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September 2004

2004.09.30

京都駅の屋上

040421.JPG

4月にデジカメで撮影した、京都駅の屋上でみた夕焼け。
何気なくこういうシーンが用意されている駅なんだよなぁ。

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2004.09.29

むしろ監督で選ばれるチームになってよ

実は、チェルシーFCの選手たちが普段練習をしている場所は、知る人ぞ知る、ロンドン郊外のインペリアル・カレッジという大学のグラウンドである。ここを借りて、日々トレーニングに励んでいるのである。
僕がふたたびロンドンにいくときは、必ず行ってみたいと思っている場所であるのだが、実は監督がラニエリからモウリーニョに代わってからは、練習は常に完全非公開の体制がとられているらしく、「ちぇ」と思っていた。
そんなモウリーニョであるが、ついにアブラモビッチオーナーに「新しい専用練習場をつくってよ」と駄々をこね始めた模様。
モウリーニョいわく「新しく獲得したい選手に、“うちには最高のトレーニング施設がある”というのは、アピールになるだろう?」ということだ。いまさらチェルシーを選ぶ基準に練習施設の充実度がそこまで重要なものかどうかは微妙だとは思うのだが。
むしろ私がチェルシーを好きになったのは、そのなんともいえないギャップの風味であろう。世界中からスター選手をわんさか集めて、試合をするスタジアムやら周辺の施設をドカンと豪勢にこしらえておきながら、「普段の練習は地元大学の運動場借りてまーす」って、庶民的で素敵じゃないか。そのへんの味、わかるかなぁ、監督さんよー。

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2004.09.28

一瞬と永遠が出会うとき

 つい先日、何必館・京都現代美術館の「アンリ・カルティエ=ブレッソン」展にいってみた。いつもお世話になっている先生の影響で、最近たまたまこの写真家のインタビュー映画のVTRを観ていて「へぇ、この人が“決定的瞬間”という言葉を生んだのね」と記憶に新しく、そうかと思えば、タイミングを同じくしてつい先ごろ逝去してしまったのだから、驚いた。
 ほとんどノートリミングだというその写真作品の構図の素晴らしさ、陰影の美しさには魅了される。ブレッソンの場合、あくまでも報道写真家としての作品でもあるのだが、報道写真というカテゴリーに関しては、どんな状況であれ、シャッターを切る瞬間に「構図、美的配置」を意識せざるを得ない写真家の本能っていうやつに、私は少々意地悪なまでに興味深く思っている。つまり「瞬間を伝える」という職業的使命と、「この瞬間を美的に、驚異的に、切り取りたい」という芸術家としての本能とのせめぎ合いが、どういうところで結節するのか、ということだ。報道写真を見るときにはいつもそういうことを感じてしまうが、ブレッソンの場合は、緊迫した現場の写真が少ないように見受けられるので、わりあいそのへんは落ち着いて楽しめた。スペインの石畳の道を走る自転車の残像を、玄関前の渦巻き状の階段から見下ろして撮影した作品など、「日常性の美的瞬間」が集約されている感じがして、好きだ。

「刻々と変化する“現在”は、私にとってつねに最大の関心事であり、必要なものはすべてそこにある。あとは自ら行動し、その本質を認識できるかどうかである。私はあらゆる可能性が満ちた一瞬を捉えるために写真を撮り続けてきたのである。」 HCB

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2004.09.27

アトミック・カフェ

今度観たい映画は『アトミック・カフェ』。
まだ『華氏911』を観ていないけど、ムーアの師といえる監督による、「アメリカの原爆プロパガンダ映画」のサンプリング映画だそうで、かなり気になる。関西では大阪の第七藝術劇場にて10月末に上映らしい。こんな映画があったなんて、ぜんぜん知らなかった。こういうのも上映されるようになったのも、ある意味マイケル・ムーアのおかげなのだろうか??

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2004.09.26

やっと点入った

ミドルズブラ 0-1 チェルシー・・・。

ミドルズブラには、ゼンデン、ハッセルバインクと、ついこの前までチェルシーの一員だった選手がいて、手ごわい。
ハッセルバインクがゴール前でフリーキックを蹴るとき、彼がどんなパワフルなキックを持っているかをよーく知っているチェルシーの連中が、こぞって彼のシュート体勢を乱そうと必死にセカセカと体を寄せまくっている様が、ちょっと笑えた。

でもねぇ、いくらハッセルバインクの強烈キックに注意していたからといって、チェルシー新キャプテンのジョン・テリーさんよ、試合始まってすぐにハッセルバインクの頭を思い切りキックするこたぁないでしょうに(笑) 久しぶりにサッカーをみて鳥肌が立ったよ・・・痛そうで。しかも、たまたまそのとき音声は英語実況で観ていたのだが、現地コメンタリーが、ブラックジョークのごとく笑い声を上げていたのが、またすごい。笑ってる場合じゃないっすよ(笑)。

ちなみにハッセルバインクは出血し、前半しばらく治療のため退場し、その後復帰したのだが、ユニフォームにもけっこう血がついていたらしく、後半開始前に審判から「着替えるように」と指示された。
すると、なぜか出てきたハッセルバインクは、今日出場停止だったエヒオグのユニフォームを着て登場!! ちょっとした珍事。ていうか・・・ミドルズブラよ、まがりなりにもプレミアリーグのクラブなんだから、代えのユニフォームぐらい用意しておいてよ!

