まったく関係のない騒ぎ方」を断行していたことです。この精神、あらためてリスペクトでした。参りました。いやホント、最高です。そしてこういうエッジのきいた部門をちゃんと(?)容認している@ニフティ、恐ろしい会社です。懐深すぎ。底力を感じさせます。素敵なテンションでした。

 他にもいろいろありすぎて、もう胸がいっぱい腹いっぱいで文章も張りがありませんが・・・、最後に本日のシメとして、昔からずっと行きたかった場所、金谷ホテルというところの目の前にある、「ピクシー通り」および、ドラガン・“ピクシー”・ストイコビッチの記念碑に触れることができました。彼についてはもはや余計な説明は不要です。私を最初に「Jリーグを生で観る」ように仕向けてくれた最初の選手です。ここに来れて感激でした。今日は感激しっぱなしですね。でもほんと、今日はハイテンションな一日でした!!!!!
えーーーーと、こんなわけの分からない怪しい個人フリペを受け取っていただいたみなさん、ありがとうございました!! 僕にとって名古屋は、いつでも素敵な想い出にあふれています。今日のことも絶対忘れないでしょう。

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Zくんをかぶってみました。嬉しい・・・

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すいません、どうしてもしたかったのです・・・でも、でも、ピクシー、足が小さかった!! 驚き!!

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2004.07.18

速報:中田英寿フィオレンティーナ移籍!

いましがた、中田英寿公式ページにて確認。今回はすんなりとはやく伝わった感じ。

実はおとといあたりから「内定」とのニュースがあったが、とりあえず本人の口から出てこないと・・・ということだが、かねてより私は「中田英寿のサッカー人生ファッション史」に注目していて、今回のこのフィオレンティーナ移籍において、とてもいろいろな思いがよぎるのである。

というのも、中田英寿はかなり行く先々で多彩な色のユニフォームを着ているのである。
・ベルマーレ平塚 緑色
・日本代表 青色
・ペルージャ 赤色
・ローマ 赤茶色
・パルマ 黄色(黄色+青色)
・ボローニャ 赤色+青色
ということで、信号機以上にいろいろな色を着こなしていたのである。さすがオシャレさん。何より世界的にもあまり数が多いとはいえない、緑色のユニフォームという難関を、彼はプロデビュー早々に達成しているのがすごいのである。
で、私は以前から「あとは・・・もし京都サンガにでも移籍したら、あの憎きパープル色も制覇か。まぁ絶対にないけどな、がっはっは」と言っていたわけだが、私の知識の及ぶ限り、紫色がチームカラーのサッカークラブは世界に3つしかなく、京都サンガ、サンフレッチェ広島、そしてイタリアの古豪フィオレンティーナ・・・てなわけで、中田英寿はこれみよがしに私のこのマヌケな妄想をあざ笑うかのように、この夏から紫色のユニフォームを自らのファッション史に加えるのであった。

あ、しかしまぁ、この移籍はけっこう大変ないばらの道のようにも思えてきますが、でも楽しそうならいいじゃん。個人的にはイタリアを脱出してほしいのは変わらないし(チャールトンとか、すごくピッタリだと思うのだが)、たぶん本人もイタリアから離れることの難しさを痛感しているところだと思う。ほとほと現在の欧州サッカー界の厳しさを痛感する次第である。

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2004.07.16

U-23代表選出の件

 鈴木啓太が外れる。バックアップメンバーにも入っていないのがミソだ。つまり彼のように影響力のある選手は、ヘタにバックアップで帯同させることなんて出来ないわけだから、山本監督は断腸の思いで決断を下したのであろう。
 しかし正直残念。「啓太が外れた分もがんばろう」というふうに前向きなエネルギーが出てくればいいのだが、個人的には、ガンガン前に出て行こうとするディフェンダー・トゥーリオの、プレーの質の面およびキャプテンシー的な意味での影響力の面といったものを、ある種あのチームでうまくコントロールしていたのは実はレッズの僚友・鈴木啓太だったのではないかという印象がある。バランサーとしての機能を考えると、阿部勇樹とはまた違った役割を担っていたのかもしれない。そこへ化学反応としては最後の最後に強烈な薬剤=小野伸二が加わる。どう考えても小野はアテネ五輪より、アジアカップのほうに加わって欲しい人材なんだが、それはともかくとして、今後のU-23、まだまだどうなることやら、まったく分からなくなってきた。怖いような、楽しいような・・・。(そもそも、18人という枠は少なすぎるよな、どう考えても!!)

