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2005.06.24

『道は開ける』をあらためて読む 第1章

デール・カーネギーの『道は開ける』(創元社)は、悩み事をのりこえるために書かれた数多くの本における古典中の古典とされている。私も中学生のとき以来、この本を何度も読み返している。数年に一度はじっくり読んでいたりするのであるが、今回はこのブログを利用して、あらためて読み返し、その体験を綴ってみようかと思う。

というわけで、個人的にグッとくる箇所を拾いつつ、あらためてデールカーネギーの語りっぷりに酔い、諭され、学び、考えていきたい。ちなみに今回読んでいく版は、「ハンディ・カーネギー・ベスト」シリーズとしてリリースされた文庫版(1986年)である。

では、さっそく第一部の第一章。「今日一日の枠のなかで生きよ」

思うに、この本の最初の章こそ、もっとも重要なことが述べられている気がする。

トマス・カーライルの言「われわれにとって大切なことは、遠くにぼんやりと存在するものに目をやることではなく、手近にはっきりと存在することを実行することだ」

オスラー博士の言「昨日の重荷に加えて、明日の重荷まで今日のうちに背負うとしたら、どんな強い人でもつまづいてしまうでしょう」
「オスラー博士が訴えたのは、私たちは明日の準備をする必要はないという意味だろうか? 否、決してそうではない。博士はあの講演の中で、明日の準備をする最良の手段は、諸君の全知全能を傾け、あらゆる熱情を注ぎ、今日の仕事を今日中に仕上げることであると説いたのだ。」
「いずれにせよ、明日のことは配慮すべきである。細心の注意を払って計画し、準備すべきである。だが、心配するには及ばない。」

この本で「今日一日の枠で生きよ」ということが最初にガツンと語られる、そのインパクトがこの本の魅力だと思っている。このあともこの章では、いくつかのエピソードが紹介されている。疲労病の兵士に軍医が語った砂時計には一度に一粒の砂が流れるのだから、一度に一つの仕事を続けるしかないのだというアドバイス、「賢者には毎日が新しい人生である」という一句に出会って力を得た婦人、そしてなによりお気に入りのフレーズは、ローマの詩人ホラティウスが書いたとされる「私たちはだれも、水平線のかなたにある魔法のバラ園を夢みている。そのくせに、わが家の窓の外で今日も咲きほこるバラの花など見向きもしないのだ。」である。

一日の枠で、その日に全力を尽くして生きる・・・たしかに難しいのだけど、そこには「感謝しまくる」という態度をもって臨むといいのかな、とも思う。そのへんのこともあとの章ででてくる。

てなわけで、今日はこれまで。一日、一枠。

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