それでもって今日もチェルスキーは決定力不足で、ようやくセットプレーからドログバの抑えたシュートでこじあけた感じ。ようやく3試合目ぶりに得点を挙げた。なんだかなぁ。思えば3試合前のアストン・ビラ戦は、たまたま英国風パブで中継を観ていた。Tくんが先に帰り、まったくサッカーに興味のないU氏をむりやりつき合わせて最後まで観ていたのだが、ちょうどそのとき隣に独りで座っていたぜんぜん知らない女の子に、タバコの自販機はどこかと尋ねられた。
でも、よりによってチェルシーの試合、しかも冴えない0-0の試合を見せられているときに、そんな質問に答えるのはとても難しかった。
案の定、僕が答えた方角に自販機はなかったようで、女の子は微笑を残して去っていった。今日の試合を見ながら、『あの女の子が僕とチェルシーのツキを持ち逃げしていったんじゃないか・・・』とすら思えてきた矢先に、ドログバが決めてくれました。あぁ、よかった(笑)。ていうかタバコぐらい僕が買ってきてあげればよかったよ!!!

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2004.09.25

喫茶ソワレ

soire.JPG

四条西木屋町を上ってすぐの、青い照明の喫茶店。
いつまでも続いていてほしい場所。
「音楽を流さない」というポリシーと、この幻想的な青い世界に、僕が映画『2001年宇宙の旅』が好きな理由を重ね合わせたくなる。

デジカメで撮ると、本当に青い世界になるのが面白い。実際はここまで濃い色に包まれているとは思えない不思議さ。
そしてこのブログ・サイトのイメージは、ソワレのそれに通じている感じがする。青色はいつだって僕にとって大事な色なのだろう。

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2004.09.24

J1ホイホイ

先日、あるアナウンサーが普通に言ったセリフが「五期ぶりにJ1リーグ昇格を目指す川崎フロンターレ・・・」。

うん、そう・・・。
どうしても、耳には 「ゴキブリにJ1リーグを目指す」 としか聴こえなかった・・・。


ところでライブドアと、かの楽天(クリムゾングループ! クリムゾングループ! ・・・とりあえず、この妙なグループ名は若干あからさまに強調しておきたい。)が仙台でのプロ野球新規参入でガチンコ勝負だとかいっているが、そうなるとどちらか一方は、プロ野球に新規参入できないことになるってわけ? ということは、球団イチから作るという、とてつもない巨費のかかるプロジェクトを、どちらかは「やらずじまい」に終るってことかな? 同じIT関連企業で、同じビルでテナント持ってて、どちらかが巨費を使う/使わない、ということになる。なんか、見えないところでの駆け引きを感じてしまいますね~。

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2004.09.23

ハウ15号完成。

お待たせいたしました、ハウ15号が完成です。ぜひ読んでください。
ただ、急ぎの用事が入ってきたので、今日は折りたたみ作業すら、あまりできそうにありません。
折り次第、ご協力いただけるお店には置きに行きたいところです。
個人的に郵送の場合は、90円分の切手をいただけると大いに助かります。泣くほど助かります。

結局一年ぶりぐらいになってしまい、ただあきれるばかりですが、読んでさらにあきれてください(笑)

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2004.09.22

discipline.

先日、さるお方の家で、キング・クリムゾンの『ディシプリン』の、ラストの表題曲を聴かせていただいた。前からずっと聴いてみたかったのである・・・いや、つまりのところ、このアルバムのほとんどの曲はすでにあちこちで聴いていて、加えて私にとってのキング・クリムゾンは、いわゆる1972-74の第二期、がすべてであったので、いまいちこの、「1980年型テケテケロック・クリムゾン」まで、手がでなかったのである。 
        Discipline.jpg
   再々結成クリムゾンの最初のアルバム。ちなみに、一曲目の題名は「エレファント・トーク」。 「象の会話」・・・いかに70年代の思い出を引きずっていた当時のリスナーが、その豹変ぶりに動揺したかが、うかがえよう。

 で、ラストの「ディシプリン」を聴く。


 ・・・うわーーー、やっぱスゲー!!!!!(笑)
 「10年早すぎたクラブ・ミュージック」と評されるのもよくわかる。
 私の大好きなビル・ブラッフォードのテクニカルなドラム+トニー・レヴィン(スマップのアルバムに参加したらしいって、マジですか?)のプリプリした感じのベースに乗って、二人のギタリストが織り成すテケテケの旋律が、「寄って、離れて、また近寄って」という感じで、まさにアルバムジャケットのごとく、それは精緻な編み物のように、音の連鎖が物理的に心地よく伝わってくる!!

      rf1.jpeg
      最近の、フリップ翁。クリムゾンは今でも進化中で、私は追いつけません。なんなんだ、この、ギターへの執念は。

 参りました。はい、反省しています、次に買うCDはこれにします。
 たまに聴くと、プログレはやはり、相変わらずな部分で、ツボに直撃です。
 

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2004.09.21

多様性

知らないで今日昼食に「すき屋」に行ったら、知らぬ間に牛丼が復活。
並盛、350円。堂々の復活である。オーストラリア産の、脂身が少ない肉をあえて使用しているそうだ。
店のポスターも、屋外のノボリもみーんな「牛丼復活!」に沸いている。
心なしか、普段よりもお客さんが多く、みんな牛丼をオーダーしている。

