U-19チームについて
昨日ワールドユースの出場権を獲得したU-19チームについて、とりあえず書いておきたいと思う。この数日、どうしてもこのチームを真剣に観ようとは思えなかったのである。大熊監督には期待しているが、試合を見て感じる違和感みたいなものが、どうしてもこちら側の気力を削いでしまう。なんでだろう・・・どうして日本代表の試合の最中に居眠りしてしまうんだろう、という感じだが、まぁ、これから徐々に良くなっていくことを祈るしかない。
不思議なのは、ディフェンスラインのボールの処理に関して、なぜあそこまでロングボールのクリアに終始してしまうのだろう、ということ。もはや自分がサッカーを実践でやっていない以上、なかなかそれ以上は書きにくいのであるが、ディフェンスが攻撃の起点になるという原則を意識してほしかった。そしてそれはディフェンダーだけの責任じゃなくて、ちゃんと中盤でボールを受ける動きがあるかどうか、そしてサイドをうまく使って前にボールを運んでいく、という連動性を意識しているかどうか、であろう。
うーん、書くと簡単なんだが、やはり実際は難しいのだろうか? アーセナルのサッカーなどを観ていると、その差が如実に感じられる。マイボールになって、ディフェンダーが前にロングボールで蹴りだすなんてこと、ベンゲル監督はこれっぽっちも期待していないはずなのだ。必ず前線から誰かが下がってディフェンスからのボールを受け、サイドにはたいて、そして最後にアンリに通すという、「連動するスペクタクル」がスタートしていく。でもって、何より大事なのは、その「スタート」の瞬間っていうスリリングさが、敵ながら観ていて楽しくてしょうがないのである。僕はかつて同じような「ドキドキ」を、3年前ぐらいの長居スタジアムでみたジュビロ磐田のサッカーに感じたことがあった。母体企業のヤマハ発動機にかけて、「発動するサッカー」というフレーズを僕はその場で唱えてしまったほどだ。ダイナミズムの妙味。やっぱりサッカーって、そこが一番ワクワクするのだ。チームとして「発動」しないと。ていうか「実践サッカー音痴」な僕にそこまで言われたらお仕舞いでっせ・・・と書きながら、だんだんこれはジュビロ磐田に対するグチみたいな気分もしてきた・・・ついにセカンドステージ最下位やんけ! どうしたんやジュビロ! わりと昔から好きなチームなんやぞ! しっかりせんかい!
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