桜玉吉をめぐる五月の旅 2
調布駅から南に少し歩いて、真光書店南口店へ。
桜玉吉にとってもっとも重要な漫画雑誌『コミックビーム』の販売促進用4コマ漫画『読もう! コミックビーム』が刊行されたばかりの時期だった。そしてこの真光書店南口店は、その4コマ漫画の中でも登場した場所であり、桜玉吉本人がここで「コミックビーム」の売れ行きを見守るべく、最初に雑誌を手に取ったお客さんに笑顔で握手しようと見張っていたが、結局誰も買わなかったというエピソードが描かれている。
真光書店南口店。普通の本屋さん。
そしてコミックス本のコーナーにいき、玉吉の本はどれぐらいあるのだろうと確認しにいったら、こんなものが。
さすが、ちゃっかり作品が宣伝に使われていた!
・・・真光書店南口店でのエピソードは右側の4コマである。店員さんのコメントにはこう書いてある。『出版界の(というかコミックビームの)厳しい実情を赤ララに告白しながら、ひたすら「コミックビーム」をCMした4コマ本。会社的にも個人的にもいろいろ大変だよなぁと思いつつ、うちもちょっと(→)出てますから、ぜひ買ってあげてください』
なんだか、「地域密着」って感覚がして、おかしさと親しみを覚えた。
地域密着といえば、この調布にはJリーグ・FC東京のモチーフがあちこちに散見されたので興味深かった。(ちなみにこの日の夜は、味の素スタジアムで同じ調布をホームにする東京ヴェルディ1969×浦和レッズの試合を・・・殺伐とした恐怖と純粋な感動を私のハートにもたらしてくれた浦和ゴール裏の「ヤバいくらいに熱い」サポーターにまぎれて・・・旧友パット・MR.BIG(仮名)とともに観戦した)
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