ふと嫌な予感がしたので、再びメニュー表をみてみる。
すると、ちゃんと「豚丼」のメニューも存続していたので、なんだかホッとした。
「牛丼が復活する社会」よりも、「牛丼も豚丼も選べる社会」のほうが、ちょっといいよね。

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2004.09.20

パンテーンのCM

パンテーン、エクストラダメージケアのテレビCMのことなんだが、BGMの中に、どことなくテレビのニュース速報のアラーム(に似た音)が混じっているような気がする。

思わずとっさにテレビ画面のほうを注視してしまうからねぇ。
普通はCM中にニュース速報とか入らないんだと分かっていても、ついつい見てしまった。

本当のところはどうなんだろうか。

でもってこの記事のために、パンテーンのHPとか訪れている自分が、一番腹立つわけだが(笑)

ついでにいうと「エクストラダメージケア」っていうネーミングも、けっこう「どうかなぁ」って思うよな。
ダメージケアに、エクストラですよ・・・この次はスーパーエクストラ? ハイパーエクストラ!?
そこまで消費者の不安だったり、自分の劣等感を増長させなくてもいいじゃないか、って門外漢の僕は思うのだが。

さ、今からハウを急いで仕上げます! プロ野球のストライキとか、レイソルのゴール裏挨拶ナシ事件とか、CFCがスパーズに0-0ドロー(でも好ゲーム)とか、いろいろありますが、とりあえず僕はただひたすらフリペ作ります!

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2004.09.19

欧州蹴球をめぐる今季のスカパー

なぜかセリエAも開幕したってのに、中田のいるフィオレンティーナと、柳沢のいるメッシーナの両チームの試合についてのみ、スカパーは放送権をまだ獲得していない模様。こういうのって毎度のことながら、うっとうしいものである。
さらにいうと、なぜか今季から、プレミアリーグ関連番組(ハイライトとプレビューショー)がJ-SPORTSで放送されなくなり、スカパー専用chでしか放送してくれなくなったので、再放送回数が激減。実は今このせいでものすごくフラストレーションがたまっているところである。今季になってからほとんど観れていない。セリエAが観れなくなってもダメージは少ないが、プレミアリーグは外せない。

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2004.09.18

自転車プリンター

最近すごく注目したニュース・・・hotwired Japanより、「自転車プリンターの活動家」のこと。

 その人は、パソコンと特製のプリンターを搭載した自転車を作り、メッセージを水溶性のチョーク式スプレーで地面に表示できるようにした。そしてニューヨークで開催された共和党大会で、ブッシュ政権への抗議メッセージをあちこちに「書く」つもりだという(こちらの記事参照)

「アートとテクノロジーとユーモア」でもって、政治的な参与を創造的に行うこと。
そのセンスや態度に、とても触発される。

すると数日後、またしてもhotwiredのニュースにより、その活動家の学生が行動開始の二日前に逮捕されるという展開になったことを知り愕然とする。
メディアの取材を受けていた最中に逮捕されたらしい。24時間拘留、のちに釈放。信じられない。本当に、バカバカすぎて怖い。

まだ何もしてないやん。
スプレーは水溶性やんけ。消えるがな。

でも、この活動家の学生さんは述べている。 
「予定していたパフォーマンスができなくなったのはくやしい。だがある意味では、言論の自由があまり保証されていないという主張が、より強く伝わるのではないかと思う」
そうなのだ。あなたの悔しさはよく伝わったし、のっぴきならない状況であることも、よーーく分かった。

今回のNYにおける共和党大会の周辺では、ほかにもこの手の話が散見されたのだが、いかんせん僕の場合はhotwiredのサイト経由でしかトピックスを拾えていないのが実情だ。もうちょっとこのへん、いろいろ調べてみたい、というのが目下のところの課題である。

じつは落書き・グラフィティ論で学位をとるべくこの数年右往左往しており、完成するにつれて、実は自分のポジショニングが、この自転車プリンターの持っているような「ある種の政治性」に通じていることを、最後の最後で思い知らされた次第である。きっと、自分がちゃんと追うべきテーマがこのへんに潜んでいるのだろう、と考えているところである。

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2004.09.17

スタンドのオムレツカレー

DSC03310.JPG

新京極通りの「スタンド」。京都の数ある食堂のなかでも、その独特のレトロな風合い、というより実質的にレトロな状態になっている、あの雰囲気が、私を魅了してやまない。
そしてスタンドのカレー、なぜかいつもこれが食べたくなる。このカレーは、いわば「人の家でごちそうになるカレーがやたらと美味しい感覚」に通じている。なかでもオムレツカレーがお気に入り。

でも今日はT氏宅でご馳走になったかに玉や、しめじのスープなどが非常に美味しかった。忘れられない夕食であった。

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2004.09.16

稲本の移籍先

稲本の新たな移籍先について、民放各局、および一般新聞などのメディアは
「ウエスト・ブロミッチ」 「ウエスト・ブロミッジ」 などと表記している。

ちなみにグーグルで調べてみたら、
ウエストブロミッジ 11200件
ウエストブロミッチ  6256件
ウエストブロミッヂ     0件  とのこと。

しかし、声を大にして言いたい。

このチーム名は、「ウエスト・ブロムウィッチ」と呼んでくれ!!! “ウィッチ”だ。口をとんがらして「うぃっち!」って発声してほしい。「ブロミッジ」とかだと、なんだかささくれ立っていて、ちょっと野暮ったい感じもする。