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2004.07.15

最高のサッカー雑誌や!

 普段、あまりサッカー雑誌を買わない。もっぱら立ち読み(オイ)。で、昔から広告だけは見ていて気になっていたが、なぜか書店ではほとんどお目にかかれないという幻の雑誌『月刊GOAL』を、今日ようやく初めて実際に手に取ることができた。なんでも出版元は、あの清水エスパルスで、チームの公式ページから通信販売で購入できることを知って、さっそくバックナンバーを3冊ほど取り寄せ。
 いま、ざっと「チェルシー特集」の号をパラパラめくってみたのだが、これこそ探していたサッカー・メディア! と思えるほどの、超ローカルでピンポイントな情報たち。つまりはこの雑誌、毎号ひとつのクラブチームを取り上げ、そのチームのことだけを、これでもかというぐらいみっちり提供してくれる、非常に隙間産業的な雑誌なのである。
 つ、つまり、あまり好きでないクラブのときは、たぶんその号を買わない人がほとんどなのかもしれない・・・。しかし、これこそがこれからの雑誌メディアのあり方なのかもしれないと思う。なんせ、よくあるような記事(戦力分析、終わった試合の記録やハイライト、ありきたりなインタビューなど)というのは、もはや今の時代、ネットでいくらでも無料で手に入る。ということは、雑誌というメディアにお金を払うとすれば、『月刊GOAL』のような、ややマニアックではあるものの、普段のサッカー消費では見過ごされがちな部分・・・クラブチームを取りまく環境、地元の資源、サポーターたちの存在などなど・・・にひたすらスポットを当てた「濃い」ものでないと、もはやなかなか成立しないのではないかと思えるのだ。
 でも日本のように、いろんなクラブチームに興味がある、というファン層は確実にいるわけだから、そういう層にはこの雑誌は120%オススメできるであろう。なんせ私が注文した3冊の中には、さほど今まで真剣には注目していなかったバレンシアCFの特集号もあるのだが、これは以前広告でみたときから、オレンジ一色に、チームエンブレムだけのシンプルな表紙にとっても好感を持っていたので、ついつい注文したという次第だ。内容も、チームのことだけじゃなく、地元の名産バレンシア・オレンジについての記事があったりして(さらにいうと、エスパルスの地元名産・静岡みかんと比較しているのが笑える)、サッカーを通してその土地の様々な側面にも思いを馳せるという、まさにこれこそが世界のフットボール文化を堪能するうえで絶対に外せない、いちばん楽しいキモの部分を見事に提供してくれているのであった。
 『月刊ゴール』についてはこちら。 1冊500円。なぜか送料はかからないので、どんどん注文だ!(あ、でも初期の号は、今ほどそんなにディープじゃないかもしれない。僕が今回発注した残り一冊は、4号のアイルランド代表特集号ですが、こっちは内容がイマイチでした)

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2004.07.14

曽ケ端が落選したりしてね。

U-23 日本 0-1 U-23チュニジア

 チュニジアは主力抜きだったようで、着実に若手が凄そうな気配。昨日のセルビア・モンテネグロに比べると、ある意味での「成長力」に思いを馳せてしまった。うめーよ。
 でもヤマモトJAPANも、それはそれで良いチームづくりができていると思うから、さほど今日の敗戦にはこだわらなくてもいいと思う。あとはどこまでオーバーエイジを使いこなすか、だろうけど・・・本当に小野と高原が必要なのか? よく分からない。
 意外だった松井大輔のフル出場および大久保・出番ナシの意味を考えると、うーん、ヒヤヒヤしますなぁ。ここから誰が落選するのか・・・

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2004.07.13

キリンカップ 

 日本 1-0 セルビア・モンテネグロ
 やっぱり鈴木隆行はポストプレーヤーとして個人的にはベストチョイスだと再認識。そのストイックなまでの黙々とした働きぶりはさすがでした。玉田との2トップは、可能性を感じさせる。でも本気モードの試合では絶対に観られない組み合わせなんだろうけど・・・ね・・
 で、休む間もなく次はアジアカップ。ええと、こっちのほうが絶対に重要なタイトルなので、気合入れてやってもらいたいです。そろそろ本気モードの日韓戦に臨みたい時期だし。

 あ、日本テレビの中継よ、せっかくなんだからもっと違う切り口でストイコビッチを取り上げてほしかったなぁ。ジーコJAPANについてどう思うかなんて、ピクシーに訊いてもどうしようもないんじゃないか。彼は日本のサッカー文化が欧州サッカーと関わっていく上で、ものすごく豊富で多様なネタをリンクしてくれる数少ない貴重な人物のはずなんだから。

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夏のチェルシー④ “ブルーズ”に集結?

