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2005.03.28

パメラ・コールマン・スミス


そんなこんなで、今日はいろいろあって久しぶりにタロットカードについて想いをはせた日であったのだが、タロットのことをマジメに調べると、わりとヨーロッパのルネサンス期の絵画とか(それこそダヴィンチとか)、錬金術のことだったり、図像学的にも通じるところが感じられたりして、けっこう勉強になるんじゃないかとか思うようになってきた。

とくにタロットカードのスタンダードともされる「ライダー・ウェイト版タロット」は、その描かれた図柄のなんともいえない味にひきつけられるので、一年前ぐらいから手元に置いて、たまに眺めている。

とくにこの図柄を描いたアーティストのパメラ・コールマン・スミスという女性の存在感というのもまた、妙にひきつけられる。この人の肖像写真をみるにつけ、なんだか謎めいた笑みに、どういうわけか「時代を超えた神秘」を感じてしまう。19世紀に生まれた人のような気がしないというか、妙に現代的な感じもするというか・・・

pcs

こんな人。わりと不遇のうちに亡くなられたらしい。まさか自分の描いた78枚のタロットの図版が、後世にタロットのスタンダードにまで発展するほどの影響を持つとは思っていなかったりするかもしれない。
ともあれ、これはウェイトという魔術研究者によって細かく指示を受けて作り上げられた、かなり意味深な内容の絵たちなので、それはそれですごいエネルギーを永遠に持っている作品でもある。

tarot1
とくに好きな図柄3点。
なんか、本当にどういうわけか、心引かれるものがあります。
きっとピンク・フロイドの音楽に感じる魅力の、同じような部分で共鳴している気がします。

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