さらにいうと、正式名称は「ウエスト・ブロムウィッチ・アルヴィオン」なのである。
すごーくカッコいい名前だと思わないか!?
ウエストブロムウィッチアルヴィオン。
ウエストブロムウィッチアルヴィオン。
さぁ、リピート・アフター・ミー、

ウエスト・ブロムウィッチ・アルヴィオン。

まさに「声に出して読みたいサッカークラブ名」。私にとっては「クリスタル・パレス」だったり「ノッティンガム・フォレスト」だったり「ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ」だったり、フランスの「パリ・サンジェルマン」だったり、ドイツでいうと「ボルシア・メンヘングランドバッハ」などと同じぐらい、好きな名前だ。

さらに、ここまで力説するにはわけがある。
日本語のグーグルで、「ウエストブロムウィッチ」と丁寧に入力して検索すると、ちゃんとトップには、チームの公式HPが出てくるのであーる。
ina.JPG

というわけで、稲本好きもそうでない人も、サッカーファンの人もそうでない人も、ぜひマスコミの影響を間に受けず、「今、イナモトがいるチームは?」と聞かれたら、「ウエストブロムウィッチ」と答えよう。

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2004.09.15

ダークサイド・オブ・TM

京都アバンティのXd(クロス・ディー)はなかなかの中古CD屋ではあるが、先日「どれでも210円セール」をやっていた。立ち寄ったついでにのぞいてみたが、よりによってこんな2枚のCDを掘り出した。

「Psychic Entertainment Sound --Mr.Maric World」
by小室哲哉&Mr.マリック

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・・・!! TMネットワークのファンとして、小室哲哉の仕事はある程度把握しているつもりであったが、まったく知らなかったよ、こんな仕事!!
Mr.マリックと小室哲哉のコラボ・・・つまりのところ、小室哲哉が手がける「ヒーリング・ミュージック」として位置付けられるのだろう。ていうかこの人、音楽ジャンルで手を出していないのは、もはや演歌ぐらいじゃないだろうか。オペラにクラシックにF1テーマ曲、なんでもありだが、まさかこんなことまで・・・

 で、ちゃんとこのCDが意図するように、深夜寝る間際に横になって聴いてみた。・・・うーん、単なる小室哲哉インスト作品集、って感じだ。そして嫌な予感のとおりだったのだが、まったくマリックさんの姿が見えてこない。

き、きっとマリックさんは、小室哲哉に向けてハンドパワーを送っていたんだろう。そうとしか思えない。ハンドパワーのおかげで、このCDの小室哲哉のプレイは、自由奔放、悪く言えば適当、でもどことなく小室節は炸裂、という感じで、延々とボーカルのないテクノサウンドが微妙なリズム感で続く。

そしてボーカルが入った! と思ったら、CDの最後の最後で、マリックさんの「語りかけ」がはじまった!!
「・・・ハンドパワーは、光です。・・・奇跡は光でやってきます!」とかなんとか、ラストに3分ほどのスピーチ。
せっかく眠りに落ちつつあったのに、最後の最後でマリックさんの声で目が覚めた! 深夜2時にマリックさんのトークで起される、おちおちリラックスすらできない、ヒーリング・ミュージックCD! あなたもぜひ!!


「ベスト・オブ・スピードウェイ」

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 スピードウェイ・・・。これこそ、TMネットワークの歴史を語る上で避けて通れない、1979年~1981年、TM結成前に3人が所属していた幻のバンド! いやっほー! ベスト版が210円! ていうか今まで中古CD屋でこのバンドの盤なんて見たこと無いから、普通に感動した。以前私はこのバンドのアルバムをレンタルしたいがためだけに、わざわざ遠方地にあるツタヤの会員になったほどだ。(ていうか、レンタルで存在していることが、普通ありえない!)

 このバンドのほとんどの楽曲は木根尚登の手によるものが多い。TM時代はバラード中心の作風だったが、ここで繰り広げられているのは、ひたすらポップで、正直「こっぱずかしい」サウンドである。でも、どことなく懐かしく切ない。素敵だ。
 そして宇都宮隆のボーカルは、この頃からまったく変わっていないのも、すごい。

 何より歌詞において、TMの世界観では「君と僕」なのであるが、スピードウェイでは「俺とお前」的な感じなのが、なによりこそばゆい。

 この8人編成のバンドから、その後小室哲哉はあの2人とともに新しいユニットを作ることになる。この作品群から、小室哲哉は何を見出し、次なるステージに何を見据えていたのだろう。