 なんとスペインのセビージャへ移籍かと言われていたチェルシー屈指のサイドアタッカー、イェスパー・グロンキヤルが、一転してバーミンガム・シティへ電撃移籍! うあぁー、バーミンガム・シティよ、フォルセルやメルキオットに続いて、グロンキヤルさまも! なんで僕のお気に入りをこぞってかき集めるかなぁ(笑) ちなみにバーミンガムのクラブも愛称は「Blues」だから、なんだかチェルシー側からすれば「お前らはチェルシーの2軍か?」みたいなチャント(応援歌)が唄われそうな勢いだ。右サイドはメルキオットとグロンキヤル、そこからクロスを上げて、ボールを受けるのがフォルセルとヘスキーかよ。なんだかむちゃくちゃ強そうじゃねぇか。今度は左サイドの補強でもするのか? ダミアン・ダフは絶対に譲らんぞ!

 あ、フランスはマルセイユから、昨シーズンブレイクしたストライカーのドログバさんと交渉しつつあるみたい。こういう選手好きそうだなぁ、チェルシー。でもグロンキヤルも離れた今、もうちょっとスピード感のある選手が欲しいかも。

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2004.07.12

ペンタゴン・トリビア

 スカパーでディスカバリーチャンネル「パワーゾーン:国防省ペンタゴン」を観る。
 あの内部を番組のために公開したというのもすごいが、長官も迷ってしまったというほどの謎だらけな建物はやはりすごすぎる。そもそも最初からコンセプト的にムチャな建造物なんで、そのへんが「さすがやなぁ。あっははは」となる。
 信じられないことに、当時の恐怖は「空からやってくる」ものとばかり思っていたらしいので、つい最近まで人の出入りはほぼフリーだったらしい。そう思うと危機管理も時代の流れによって「考え方のシフトチェンジ」が起っていくんだな。
 で、外壁はそのまんま残して、90年代後半から内部の大掛かりな改装工事が始まって、最後に残っていた部分が終了する5日前、ちょうどその改築箇所に例の飛行機が突撃したらしい。なんだかなぁ。

ちなみに。「へぇ~」となったこと。
・ペンタゴンの設計図は3日間で書かれた
・着工日が1941年の「9月11日」だった
・建物の規模のわりにエレベーターが少ないのだが、それは当時の国防長官(だったかな)が、肥満の人を嫌っていたからという理由。

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2004.07.11

あまり見られない出来事2連発

横浜FCのキーパーが自陣から蹴ったフリーキックがそのまま相手ゴールに入ったり、プロ野球のオールスター戦でSHINJOがホームスチールを成功させたり、どちらも生中継で観たかった~! なんでそういう日にテレビ朝日の選挙番組を観ていたのだ!? なんでフジテレビの全日本女子バレーvsロシア戦を見ていたんだ!?(竹下ぁ~!木村ぁ~!キャー) 
 それにしても、SHINJO、すごいなぁ。ある意味「空気を読んでいる男」だな。この意味不明なまでの絶対的なポジティブさは、まさに長嶋茂雄の系譜じゃないかとすら思えてくるよ。

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夏のチェルシー③ 新キャプテン

 チェルシーFCの公式ページの「Vote」の欄に、デサイーの退団を受けて、次期キャプテンは誰が良いと思うか? という投票があった。普段はそんな投票コーナーは無視していたのだが、4つの選択肢を見て、すかさず守護神クディチーニに投票したくなったので、入れてみた。
で、ついでに現時点での結果をみてみると・・・
 カルロ・クディチーニ(GK)  2% (578)
 エイドール・グジョンセン(FW) 19% (4322)
 フランク・ランパード(MF)  31% (7179)
 ジョン・テリー(DF) 48% (11239)
とのこと。そうか、やはりテリィが人気ね。でもやたらクディチーニの票が低いのが気になる。おいおい、みんな、カルロがいるのといないのとでは、どれだけチームのデキが変わるか、去年痛いほど思い知らされたんじゃないのかい? 遠く日本から生中継のデジタル画面で見守っていても、その存在感はビンタのごとくビシビシ痛いほど感じられたよ。

