衝撃の告白
先日、ロッキング・オンの巻末DVDレビューで見つけて「おおお」と思ったのがこれ。「ピンク・フロイド&シド・バレット・ストーリー」。このジャケットのデザインがなんともいえない。デザインそのものはシンプルなんだけど、ピンク・フロイドという、ある種のカテゴリーをすべて超越してしまったロックバンドと、そしてそのバンドの影の部分を何時のときにも最低音部分から奏で続けていた“狂ったダイヤモンド”ともいえる伝説の男の数奇なめぐり合わせを思うとき、このあまりに空虚なジャケットデザインから感じる、この、なんともいえない、まさにピンクフロイドの音楽がそうであるような「・・・あぁ・・・・」という感覚・・・。なんかジャケットデザインをみたときから「発売日に買いたい」と衝動的に思わせたDVDである。DVDプレーヤーもないのに。パソコンでしか見られないのに。しかもパソコンだと全然DVDの動作環境悪いのに。
そして僕は正直に告白しなければならない。それは・・・ゴニョニョ・・・ うぅ・・・、じ、実は、僕は未だにファーストアルバムを聴いたことがないんですねぇー。うわははは。いや、だってフロイドは、今後も人生たっぷり時間かけて味わうつもりだし、僕が死んだときは通夜でずっと『原子心母』のアルバムを流していてほしいし、だからこそ未だに僕にとってのピンク・フロイドは『原子心母』とか『おせっかい』の時代範囲内なんで・・・
ちなみにシド・バレットはまだ生存しているそうです。でも未だに彼のソロ作品とか聴くと、まぁよくぞこんな凄いことを、とは思う。本当に思う。このDVDをきっかけに、いよいよ禁断の「シド期」にハマったら、それこそヤバそうだが。
そういえば、以前ロンドンに行ったとき、シド・バレットがお気に入りだったというレストランをそれとなく探し歩いたことを思い出した。今度行ったときはちゃんと調べてから行こうと思う。
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