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2004.09.14

眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い、ので。

今季、私はスカパーでチャンピォンズリーグを観ることはない。契約をしていないのである。
理由は単純、「生で観るのがしんどいから」。水曜日や木曜日の朝3時に起きてサッカーを観ることが、さすがにしんどいと思ったのである。
たとえチェルシーが出場しようが、たとえチェルシーが欧州の強豪クラブと闘おうが、もはや睡眠の誘惑には勝てない。文字通り、チャンピォンズリーグは、昔の私がそうだったように「夢の中の話」として捉えておこう、と思ったのである。
せっかく昨シーズンからスカパーが放送権を奪い取ったのに、もったいない話かもしれない。でもほとんど生で観れないビッグマッチに余分なお金を投じる気にはなりにくい。

で、今週からいよいよグループステージが開幕。陰ながら応援してますので。がんばって、チェルシーFC。

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2004.09.13

企画募集ネタ

こんなのがあります。

京・都・観・光―芸術からの提案―
芸術文化活動による斬新な京都の魅力の創出 企画募集
くわしくはこちら

僕はそのまえに、ハウをはやく作らないと(笑)

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2004.09.12

チョムスキー9.11

京都metroの『メトロ大學』のイベントにて、チョムスキーの講演映画「Power and Terror」を観る。
基本的には、すでにチョムスキーが語りまくったインタビュー本の内容が繰り返されている感じがするのだが、やはり本人の口調・・・おだやかで、整然として、でもってズバズバ言うお爺ちゃんぶり、みたいなノリを通して聞くと、それなりに新鮮な感じがする。

アメリカは、国際司法裁判所で「国際テロ、違法な武力行使、国際条約違反」として有罪を宣告された唯一の国であり、またその判決を拒否した唯一の国でもある。しかしメディアではそのことが報道されなかったため、誰も知らない。で、そういう類の話は、山のように存在している。だからこそ、チョムスキーはそのことを繰り返し述べる。言いまくる。僕らに投げかけまくる。静かに、たおやかに、頭がブン殴られる。

U2が『ブリット・ザ・ブルースカイ』という曲を作った状況が、80年代の中央アメリカに関するこのへんの出来事から来ていることを、僕はようやく知ったりする。『外はアメリカ、表はアメリカだ・・・』

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2004.09.10

Robbie Savage

savage(形)1.どう猛な、残酷な;乱暴な;猛烈な 2.《古風》《軽べつ的》未開(人)の、野蛮な 3.<景色などが>荒涼とした (名)《古風》《軽べつ的》未開人、野蛮人、残忍な人、無作法者 (動)[他]…を猛烈に攻撃[非難]する

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          サヴェージでーす

名は体をあらわす、とは昔から言われる。ロビー・サヴェージのことをはじめて知ったのは、プレミアリーグのミニ番組だった。愛犬と一緒に秋の野原を駆ける、どこにでもいるウェールズの好青年、といった感じだった。
でもその「爽やか好青年ぶり」は、番組の狙いとしては「ネタ」だったのである。そこで紹介されるサヴェージの、サッカー選手としての生きざま(?)に、私は強烈な印象を持った。すぐさま英和辞書で「savage」をひっぱって、意味をすぐに覚えてしまったほどだ。

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何より彼のウリは闘争心あふれるプレーぶり。“プレミア番長”ロイ・キーンもなんのその。思いきりひっぱってるがな。

だからイエローカードなんて怖くないもんねー。

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         ↑                  ↑
  (チームメイトも、味方のくせに『カードもらって当然』って顔してるのが切ない)

出場停止なんてザラだもーん。

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今日も首ねっこを掴まれ・・・

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                こっちでも掴まれ・・・

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たまに、どつかれ・・・

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審判だけじゃなく、相手チームのサポーターにもことごとく嫌われ・・・

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でも負けましぇーん。

何気なく両足タックルしてみたり~

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こっそり、『蹴りたい背中』 してみたり~

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               (※被害者 ジョー・コールくん)


       お茶の間で人気者でーす!

       savage2.jpeg
          ウェールズ代表と
         バーミンガム・シティを
           よろしく~!!

・・・とまぁこんな調子なのだが、何がすごいかって、グーグルのイメージ検索で、こんな画像ばっかりがあっさりと見つかるところだろう(笑)。そんでもって、本人の公式HPも発見した。みんなでこの「超キャラ立ちプレミアリーガー★ロビー・サヴェージ」を応援しよう!

あ、昨日のレッドカード、どうみても君は悪くないし! でもって、ウェールズがなんとか2-2のドローに持ち込んで、よかったよかった! がんばれウェールズ代表! マジでスコールズの抜けたイングランド代表よりも最近は応援してるぞ!!

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2004.09.09

どうした審判

いま、スカパーで録画中継のドイツW杯予選「ウェールズ×北アイルランド」を、ほかの用事をしながら横目で観ている。
このグループ、あとここにイングランドもからんで、大いに盛り上がっていて、会場のカーディフ・ミレニアムスタジアムの雰囲気はすさまじいテンションだ。録画と分かっていながら、ちょっと手をとめて魅入ってしまう。ここに行きたかった。

で、

前半23分の時点で、レッドカードが3枚出ています(笑)

スコアは、今しがた前半36分現在、1-2で北アイルランドがリード。
レッドカードの枚数では、北アイルランドが2枚、ウェールズ1枚でリード(笑)

