『道は開ける』をあらためて読む 第11章
第11章 「オガクズを挽こうとするな」
「こぼれたミルクを悔やんでも無駄だ」というのは、よくあることわざであり、耳にタコであろう、と。
しかし、それでも、ことわざから学ぶべきことは多いのだ、とカーネギーは主張する。
フラッド・フラー・シェッドという人が、学生にむかって「ノコギリで木を挽いたことのある人?」と尋ねると、ほとんどの学生が手を挙げた。そこで彼は「ではノコギリでオガクズを挽いたことのある人は何人いるだろうか?」と再び尋ねると、手を挙げた学生は一人もいない。
「もちろん、オガクズを挽くことなどできるわけがありません!」。シェッド氏は説いた。「オガクズは挽いたカスなのです。過去についても、これと同じことがいえましょう。すでに終ったことについてクヨクヨと悩むのは、ちょうどオガクズを挽こうとしているだけなのです」
というわけで、終ってしまったことについていつまでもひきずりなさんな、ということをカーネギーはこの章で訴えている。
まぁ、それでも、私は先日の「いたスト」での惨敗を振り返っては、「やはりニューヨークの株を序盤に手放してしまったのは間違いだったんだよなぁ」と、くだらないことをいつまでもクヨクヨ振り返ってしまう・・・
Comments
こんにちは。
『道は開ける』面白そうですね。オガクズの話は、へぇえ~と感嘆しましたよ。実際、オガクズ、捨てるとき面倒ですよね(笑)。
ところで、Reading Baton か、コミック・バトンを受け取ってもらえませんか?
両方でもいいんですよ。気が向けば、お願いしますです。詳細は,タムオのほうまで来ていただければ、ありますので。
タテーシさんのも見てみたいなぁ・・・なんて、圧力ではないですよ。
Posted by: タムオ | 2005.07.12 14:22
そうか、「オガクズは捨てるのも面倒」というのは、なんか、すごくいろいろ含蓄がある言葉かな、と(笑)考えすぎ!?
僕は漫画があまり詳しくないので、どっちかというとリーディング・バトンでしょうか。ていうかすでにそんなのがあるとは知らず! また考えて見ますっ。
Posted by: タテーシ | 2005.07.13 00:06