優勝の美
(相変わらず凄いな、BBCのサイト。もうこんな写真が配信されている!)
いまこれを書いているまさにこの時間、まだスタンフォード・ブリッジでは優勝トロフィーを掲げてのパレードが続いているのであろう。
試合はチェルシーが終了間際のPKでチャールトンを1-0で下す。
しかもそのPKをマケレレさんに蹴らせるという演出。普段ほとんどシュートを打たない、守備一筋の職人に、みんなが大喜びで駆け寄っていたのが微笑ましい。(いったんキーパーに弾かれたときはどうしようかと思ったけど)
若いキーパーのピッジリーを途中交代で投入したのも驚きであったが、今季リーグ戦の初先発でゴールマウスを守っていたクディチーニ兄貴にサポーターからの温かい拍手を受けさせたという意味でも、憎い演出だぜ、モウリーニョ監督。優勝トロフィー授与のときも、クディチーニが紹介されたときの声援の大きさに、私もふるえた。もちろん今季のベストキーパーは間違いなくツェフだった。あれほどミスの少ないキーパーは見たことがない。でも、それでもひたすら控えベンチに座り続けていたクディチーニも、よくがんばった。
チャンピォンズリーグは敗退してしまったが、そのぶん来季へむけての宿題ができてよかったじゃないか。
今日の試合だって、まるでダフとロッベンがいないと攻撃のリズムがまったく生まれない。それじゃあイタリア勢のバカ固い守備は永遠に崩せないぜ。
ともあれ50年ぶりのトロフィー。誰にとっても不慣れな出来事のはずなので、表彰台でのみんなの動きや表情のぎこちなさを期待していたが、すでにカーリング杯で優勝していて「予行練習」があったのが幸いしていたかなぁ、とか、妙なところで愉しませてもらっています。
Comments