で、お約束どおり、ウェールズの退場者は、我らがトラブルメイカー、ロビー・サヴェージ!! ヒューヒュー♪(なんだか)
あ、でも、今回に関してはサヴェージがかわいそうだった。後ろから悪質な両足タックルを受けて、ちょっとエキサイトしただけだった。完全に「もらい事故」の形だ。でもサヴェージのキャラだと、あの時点で相手とともに退場しないといけないみたいで、こうして伝統芸は守られていくのだろう(笑)

最初に、「ここに行きたかった」と書いたが、サヴェージが前半すぐに退場するのなら、「行かなくてよかったかも」とも思う。ただ、それでもサヴェージの退場を観ることも楽しみの一つのような気もしてくるから、うーん、ファン泣かせだ。

次回のこのサイトの記事では、サヴェージ特集をやることを今、決意。
ていうか本家の『ハウ』はやく作れよ、って話だが(笑)

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インド戦

ドイツW杯アジア予選 インド 0-4 日本

 いやぁー、スタメンの2トップ、鈴木と高原のコンビ、ハマり役でしたねぇ!?

 ・・・いや、サッカー選手のそれというよりも、
「インドで放浪してそうな日本人顔」コンビという意味で・・・

 もはやジーコ「戦術」というより、ジーコ「選択」の時点で、どうにも落ち着かない。ひょっとしてあの前半は高原のテストのつもりだったのか? ワールドカップ予選だぞ!? 「久保、鈴木、高原」の3人で2トップを選択するのはどうかなぁ、と。アジアカップのときは、幸か不幸か、2トップの組み合わせが鈴木と玉田しか選べなかったのだが、そっちのほうがまだよかった。昨日の場合だと、むしろ鈴木と本山を組ませて、下がり目に小笠原を置けば、「鹿島ライン」で比較的安定した入り方ができたのではないか? 実質的な「鹿島関係者」としてそういう発想がなかったのであれば、なんてジーコは公平な人なんだとすら思えた。ていうか、そこまで好きか? 欧州組。

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2004.09.08

桜玉吉をめぐる五月の旅 3

桜玉吉『幽玄漫玉日記』2巻の『不思議のマーチ』の回がきっかけで、一躍玉吉フリークの聖地と化した(本当か)喫茶店「シュベール」調布店にいく。こちらも調布駅から南にすぐのところにある。
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  あぁ・・漫画で描かれている通りの光景が。

 作品の中で玉吉氏が座った窓際の席が空くタイミングをうかがい、ちょっと時間をかけて周囲をウロウロしていた、ほぼ変質者な私。
 そしてついに店内へ。
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  うわー、本物だー(バカ)

 で、お約束どおり、玉吉が頼んだものと同じものをオーダー。
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       『ナポリターナ609円になります』

 コースターやら、おしぼりやらをもお土産のためにゲット。わざと二つ余計におしぼりを頼んでごめんなさい>店員さん。
 そしてハイライトは、玉吉が漫画のネタにした、伝票の裏の「人生気配り標語」を手にできるかどうか。実は漫画で描かれた頃とちがい、今のシュベールの伝票の裏には、そのような社長の標語は印刷されていない。しかしおそらく私のようなミーハーからの問い合わせが多いためか、実はレジでその旨を尋ねると、戸棚の奥から、標語のコピー用紙をプレゼントしてくれるのである。(このへんについては、すでにこの店に来店経験があるナセルノフ氏からのアドバイスが参考になった)

 こうして、伝票サイズのコピー用紙を宝物のように持って帰ることができた。大満足である。このシュベールの標語には、こんなことが書いてある。

*明日を思い煩うことよりも今を如何にすべきかが大切である
*苦手なことでも立ち向かっていくことは進歩向上の早道
*自分の考えを固持していては大きな視野は開けてこない
*周囲に依存する気持ちが強いと向上への意欲が沸いてこない
*悪く思われたくないという気持ちは言うべきことを言えなくする
*良いことでもそれを他人に押し付けるのはわがままである
*他人の悪口を言うことは自分の値打ちを下げることにしかならぬ

などなど。この調子で、あと22個ほどある(笑) でも、ひとつひとつが「なるほど」と思わせる説得力があるので、玉吉の漫画を想起せずとも、旅情中の己の心にすっと染み入ってくるのであった。

                    <桜玉吉をめぐる五月の旅・完>

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2004.09.07

W杯の残骸

以下の写真は、昨年だったと思うのだが、とある大阪のコンビニの裏にあるゴミ捨て場で見つけたものである。

   wc02.JPG

  なんだか象徴的な雰囲気を感じた。2002年W杯のロゴの跡である。そしてアディダスのシールがデコレートされている。時間の流れがあまりにも早い。

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2004.09.06

スティーヴ・ハウに捧ぐ

ハウ合宿では、「ゴールキーパー・ジョンの不安定な冒険」のペン入れをほぼ完成させるところで終了。つかれた。
これ以上ない快適な作業環境を提供してくれて、さらに人生におけるいくつかの気づきを与えてくれたM氏に感謝。今度はハウの作業とか抜きでお邪魔させていただきます・・・

ところで、日本語版のグーグルで「HOWE GTR」と検索すると、

howegtrgoogle.JPG

 なんとまぁ、「スティーヴ・ハウご本人&GTR本物」よりも前にこのサイトが表示されるようになった・・・
 よっぽどS・ハウのキャリアにおいて「GTR」というバンドの存在がネットで検索される機会が少ないのだろう。(でもGTRの唯一のアルバム『GTR』は、決して駄作ではない。キラキラした80年代産業ロックとしては、なかなかの作品だと思っている。)