そして今日の移籍ニュースは、メルキオットがバーミンガム・シティへ移籍。なんかフォルセルといい、バーミンガムには「玄人向けチェルシー選手」が移動しているなぁ。メルキオットの、あのサラブレッドのような(風貌も含め)身体動作がすごく好きでした。長い足を駆使したダイナミックかつ優雅な身のこなしというか。サッカー選手を見てサラブレッドを想起したのは彼が唯一でした。
てなわけで、来季チェルシーの右サイドバックは、監督がポルトから連れてきたポルトガル代表フェレイラ君が不動のレギュラーとなりました。うーん、怪我したら怖いな。グレン・ジョンソン君しかいないぞ。

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2004.07.09

続・この笑顔

うわはははは。この笑顔。なんとミドルズブラ、ヴィドゥカに続いて、チェルシーからハッセルバインク獲得!! うわははは。
 このブログ的にはタイミング的にものすごい「ネタ」になってしまった・・・。おおおお、それにしてもヴィドゥカとハッセルバインクに、ジュニーニョ・パウリスタやらメンディエタやらゼンデンがからむチームなんて、すごくないか? 結束力が高まれば、かなり熱い試合を見せてくれることは間違いないだろう。ていうかすごいことになってきました。バーミンガム・シティにはリバプールからヘスキーがやってくるし、なかなかに04/05シーズンのプレミアシップ、楽しみが増えてきました。

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この笑顔

オーストラリア代表エースストライカーのマーク・ヴィドゥカ、ミドルズブラに移籍。コワモテのヴィドゥカですが、この写真の笑顔いいですね。
リーズの降格により主力が次々と移籍していきますが、ミドルズブラを選んだあたり、なかなかのセンスであります。なかには「どうしても都会のクラブがいい~!」とダダをこねて、ミドルズブラからのオファーを断り続けているオランダ代表の遊び人がいますが(笑)、どうみてもロンドンのメジャークラブよりかは、こっちのほうがサッカーに関しては伸び伸びプレイできるクラブだと思われます。カーリングカップでの初優勝により、来シーズンのUEFAカップ出場権を獲得してヨーロッパの舞台に初挑戦となるわけで、新シーズンがわりと楽しみなクラブです。

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2004.07.07

衝撃の告白

 先日、ロッキング・オンの巻末DVDレビューで見つけて「おおお」と思ったのがこれ。「ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー」。このジャケットのデザインがなんともいえない。デザインそのものはシンプルなんだけど、ピンク・フロイドという、ある種のカテゴリーをすべて超越してしまったロックバンドと、そしてそのバンドの影の部分を何時のときにも最低音部分から奏で続けていた“狂ったダイヤモンド”ともいえる伝説の男の数奇なめぐり合わせを思うとき、このあまりに空虚なジャケットデザインから感じる、この、なんともいえない、まさにピンクフロイドの音楽がそうであるような「・・・あぁ・・・・」という感覚・・・。なんかジャケットデザインをみたときから「発売日に買いたい」と衝動的に思わせたDVDである。DVDプレーヤーもないのに。パソコンでしか見られないのに。しかもパソコンだと全然DVDの動作環境悪いのに。

 そして僕は正直に告白しなければならない。それは・・・ゴニョニョ・・・ うぅ・・・、じ、実は、僕は未だにファーストアルバムを聴いたことがないんですねぇー。うわははは。いや、だってフロイドは、今後も人生たっぷり時間かけて味わうつもりだし、僕が死んだときは通夜でずっと『原子心母』のアルバムを流していてほしいし、だからこそ未だに僕にとってのピンク・フロイドは『原子心母』とか『おせっかい』の時代範囲内なんで・・・
 ちなみにシド・バレットはまだ生存しているそうです。でも未だに彼のソロ作品とか聴くと、まぁよくぞこんな凄いことを、とは思う。本当に思う。このDVDをきっかけに、いよいよ禁断の「シド期」にハマったら、それこそヤバそうだが。
 そういえば、以前ロンドンに行ったとき、シド・バレットがお気に入りだったというレストランをそれとなく探し歩いたことを思い出した。今度行ったときはちゃんと調べてから行こうと思う。

