いたストについて
『いただきストリート』をご存知だろうか。
このゲームは、ファミコンの時代からお世話になっているが、ボードゲームにまつわるあらゆる楽しさが、かの堀井雄二らの緻密なゲームデザインによって巧みに凝縮された、とても完成度の高いゲームだと信じてやまない。
そして私としては、「売り方を間違えているコンピュータゲーム」として、非常に歯がゆい。
パッと見、ちょっとオタクなプロダクツに見えてしまうのである。もったいない。
おかげで、ファミコンの『マニアックマンション』のように、「人に勧めたくなるゲームソフト」の座からは知らぬ間に追いやられてしまっていた。もったいないことをした。もっと学生時代に布教させるべきだった。みんなでやるべきだった、と今さら後悔しているのだ。
しかもPS2の世界では知らぬ間にとんでもないことになっていて、ドラクエとファイナルファンタジーとのタイアップ企画としてもリリースされている。ついにそうきたか、と。なんだかこの発想は、例のごとくプログレ・ロック業界みたいで・・・この組み合わせだったら、もはやロバート・フリップ(ギター)とキース・エマーソン(キーボード)とジョン・ウェットン(ベース)のバンドにジョン・アンダーソン(ボーカル)が加わって、ピンク・フロイドのカヴァーを歌うような展開じゃないか。
ギター尊師
鍵盤大王
「キミタチサイコダヨ」
歌う神秘思想
って、ゲームとは関係ないオッサン4人の写真を並べてみたが(プログレ人の画像を集めるとつい楽しくなってきて・・・)
要するにこの「いたスト」、どちらかといえば「モノポリー」に似ている。物件を買って、資産を育てて、相手を自分の店にハメてお金をまきあげ(笑)、そしてエリアの株を売買して、駆け引きを展開し・・・という感じのゲームなのだが、一度コツをつかめば、何度でもプレイしたくなる奥深さにハマる。そして、言うまでもなくこれを友だち同士で対戦したら、面白すぎて何十時間でもプレイできるぜ、と。
(ホリエモンももしかしたらこのゲームが好きだったんだろうか、とふと思った)
別にドラクエのキャラとかが出てこなくてもいいので、ぜひ今後もバランスのよい新マップ、決してバグらないゲームシステムを構築して、このゲームの続編を作り続けてほしいと願う(って、その前に僕はPS2買えよという話だが)
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Comments
この前、はじめてモノポリーをやりました。
↓こういうモノポリーもやってみたいです
http://www.excite.co.jp/News/odd/photo/viewer?image=Jiji_pt/s2467411.jpg&nd=200505141233&nc=Jiji_2467411
Posted by: ナセルノフ | 2005.05.21 01:45
うわぁ懐かしい。
中高生の頃は親戚一同集合時の
必須アイテムの一つでしたぃ。
ゲーム内の事なのに
『ちょっとお前話がある』とか密談が
各所で行われていたり(笑)
しかし例えがステキすぎです。
Posted by: bayashi | 2005.05.21 02:40
コメントありがとうございます。
ナセルノフ氏>
うまくリンク先が表示されなかった。なんか衝撃的なニュースが流れているっぽいんだけど!? どんなモノポリーなんだ!?!?
bayashi氏>
え、え、親戚一同で「いたスト」やっていたんですか!?(笑) それは素敵すぎる!! そういう親戚づきあいがしたい!!
密談、やっちゃいますね。このゲームを人同士でやっていると・・・でもってそれをみんなから非難されたりして「うるせー」みたいな。あぁ、いい絵だ。
Posted by: タテーシ | 2005.05.22 02:04
あれぇ? 失礼しました。
それならこれだぁ!
Posted by: ナセルノフ | 2005.05.22 23:48
うわ! でけぇ!(笑)
でもいいなぁ、これは。ぜひやってみたいもんです。
なかなか面倒くさそうな感じもするけど、それはそれで(笑)
Posted by: タテーシ | 2005.05.23 00:37