 

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2004.09.05

HOWE追い込み合宿

いま、大阪に住むM氏宅に昨晩からお邪魔しております。
用事もすみ、今晩から明日の夕方にかけて、次回ハウの制作追い込みにかかります。合宿ノリです。
自宅で行うよりも、ここのほうが作業環境的に望ましく、集中して一気に仕上げられると思い、今回無理を承知でM氏宅を使わせていただいております。
ていうか単にM氏とひたすらトークしまくるのも楽しい時間なので、実はひるがえって作業環境的にはそんなにはかどることもないかもしれませんが。。。。
。。。いや、やります。僕はやります。作りますハウ。バリバリですんで、次回ハウ。
思えば、前回ハウを印刷して配ったのが10月末から11月のはじめ。ヘタしたら一年ぶりなわけで、結局僕は論文をかかえていようが、論文から解放されようが、職歴が変わろうが、髪の毛が減ろうが、奈良市長選挙の投票をサボろうが、スケートリンクでキューバ危機について語ろうが、ハウの作成が遅れるときは遅れるんだということを痛感している次第です。「時間がない/ある」というのは、その人ができることのキャパに、そんなに影響があるとは思えなくなってきました。やるときにやる、ただそれだけなのかもしれない、と。自分のなかでドライブする「ノリ」によって、行動範囲の時空間をのりこえていくこと。。。みたいな感じ。

ほかに書きたいことがあったはずなんだけど、ちょっとうまく頭がうごきません。眠たい。
もうすぐ日付がかわるので、今のうちに記事をアップします。

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2004.09.04

作詞家の意見

スーパーカーの公式サイトにて、「Question about "ANSWER"」と銘打ったコーナーが公開されており、ファンからのクエスチョンに対する、メンバーからのアンサーがずらずら並んでいる。

その中で見つけた、ほんのりと味わい深い問答。

Q:ライブで昔の曲をナカコーが適当英語で歌うときは、やっぱり悔しいですか?
A:悔しいというか、がっかりです。(いしわたり淳治)

あははは。作詞担当のいしわたりさん、いつもステージの端でクールにギターを黙々と弾きながら、「思いつき適当英語」で歌うボーカルに内心ガッカリしている様子を想像してしまう。もちろん、この文章では伝わりにくいニュアンスもあって、ジュンジくんにしてみたらある種「ネタ」として答えていたのだろうけど、これからライヴで昔の曲をナカコーがテキトーな英語で歌っているときは、ジュンジくんのガッカリぶりをチェックだ。

『ロッキング・オン』誌などでもジュンジくんはコラムを書いていますが、なんとなく目線の置き方がイイ味だしているなぁと、いつも注目しています。

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2004.09.03

Dernie

奈良市大宮町の美容院、デルニエ。今日もここで坊主頭にしてもらった。
実は母や姉も利用している美容院であり、「いい店だ」と勧められたのがきっかけで私も利用しはじめた。
ただ私のように中途半端なファッション音痴にとっては、美容院の技術力の良し悪しなんて判断できない。
それでも通い続けるのは、技術の高さがどうのこうのというよりも、ここの店長さんと、その奥さんと、従業員の女の子たちの織り成すトークの面白さにある(笑)
なんというか、店長さんは男らしく、ビシビシ厳しく後進を指導しようとするのだが、どうしても「人の好い関西の兄ちゃん・・・いや、お父ちゃん?」的なキャラのせいか、どうにも従業員の女の子からは、恐れられるというよりかは、かわいがられているようにも見えて、それがまた店の雰囲気を良いものにしている(笑) だから、のびのびと育てている感じ。自然に好感がもてる。その場その場で言いたいことがある程度いえるというのは大事だ。お客さんだけにフレンドリーに接するのではなく、上司にもフレンドリーに、愛をこめて接している従業員さんというのは、こちらもほほえましくなるわけである。店長さんがボソッと「・・・娘ができたら、こんなふうになるんやろうか・・・」と言っているのが痛快。

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2004.09.02

『LIVE FOREVER』

昨晩、京都みなみ会館が1000円の日だったので、最終日の夜9:45分上映にもぐりこむ。
この映画でいうところの「ブリット・ポップ」と呼ばれる英国音楽シーンについて、私はリアルタイムで体験したとは言いがたい。当時私は、なんとまぁ、プログレッシヴ・ロック「だけ」を聴いていた・・・その楽しさを誰かに伝えたくて、こんな「ハウ」なんてフリーペーパーまで勢いで作ってしまっていた・・・まったくもって時代に逆行しすぎていて、なんだか今思えば自分が逆に「かっこいいぞ!?」とか勘違いしそうになった。それぐらい、この映画を観ながら、あぁ10年前の英国って、こんなにステキな音楽が勃興していた楽しい時代だったのね、でもボクはなぜか縁がなかったんだね・・・と再認識して、最初はひとり暗闇でオヨヨとなりかけた。もちろん『ロッキング・オン』誌を「よく分からないままに、立ち読みでバラバラとめくっていた」だけあって、オアシスやブラー、パルプやスウェードといったバンド名だけは知っていた。でもそれぐらいだった。彼らの音楽を普通になんのてらいもなく聴きだしたのは、すでにミレニアムが過ぎたあとぐらいだった。

