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2005.05.04

避雷針

mourinho2

読売新聞をみていたら、今季優勝したチェルシーについての記事があった。そしてモウリーニョ監督が時折激しい言動で物議をかもしだしたことについて、「それにより、選手個々人への批判やゴシップが直接的に起こりにくかったことを考えると、モウリーニョ監督がある種の避雷針の役目を果たしていたのでは」みたいな論が語られていた。
なるほどなぁ。たしかに今シーズンのチェルシーでいちばん厄介だった問題は監督の言動だけだったかもしれない。あとアシュリーコールの件か。むしろそこで留まってくれたこと自体も、50年ぶりの優勝とともに、ある種の“奇跡”だったわけだ。
もしその読みが正しかったとしたら・・・なぁんてモウリーニョ監督は繊細かつしたたかな策士なんだろうね(笑)。でも、ありえるんだよなぁ。そういう人こそ本当にリーダーシップがとれる人かもしれない。

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Comments

こんばんは。そっかぁ、『避雷針』ですね!
自分のところで、彼のお騒がせな言動はメディアの視線を逸らすものでは?というようなことを書いたんですが避雷針という表現がピッタリですね。
ゴシップで紙面を飾った選手はムトゥくらいですものねぇ。
選手からの信頼は勝ち取ってるみたいだし、たまに見せる笑顔は魅力的だし、本当はどういう方なのか、個人的にすっごく気になってます。

Posted by: 松本カレイ | 2005.05.07 00:36

コメントありがとうございます!
『避雷針モウリーニョ』、ほんとに不思議な魅力にあふれた人物ですよね。
本人はまったくサッカー選手としてのキャリアがないのに、あの濃いサッカー選手たちをまとめあげ、そしてどーしよーもないサポーターたち(笑)のハートも掴む、その「説得力のある存在感」というのは、おそらく世界中の政治家が欲しがっている才能ではないかと思います(笑)

おっしゃるとおり、ムトゥ君のことを忘れておりました。確かにあれは大事件でしたね。でもそれを忘れさせるほど、なんだか今年のチェルシーの選手たちは「平穏無事」な印象があった、ということでしょうか。

あと蛇足ながら、今季のモウリーニョ監督の登場により、「謎のロシア人大富豪」の「悪い意味でのキャラ立ち度」も格段に減少したということも、当事者にとってはプラスだったのでは、と・・・。う~ん、毒をもって毒を制している感じ、なかなか見ものです(笑)。

Posted by: タテーシ | 2005.05.07 09:51

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