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2005.01.16

フットボールで英語を学ぶ

 僕が行っていた高校には、日本語の流暢なノルウェイ出身のベテラン先生がいた。旅先で出会った日本人の女性を追いかけて来日し、晴れて結婚し、教師として日本に留まったという、よく考えてみるとなかなか熱い先生だった。主に英語の授業を担当していたが、カリキュラムの中に第二外国語の授業もあったので、その先生はドイツ語の授業も担当していた。「ノルウェイ人なのに、なぜドイツ語?」とか思ったが、先生いわく「若い頃、ドイツ製のオートバイが大好きで、ドイツで出版されたオートバイの雑誌を取り寄せて読むうちに身に付いた」とのことで、「みなさんも、自分が夢中になれることを通じて、外国語を身につけてくださいネ!」とかいうことを言っていた。
 高校時代、勉強がキラーイな僕は先生の発言なぞほとんどすっかり忘れ去っているのだが、なぜかその発言だけは今でもよく覚えている。そして僕はついぞ高校ではマジメに英語を勉強することはなかったものの、なんとなくあの先生の言うように、自分の好きなことを通じていろいろ学んでやろうという気概だけは、なんだかずっと守ってきたような気がする。
 というわけで、今ならさしずめサッカーか。サッカーにおいて、なるべく英語に触れようとしている。よくみるのは、やはりイングランド好きだから、BBCのフットボールニュースのサイトだ。で、案の定、いつまでたってもトップページの見出しですらスラッと読めないことに自分でもイライラする。いいかげん、ちゃんと読めるようになりたい。

 今日の見出しはこうだった。

jibe

あ~、アーセナルのベンゲル監督は、マンチェスターユナイテッドのファーガソン監督のJibeにfuriousしたってね。はいはい・・・というわけだ(笑) か、簡単なはずなのに、わ・わからん!!ジャイブ!?!? キー!

Jibe を調べると、gibeとも書き換えるらしい。「あざける、愚弄する」とのこと。あぁ、そうか、ファーガソンお得意の舌戦か、ということだ。相変わらずこの二人、言葉のバトルも(ムダに)激しい。
フッ、でも所詮「2位と3位の醜い舌戦」じゃん。ひゃひゃひゃ。しかも昨晩、かのボルトン・ワンダラーズFCがアーセナルに1-0で土をつけ、ついに1位チェルシーFCとの差が10ポイントとなりました。(前半だけ観たけど、実に素晴らしいチームスピリットでした。さすがボルトン。ここ数年、異様に上位チームに強い!)わずか1ポイント差でユナイテッドが肉薄しました。仲良くこのまま2位・3位争いを楽しんでね~。

とまぁ、こんなふうに、またひとつ知らない英単語に出会い、かつチェルシーのファンとして高らかな笑いを覚えたりする、微妙な夜だけれども、とにかくこうして英単語を学んでいくしかあるまい・・・。で、さらにこうしてブログに書いていくことで、印象を強めて、再認しやすくしていこう、と試みるわけであった。

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