では、この「ブリット・ポップの当事者たちが語る“あの頃オレは”的ドキュメンタリー映画」が、ヘタレな私にとってシンパシーを感じにくい、どうでもいいやと思える作品であったのだろうか?
答えは、ノーーーーー!!! 
自分でも驚くぐらい、ノォーーーー!!! 
・・・いや、確かに観る前は、私もそんなにハマらずに「ふーん、あぁーん、そぉー、へぇ~・・・」というノリになるだろうなとタカをくくっていた。私が今日この映画を観るのは、単なる音楽ファンとしての好奇心であり、イギリス好きであり、単に今日は1000円で観られるからだ、といった具合に。

しかし! この映画は、実のところ「ブリット・ポップを通して語る、90年代イギリス現代史ドキュメンタリー」だった!! つまりこれは、まんま「カルチュラル・スタディーズ」の良質な教材だった!! ・・・ポピュラー音楽についての好事家的ドキュメントなんてものではなく、この作品はいわゆる80年代・保守党政権の「サッチャリズム」への死に物狂いなカウンターから派生した、ブリット・ポップの躍進ぶり+ブレア労働党=“クール・ブリタニア”へと至る90年代英国のドッタンバッタンぶりを、非常に冷静に捉えつくしたドキュメンタリーであった。と同時に、ここでもやはり「アメリカの影」というサブテーマも控えており、ボクらはギャラガー兄弟やデーモンくんらの語りを吸収しつつ、そこに確実に存在している「政治的なる影」の存在を徹底的に思い知らされるわけである。
良質のドキュメンタリーは、作り手の意見を押し付けない。そしてこの映画は、単に音楽好きの観点から楽しめることもできるし、また一方では、20世紀末の英国政治や大衆文化における劇的な展開を追体験して楽しめることもできる。それぞれの見方でそれぞれの意見が見出せるという意味で、久しぶりに熱くなった。書物の文章からでしか想像することのなかった、サッチャー政権下での若者の意識とか時代の空気を、オアシスの大音量のうねりの中でヒシヒシと感じることができ、ぜひもう一度観たい! と思ったしだいである。

 あと、この映画を観るまでまったく気がつかなかったが、オアシスが3枚目の「ビィ・ヒア・ナウ」を出した4,5日後にダイアナ妃が事故死するという「歴史的タイミング」。つまり、ブリット・ポップは、1994年米国でカート・コバーンが自殺した直後に誕生し、1997年8月のダイアナ妃の逝去とともに事実上終わったムーブメントだったのだ。こんなに短期間に起こった出来事だったとは、ハタで観ていてもぜんぜん感じなかった。長ったらしいプログレッシヴロックばかり聴いている場合じゃなかったのかもしれない。

    livefor.JPG
   新聞紙を模したパンフレット。このチープっぽさが、「まさに!」って感じ。しかも価格は300円で、実際に安い・・・

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2004.09.01

efish

昨日、東一条チャオシネマに行く直前、「efish」を探し当てることができた。
このカフェは私にとって「だいたいの場所は分かっているのだけど、その気になって探していなかったから、いつまでたっても見つけられなかったカフェ」であった。
自分が思っていたよりも、実際はもうちょっと南にあった。単に五条通りと鴨川の交差点の南西側、と覚えておけばよかったわけで。
シチュエーションがいいな、と思った。繁華街の喧騒を離れて、ゆっくり語れるスペース。
置いてある家具とか、売っている雑貨や本とかも、ちゃんと見ていけばきっと素敵揃いなんだろうなぁ、と思いながら、ひたすらベーコンとトマトのサンドイッチを食べていた・・・。

どこまで遠くに足を伸ばしても、こういうカフェがしっかり守っているという、京都の守備範囲の広さには毎度ながら感服。

     efish.JPG
     刻一刻と色が変化する時間。大好きな時間帯。   

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チャオシネマ最後の上映

 東一条チャオ!シネマ、最後の上映・・・散々迷って、結局行った。入り口前に長い列。『ノスタルジア』を立ち見で観るなんてつらすぎる、と思ったが、とりあえず会場はそれなりに座れてよかった。最後の上映を前に、RCSの代表の人が閉館に伴う挨拶と、京都における小規模映画館についてスピーチをしてくれて、このカルチャーをめぐる厳しい状況をうかがわせた。
 『ノスタルジア』をきっちり観るのは3回目になり、しんどさはある程度覚悟していたが、実際はむしろ新鮮な気分でこの難解な物語内容を自分なりに色づけしていく作業ができて、うれしい誤算でもあった・・・何度観ても、忘れているシーンがたくさんある。そしてクライマックスにおける、主人公がロウソクの火を消さずに温泉の端から端までを、何度もやり直しながらゆっくり渡りきる儀式のシーンに至るときに、どうしてこの映画が最後の上映フィルムとして選ばれたのか、なんとなく感覚的に共感できたような気がした。
 そして例の幻想的なラストシーン。分かってはいたが、「ある場所」において物理的に「最後」を飾るビジュアルがこれなのかと改めて思うと、また別の意味で少し目がうるんだ。僕らはまたひとつ「故郷」を失ったのだろうか。

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