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夏のチェルシー② さらば主将

マルセル・デサイーの退団が決定。でもBBCよ、この写真はどうだか(笑)まぁ、ちょっと昔のカップ戦優勝後の華やかな絵を、ということなんだけど。
でもよくみてみたら、とんでもないキャリアを歩んできた選手だな。あらゆるものを手にした数少ないサッカー選手の一人だったわけだ。僕がチェルシーに注目し始めた頃が、ちょうど彼にとってはピークの後半期だったのだが、これからはデサイー抜きのディフェンスラインを見るにつけ、キャプテンシーの欠落を感じることもあるのだろうか。でもとにかくジョン・テリーとギャラスは確実に彼によって成長した。それが何よりの財産かもしれない。アーセナルでアンリがベルカンプに、浦和レッズで坪井が井原によって育てられたように。

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2004.07.05

ユーロ2004決勝

 僕の知る限りギリシャ優勝を予想していたのは、先日ニフティのデイリーポータルZの連載を終了されたヨシダプロさんだけでした(笑)
 でもあれは幻のゴールだったなぁ。幻のようなゴールだったというべきか。試合が終わるのも早かった。気がつけば後半30分だったからなぁ。つまりのところ僕は何も覚えていないんだよな、気がつけばクリスティアーノ・ロナウドが泣いていたんだよなぁ。いつの間に決着ついたんだ? ・・・眠い。

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2004.07.03

夏のチェルシー① セ、センス良いかも!

 幾多の超パワフルシュートで我々CFCファンにたくさんの喜びをもたらしてくれたオランダ代表のジミー・フロイト・ハッセルバインクのチェルシー退団が決定。エディー・マーフィー似だからか、けっこう試合中の表情が豊かな人で、シュート外して悔しがるときの仕草がたまに80年代の女子高生チックだったり、そういえばある日のインタビューのときに本当に女子高生みたくバーバリーのベージュのマフラーを着用していて、しかも似合っていたなぁという、様々な思い出がある。でも、もはやこのチームで出来ることはもうないという判断だろう。とかくシュートの強力さはすさまじいものがあった。それ以外の良さが思い出せないほどに(笑)印象的なシュート力だった。
 てなわけで、「こうしてまた新しいストライカーを補強するんだろうなぁ、でも噂に上がっているメンツは、ことごとく胡散臭い連中ばっかりで、いやだなぁ、なんか今の世界トップクラスのFWで欲しいと思える選手ってあまりいないなぁ」とか思っているところに、突然オランダのPSVから、セルビア・モンテネグロ代表のケジュマンの獲得が発表! まったくの意表!! さすがケジュマン、移籍発表も彼のプレースタイルと同じで「気がつけばあっという間にゴール」だ!(違うか)。
 いやぁ、ケジュマンには悪いが、私はすっかり彼のことを忘れていた。つまり「欧州で今、最も欲しいストライカー」だったということを。そう、彼はなぜか「異様に結果を残すストライカー」だという印象である。一時期、ユナイテッドがケジュマンを狙うという噂を知ったときに「さすがユナイテッド、目の付け所が的確だ! それにひきかえチェルシーは・・・」と思っていたが、まさか結果的にチェルシーに来るとは! ていうか、モウリーニョ新監督、やはりセンスのあるお方ではないか?? という感じでさらに評価が高まったぞ私の中で。いやぁ、こんなに「普通に楽しみな補強」をしてくれたのはダミアン・ダフ以来だなぁ。おそらく「背番号 9」はストレート・インでケジュマンに引き継がれるのだろう。 もう、もう前線の補強はこれで十分です、他には余計なストライカーいらないし! 分かりましたか新監督?? ・・・こうして、グジョンセンとケジュマンのコンビで、お互いに技巧的で笑っちゃうほど地味っぽいゴールを決めまくってほしいと切に願う夏であった。

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2004.07.02

ナンバガ

最近解散したバンド、ナンバーガールにこの2週間で一気にハマる。なんでもっと早く聴いておかなかったんだろう、と相変わらずシーンの流れに遅れる耳に叱咤。あーー、「すごい日本人バンドがいる」という噂を素直に受け入れるべきだった・・・ライヴで観たかったぞ、このキレキレな人たち(笑) どうみても単なるオタクな風貌のメガネのお兄ちゃんが絶叫して「はっぴぃえんど」的な感覚の詞を唄いまくっているわけだが、そのボーカルの強烈な個性にガツンと対抗できている、図太いバンドの演奏力にやられました。こういうバンドに出会うたび、やはり僕は「バンド」という形が好きだから音楽を聴くんだろうなと再確認。「我起立唯我一人」、泣けました。一日中リピートでこの曲だけ聴いていました。

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