スーパー源氏
今日、ひさしぶりにじっくり検索しましたが、あいかわらず凄いですね、古本検索のスーパー源氏。
ガッツリとピックアップしてくれますな。日増しに参加古書店も増えているようだし、この調子でいけば、もっともっと充実した古書検索データベースになっていきますね。
とくに出版社で検索すると、やたら大量にヒットして閲覧は大変だけど、我慢してスクロールしまくると「うわー! こんな本もあったんだ!」と思うこと、うけあい。晶文社の本とか、ちょっといくつかまとめて購入したくなったので、今日はハラハラでした。
古本検索といえば、「本の枝折」もあるけど、なんかあんまりアテにならない印象があって、めったにうまくヒットしたためしもなく、かつたまにバグってしまう印象も強くて、よほどのことがない限り使いません。あの中で使えるのは「日本の古本屋」のデータベースぐらいですね。
スーパー源氏を通して購入する場合、現物と振込み用紙を一緒に送ってくれる店が多いのも、なんだか良心的。だからちょくちょく使いたくなります。
インターネットが普及して、いろんなものがネットで売買される世界を、ただひたすら丸ごと肯定する気にはなれないのだけど、ことに「古書販売」というジャンルに関しては、これはもう、ネットの発展とともに、ぜひネットを活用して事業展開してほしい、願わくは日本中、世界中の古書店がネットで在庫を公開できればいいのに、と思います。つまりこれほどインターネット時代にぴったりな業種ってないよなぁ、と思うわけです。ネットで開業すれば、もはや古書店の顧客は、ネットにつながった世界中の人々であるため、こんなに素晴らしいことはないわけです。まぁ、そのぶん、地元の古書店をぶらぶらして、一期一会の本の出会いというものも、大事にしていきたいところではあるけれど・・・。
Comments
すっごい前にスーパー源氏の存在を教えてくれたタテー氏、おおきに。
私も時々使います「日本の古本屋」。使えるのはこれぐらいですね・・・やっぱりそうか~。
でもアメリカの古本屋さんも送料10ドルで気軽に買える時代やもんねー。海外発送OKもだいぶ増えた。絶版本を手に入れられる喜びは大きいです。
あと翻訳新品1万3千円→翻訳古書みつからない→原本新品7千五百円→原本古書送料込み3千5百円だったりすると涙が・・・「ええ時代や」、と。
http://www.powells.com/
http://www.bookfinder.com/
アマゾン.コムのマーケットプレイスとかぶってる場合も多い。
Posted by: hanachirusato | 2005.01.23 09:48
ほんと、いい時代になりましたなぁ・・・たしかにスーパー源氏のことに関する新聞記事の切り抜き・・・たしか8年ぐらい前のが、ずっと手帳に入ってました(笑)いろんな人に教えていたわけです。
洋書古書検索の「赤い靴」って、確かにすごくヒットするんだけど、いかんせん高額だったりするんで、まったく利用したことなくって。あれは貴重書ゲッターのためのものなのかな?
Posted by: タテーシ | 2005.01.23 11:49
赤い靴は、あかん!赤い靴、そんなにっていうかじぇんじぇんよくない。貴重書もあることはあるけれど、他に4分の1ほどで簡単に見つかる。ぼっている。
以前に「異人さんにつれていってもらえー」と思った・・・。1年ぐらい探してた本が異様に高くて。結局アマゾンUSのマーケットプレイスで待ってたら出てきたんだよ~。
Jもネット検索でイギリスの古本屋(大学や公文書館と取引があるところ)をヒット。とある歴史本44冊セットを30万円で購入(爆)。それでもアメリカで、より半値らしいよ。でもね・・・さんじゅうまんえんやで!!本と心中ですねー。まあ、彼のお母さんから自分で大学行ったから学費を払ってないかわりに「ごくろうさん」のプレゼントやけど。半分。半分といわずに全額をーーー。あつくってごめん。ふー。
Posted by: hanachirusato | 2005.01.23 13:21
今日は自宅でパソコン作業な日曜なので、書き込みが早いです、僕。
やはり赤い靴だめですか! ていうか、日本語で表示されているから、とっても親切かな・・・とか思っていたのですが。
ところで、その歴史本44冊セットは、今のあなた方のお住まいにドカンと揃えられているわけ??(笑)
Posted by: タテーシ | 2005.01.23 15:03
私もパソコン作業です。
44冊セット・・・。40年前の政府発行の増刷なしの本なのでねー。「僕が死んだら売りさばいておいしいもんでも食べて」と言われたよ。たった10年分の歴史に44冊って、戦争って奥が深い。1万ページ。
今の住まいにあったら・・・オソロシヤー。お父さんの家は断られ、お母さんの家も本がいっぱいやしお義父さんが難色を示し、結局お母さんの別荘の空いてる本棚に並べてあるらしい。
だって誰も読みたくないし。
Posted by: hanachirusato | 2005.01.23 19:45
ネット検索・・・確かに便利だけど。偶然の出会いが減ってしまって釈然としない感があるなぁ。偶然入った本屋の偶然目に付いた本。この出会いは大切にしたい。本と出会うまでもひとつの物語なんだよと叫びたい。
確かに選択性もどんどん広がっている。でも、何だか、例えるなら”スーパーマリオのゴールの旗のむこうにはいけない”といった制限された世界を感じてしまう。
Posted by: らくだ | 2005.01.27 10:23
いやいや、ネットの古本検索も、ある意味偶然の出会いですから(笑)
新刊で買おうと思ったものが、古本検索であったときの感動は、それはそれで「パソコン万歳」ものです。ふふふ。
Posted by: タテーシ | 2005.01.27 23:53