チョムスキー9.11
京都metroの『メトロ大學』のイベントにて、チョムスキーの講演映画「Power and Terror」を観る。
基本的には、すでにチョムスキーが語りまくったインタビュー本の内容が繰り返されている感じがするのだが、やはり本人の口調・・・おだやかで、整然として、でもってズバズバ言うお爺ちゃんぶり、みたいなノリを通して聞くと、それなりに新鮮な感じがする。
アメリカは、国際司法裁判所で「国際テロ、違法な武力行使、国際条約違反」として有罪を宣告された唯一の国であり、またその判決を拒否した唯一の国でもある。しかしメディアではそのことが報道されなかったため、誰も知らない。で、そういう類の話は、山のように存在している。だからこそ、チョムスキーはそのことを繰り返し述べる。言いまくる。僕らに投げかけまくる。静かに、たおやかに、頭がブン殴られる。
U2が『ブリット・ザ・ブルースカイ』という曲を作った状況が、80年代の中央アメリカに関するこのへんの出来事から来ていることを、僕はようやく知ったりする。『外はアメリカ、表はアメリカだ・・・』
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